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OVA『最遊記外伝』よりキャスト陣アフレコインタビュー

いよいよ第壱巻の発売が迫るOVA『最遊記外伝』より関俊彦さん、保志総一朗さん、平田広明さん、石田彰さんにインタビュー

 2月19日に開催された先行上映イベントも大盛況のうちに終了し、3月25日の「第壱巻 桜雲(おううん)の章」リリースを目前にますます盛り上がるOVA『最遊記外伝』。

 今回、関俊彦さん(金蝉童子役)、保志総一朗さん(悟空役)、平田広明さん(捲簾大将役)、石田彰さん(天蓬元帥役)にアフレコインタビューを行い、アフレコを終えての感想や、作品の見どころ等を伺った。

 また、「第壱巻 桜雲(おううん)の章」特典CDに収録される悟空のキャラクターソングについて、悟空役の保志さんにインタビュー。こちらもあわせて紹介しよう。

●関俊彦さん(金蝉童子役)、保志総一朗さん(悟空役)、平田広明さん(捲簾大将役)、石田彰さん(天蓬元帥役)アフレコインタビュー

――まずは、アフレコを終えての感想をお願いします。

関俊彦さん(金蝉童子役/以下関):久しぶりの『最遊記』、しかも暫く続いていたドラマCDとは別の形である、アニメーションでの『最遊記』というのは本当に久しぶりだったので、気持ちも新たに楽しくやらせて頂きました。

保志総一朗さん(悟空役/以下保志):本当に久しぶりの『最遊記』のアニメでしたので、懐かしいような、でもいつも通りのような不思議な収録でした。OVA『最遊記』の新シリーズということで、これまでもずっとやってきた『最遊記』ではあるんですけど、今回は外伝ですし、新しい形での『最遊記』をやれて、とても楽しい収録でした。

平田広明さん(捲簾大将役/以下平田):この4人が揃っての収録というのも久しぶりで、懐かしいのは懐かしいですね。何年かぶりに同窓会で会うと、その時代に戻ったような気になると言いますが、僕も少年のように戻るのかな?と思ったら、やたら衰えを感じました(笑)。

:少年には戻らないよ(笑)。

平田:まぁね(笑)。やり始めた時が、もう少年じゃなかったからね。

石田彰さん(天蓬元帥役/以下石田):アニメーションとしての『最遊記』は久しぶりなので、アフレコは凄く嬉しかったですし、楽しかったです。こうやって、アニメ『最遊記』がやれたということと、『最遊記』という作品がずっと続いていることが本当に凄いなと思います。この先も『最遊記』が本編・外伝共に、最後までやっていけたらいいなと思いました。

――今回、OVA化されるのは『最遊記外伝』ですが本作で演じられたキャラクターについて、どのようなキャラクターなのか、役どころについて教えて下さい。

:僕たちが喋るよりもファンの子たちの方がよく分かっているので、ここで喋ってボロを出すよりも皆さん自身で調べて頂いた方がよいかなと思うのですが(苦笑)。ぶっちゃけて言うと、これまで演じてきた三蔵一行の前世にあたる姿のお話です。
今回演じた金蝉童子はちょっと強面で、不良坊主っぽいというのは三蔵に近いんですけど、彼はひ弱でお坊ちゃまっぽい品がどうしても出てしまうような人です。また、三蔵と明らかに違う所がありまして、三蔵なら悟空に対して絶対にこんなストレートな愛情表現をしないだろうという言葉を、金蝉はポロッと言っちゃうんです。僕にとってはそれが新鮮で。「三蔵だったら、口が裂けてもこんなことは言わないよ」ということを言わせているという所が、峰倉先生のキャラクター付けの素晴らしい所だと思います。
外伝のお話というのは三蔵一行に関係するお話であるにも関わらず、きちんと別の魅力というのがそれぞれのキャラクターに出ていて、「根底は同じなんだよ」ということが見え隠れする作り方がさすがだなと思いました。

保志:悟空は、これまでの『最遊記』シリーズと同じキャラクターなんですけど、だからといってこれまでと同じようにはやっていなくて、でも、完全な別キャラクターという意識は持たずに演じました。悟空は元々ピュアなキャラクターで、気持ちをストレートに出すタイプなので、一貫してそういうキャラクターとして演じてきました。でも、今回はビジュアル的にも可愛くなっていましたし、表情もこれまでのシリーズよりは幼い感じですので、自分の中では今までよりも可愛らしさを出して演じました!

一同:笑

保志:自分の中では、最初に演じた時の悟空よりも若返ったというか、とても可愛くなったなって思いました。ですから、その若い感じや可愛い感じというのは、会心の出来だと思います。

:普通、自分で可愛いとか言わないよ!

