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アニメ『薄桜鬼 黎明録』メインキャスト7名にアフレコインタビュー

アニメ『薄桜鬼 黎明録』井吹龍之介役の関智一さん、芹沢鴨役の中田譲治さん+メインキャストにアフレコインタビュー

 アニメ第3期放送、劇場版作品の制作が決定するなど、絶大な人気を誇る女性向け恋愛アドベンチャー『薄桜鬼』シリーズ。2012年7月から放送開始されるアニメ第3期『薄桜鬼 黎明録』では、井吹龍之介の視点で『薄桜鬼』本編の前日譚が描かれ、新選組誕生の経緯や重要人物によるエピソードが語られる。

 その待望のアニメ第3期アフレコ現場より、メインキャストの方々からアニメ第1話収録後コメントを頂いた。コメントを頂いたのは、伊吹龍之介役の関智一さん、芹沢鴨役の中田譲治さん、土方歳三役の三木眞一郎さん、沖田総司役の森久保祥太郎さん、斎藤一役の鳥海浩輔さん、原田左之助役の遊佐浩二さん、藤堂平助役の吉野裕行さんの7名。

 アニメ化にあたっての意気込みや感想、そしてアニメイトTVだけでしかみられない、もしも1日新選組局長になったらといった質問などファンには見逃せないコメントをお届けしていく。


●「応援してくださった方々の声が届いた」ということなので、単純に嬉しかったです(遊佐)

──『薄桜鬼 黎明録』のアニメ化決定を耳にされた時のご感想をお聞かせください。

井吹龍之介役・関智一さん(以下、関):『薄桜鬼』の人気ぶりを以前から見聞きしていましたので、ゲームで関わらせて頂いた後、僕もテレビアニメに参加したいなという思いを常日頃から抱いておりました。あと、アニメ化されると聞いたとき、いろいろな方にとても喜ばれたという話を聞きました。

芹沢鴨役・中田譲治さん(以下、中田):前のシリーズからアニメ化されてイベントをやられたりとすごい人気だ、というのを伺っていまして、みんな結構イケメンで、人気が出るのわかるなあ、と思っていました。 芹沢も魅力的なキャラではあるんですが、『黎明録』は暗い話なので、アニメ化中止になったらどうしよう、なんて思っていたんです。ですが、今回無事にアニメ化して頂けるということで、動いた絵で龍之介と芹沢とが新たに新選組の中に入っていくというのも個人的にすごく楽しみにしていました。

土方歳三役・三木眞一郎さん(以下、三木):「黎明録もやれるんだ」と思いました。

沖田総司役・森久保祥太郎さん(以下、森久保):「あー、やれるんですね」と思いました(笑)。でもホントに今までの『薄桜鬼』があっての『黎明録』テレビアニメ化だと思っているので、それは今までやって来た『薄桜鬼』アニメがそれだけ皆さんに支持して頂けたっていう事の結果だと思っています。それがあっての今回だと思うので。でもまあ何より嬉しかったですよね。「またあの世界にいける!」みたいな。

斎藤一役・鳥海浩輔さん(以下、鳥海):僕も「あー、やるんだ」と(笑)。『薄桜鬼』は一度もう完結してしまったお話なので、やるとしたら『黎明録』だろうな、と思ってはいたんですけれども、それは色々な方たちの力があったり、応援してくれる方達がたくさんいて、それだけ『薄桜鬼』を求めてくれたのかな、っていうのが正直な所です。でも嬉しかったですね、非常に好きな作品なので。

原田左之助役・遊佐浩二さん(以下、遊佐):「あー」っていう感じでした(笑)。「応援してくださった方々の声が届いた」ということなので、単純に嬉しかったです。ただこの『黎明録』という作品はある種『碧血録』よりもちょっと重いものがあるので、心境的には気が引き締まるものでした。

藤堂平助役・吉野裕行さん(以下、吉野):「あー。ねー!」って思いました。周りのみんなに絶対やるはずだって言ってましたよ、『碧血録』が終わってから(笑)。なので心の準備は出来ていたというか、心のどこかにやるんだろうなっていうのがあるから、改まってやります、といわれても「あー」って感じになりますよね。あとは……細かいところはよしとしましょう(笑)。


