『VELVET UNDERWORLD』ドラマCDよりキャスト..

子安武人の話題の新プロジェクト『VELVET UNDERWORLD』のドラマCDが遂に始動! Drama Album「Fragment story #0 “The Fool”」よりキャストコメント到着!!

「ヴァイス」や「ヴァイスクロイツ」など、オリジナル企画を数多く立ち上げてきた声優・子安武人さんによる話題の新プロジェクト『VELVET UNDERWORLD』(ベルベット・アンダーワールド)のドラマCDが遂に発売決定!

舞台となるのは凶悪犯罪が跋扈(ばっこ)する都市…通称・アンダーワールド。
過去の記憶の大半を無くし、新たな記憶さえも睡眠によって失ってしまう主人公・A.Y.A・(CV:子安武人)は、自分の記憶を取り戻す為、12人のスペシャリスト「エリニス」を従え、13人の異常殺人鬼「ミクストパラノイア」を葬るハンティングを開始する。
闇に閃く裁きの銃弾。その先に見えるのは希望か、絶望か…。

子安さんが描くアクション、サスペンス満載のハードボイルドなストーリーに登場するキャラクターを演じるのは、子安さん自ら声をかけ集まった豪華声優陣。
今回、収録現場にて収録の感想や演じるキャラクターについてお話を伺ったのでお届けしよう!


――収録を終えての感想をお願いします。

子安武人さん(A.Y.A役):こうしてオーディオドラマとして、作品に声を入れるためのお芝居が出来るということを夢見ていたというか、ようやく願いが叶った感じがします。
文字面だけでの作業が続いていたので、なかなかイメージがわかない所が結構あったんですけど、やっぱり音の世界って凄いなって、改めて思いましたね。
文字だとどうしても表面的なものでしか表現出来ない所があって、その奥に隠されたものとか、文字の中には入れ込むことがどうしても出来ないので、そこに奥行きを作って下さるのが役者の皆さんのお仕事なんだなと思って…まぁ、僕も含め凄い連中だなと(笑)。この連中は凄いなぁと思いました(笑)。
久々にドラマCDをやって、その現場に世界が見えたというか、演じている場面が見えたりというのを久しぶりに感じて、とても楽しい作業でした。

新谷良子さん(V役):ひたすら緊張しました。色んなことが加味されて緊張に繋がっていたのですが、まだ緊張しています(苦笑)。ですが、この作品に必要だと呼んで頂けたことは光栄で、今日お芝居をしながらずっと幸せだなと思っていました。今後も頑張ります。緊張したんですけど、楽しかったです!!

豊永利行さん(ポーン役):僕は子安のお兄様から直々のお話を頂きましたので、ご期待に応えられたのかどうかという不安でいっぱいです。

新谷さん:分かる、凄い分かる!!

子安さん:(笑)。全然大丈夫だよ!

豊永さん:収録前日にも「宜しく」というメールを頂きまして、更に重圧が上がり…。

子安さん:まぁ、ちょっと心配だったんでね。

豊永さん:何かそういう重荷も背負いながらやりました。

子安さん:ゴメンね。プレッシャー与えるの、凄い好きなんだよね。

豊永さん:だろうなということを思いつつ(笑)、やらせて頂いたんですけど、とにかく明るくというご指示を頂いたので、明るい気持ちで演じるということに関して言えば、凄く楽しく出来ましたし、今後も楽しくやっていけそうだなという気持ちでいっぱいです。

辻親八さん(美和役):女性みたいな名前ですが、渋い中年の…というか年齢は決まってないんだっけ?

子安さん:年齢は辻さんで!