保志:(笑)。でも、一番、可愛い悟空が出来たと思うんですよ!なので、今回は壱巻の収録でしたけど、弐巻、参巻と可愛い悟空をやれる自信がつきました。

:自信満々だね~

一同:笑

保志:そう言われると、今になって凄いプレッシャーが(苦笑)。まぁでも、これから悟空も色々大変になってくるので、そううまくはいかないと思います。

関・平田:どっちなんだよ!

保志:(苦笑)

平田:で、何でしたっけ?キャラクターの違いですよね?う~ん…分かりやすく言うと、髪型の違いかな?

一同:笑

平田:昔、外伝のドラマCDを収録した時に、悟浄と捲簾のキャラクターの違いを説明された気がするんですけど…何だっけ?

保志:捲簾は真面目なんです。

:軍人としてね。

平田:え~今回、真面目じゃなかったよ?

(スタッフ:「悟浄と八戒」だと八戒の方が女房なんですけど、「捲簾と天蓬」だと捲簾が女房なんですよ)

平田:あぁ、そう!今、まさにそれを言おうと思ってたんですよ(笑)。でも、あまり意識したことはなかったなぁ。言われてみて「そうだな」って思いましたけど、さっき関さんもおっしゃっていましたけど、多少の違いはあれど根っこ(根底)が同じですので、「ここが違うから、今回は違うんだ」という風には考えずにやりました。悟浄も捲簾も根本的な言い方が同じなので、僕としてはとても心地よかったですね。演じ方は多少変えているかもしれませんが、見ている皆さんが悟浄と捲簾の違いというのを見つけて下さればいいなと思います。髪型が違うとかね(笑)。

石田:皆さんの話で僕が語ることもないくらいキャラクターの立ち位置が分かったんですけれども、天蓬は八戒とは違って…というか、八戒も周りのことはとても気にしているし、仲間からの信頼を勝ち得ているという所は同じなんですけど、三蔵一行という少数精鋭のメンバーの中だけではなく、天蓬は一つの隊を率いている将ですし、自分の部下のことを大切に思いつつ、部下から慕われ、信頼されているという所が滲み出てくるようないい信頼関係があるんだなというのを感じました。八戒には無いとは言いませんが、天蓬の方がより周りの人たちと密に、濃いコミュニケーションをとる人なんじゃないかなと思います。

――第壱巻での一番の見所、また、印象に残ったシーンや台詞があれば教えて下さい。

:外伝のキモは"桜の木"にあると思います。三国志の「桃園の誓い」じゃないですけど、桜の木の下に4人が集うという情景がこのお話の核になっていると思うので、桜の美しさ、そして、僕たちの絆に心を奪われてくれたらいいなと思います。

保志:『最遊記外伝』を映像で見れるということそのものが一番のポイントだと思います。絵柄や雰囲気に原作のエッセンスが凄く感じられるので、全編が見所ですね。また『最遊記』がこういう風にアニメ化されるということに、とても価値があると思うので壱巻だけではなく全巻見てほしいです。

平田:今回、戦いのシーンが山ほどありましたが、僕たちガヤを頑張りました!
若い人たちが頑張っていたので、頑張らないといけないなと思って。
稲葉さん(李塔天役)もやっていらっしゃいますし、ガヤが見所、聞き所ですね。

石田:凄くいいテンポで進んでいて、捨て所のないシーンばかりです。外伝の4人が行動を共にする=天界全てを敵に回して孤立無援、という所からスタートするのですが、その中にあっても敖潤さんは4人のことを分かってくれているんだなという安心感が伝わってきますし、結末は皆さんもご存じでしょうけれども、物語の進行的にも敖潤さんがナレーションしてくれているので、安心して僕らの無茶を見て頂けるんじゃないかなと思います。

――最後に第壱巻の発売を楽しみにしているファンへのメッセージと今後(弐巻・参巻)へ向けた意気込みなどをお願いします。

:『最遊記外伝』のドラマCDが出ておりますので、是非、CDの方でおさらいして頂いて、その上でこのOVAを見てもらえると、凄く楽しく見られると思います。また、弐巻、参巻も頑張ります。

保志:久々のOVA『最遊記』新シリーズということで、皆さんが待ちに待ったOVAです。シリアスよりではありますが映像としての『最遊記外伝』を是非、見て頂きたいと思います。三蔵一行とは違うこの4人を可愛がって頂き、壱巻を楽しんでもらい、弐巻、参巻も楽しみにして頂けたら嬉しいです。これからもお付き合い、宜しくお願い致します。

