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福山芳樹&神奈延年のユニット・福神インタビュー

『マクロス7』から“Wバサラ”福山芳樹さん&神奈延年さんのユニット・福神のファーストミニアルバムが12月24日リリース!約1年ぶりのライブツアーも決定

福山芳樹さんと神奈延年さんのユニット・福神が、1stミニアルバム『DOUBLE CAST』を12月24日にリリースする。

福神とは、94年大ヒットしたアニメ『マクロス7』で、劇中で歌うことで戦う主人公・バサラ役を演じた神奈延年さんと、劇中の歌を担当していた福山芳樹さんが、昨年行われた『マクロス25周年ライブ』で共演をきっかけに結成されたユニット。昨年10月には東京・名古屋・大阪・福岡の全国ツアーも敢行し、大成功を収めた。

そして今回の1stミニアルバム『DOUBLE CAST』だが、それぞれ3曲ずつ作曲を手掛け、70年代のワイルドなアメリカンロックからハーモニーが美しいアコースティックナンバーなど様々なテイストを披露している。アーティストとしてのキャリアも長く、芸達者な二人だからこそ、大人の余裕や遊びも感じられる濃厚な1枚で、ミニアルバムながら聴き応え十分。

リリース後にはライブの開催も決定。福神ファミリーが勢ぞろいする東京、アコースティックライブとなる神戸・名古屋など、各地で内容の違うステージを味わえる。ゴージャスな“ダブルキャスト”の競演を見逃すな!

福神というユニットの可能性を追求したアルバムになりました


――昨年に福神を結成し、ライブ活動を行いましたが、その時の手応えは?

福山さん:『マクロス25周年ライブ』で意気投合して、「じゃあ、ライブでもやろうか」と全国4カ所でライブをやって、期間限定の予定だったけど全然テンションが落ちなくて。手応えがあったから続けようと思ったんですけど、二人共、本業が忙しくて、なかなかスケジュールが合わず、再始動まで約1年かかってしまいました。元々、ライブをやった時からファーストアルバムを作るところまでプランはあって、予想よりも完成が遅れたけど一応、最初の計画通りにはなったかなと。

神奈さん:最初は期間限定でと言ったのは僕なんですけど、どこまでできるか、わからないけど一緒に楽しいことをできればいいかなと思って。会場を一つずつまわるにつれて、お互い「おもしろいね」、「楽しいね」と。だからいつか形にしたいと思っていましたが、今回CDを発表することができたこともそうだし、こうやって取材を受けていることも予想できていませんでした。スピードはゆっくりでちょっとずつだったけど、楽しいことを栄養にして大きくなってこられてよかったなと思います。


――実際にCDの制作にとりかかったのはいつ頃ですか?

福山さん:「曲を作ろうね」と、昨年のツアーの時に言っていましたが、最初に神ちゃん(神奈さん)が曲を持ってきたのは5月でした。ライブのたびに「よっこいしょっ」と腰を上げるのではなく、「常に活動はやっていこう」ということで、WEBラジオ『福山芳樹と神奈延年の福神漬け』という番組を1カ月に1本くらいのペースで収録していました。特にスタジオで収録するわけでもなく、ディレクターもいないのでお互いの家や外で、スケジュールが合ったら気ままに録るスタイルで、うちに来るたびに「どんなCDにしようか?」という話はちょこちょこしてました。だからずっとCDに向けての作業はしていましたが、加速し始めたのは神ちゃんが曲を持ってきた5月だったかなと思います。
神奈さん:それで具体的にお互いで曲を持ち寄ろうということになり、フルアルバムにするかどうかということも話した末に、ミニアルバムでリリースすることを決めたのが6月ですね。


――今回3曲ずつ作曲されていますが、曲を持ち寄る前に、トータルコンセプト的な部分は決めていたんですか?

神奈さん:本来はコンセプトがあってしかるべきなんでしょうけど、ないんですよ。ないところが僕らのいいところかなとも思っていて。枠にとらわれるのではなく、お互いが何ができるのかをとりあえず全部出しちゃおうよと。だから曲調もバラバラで。特に僕が作った曲は3曲共そうです。統一感はないけど、可能性を探った1枚で、「福神ってこういうことができるんだ」というのが見せられたらいいかなと思って。

福山さん:『マクロス7』という一つの作品で神ちゃんが話すバサラ、僕が歌うバサラと、一つの主役を分け合うこと自体が珍しいし、仕事関係で会ってこんなに馬が合うこともなかなかないし。気の合う友達同士がギターを手にして、楽しみながらやってたらできちゃった感じです。