──『薄桜鬼 黎明録』のアフレコ第1話を終えてみてのご感想をお聞かせ下さい。

関:1回ゲームでやった場面をもう1回演じられる、それも動画でできるっていうところで、それはとても「ありがたいな」というのと、ゲームでは個人個人で録る事が多かったので、芹沢さんと一緒にやるのが初めてだと思うんですが、そこも楽しかったです。とても楽しくいじめられました(笑)。

中田:関さんも仰っていたように、ゲーム収録ではどうしても分量や時間の関係があるので、皆さんバラバラな録り方になるもんですから、今日こうして新選組の皆さんとか、龍之介さんと実際に一緒にいて、皆のセリフを聞きながらできるのは個人的にすごく楽しかったです。やってるうちに「なじんできた」みたいな感覚もあったりして……楽しくいじめられました(笑)。

三木:話の作り方が素晴らしいなと思いました。まだどこがというのは言えませんが(笑)。

森久保:ゲームはもちろん以前に録ってるんですが、あらためて今まで演じてきた沖田とちょっと違う沖田、いわゆる『薄桜鬼』に至る前の沖田として生きられるのがすごく楽しくて、感情もすごくいっぱいだしてるし「こんなに笑うんだ!」って思って。収録前に監督と相談して摺り合わせた「この時期の心意気」というか「精神状態」についての解釈も、僕が考えていたものと監督の指示が合致していてこの先がどんどん楽しみな感じです。何より希望にあふれてる浪士組たちの感じが本当によくて。その後の運命を知ってるとちょっとそれが切なくもあり……良い意味で複雑な心境でやりましたけど、でも本当にこの先の展開が楽しみです。

鳥海:今回僕は斎藤役の前に別役という形で第一声を発しているのですが、家で台本をチェックしていたら「あれ? 出てこない? 読み落としたんだろうか?」と不安になりました(笑)。信じてページを読み進めて良かったです……あ、ネタバレになっちゃうかな(笑)。いつも通り全力を出させて頂きましたよ(笑)。

遊佐:今回『薄桜鬼』のテレビシリーズとしては関くんも譲治さんも、新規参加メンバーということになるんですが、何の心配もない方々なので、安心して一緒にやらせて頂きました。それとともに『黎明録』は特に重厚な話だな、と思いました。そして「女の人はいないんだ」と。「これから暑くなるのに男しかいないんだな」っていう風にちょっと思いましたね(笑)。

吉野:懐かしい感じがしました。ゲームも遡るわけですけど、アニメももちろん今までやってきたところから、本当にスタートに戻るので。懐かしい~。

●僕らが取り込まれたこの『薄桜鬼』という作品の魅力に取り込まれてください(森久保)

――もし、1日だけ新選組の局長になれたらなにをしてみたいですか?

関:局長ですか? そうですね……局長を辞任しますね!(笑)

一同:(爆笑)。

中田:1日目から?

関:責任を問われてどんどん立場が悪くなってしまって、最後には斬首になるんで……。

三木:1日だよ!?

関:そうなんですけど、関わったという記録が残るとあの……追われてこう……なんか……ねえ(笑)。

遊佐:でも、1日でいく可能性もありますからね(笑)。

関:そう、その1日になる可能性もあるんで。すぐ返上します。

中田:難しい質問ですね。じゃあ僕は、スカイツリーにみんなを連れていってあげたいです。展望台に行ったり、ショッピングをしたりしたいですね。今は予約しないと入れないんですけど、まあ新選組である僕らが行けばなんとかなるんじゃないかなと(笑)。職権濫用したいですね(笑)。

三木:僕はならないですね。例え1日でも新選組の局長はずっと近藤さんであって欲しいので。

森久保:局長ですか!? うわあ、絶対無理だな俺。無理ですけど…だったら宴会? 局長になったら「宴会で無礼講だ!」 っていって、楽しくしつつ、そしてその立場を味わわないでいいようにします(笑)。

