映画『ハンガー・ゲーム2』吹替えキャスト舞台挨拶をレポート!

水樹奈々さん、神谷浩史さん、中村悠一さん、前野智昭さんが登壇した映画『ハンガー・ゲーム2』舞台挨拶付上映会より、公式レポートが到着!

 12月27日(金)よりKADOKAWA配給で公開となる映画『ハンガー・ゲーム2』。12月21日(土)には、TOHOシネマズ六本木にて、日本語吹替え版完成舞台挨拶イベントが開催された。
 この日登壇したのは、吹替え声優として前作から引き続き主人公カットニス・エバディーン(ジェニファー・ローレンス)役を演じる水樹奈々さん、カットニスと共に生き残り、彼女に恋するピータ(ジョシュ・ハッチャーソン)役の神谷浩史さん、主人公の幼馴染ゲイル(リアム・ヘムズワース)役の中村悠一さん、そして新たなキャラクターであるフィニック(サム・クラフリン)役を演じる前野智昭さんだ。
 今回、当日の模様を記した公式レポートが到着したので、ここに公開しよう!

◆舞台挨拶の模様をレポート!
 声優の中でも絶大な人気を誇る水樹さん、神谷さん、中村さん、そして前野さん。チケット発売開始、1時間で完売してしまったという本イベントのチケット。それを物語るように、ゲストの方々が会場に登場すると、大きな拍手が沸き起こっていた。

 それぞれ自分の演じた役をイメージした洋服で登場した4名。水樹さんは、レッドピンクのミニワンピースにゴールドの靴姿。神谷さんは、ベルベットのジャケットにグレーのパンツ。

 中村さんは、黒いジャケット、黒いパンツスタイル。そして前野さんは、光沢のある黒いジャケットにジーパン姿で登場。

 イベントは終始笑いが起こり、お客さんも大満足の様子で、大変盛り上がりのあるものとなった。

──それでは最初に、一言ずつご挨拶をお願いいたします。まずはじめに、水樹奈々さん、ご挨拶をお願いいたします。

水樹奈々さん(以下、水樹):皆さん、こんにちは。カットニスの吹替えをやらせていただいた、水樹奈々です。本公開に先駆け、本日ご来場いただきありがとうございます。皆さん、楽しんでいただけたでしょうか!?

<会場から大きな拍手>

 頑張って演じたので、12月27日(金)に公開されたら多くの方にご覧になってほしいです! よろしくお願いします。

神谷浩史さん(以下、神谷):ピータの声を担当させていただております、神谷浩史です。本日は、ご来場いただきありがとうございます!何かいろいろ頑張りました~。<会場から笑いが起こる>
 その結果を見ていただけたので、もう何も言うことはありません!(笑)以上です!

中村悠一さん(以下、中村):ゲイルの声を担当させていただきました、中村悠一です。本当に話すことがないもないかなと思うので(笑)、皆さんと30分間たわいのない話ができればいいなって思います。よろしくお願いいたします!(笑)

前野智昭さん(以下、前野): 今回から、フィニック役として参加させていただくことになりました前野智昭です。本当にご来場ありがとうございます。昨日、忘年会から帰ってきてコタツで朝まで寝てしまったような僕が、こんなにすごい先輩方たちと同じ壇上に立っていいのかな、なんて思いながら、フィニック役で参加させていただいた喜びも感じています。皆さま、お付き合いください。よろしくお願いします!

──ありがとうございます。今回は、クロストークでいきたいと思いますので、皆さんの腕にかかっております!

神谷:わかりました、いいでしょう! そこまで言うんだったら! 頑張ろうな、中村!(笑)

<会場から拍手と笑いが起こる>

──それではまず、水樹さん、神谷さん、中村さんへの質問です。世界的大ヒットとなった前作に引き続き、約1年ぶりに『ハンガー・ゲーム』の世界に帰って来たわけですが、ご感想はいかがですか?

水樹:続きが気になる終わり方をしていたので「やっと、やっときた2!」て感じでしたね。でも最新作を見るともっと「あれー!?」てなっちゃて。(笑)さらに、モヤモヤしてます。

神谷:水樹さんと全く同じ気持ちですね。前回の<ハンガー・ゲーム>の終わり方が終わり方だったので、あの後どうなるのかなと思っていたんですけど、こういう映画って勝者のその後が描かれることはないですよね。でも『ハンガー・ゲーム2』は、ちゃんとその部分をえぐっていくんだなって。
 ただ台本を読んだ時、タイトルが『ハンガー・ゲーム2』なのに、なかなか<ハンガー・ゲーム>が始まんないなぁって思って。(笑)
 始めは勝者のカットニスとピータの生活が丁寧に描かれているんですよね。
今まで見ることがなかった部分なので、「あぁ勝者ってこんな生活なんだな。意外と大変なんだな~。やっぱり普通が一番!」て思いましたね。(笑)でも後半は怒涛の展開で、すごかったですけどね。やっぱりこうゆう作品は気合が入りますね!

