人気4コマ『殺し屋さん』ドラマCD化でキャストインタビュー

笑いを誘うヒットマンが主人公の人気4コマ『殺し屋さん』がドラマCD化――キャストの浪川さん、浅野さん、野中さん、若本さんが語った!

 狙った獲物は必ず殺し、狙わなくても笑いを誘う、やがておかしきヒットマン。『B.B. joker』の一條マサヒデさん原作、美麗絵師、春輝さん作画の2人組ユニット「タマちく.」が放つ大人気4コマ漫画『殺し屋さん』(双葉社「漫画アクション」連載中)が、ドラマCDとなって2009年12月26日に発売される。

 原作から、笑いあり、お色気ありの厳選エピソードを音声で表現した本作。今回はアフレコ収録現場より、浪川大輔さん、浅野真澄さん、野中藍さん、若本規夫さんのメインキャスト4名にインタビュー。個性豊かなキャラクターを演じる皆さんに、収録の感想や作品の魅力についてうかがった。


――収録を終えての感想をお願いします。

浪川大輔さん(殺し屋さん 役):面白くて勢いのある原作で、CDも2~3分で1話という収録でした。本当に飽きない、楽しい作品になっています。それぞれのキャラクターが個性豊かで、僕は主人公なのですが、真の主人公はデカ長さんだと思いました(笑)。

浅野真澄さん(お弟子さん 役):ものすごくテンポのいい原作をどうやって表現しようかなと思いましたが、現場に来てみると皆さん「そうくるか!」みたいな芝居が多くて、楽しんで演じさせていただきました。個人的には男の子の役をほとんど演じたことがなかったので、そういった意味でもドキドキしています。そこも楽しんでもらえると嬉しいです。

野中 藍さん(父の仇女 役):最初に役名を聞いたときには「どんな役なんだろう?」と不思議に思いましたが、台本を読んだら際どいセリフが多くて(笑)。ギリギリのところまで挑戦させていただきました。

若本規夫さん(デカ長さん 役):ドラマCDはいかんせん声だけなので、視覚的な要素を声で表現していくのは大変に難しい。CDというのは、実はいちばん声優の実力を発揮する場でね。マイク前の声だけで状況や人物の思いを表現しないといけない。ただ、難しいだけにやりがいがあるということですね。


――今回、キャラクターを演じるうえで気をつけた部分は?

浪川さん:「殺し屋」というと、クールで言葉数も少ないというイメージがありますが、今回の殺し屋さんはクールといえばクールなんですけど、言葉数は非常に多いですし、周りのキャラクターによって感情が動きすぎるという。とくに父の仇女のセリフには、もう大変なことになっています(笑)。それがひとつの聴きどころかな。ほかの人たちと絡んでいるところもそれぞれ感情の動き方がありますので、そこもじっくり聴いていただけると嬉しいです。

浅野さん:弟子くんは殺し屋になりたい男の子なんですけど、実は常識的で真っ直ぐな性格。殺し屋さんや父の仇女さんのツッコミ役になることが多いので、良識と常識を失わないようにと思って演じました。

野中さん:父の仇で殺し屋さんを追っているという役で、殺し屋さんを恨んでいる子ですが、内面はすごく素直。お弟子さんにも優しく接したりしているので、際どいセリフが多いからといって変に歩み寄らず、普通の女子として演じようと思いました。

若本さん:こういったギャグ系の声を表現するのは難しいけれども、一言でいうと“間”ですよね。間を生かすには、そこに思考が入ってきたらダメなんです。「ああしてやろう」とか、そんな考えは一切いらない。みんなの会話の流れを聞いて空気を乗せていくというのが大事だと思いますね。


――ご自身の演じたキャラクターの魅力は?

浪川さん:「殺す」という設定を上手に使ったギャグやシリアスな部分も含め、この「殺し屋さん」というキャラクター自体が色々な顔を見せていくのがこの作品の魅力のひとつだと思います。そういう意味では本当にしっかりした原作だなという印象を受けましたので、そこに声が乗ることでもうひとつ魅力が加われば嬉しいなと思います。

浅野さん:この作品ではゴローと弟子が癒しというか、やっぱり可愛いですよね。その可愛らしいところと、良識ある男の子なんだというところを忘れずに演じようと思いました。

野中さん:男性にはドキッとしていただいて、女性が聴いたら「男の人ってバカだなあ」って思えるようなセリフ(笑)。女性でも笑って聴ける部分がありますので、そこが魅力だと思います。

若本さん:外見は菅原文太みたいなキャラクターなんだけど、中身を探っていくと……あれはMだな(一同笑)。そういう感じが出ると面白いかと思ってね。


――ギャグ満載の『殺し屋さん』ですが、印象に残ったエピソードなどは?

浪川さん:それぞれ面白かったですね。言葉遊びの面白さだけでなく、ドラマCDならではの脚色も加わっています。

浅野さん:どれも原作の4コマが音声で聴いても分かるようになっていたので、凄いなと思いながら演じていました。個人的には、日本一の殺し屋が円満に決定するエピソードが好きです。

野中さん:「殺し屋“さん”でなく、“くん”にしなさい」というところがもう、(タマちく.)先生が凄いなと(笑)。父の仇女自身は全く意識していないので、どのように取っていただくかは皆さんにおまかせします。

若本さん:聴いてもらえれば分かります。


――ファンの皆さんへメッセージをお願いします。

浪川さん:疲れも吹っ飛ぶような、稀に見るドラマCDだと思います。本当に楽しめる作品ですので、皆さんよろしくお願いします。

浅野さん:1話ずつのエピソードが短いので、移動中や休憩中でも、ちょっとした時間に聴けると思います。すごく聴きやすい内容になっていますので、皆さん手に取っていただきたいです。

野中さん:小さなお子様には刺激が強すぎるかもしれませんが(笑)、たくさん笑っていただけたらと思います。

若本さん:大人のギャグストーリーなんでね、ぜひそれを楽しんでください。

ドラマCD『殺し屋さん』
2009年12月26日発売
価格:3,150円(税込)
発売・販売元:株式会社キャラアニ

原作:タマちく.(双葉社「漫画アクション」連載中)

<キャスト>
殺し屋さん:浪川大輔
デカ長さん:若本規夫
父の仇女:野中 藍
お弟子さん:浅野真澄
ゴローさん:杉田智和 ほか


>>キャラアニ.com

(C)タマちく. /双葉社

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