『隠の王』最終回アフレココメント到着

DVD第4巻が10月24日発売!放送終了後も熱く盛り上がる『隠の王』から最終回アフレココメント到着!

 月刊Gファンタジー誌(スクウェア・エニックス刊)で連載中の鎌谷悠希氏原作の『隠の王』は、現代に存在する忍の世界“隠の世”を舞台に、“隠の世”の最大の秘術である“森羅万象”を体に刻まれた少年をめぐる戦いを描き、多くのファンに支持されるコミックだ。ファンの熱いニーズを受けて08年4月から9月までテレビ東京ほかで放送されたTVアニメも人気となり、DVDも現在第3巻まで発売。好調なセールスを記録している。

 地上波でのTV放送は9月末で終了したが、その最終回のアフレコを終えたキャスト陣からのコメントが届いた。六条壬晴役の釘宮理恵さん、宵風役の斎賀みつきさん、雲平・帷・デュランダル役の浪川大輔さん、清水雷鳴役の藤村歩さん、相澤虹一役の日野聡さん、雪見和彦役の津田健次郎さん、目黒俄雨役の岡本信彦さん、風魔小太郎役の置鮎龍太郎さんに、半年間にわたり演じてきたキャラクターへの想いと、演じきった今の心境を今回は語っていただいた。

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――まずは、最終話の収録を終えた今の率直な感想をお願い致します

釘宮理恵さん(六条壬晴役):物語の途中からはずっとシリアスな展開になっていましたので、私は宵風の命だけがずっと心配でした。壬晴と宵風を見ていると「この子たちこの先いったいどうなるんだろう……」っていつもどきどきしていました。こうして無事に最終回の収録を終えることできてほっとしています。胸が詰まるような後半の展開とは逆に実際のスタジオでの賑やかな雰囲気にすごく助けられました。浪川さんいつもありがとうございました(一同笑)。
 あたたかくて愛のある最終回を演じきることができて本当に嬉しいです。それと、この作品に出演できてよかったと心から思っています。

斎賀みつきさん(宵風役):皆さん本当にお疲れ様でした!全26話、実際に演じてみると短く感じた半年間でしたけれど、無事に最終回を迎えることができて良かったと思っています。
 宵風は切ない子でしたので、最終回で少しでも彼が穏やかな優しい気持ちでいられた、ということが何よりも救いだったと思います。彼本来の優しい気持ちや表情が、皆様に暖かく柔らかく伝わっていければいいなと思っています。出演キャストの皆さんも本当に素敵な方ばかりで……。いつも皆を和ませてくれた浪川さんには私も感謝しています(笑)。

浪川大輔さん(雲平・帷・デュランダル役):雲平・帷・デュランダルを演じさせていただきました浪川大輔です。
 この半年間というのは、とても充実した時間を過ごさせていただきました。演じた帷とは相性が合うというか…… 自分にとって愛すべきキャラクターでした。最終回まで自分なりにしっかり演じきることが出来て良かったと思っています。
 壬晴との忍道に従い不逆と生還を約束するという契約がどうなったのか、若干気にはなりますが(笑)……。原作はまだまだ続いていくのですが、アニメ作品としては全26話で綺麗に完結したと感じています。そうそう、気の早い話ですがもし続編があるとしたら、このメンバーで甘酸っぱい魅力満載のコメディで「隠学園」という作品が製作できたらと(一同爆笑)。
 「隠学園」ではあえて俄雨を中心に据えてみたいですね……。実は個人的にも俄雨が気になっていまして、帷先生の正当な後継者だと思っているんです。「隠学園」や「デュランダル家の人々」(笑)といったスピンオフ企画が出来たら楽しいなと、本気で思っています(笑)。 

藤村歩さん(清水雷鳴役):現場の雰囲気がいつも楽しくて……。楽しいだけでなく、ずいぶんと先輩方に助けていただきました。初めはキャラクターをつかむのにとても苦労したのですが、徐々に雷鳴というキャラクターを自分なりに演じていくことができて、演じるごとに雷鳴を理解できるようになりました。終盤の宵風と壬晴の「繋がり」を強く感じる流れや美しいラストシーンに私も救われる思いでした。この作品に出演させていただくことができてとても幸せでした。
 本当にありがとうございました!

日野聡さん(相澤虹一役):『隠の王』に参加させていただき、本当に嬉しく思っています。考えてみると全26話はやはり長丁場だと思います。長かっただけに、こうやって終わってしまうと寂しさが募るのですが最後まで演じきることができて、充実した時間を過ごさせていただきました。ありがとうございました!