中村:前作は、カットニスの味方から死んでいくという展開でしたが、最新作は死なない仲間がいて、3ではどんな風に手助けしてくれるのかなって気になる終わり方でしたね。たぶん3では、<ハンガー・ゲーム>どころじゃないんじゃない?(笑)

神谷:でもさぁ、売れないだろう、『ハンガー・ゲームって何?』ていうタイトルじゃ!

<会場爆大笑>

中村:誰もそれをタイトルにしろなんて言ってないでしょ!(笑)


──ありがとうございます。では次に今回からシリーズに新たに仲間入りしてくださいました前野さんにもお話をお伺いいたしましょう。「ハンガー・ゲーム」シリーズ、もともとご存知でしたか? また、新たに吹替えキャストとして参加されたご感想はいかがですか?

前野:もともと知っていた作品でした。アフレコ前に、改めて前作を観ました。僕が演じたフィニックっていう役は、山寺さんの解説で水中戦が得意ってあったんですけど、「水中戦なんてあったかな?」って思って。(笑)

神谷・中村:それは3でだよ!伏線、伏線!(笑)

前野:あ~そういうことですね! 伏線が散りばめられているので、次にも期待です。

中村:間違いなく水中戦があるから大丈夫だよ!


──本シリーズは、ぜひ全作品を観ていただきたいですよね。毎回、新たに登場するものもありますしね。

前野:
そうですね、前作だと木の上からハチの巣を落としたりといった頭脳戦がありましたけど、今回は、毒の霧が迫ってくるシーンもあって、非常に体力勝負な部分も多かったです。3では、水中戦が見どころになりますね!(笑)

──ありがとうございます。本日皆さま素敵な衣装をお召しですが、実は、演じられた役をイメージしたお洋服と伺っております。そこで、皆さまの演じられたキャラクターについてお伺いさせてください。

<会場から笑いが起こる>

神谷:お客さん、失笑じゃないですか。どれだけ僕たちに恥をかかせるんですか!(笑)水樹さんに火をつける気ですか!

神谷・中村・前野:もうこのあたりが。あとは・・・

<3人がしゃがみこんで、水樹さんのゴールド色のヒールを指差す>

(カットニスのように)髪の毛が長い!(笑)

水樹:炎の少女のイメージだったので、赤い服を。さすがに燃やせないので。「ボー!」とか出せないので。(笑)

中村:俺らも困っちゃうもんね!(笑)設定だと神谷さん(ピータ)も燃えるんですよね。

神谷:もし燃やすんだったら連絡をいただかないと。事前に同じところで、衣装を発注しないといけないしね。(笑)

水樹:カットニスは、大事な人のために命がけで戦いますが、ヒロインというよりかヒーローなイメージですね。
 前作よりも男前度がすごく上がっているし、ゲームに勝ったからこと見えてきた内部事情を知って、さらに強くなっているように感じました。だからこんな子に憧れるなぁと思いながら演じていました。

神谷:(ピータ:優しい好青年のイメージ)そうですね、今日の服装は好青年のまんまなイメージですよね。

中村:神谷さん見た時、優しい好青年だと思いましたもん!(笑)

神谷:ピータは優しいイメージなんですけど、僕は前作から薄々思っていたことがあって。奈々ちゃんも言っていたけど、ピータはヒロインなんじゃないかって思って。(笑)

<会場から拍手&笑い>

彼は優しいし温厚だけど、自分がやらなくてはいけないことに対しての信念がありますよね。でもたまに彼、急によくわからないこと言うんですよね。前作の時にもありましたけど、今回だと「実は子供が・・・」とか。あれはたぶん3でね。(笑)

中村:赤ん坊爆弾ですね!(笑)

神谷:そうそう、赤ん坊爆弾!「くらえ!」みたいな。(笑)だから3では、赤ん坊爆弾と水中戦ですよ!