神奈さん:自分で作ってても作りきれない部分、例えばニュアンスはあるんだけど、「コードをどうしたらいいかがわからない」みたいな時、「こうしたらいいんじゃない?」、「こっちのほうがカッコよくない?」。そんなノリですね。

福山さん:普通のバンドで曲作りをしているのと同じ感覚ですね。本来の音楽制作のやり方のような。全曲のプロデュースを二人でやったので、イメージと違うというのもないし、責任を自分達で負うところも。


――6曲通して聴いてみるとむしろバラエティの豊かさや大人の余裕、遊び心を感じました

福山さん:余裕は全然なかったですけど(笑)。僕と神ちゃんができることって何だろうと考えると、普通のミュージシャン同士よりも夢がすごく膨らむんです。その夢や、やりたいことがこの1枚でかなり実現できたかなと。自分一人ではこういうCDはできなかったと思うし、神ちゃんもそうだと思うし。お互いの得意技を持ち寄ったらこうなったという。でもそんなにバラバラに感じないとすれば、たぶん二人の音楽観が離れていないんでしょうね。

神奈さん:福山さんは年上ですけど、僕も自分の世代のアーティストよりもちょっと前のアーティストのほうがストライクで、ラジオなどで話していて、音楽やバンドの話題が合うんです。

福山さん:かなり詳しいんですよ。知識もあるし、ちゃんと反応も返ってくるし。CDの制作過程でも、その辺はスムーズに意思疎通ができました。二人で話している時、ふと思い出すんです。「あれ、この人、役者で声優が本業だったよな?」と(笑)。


このアルバムタイトルになったのは運命みたいなものです


――ミニアルバムの聴きどころといえば?

福山さん:僕は多重コーラスは慣れているけど、神ちゃんはここまで重ねるコーラスはやったことがないんじゃないかな。5曲目の「ジョウフェンより愛をこめて」もそうだけど、すごくコーラスが入ってます。

神奈さん:このCDのコーラスは僕と福山さんしかやってないですから。女の人のコーラスは頼んでないですから、男性パートと女性パートで分かれている「ジョウフェンより愛をこめて」も二人でやりましたから。

福山さん:楽しかったね。


――このミニアルバムのタイトルはどのように決まったんですか?

神奈さん:言い出したのは僕です。レコーディング中にカレー屋で食べながら決めました(笑)。熱気バサラという役を二人で分け合ったこともあるし、本業・役者と本業・ミュージシャンの二人が一つにミックスされる部分を前面に出していくことが、今の僕達にとって一番いいアピールなのかなと思って。作品自体もお互いのバックヤードにあるものを引き出してきて、パーツを付け合って1枚になったので、このタイトルがいいかなと。言っちゃうと“ニコイチ”なんですけど。でもそれはさすがにまずいかなと(笑)。

福山さん:ユニット名自体、ニコイチだしね。これも神ちゃんが考えたんですけど、『マクロス25周年ライブ』で一緒にステージに出る時、「なんか名前付けようぜ」と話して、最初は“バサラズ”とか“Wバサラ”とか“バサバサ”とかいろいろ出てきたんだけど結局、福神になって。この時から『DOUBLE CAST』というタイトルは運命つけられていたのかもしれませんね。


――ではそれぞれの収録曲について解説していただけますか? まず1曲目の「Don’t be afraid!」は神奈さん作詞・作曲ですね

神奈さん:一番最初に福山さんに持っていた曲で、1時間くらいでドラムなどのバックトラックを入れる作業が終わり、あっという間にデモのデモができました。

福山さん:鼻歌みたいのも含めて、持ってきた曲が十数曲あって、その中で一番まとまっている曲に手をつけることになって、「じゃあ、見てて」とその場でドラムやギター、オルガンを入れて、歌って……できたのがこの曲です。

神奈さん:テストケースみたいなものだったのが結構よかったので、そのまま採用になりました。聴いてくれる人が元気になってくれるような曲を作りたくて。昔はきれいごとしか立場上、言えないこともあったけど、ある程度、年齢を経てきた自分はもう本音でいいんじゃないかな、飾らなくていいんじゃないかなと言いたいことをストレートに詞にしました。


――「恐れずに突き進め」というようなメッセージは、大人ならではの説得力がありました

神奈さん:ありがとうございます。そう言ってもらえるとうれしいです。

福山さん:そんなに大人じゃないような気もするけど……。自分の作った曲から気が付かされることって結構あるんですよね。そういう決意表明みたいなのがこの曲にはあって、その曲が1曲目に来るのはピッタシかなと。