津田健次郎さん(雪見和彦役):アフレコが終わってしまって寂しいですね……。物語そのものはとても切なかったのですが、現場はとても和気あいあいと、楽しく半年間過ごさせていただきました。今日収録を終えて寂しい気持ちでいっぱいです。本当は来週もこのスタジオに来たいのですが、来ても違う作品をやっていますからね(笑)。 
 『隠の王』は本当に役者冥利につきるといいますか、とにかく出演させていただいたことに感謝しています。最終回は思わずウルっと来ましたね。こうして収録が終ってしまうのは仕方のないことですが、このメンバーでまた何かご一緒できたらいいな、と心から思っています。……「隠学園」ですか? ええっと……はい!いいですよ……たぶんですけど(笑)。みなさん半年間ありがとうございました。

岡本信彦さん(目黒俄雨役):『隠の王』はとても居心地の良い現場で、毎回楽しく収録をさせていただきました。僕が演じる俄雨は途中で一度斬られてしまいまして、もう出番は無いんだろうな……と思っていたのですが、思いがけずまた出演させていただけてすごく嬉しかったです。
 しかもそれが宵風を助けるちょっと重要なシーンをいただいて。こんな素晴らしい役を演じさせていただいて本当に感謝しています。僕も、もし続編があれば僕も是非!出演したいです。

置鮎龍太郎さん(風魔小太郎役):私が演じた風魔小太朗は途中からしばらく出演がなくて、このままいなくなるのか!?と思っていましたが終盤から再登場することができてほっとしました(笑)。実は『隠の王』という作品の中で小太郎の役目はなんなのだろう……?という疑問をずっと持っていたのですが、終盤でその答えがでて、今は私自身スッキリした気持ちですね。みなさん本当にお疲れ様でした!


――作品全体を通して印象に残ったシーンがありましたらお教え下さい

釘宮さん:やはり最終回……でしょうか。宵風が儚げに微笑んでいたり、幸せそうな表情を浮かべていたり。そのシーンがとても心に焼きつけられました。
 壬晴と宵風が最後まで一緒にいられてよかったねって……。私自身もこの宵風の笑顔をいつまでも心に留めておきたいと思いました。

斎賀さん:やはり私も最終回の宵風……ですね。自分のような者は独りでいいんだ、と言い続けてきた宵風が、多くの人たちに支えられていることに気づいて、やっと本来の姿を取り戻すことができました。こうして最期に穏やかな日々を過ごすことができて良かったと思います、本当に。

浪川さん:帷のことで言うなら、終盤で萬天の皆に久々に合流をできたのはよいのですが、重要な場面に間に合っていなかったんですよ(笑)。クライマックスではひとり森をさまよっていまして(笑)。結局、帷は壬晴との契約を果たせぬまま最終回を迎えてしまいました。本当に申し訳なく思っています(笑)。でも序盤は活躍できたので良いかな……と(笑)。

藤村さん:雷鳴はなんでも包み隠さずストレートに言ってしまう娘ですから、帷先生にむかって「先生は何もしてくれなかった」と涙ながらに訴えたシーンは強く印象に残っています。
 清水家としてはやはり兄、雷光とのエピソードでしょうか。「私は兄さんも大好きだったんだ」というセリフで雷光に殴りかかるシーン。そこは原作を読んでいたときからすでにジーンときていて……。
 雷鳴はすごく不器用だけど、何に対しても一生懸命な娘です。つらいことが沢山あったのに、明るく、前向きに生きている、その一生懸命さが強く心に残りました。

日野さん:僕個人では虹一の謎が徐々に明らかになっていくところが印象深かったですね。作品全体を通してではキャラクターそれぞれが抱える過去や謎をゆっくりとひも解いていき、お互いの絆を深めていく過程でしょうか。終盤は息詰まる展開でしたが、作品全体に人間の持つ優しさや暖かさが漂っていたように思います。

津田さん:雪見役としては当然というか……やはり宵風とのシーンになりますね。雪見がマンションの部屋でぼろぼろになった宵風にレモネードを飲ませてあげる……。このシーンが一番心に残っています。二人のどうして断ち切れない「縁」の深さみたいなものを感じました。
 作品全体ですと僕もやはり最終回ですね。穏やかで何事もない日常を過ごしているということが、改めて幸福なことなんだと思いました。ゆったりした時間の経過が丁寧に描いてあって思わず胸がじんわり熱くなりました。