辻さん:じゃあ、若いですよ、この人!(笑)。まぁ、最近、やっぱりこういう役が年齢と共に多くなってきて、声の世界っていうのはやっぱり家で一人でやっているのと違って、相手と絡んだりするので、色々と大変でした。ですが、大げさに言っちゃうと、彼もまた命を吹き込まれて、僕が頭で考えていた以上のことが楽しめたので、これから先、非常に楽しみです。
昨日、病気でこの世界を休養している方と会って話をしたのですが、今日、この仕事をやれている喜びを感じながらやりましたので、楽しかったです。

KENNさん(ドライ役):今回、こういうお話を頂いて凄く楽しみにしていましたし、今日は、緊張しながらも楽しくやらせて頂きました。
僕、本来、本当は情熱を持っていたりするんだけれども、表面上には出さないようなキャラクターというのは、あまり演じたことがなく自分の中では初の試みでした。ですので、家で台本を読みつつ「ここはこうなんだろうな」とか想像してきて、実際、現場で他のキャストさんとお会いして台詞の掛け合いなどをしたので、新しく生まれるものがあり、“生”な感じがして楽しいなと実感出来ました。これからも宜しくお願い致します。

優希比呂さん(帝王世界役):役柄はとにかく複雑で、帝王世界は色々な性質持っている人なので、こういう役をふって頂けるくらいに、成長したのかな思いました(笑)。嬉しいですし、光栄だなと思います。
終わってみて、楽しかったですし、完全燃焼出来る役だなとも思いました。とても、有り難いです。お話も謎の所もたくさんありますので、とても楽しみというか、気になりますね。

丸山美紀さん(ノイ役):ノイちゃん役のお話を頂いてから結構、日があったのですが、いつ収録がくるのかなとドキドキしていました。今日、遂に来て、昨日は眠れないほど緊張していました。でも眠れました(笑)。
ドキドキしながら収録に来たんですけど、ノイちゃんはどんな感じで進めていったらいいのかと迷いました。物静かな役というのをあまりやったことがなくて、新境地の女の子で、本当に「どうしよう、どうしよう」といっぱいいっぱいだったんですけど、子安さんから「簡単に言えば引きこもりだよ!」って言われて、それにちょっと救われました(笑)。「それなら出来る!…かな」と。
あと、体育座りがトレードマークな感じでやらせて頂きました。本当に緊張したんですが、とても楽しくて、また次回ノイちゃんになれるのが待ち遠しいです。早くノイちゃんになりたいです!


――演じられたキャラクターについて教えて下さい。

子安さん:A.Y.Aは、端的に言えば記憶喪失で睡眠をとると起きていた時の記憶を全て失ってリセットしてしまうという、とても難儀な役です。常に新しい朝を迎えて、常に新しい人格として生まれてくるというか、その時の人格が決まっているわけではなくて、ある時は凄くロウなやつだったり、ポジティブなやつだったりとか、色々な人間になって生まれてくるので、それが一番難しいところでもあり、楽しいところでもあります。
「ベルベットアンダーワールド」という名前からして、ベルベットさんのお話であることは間違いないので、僕はベルベットさんの世界で一生懸命生きているんです。後は、謎は何だろうっていうのを逆に視聴者と一緒におっかけていくような感じがしたりしなかったり…。今はまだ謎がよく分からないんですけどね(苦笑)。
みんなにとって、寝ると体力が回復して凄くいいことなのに、AYAにとっては凄く怖いことになっているんです。皆さんのおかげで生かさせてもらっているという、ま、この業界と一緒ということですね(笑)。

新谷さん:私は子安さんの世界で生きているので、「ベルベットの世界」がそんなに分からないんですけど、台本を頂いた時点でベルベットというキャラクターについてどうしようか悩んでいまして…そしたら子安さんから「小娘でいいんだよ」っていう話を頂いて(笑)。
ただ、A.Y.Aのことが好きで、A.Y.Aのことしか見えていないほど愛が深くて、という話を前に聞いていたのですが、今日、お芝居をしてみて思ったんですけど、毎朝毎朝自分のことを忘れている人を愛するベルベットの愛情って、本当に深いなと思いました。

子安さん:でしょう?というか、辛いよね~

新谷さん:考えたら本当に辛いんですけど、でも、それでも毎日毎日ベルベットはA.Y.Aに付き添っていて愛情の深さを感じました。素敵な人だなと改めて思いました。
あと、ポジティブなA.Y.Aっていうのは見たいなと!でも、どんなA.Y.Aであっても愛していく一途さを持っているので、ベルベットはとても強くて深い女性だなと思っています。