神奈さん:この曲は1曲目しかありえないと。最初に歌ったのもこの曲だったし、この曲から始まったという感じです。


――2曲目の「GERARA」はワイルドなアメリカンロックテイストで……

福山さん:普段自分がやっている音楽とあまり変わらないんだけど、自分一人でやるよりも、もっとおもしろくなると思ってツインボーカルにしたくて。歌詞的はいつも自分達がテーマにしているようなことではあるけど、おもしろい感じになったと思います。1回、福山恭子が歌詞を作った時は堅いテーマだったんですが、ゲララという妖怪を出してからは事態が一変しまして。神ちゃんにこれ渡しても大丈夫かなと思ったくらい(笑)。

神奈さん:僕にはこういう曲は絶対書けないです(笑)。


――サビに妖怪の名前のシャウトはインパクトがありました

福山さん:メロディが先にあったので、サビの部分をどうするか。「強い曲には強い言葉を」というのがずっとあって、濁点とか破裂音みたいなのは作曲者として指定しますね。発音から詞を作っていった部分もあると思います。最初は妖精の話で、妖精・ゲラゲラだったんですが、どんどん変わっていって。神ちゃんにも歌ってもらえたし、ちゃんとハマった気がします。



ゆかなさん作詞の「innerchild~tally of myself~」は“大人の子守唄”


――2曲目の「innerchild~tally of myself~」は落ち着いたアコースティックテイストのナンバーです

神奈さん:結構、重いテーマで、この曲を思いついたのは夜寝る時、ふとんに入って、1日のことを思い返して反省したりしてるうちに自然とメロディが出てきて、「やべ~、降ってきた!」とあわてて、レコーダーに録音して。そういう曲って翌日聴くとダメなことが多いんですけど意外によくて。福山さんに聴かせたら「いいんじゃない?」と。

福山さん:すごく小さい声で入ってた(笑)。デモのままなんだよね。ピアノとかメロトーンとか。初めからあのアレンジが気に入っていたので、細かい部分を直すミュージシャンの業みたいな部分以外はそのままで。今回の6曲の中で「しまったこういう曲やってなかった! 作っておけばよかった」と思った筆頭の曲ですね。それくらい、いい曲です。


――作詞はゆかなさんが担当されているそうですが……

神奈さん:彼女とは仲良くて、以前から「コラボできたらいいね」と言っていましたが、お互いのライブのスタイルが違いすぎるので、一緒にステージでやるのは難しいと思っていて。でもこういう形だったら可能だし、この曲のタイプだったらまさに彼女のストライクゾーン、どんぴしゃだろうって。曲を作った時に、「大人が自分自身に歌ってあげる子守唄を作りたい」という想いがあって。自分自身の根っこの部分にスポットを当てて、その冷え切った部分を温めてあげられるといいなという想いを伝えて書いてもらったら、イメージ通りの詞が上がってきて。彼女には感謝しています。やる側としてはすごく難しいですけど(笑)。


――4曲目の「雪解け」はホッとする感じの曲ですね

福山さん:当初、福神でこういう曲をやろうか、迷っていた時があって。去年ツアーをやった時、アコースティックでまわって、二人の個性がいい形で出るのはこういうアコースティックかなと。サウンド的には空気が澄んでいて寒い感じにしたくて。

神奈さん:この曲はハモりが難しいですね。上に行ったり、下に行ったりして。ハモりのおもしろさみたいなのは凝って作ってあって、おもしろいかなと。


細かい部分にこだわった「住宅街の悪夢」はヘッドホンがおすすめ!?


――5曲目の「ジョウフェンより愛をこめて」はチャイナテイストで異国情緒あり、懐かしさもあり、笑いもあって……

福山さん:僕はソロでもJAM Projectでも台湾に行ってて、ずっと「台湾いいよ」って言ってたらこんな曲を書いてきて。まるで「行かせろ」と言うような(笑)。

神奈さん:それももちろんあるんですけど(笑)、僕が昔聴いていた曲のジャンルは、演歌とムード歌謡とスイングジャズと映画音楽で、その中で昭和歌謡は絶対はずせないアイテムで、大好きな昭和歌謡をやりたかったんです。2006年に『霧笛男~ムテキマン~』というソロアルバムを出してるんですが、その第二弾を作りたくて、その中のムテキマンというキャラクターが台湾の九イ分(ジョウフェン)に行ったらどうなるかという曲を作りました。ノスタルジックでちょっとチャイナな匂いがあって、温かくて、やさしくて、懐かしいような曲にしようと思ったらこうなりました。ジョウフェンという街は作詞の横山武さんに「情緒があっていい街なんだよ」と教えてもらって。それでデモを渡したのが、福山さんがJAMで中国に行く直前。そうしたら福山さんが中国で琵琶を買ってきて。

福山さん:この曲を録るために買ってきたんです。何か使えないかなって。まあJAMのライブでも使ったんですけど(笑)。意外と弾くのが難しくて、イントロでちょこっと入っているだけですが。

神奈さん:でも琵琶が結構効いてるんですよね。最高です。これこそ遊び心ですよ!