平田:皆さんの『最遊記』に対する熱が全然冷めていないなというのを色々な所から感じますので、今回のOVAも楽しみに待って頂いていたのかな?と思います。僕らも楽しみですし、弐巻、参巻も是非、楽しみに待っていて頂ければと思います。これまでと変わらないノリでやっていますので、須らく看よ!!…って、僕が言ったら駄目か(笑)

石田:映像作品としての『最遊記』シリーズは久しぶりですので、やる方としても気合が入っています。この外伝がアニメーションになるというのを心待ちにしていた皆さん、本当にお待たせしました。
いよいよ新シリーズが始まりますので、是非、ご期待頂きたいです。
今回の第壱巻をご覧いただいたら、見てどうだったかという反応をそこかしこでして頂けると、僕らも頑張った甲斐がありますし、『最遊記外伝』が盛り上がっている空気が峰倉先生にまで伝わるかと思います。発売後は大騒ぎして楽しんで下さい。

※キャラクターの漢字の表記について
一部、Web上で表記出来ない漢字については、代用文字及び仮名にて表記しております。

●第壱巻特典CD用キャラクターソングより、悟空役の保志総一朗さんにインタビュー

――キャラクターソング収録を終えてみて感想はいかがですか?

保志:「最遊記」のキャラクターソングは本当に久しぶりで感慨深く、気合いが入りました。
なかなか難しい曲だったので、収録が終わってちょっとホッとしています。
良い曲になったら良いなと思います。

――歌詞で印象に残ったフレーズはございますか?

保志:最初の「キラキラと輝いていた」というのは、やはりキーポイントですよね。三蔵や金蝉自身であったり、また三蔵と金蝉から見た悟空であったりという、「最遊記」には欠かせない"太陽"というキーワードを表しています。
あとは絆のようなものが随所に感じられる歌詞ですね。作品中ではモノローグという形で多少ありますが、具体的に言えることはなかなかないので、より分かりやすいかなと思います。

――最後にファンに向けてメッセージをお願いします!

保志:本編のOVA「最遊記外伝」自体がアニメの「最遊記シリーズ」として、皆さんと久しぶりの再会なので、それだけでももちろん楽しんで頂きたいと思いますが、加えて、また歌としても久しぶりに皆さんと再会できて嬉しいです!!
今までの「最遊記」のキャラクターソングやイメージソングは、独特の世界観ですごく良いものがたくさんあると思うので、皆さんにもたぶん気に入ってもらえていると思うんです。今回また新しく『Promise(=約束)』という歌が出来上がりましたので、ぜひこの曲も可愛がって頂けると嬉しいですね。
今後続く「最遊記外伝」のOVAともどもよろしくお願いしますというところで、ぜひよろしくお願いします。

<OVA『最遊記外伝』リミテッドエディション>
第壱巻 桜雲(おううん)の章:2011年3月25日発売予定
第弐巻 散華(さんげ)の章:2011年6月24日発売予定
第参巻 萌芽(ほうが)の章:2011年9月23日発売予定

第壱巻は豪華六大特典!!
価格:9,975円(税込)
発売元・販売元:フロンティアワークス

<豪華6大特典>
(1)DVD特製収納スリーブケース(峰倉かずや先生描き下ろし)
【音声特典】
(2)関俊彦(金蝉童子役)&保志総一朗(悟空役)によるオーディオコメンタリー
【封入特典】
(3)スーパーピクチャーレーベル 
(4)オリジナルサウンドトラック(非売品)+新録「悟空」(CV:保志総一朗)キャラクターソングを収録したCD
(5)特製ブックレット(峰倉先生描き下ろしのOP絵コンテ、関俊彦&保志総一朗のキャストインタビュー、設定資料など)
(6)ブロマイド(2種)

<OVA『最遊記外伝』スタンダードエディション>
第壱巻 桜雲(おううん)の章:2011年5月25日発売予定
第弐巻 散華(さんげ)の章:2011年8月24日発売予定
第参巻 萌芽(ほうが)の章:2011年11月23日発売予定
価格:6,090円(税込)
発売元・販売元:株式会社フロンティアワークス
※ジャケットはリミテッドエディションと同じイラストになります。
※映像特典・封入特典・全巻購入特典は付属しません。

>>OVA『最遊記外伝』公式サイト 

峰倉かずや先生描き下ろしのオープニング絵コンテ(1)<br>※画像はサンプルです

峰倉かずや先生描き下ろしのオープニング絵コンテ(1)
※画像はサンプルです

峰倉かずや先生描き下ろしのオープニング絵コンテ(2)<br>※画像はサンプルです

峰倉かずや先生描き下ろしのオープニング絵コンテ(2)
※画像はサンプルです

(C)峰倉かずや・一迅社/最遊記外伝製作委員会 2011
Illustration:峰倉かずや
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