岡本さん:俄雨の「雷光さん罰を受けに来ました」というシーンが印象的でした。この俄雨の想いは全編を通してのことなのですが、とても感銘をうけました。

置鮎さん:本編とは全然関係ないんですけど、服部役の中田譲治さんが「森羅万象」というたびに、森羅万象チョコを思い出していました(笑)。すごく迫力があって。

キャスト一同:ええ~(笑)。そのコメントでいいんですか? 置鮎先輩。

置鮎さん:大丈夫!『隠の王』はシリアスと軽妙さが絶妙にマッチした作品ですから(笑)。

浪川さん:さすが!風魔小太郎(笑)。


――最後にファンの皆さんへのメッセージをお願いします

釘宮さん:原作を拝見した時から、『隠の王』はドラマを丁寧に描いていると思っていました。原作はまだ連載中ですが、アニメ『隠の王』はまた違った形の最終回になったと思います。 最終回をご覧になった方はきっと幸福で爽やかな気持になってくださったと思います。ここまで応援していただき本当にありがとうございました。

斎賀さん:壬晴や宵風だけではなく、全てのキャラクターが強く、儚く、そして優しく生き抜いたと思います。現代の「隠の世」を生き抜いた彼らのストーリーは皆さんの心にきっと響いて下さることと思います。原作も本当に魅力的な作品で、私も続きをいつも楽しみにしているのですが……。
 原作もアニメも両方楽しんでいただければ嬉しいです。皆さん、本当にありがとうございました!

浪川さん:全26話。『隠の王』の最終回は本当に最終回らしいエンディングという感じがしました。そこまでの伏線がひとつに繋ぎ合わされて、テーマとなっている「森羅万象」や宵風の運命がしっかり描かれていてます。
 最終回を逃げずにしっかり描いていくという製作側の意図がすごく感じられました。私も演じていてそれにしっかり応えなければ…と思っていました。
 1人1人のキャラクターも大切にしていただき最終回を迎えることができて本当に良かったです。アニメ『隠の王』はここでひと段落ですが、実はラジオもやっております。そちらの方も頑張っていきますのでこれからも『隠の王』を宜しくお願い致します!

藤村さん:『隠の王』は魅力的なキャラクターたちが、それぞれに悩みや葛藤を抱きながら、切ないストーリーを展開してきた作品です。それぞれが成長して今回の最終回を迎えることが出来て本当に嬉しく思います。心が暖かくなるような、素敵な結末になりました。ここまで応援していただいて本当にありがとうございました!

日野さん:アニメ『隠の王』の最終回は原作とはまた違うストーリーですが、壬晴や宵風を中心に周りの仲間がどういう風な未来を迎えているのか、今をどういう風に生きていくのかをじっくりと見ていただき、心に留めていただけたら嬉しいです。放送を見ていただいた方、DVDを買っていただいた方、ラジオを聞いていただいてる方、原作を読んでいただいてる方、『隠の王』を応援していただいている全ての皆さん、本当にありがとうございました!

津田さん:特に終盤の荒んだ「隠の世」の激しい争いが終わり、ささやかですけど希望が語られている最終回になっていると思います。DVDはまだこれから出ますので、ぜひそちらもよろしくお願いします。半年間どうもありがとうございました!

岡本さん:僕は壬晴と宵風の掛け合いが好きで、最終回でも二人の間の特別な空気感が見どころだと思います。原作ファンの方にも納得いただける最終回になったと思います。もう一度DVDでご覧いただき、今度は別のキャラクターの目線で見ていただけると、また違った見方ができるのではないかと思います。原作やDVD、ラジオなどで『隠の王』はまだまだ続いていきます。皆さん、これまで応援していただきありがとうございました。

置鮎さん:作品をしっかり終わらせようというのが随所に現れていて、すごくよい最終回に向かっているなと感じていました。最終回をご覧になった方も同じ意見を持っていただいたと思いますが、各キャラクターのエピローグ的なシーンはここまの全てを消化できるような気持になっていただけるはずです。後味がすごく良いというか……。アニメ『隠の王』を支えてくださったファンの皆さんにお礼を言いたいと思います。本当にありがとうございました!

(C)鎌谷悠希/スクウェアエニックス・隠の王プロジェクト

(C)鎌谷悠希/スクウェアエニックス・隠の王プロジェクト

『隠の王』DVD3<BR>9月26日 発売<BR>6300円(税込)<BR>発売:ジェネオンエンタテインメント

『隠の王』DVD3
9月26日 発売
6300円(税込)
発売:ジェネオンエンタテインメント

(C)鎌谷悠希/スクウェアエニックス・隠の王プロジェクト
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