福山さん:二人で男女のコーラスをやっているのも聴いてほしいですね。メロディを聴いた時から間奏はセリフだろうと決めてました。セリフやSEを入れる作業を二人でやったんですけど、スムーズに進んだし、楽しかったです。


――6曲目の「住宅街の悪夢」はタイトルが『エルム街の悪夢』のパロディっぽくて、詞の内容も楽しいですね

福山さん:エレキを弾きたいという神ちゃんの意気込みが伝わったし、ステージでギターを弾けるような曲を作ろうと。間奏やEDを一緒に弾いてるんだけど、楽しく弾けるようなアレンジにしました。「GERARA」は僕でも弾くのが難しいんですけど、この曲はギターを持ったらすぐに弾けるくらいのノリで。この曲もツインボーカルで常に二人で歌っています。歌詞の“築35年の家”というのは、僕が結婚して最初に住んだ葉山の家が、入居時に既に築35年だったんで、まさにあの家の話です(笑)。そこでの出来事を脚色して福山恭子が書いたと思うですけど。それで最後のセリフやることになったんだよね?

神奈さん:割と、最初から後ろはなんか引っ張りたいよね、というのがあって。

福山さん:でもこんな形になるとは二人共思ってなくて。普通にフェイクとか後ろで騒いだりしようかと言ってたけど、それぞれのギターソロを弾いた後、「イェイ!」とか「ベイビー!」とか入れるだけのつもりが、ただとりとめもなく話してて。

神奈さん:最初はバラバラにあったセリフを、僕が整理してみたら一つのストーリーになって。おもしろいですね。

福山さん:いい感じでギターソロとかドラムソロとかあったのに全部、最後の“大滝秀治”に持ってかれた(笑)。

神奈さん:ドア音もこだわって。築35年だから開けた時、帰ってくる跳ね返りも必要なんだよとか。研究しました。


――この曲に限らず、コンポで聴いた時に気付かなかった音などヘッドフォンで聴いたら発見があって、細かい部分も凝ってますね

福山さん:アナログのステレオ初期のような右から左に音が流れます。みたいな工夫もあって。深く聴くといろいろなものが入っていて楽しめると思います。

神奈さん:「住宅街の悪夢」を聴いて疲れたら、「innerchild」を聴いてもらって(笑)。

福山さん:だからミニアルバムにして逆によかったと思いますね。神ちゃんとよく話すのは「捨て曲って何?」で。捨て曲は実際に捨てましたから。でも6曲で約30分もあって、エネルギーを使いました。音一つひとつに僕らの魂がこもっているかなと。そういうCDになったかなと。


――1曲1曲が濃厚なので聴く側としてもミニアルバムでよかったかもしれません

神奈さん:聴く人も体力使うでしょうからね(笑)。ミニアルバムになった分、じっくり聴いてください。


11月の台湾に続いていよいよ年末はライブが!


――リリースに先駆けて、11月23日に台湾でライブを行ったそうですが感想はいかがでしたか?

神奈さん:海外でライブをすること自体、初めてだったので勝手にアウェイ気分になって、ナーバスな感じになっていたら、福山さんが「大丈夫だよ」と言ってくれて。それに、始まる前にファンの方が作ってくれた大きなフラッグにたくさんの応援メッセージが書いてあってありがたかったです。でもまだ不安感みたいなものは残っていて…… そのままステージに出ていったら福山さんがいい具合にトラブッてくれて。

福山さん:3分くらいギターの音が出なくて、必然的に曲が始められないからしゃべりでつながなくてはいけなくて。

神奈さん:それでスカッとなくなって。ほぐれました。開演前に通訳の方に教わった言葉も忘れて日本語でまくし立てたら、わかってくれているようで反応もよくて。

福山さん:ギャグを理解するのは難しいと思うんですけど、ちゃんとタイミングもわかって。そのうち、「外国でやっているのかな」と麻痺してきたくらいで。日本といい意味で何も変わらない感じでやれました。内容的にはCDの発売前だったので数曲やれた以外は、去年やったツアーとほとんど同じかな。アコギ二つとジャンベという太鼓を持っていって。楽曲の核しかない状態で、台湾でちゃんと評価されたことはとてもうれしかったです。