鳥海:局長ですか……郵便局長ではないですよね?(笑) もし1日だけなれるとしたら、組織の長ですから、権力を使って代わりに誰かを指名します。「おまえやれ」と。僕は組織のトップに立つ器の人間ではないですし、そんな責任は嫌です(笑)。

遊佐:『薄桜鬼』シリーズに3年以上関わらせていただいて、局長というポジションの重要性を知っている僕から言わせて頂くと、絶対に局長にはなりません(笑)。なにもいいことがないじゃない、局長になっても。

鳥海:ちょっとお給料がいいくらいですかね。

遊佐:「スカイツリーに行きたい」なんていう人が現れたらとんでもないことになっちゃう(笑)。

中田:(笑)。

遊佐:だったら、次から「ダーツで1日局長を決めようぜ!」という制度を作りますね(笑)。

吉野:難しいですね、多分ならないと思いますけど…まあその時がきたら考えます。


──「薄桜鬼 黎明録」ではじめて「薄桜鬼」に触れる方、そしてアニメ化を待っていたファン方々の方々へメッセージをお願いします。

関:みんなお待たせ! ついに大好きな『薄桜鬼』がまたアニメ化になりますよ! お楽しみに!

中田:新選組が好きな方はとても多いと思うんですね。そんな皆さんはもう既に一度、ある意味エンディングを迎えていらっしゃるけれど、その原点というかゼロに至るまでの物語を今回また新たに見ることができます。そう言う意味でも、今までの『薄桜鬼』を見た方も、これから見る方も、これを見てから前の作品を見なおしても良いでしょうし、前の作品は「あ、こういうことがあってこうなったんだ」っていう風に違う楽しみ方もして頂けると思うので、是非『黎明録』も可愛がって頂けたらと思います。

三木:今まで『薄桜鬼』を支持してくださった方のおかげで、今回またアニメ作品として新シリーズを始める事が出来ました。応援してくださった皆様ありがとうございます。皆様、期待を裏切らないようなものになると思いますし、その様に取り組んで行きたいと思いますので、是非ご覧頂ければと思います。

森久保:この『黎明録』が初めての方はそれでも十分楽しんで頂ける物になると思います。とにかくスタッフ・キャスト一同本当にみんなが大好きで関わってる作品で、僕らも精一杯この世界を生きますんで、是非その魅力に触れて頂きたい、僕らが取り込まれたこの『薄桜鬼』という作品の魅力に取り込まれて頂きたいなという風に思います。

 今まで応援して下さっていた方々、もう本当に気持ちは一緒です。僕らも『黎明録』にまたテレビアニメ化という形で参加できるのが嬉しいし、早く見てもらいたいし、きっと今までの『薄桜鬼』を応援して下さった方もそれを期待していてくれたと思うんで。 そこは気持ちが一緒だし、同じ方向をみて同じ志でいられるのがすごく嬉しくも思いますので、期待を裏切らない物をみんなで精一杯作りたいと思います。引き続き応援よろしくお願いします。見守って下さい。

鳥海:今回から初めてご覧になる方、安心して下さい。順番は間違ってませんから。こちらを見て頂いて、興味を持って頂けたら是非、前作の方も見て頂くと、より『薄桜鬼』の世界をわかるんじゃないかと。逆に、ずっと応援して下さっている方はですね、「ついにアニメ化か!」という所で期待して待っていて頂けると思います。とにかく良い作品になると思いますので楽しみに待っていて頂ければと思います。

遊佐:『薄桜鬼』『薄桜鬼 碧血録』を先に見てしまった方、安心して下さい。いなくなったメンバーがまた集結しています。「新選組」という形を成す前のお話なので、先の事を知っていてもまた彼らの試行錯誤の時代というものを一緒に味わう事が出来ると思います。一緒に応援して下さい。よろしくお願いします。

吉野:『黎明録』もひとつよろしくお願いします。

>>アニメ『薄桜鬼』オフィシャルサイト

(C)IF・DF/「薄桜鬼 黎明録」製作委員会
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