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『牙狼<GARO>~牙狼蒼哭ノ魔竜~』舞台挨拶レポ

『牙狼<GARO>~牙狼蒼哭ノ魔竜~』舞台挨拶で小西遼生さんが感激の涙!

 TVシリーズとは思えない最新のCGやVFXを駆使した派手なアクションで視聴者を魅了した『牙狼<GARO>』。2005年にテレビ東京系列で放送が開始されて以来パチンコ、ゲーム、小説と展開してきた『牙狼<GARO>』は2010年には『牙狼~RED REQUIEM~』として劇場公開され、今回その劇場版第2弾にして主人公である魔戒騎士・冴島鋼牙の最後の物語となる『牙狼<GARO>~牙狼蒼哭ノ魔竜~』が2月23日に公開された。

 その公開を記念し2月24日に新宿バルト9にて舞台挨拶が行われ、雨宮慶太監督、冴島鋼牙役の小西遼生さん、ジュダム役の松坂慶子さん、カカシ役の久保田悠来さん、メル役の蒼あんなさん、涼邑零役の藤田玲さんが登壇した。

写真左から、雨宮慶太監督、ジュダム役・松坂慶子さん、冴島鋼牙役・小西遼生さん、カカシ役・久保田悠来さん、メル役・蒼あんなさん、涼邑零役・藤田玲さん。

写真左から、雨宮慶太監督、ジュダム役・松坂慶子さん、冴島鋼牙役・小西遼生さん、カカシ役・久保田悠来さん、メル役・蒼あんなさん、涼邑零役・藤田玲さん。

 大きな拍手の中登壇した監督を始めとしたキャスト陣。小西さん、久保田さん、藤田さんは劇中の衣装を身にまとっての登場となった。最初の挨拶で満席となった会場を見て感極まり涙した小西さんに「泣くな!」と雨宮監督が激励する場面も。

 今回の映画について雨宮監督は「これまで鋼牙の強い部分を描いて来ましたが、鋼牙の博愛心、実はこんなに温かいヤツなんだ、異形のものに対しても優しい眼差しがある強い男、という所を表現したくて映画を作りました。そして僕の後ろにいる200名以上のスタッフと、7年間応援してくださった皆様へのリスペクトを入れたつもりです」とスタッフとファンへ感謝の意味も込められていると話した。

 会場のファンを前に小西さんは「同じ役を続けさせていただいて、こうして新しい作品を作った時に、さらにたくさんのお客さんが目の前にいるというのは本当に嬉しいです。撮影中にずっと思っていたのですが、今回やらせていただくにあたって、もう一度最初の頃の気持ちに戻ってがむしゃらに、さらにこれまでの感謝の気持ちを乗せて作っていければと思っていたので、たくさんの人に喜んでもらえたら嬉しいです。」と挨拶した。続いて初のワイヤーアクションに挑戦した松坂さんは「小西さんとのアクションシーンがあったのですが小西さんが大きく受けてくださって、憧れのアクションシーンや回し蹴りをさせていただいて嬉しかったです。」と笑顔を見せていた。

 役作りについて久保田さんは「ご覧のとおり派手でファニーな役柄だったのですが気持ちが乗っていくうちに顔がどんどん怖くなり監督から「顔が怖い」という指摘をもらいました」と監督とのやりとりを紹介。シリーズ初参加の蒼さんは「裸のように見えるシーンがあるのですが、そういったシーンがあるとわかった瞬間に「やばい!ダイエットしなきゃ!」と思いロケ弁を我慢して撮影に臨みました。こんなに大画面で私の体がはっきり見られてしまったというのが今ここに立っていてとても恥ずかしく、裸を見られている気分です。」と会場を笑わせた。そして2005年からシリーズに参加していて今回映画に初登場となる藤田さんは「言葉にならないんですよね、ここに来られたということが。この作品に出演できたことも皆さんに感謝ですし、それを待ち望んでくれていたファンの皆様のお陰だと思います。」と会場のファンへ感謝の言葉を送った。小西さんと藤田さんは今回映画に出演するにあたって雨宮監督へ「映画をやるのであれば玲くんと戦いたい」とお願いしたというエピソードも紹介され、小西さんは「大迫力の映像で、7年越しの思いがかなった。」と感慨深げ。

 さらにこの日はサプライズで2月20日に誕生日を迎えた小西さんへ会場からハッピーバースデイの歌のプレゼントと共に鋼牙のイラストが描かれたケーキが登場! 雨宮監督から小西さんへ花束が渡されハグする場面も。

 雨宮監督からは「僕もこの映画で少し監督として成長できた気がしました。劇中の鋼牙の台詞ですが、小西くんは僕を作った一部だと思います。これからも役者と監督として良い付き合いをしていきたいなと思います。あなたは私の宝物です。ありがとう。」とメッセージが贈られ会場は大きな拍手に包まれた。それを聞いた小西さんは再び感涙し「監督から頂いた言葉は僕の宝物です。鋼牙という役で『牙狼<GARO>』という作品で雨宮監督に出会えたことが、今までの中で一番大事で、これからも一番大切な宝物です。ありがとうございました。」と応えた。

【作品概要】
『牙狼<GARO>~牙狼蒼哭ノ魔竜~』
新宿バルト9ほか全国公開中

<STORY>
もう一度 僕たちのことを 思い出して――“約束の地”――そこは忘れ去られたモノたちの世界
“ヒト”を守るため、大いなる力“ガジャリ”と契約した冴島鋼牙は、“嘆きの牙”を持ち返るために“約束の地”に降り立った。だがその瞬間、今まで戦いを共にしてきた牙狼剣、魔法衣、魔導輪を失ってしまう。
鬱蒼とした森を抜けた鋼牙は、囚われていた少女メルを救う。メルは自分のことを“モノ”だと言うのだが…。

出演:小西遼生 久保田悠来 蒼あんな 藤田玲 山本匠馬 中村織央 影山ヒロノブ 柳原哲也 螢雪次朗 渡辺裕之 松坂慶子

原作・脚本・監督:雨宮慶太
製作・配給:東北新社
制作:東北新社/オムニバス・ジャパン ©2012 雨宮慶太/東北新社

>>映画『牙狼<GARO>~蒼哭ノ魔竜~』2013年2月23(土) 全国ロードショー

(C)2012 雨宮慶太/東北新社
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