豊永さん:ポーン君は、とりあえず子供ということだけ一番最初に言われました。
キャラクターの性格設定を頂いた時に、幼少期の頃から爆発物のことに興味を持ち始めて、結果、爆発物処理班に負けないくらいの腕を持っている子供、ということを言われ、どんな子供なんだろうなと思っていました。ですが、台本を頂いて読んでいくうちに、「この子には、色んな過去があっての今なんだな」ってことを知ってからは、逆にこの明るさがポーン君を生かしているというか、そういう気持ちになれたというのが、今の僕が思うポーン君の印象かなと思います。ただの思春期ではないという感じです!

辻さん:美和は、まさに僕にピッタリの役で子安君に大感謝です。
僕くらいの年齢になってくると、今あまりいなくなった頑固親父というか頑固な人間というか、そんな人間に憧れるようになるんですよ。僕は、なかなか頑固な所がある反面やわい所もあるので、美和という人は、人に頼らないで色々なことを経験してきたから、色々な情報が入ってくる人なのかなと。人間味を出せてやれたらとてもいいなと思ったので、今後もそういう風に演じられたらと思います。

KENNさん:ドライというキャラクターですが、見た目は結構、知的な感じがするんですよ。あと、口に銜えているものは最初はタバコかと思ったんですが、お聞きしたら体温計で、いつも銜えていつも自分の体温をチェックしているみたいです。元々体温が低いので、普通の人にとっては平熱であっても、彼にとっては低いと感じてしまうような神経質な面もあるみたいです。

子安さん:何かちょっと恥ずかしいことがあると、体温あがるらしいよ。

KENNさん:分かりやすいですね!(笑)

子安さん:死ぬ時は齧って…

KENNさん:え、体温計の水銀で?本当ですか?

子安さん:うん、一応。

KENNさん:え、じゃあ僕は死ぬんですか?

子安さん:死にませんけど、万が一死ぬ時があったら、それで死ねるしね。

KENNさん:笑顔で言われちゃったよ(苦笑)

子安さん:沸点上がって、すぐ齧っちゃうと死んじゃうから、なるべく上がらないように感情を押し殺してるんだよ。戒めなの。

KENNさん:(笑)
彼は、感情をあまり表に出さないという子で、もし自分に心が動くことがあっても、それを人に伝えないのがむしろ自分の美学でもあるみたいな部分があって、あと、ハッカーなので直接戦闘に参加しないんですけど、みんなを支えていくというサポートする役割なんです。自分も現場で皆さんを支えていけるような存在になれたらいいなと思います。

優希さん:帝王世界は、医療用のメスを持っている人です(笑)。
この世界に出てくる人たちというのは、色々なプロフェッショナルだったり何か信念だったり美学だったりを持っている人たちなんだと思うんですけど、この帝王世界も“何か”持っている人で、それがかなり極端に働くようなんですね。何というか…かなり極端なクリエイターでもあるし、コレクターでもあるし、とにかくその感覚自体が極端な人だなと思いました。
ちょっと逸脱しそうというか、既に逸脱しているという感じなんですけど、でも、決して作られた世界のキャラクターとは思い切れないリアリティがあるような気がしました。どういう感じなのかは、ドラマCDを聴いて頂ければ分かるのではないかなと思います。デンジャラスな人です。

丸山さん:ノイちゃんは見た目は可愛い女の子なんですが、どこか大人びていて母性を持っている子です。とても不思議な子…“不思議”というキーワードが私の中であります。これから話が進むにつれて、ノイちゃんがこうなるに至った過去みたいなのが出てくるようなので、まだ私自身も知らないので、どんな過去を持っているんだろうというのは楽しみです。あと猫耳かなと思ったら、おだんごカバーなんですよ!可愛いので、流行になったらいいなと思います。