――そして年末に東京、年明けに神戸・名古屋でのライブも決定しました

福山さん:東京でのライブは神ちゃんのソロコーナーと僕のソロコーナーあって、福神があって、『マクロス』があってと、かなり長丁場で濃いかなと思います。

神奈さん:もうフェスティバルです。お祭りだから楽しくしていきたいですね。ゲストも来ますよ。霧笛男さんという方が(笑)。

[12月30日の曲の予定表を見るお二人]

神奈さん:こんなにやるんだもんね。

福山さん:お客さんも覚悟してこいよと(笑)。たまには壊れてもいいでしょ!? ただ体調だけは整えて。無理はせずに。

神奈さん:MCのコーナーもこんな時間では収まらないでしょ!(笑) 楽しいことをやりたいですね。2008年を僕達と一緒に締めくくってくれたらいいかなと。

福山さん:そして、年が明けて2009年の神戸と名古屋は、アコギ中心なので台湾でやったライブにプラスアルファする感じですね。まだ東京のステージを終えてから考える部分もありますが、楽しみに待っていてください。


――ミニアルバム、ライブと続くので、今後の活動にも期待してます

神奈さん:WEBラジオの『福山芳樹と神奈延年の福神漬け』もスリーナインさんのHPから聴ける形にしていただいたので、ぜひ聴いてください。これからもこういうラジオだったり、ブログだったり、何らかの形で福神の存在をアピールできればいいなと思っています。

福山さん:ブログは今、ちょっと停滞気味ですが頑張りたいと思います。あと僕らのやる気の表れとして、この取材の後、ラジオを録るつもりです。

神奈さん:えっ、今日 に? 

福山さん:中華街とか海辺とか車の中とかいろんなところで録ったよね?

神奈さん:僕の家とか福山さんの家とか。オールロケなんです。テレコ一台持ってGO! みたいないい加減な感じですけど。構成台本もないし。

福山さん:不定期更新だし。だから気軽に聴いてみてください。


――最後にメッセージをお願いします

神奈さん:福神でCDが出せるようになったのは、皆さんが応援してくださったおかげで、去年のツアーから観に来てくれた人、その人達から聞いて興味を持ってくれた人もいると思うので、そんな連鎖が続いていけばハッピーです。12月24日にクリスマスプレゼント代わりのCDが出ますので聴いてください。また12月30日のライブでも思う存分、楽しんで帰ってもらって、年が明けて2009年の幕開けを福神と共に迎えていただければ、僕らもうれしいです。来年もまた楽しいことができたらいいなと思っていますので、これからも福神をよろしくお願いします。

福山さん:15年前に出会った二人が、福神を組んで、ライブをやって、そして今回CDを出せたことでまた一つになれたかなと思います。今回のCDは上つらだけでなく、二人でがっぷり四つに組んだ、素晴らしい1枚になったと思うのでたくさんの方に聴いていただきたいです。僕のファンの人も、神ちゃんのファンの人もこのCDを聴いたり、ライブに来てくれると信じていますが、それ以外の方にも福神の魅力をお伝えできたらいいなと思っています。その意味でも12月30日のライブは福神ファミリーが勢ぞろいでそれぞれのソロ、福神の魅力を味わっていただける、ぜいたくなステージとなるはずです。福神は「これやったから終わり」みたいに簡単に終われるものだとは思っていないので今後共、よろしく応援してください。



「FUKUJIN FESTIVAL 2008 ~福神一家全員集合!!~」


2008年12月30日(火) 東京・新木場STUDIO COAST
15:30開場 16:30開演 
出演:福神(福山芳樹&神奈延年)・福山芳樹バンド・神奈延年バンド
前売・全席自由5,250円 (税込・整理番号付き・ドリンク代別途500円必要)
ローソンチケットにて発売中

FUKUJIN LIVE 2009


2009年1月24日(土)神戸・Wynter Land
17:00開場 18:00開演
前売・全席自由4,200円 (税込・整理番号付き・ドリンク&フード代別途1,000円必要)
2009年1月25日(日)名古屋・ell FITS ALL
16:00開場 17:00開演
前売・全席自由4,200円 (税込・整理番号付き・ドリンク代別途500円必要)
2008年12月20日(土)一般発売


WEBラジオ『福山芳樹と神奈延年の福神漬け』


http://www.threenine.co.jp/
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