斎賀みつきさん(ガラガラ 役):周りのキャラクターと触れ合うシーンが少なく、セリフが少なくて難しかったです。
演じた、ガラガラというキャラクターは死体の遺棄などの掃除屋という役割を担っているのですが、この仕事をやっている理由がありそうで、早くそういう先の部分のお話が見たいです。


――最後に、ドラマCDを楽しみにしているファンの方へのメッセージをお願いします。

斎賀さん:ありそうで無い作品ですね。
聞く人によって、どうにでも取れる、なんでも有りの世界観が魅力だと思います。美麗イラストで織り成すこのストーリーが、この先どうなるのか私も気になります!
ガラガラはどうなるんだろう…楽しみです。皆さんも末長くこの作品を楽しんでいきましょう!

新谷さん:本当に深くてとても惹きつけれる作品だなと思ったので、是非共、皆さん、ドキドキしながら楽しんで頂きたいなと思います。“触れてみて”下さい。宜しくお願いします。

豊永さん:「VELVET UNDERWORLD」の世界、重いです。重いですが、だからこそ考えさせられる部分がたくさんあると思います。そういった部分、もう一度ご自分と向き合ってみてはいかがでしょうか。

辻さん:世の中恐ろしい時代になってきました。色々とありますが、「VELVET UNDERWORLD」の世界も凄く面白いなと単純に思いましたので、皆さんも楽しめると思います。僕たちも頑張りますので、頑張って聴いてみて下さい。

KENNさん:「VELVET UNDERWORLD」のことを凄く楽しみにして下さっている方がたくさんいらっしゃると思いますが、これからドラマCDだったり皆さんに触れて頂ける機会があるかと思いますので、自分たちも頑張っていきたいと思います。

優希さん:分かりやすい作品も楽しくて素敵なんですけど、「VELVET UNDERWORLD」の世界はとても複雑です。もしかするとこれを聴いたら大人になれるかもよ?…みたいな(笑)。

丸山さん:噛めば噛むほど凄く味が出てくる作品だと思いますので、是非、最後まで全部聴いてみて下さい。

子安さん:今回、ドラマCDという形に出来上がって嬉しく思います。まだスタートなので、この先、今着々と準備を進めている映像などでそのうち皆さんに楽しいご報告も出来ると思います。
その他、歌を歌ってもらったり色んなこともあると思います。実際、歌のプロモーションアニメではキャラクターが絵になって動いています。近い未来になるべく映像があるものを作っていきたいなと思っています。
皆さん的には、役者って面白いもんなんだなと聴いて頂いている方に思ってもらいたいなと思います。「声優さん、声だけの仕事だけど、このドラマCD聴いていると面白いな。声優さんの仕事って面白いんじゃないかな」とか、「僕も私もこんなことしてみたいな」と思って頂けるような作品にしていきたいです。
これを聞いて役者になってみたいなと思って頂ける人もいればいいなと思っていますし、僕としてもオーディオドラマという所にこだわりをもって昔から作っているので、何もない空間に物語をポンと置いていく作業が非常に大好きなので、皆さん、是非、聞いてみて下さい。そして、色んなことを感じ取ってもらえたらいいなと思います。


■Drama Album VELVET UNDERWORLD「Fragment story #0 “The Fool”」
2009年7月18日発売予定 予価:3,150円(税抜価格:3,000円)

原作:子安武人
イラスト:榊 空也
脚本:樋口達人

発売元・販売元:株式会社ムービック
流通:アニメイト独占販売

<キャスト>
A.Y.A:子安武人、V:新谷良子、クロ:鈴村健一、ドライ:KENN、ポーン:豊永利行、ノイ:丸山美紀、ガラガラ:斎賀みつき、美和:辻親八、帝王世界:優希比呂、他

オープニングテーマ「ONE DAY(Short ver.)」(Vo:子安武人/A.Y.A)
エンディングテーマ「愛が生まれた日」(Vo:子安武人)を収録

☆『VELVET UNDERWORLD』のWebラジオ化も決定!パーソナリティも決定しているWebラジオは、7月からアニメイトTVにて配信予定なので、続報をお楽しみに!!☆

(C)VELVET KINGDOM
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