中村:(ゲイル:ワイルドで男性的なイメージ)

<会場から笑いが起こる>

あるんですよ~ちゃんと。靴下を履かない!

<ズボンをめくって足首を見せる/素足に見える>

水樹:おー!

<歓声>

神谷・前野:出た~!! ワイルドだ!

神谷:お前くらいだよ、素足なのは。

中村:と思うでしょ!でも・・・ちょっと寒いから!

<さらに靴を脱いで足を見せるとつま先だけの靴下を着用している>

<ゲスト&会場は大爆笑>

 台本を読んで思ったのは、前作の時ゲイルは残った者を守って、たまに(ゲームが映し出される)モニターを見て「頑張ってるなぁ」って感じでした。
 でも今回は、少し前に出てきて「カットニスとピータはできてるんじゃないの?」てやきもきしてきて、嫉妬深くなった気がします。(笑)嫉妬の炎が・・・

──そうですね、でも最新作は通過点ですし!

中村:次は戦いに合流するのかなぁって思います。今回、戦ったといえば、背中をやたらひっぱたかれるっているね。「うぅーーーん!(うめき声)」て言ってるしね。(笑)

<ゲスト全員爆笑>

 あれが唯一ゲイルが戦っているシーンだったので、次は武器を持って一緒に戦うんじゃないかと思ってます。

前野:(フィニック:甘い言葉の得意なモテる男)

<会場から笑いが起こる>

神谷:そうだと思ったんだよね。1人だけボタン光ってるし。

前野:もう1パターン衣装があったんですけど、こっちの方がそれっぽいかと思って。設定だとナルシストな感じだったので、登場シーンの「カットニス!」(ナルシストっぽい声色)てやったら、音響監督さんに「おネエっぽいのはやめてください!」とか言われちゃて、「あっそっちじゃないんだ」て思いました。

<ゲスト全員&会場大爆笑>

 そういう試行錯誤をした上で、あのフィニックになりました!

──ありがとうございます。さぁ、ここで少し気分を変えた質問といきましょう。皆さん、もうすぐクリスマスですね! 劇中では、主人公カットニスと、一緒にゲームに参加したピータ、そして幼馴染のゲイルとの間で繰り広げられる恋の三角関係も盛り上がりを見せますが、ここでフィニック役の前野さんにも加わっていただいて、各キャラクターになりきって、自分だったらカットニスにどんなリスマスをプロデュースするか、プランを教えてください!その後、水樹さんにずばりカットニス目線で、誰と一番クリスマスを過ごしたいと思ったかお伺いしてみようと思います!

神谷:ピータは力持ちで、あとペイントが得意なんですよね。たぶんお金も持っていない感じだったから、プレゼントをあげるなら「カットニス、ほらケーキだよ」「うっそー!絵だよ」とか、「カットニス、この服見て!」「うっそー!裸だよ」とかするんじゃないですかね。

<ゲスト全員&会場大爆笑>

中村:山に一緒に狩に行く!それしかないんじゃないですかね。新しい弓と矢をプレゼントするんですよ。それで「お前がターキーを狩れ!」て言います。最高のデートじゃないですか! あと21日くらいから行かないと、準備があるから。

<ゲスト全員&会場& 大爆笑>

前野:フィニックはリッチマンだと思うので、お店を貸しきるとかですかね。それでおもちゃの槍で突っつき合うみたいな・・・ただ僕がやりたいだけなんですけどね!(笑)

ゲスト一同:キャラじゃないじゃん!(笑)

<ゲスト全員&会場大爆笑>

──さぁ水樹さん、お三方のプランが出揃いましたが、カットニスはどなたと一番クリスマスを過ごしたいと思うでしょうか?

中村:1つは前野くんのだけどね。(笑)

水樹:悩みますね・・・やっぱり現実的なゲイルのプランですかね。自分で狩ればいいだけですし!(笑)

──ありがとうございます。さて、まだまだお話をお伺いしていきたいところですが、終了のお時間となってしまいました。最後に、もう一つだけ、キャストの皆さまにお願いをしちゃいましょう。本日ご鑑賞いただいた皆さまにメッセージをいただきたいと思います。ひと言ずついただきながら、最後のご挨拶としていただけますでしょうか。

前野:最新作から新たにフィニック役として参加させていただくことになり、前作の歴史を感じつつ、本作、3とフィニック役として頑張っていきたいと思います。これからも「ハンガー・ゲーム」シリーズをよろしくお願いいたします!
ありがとうございました。

中村:3部作をお伝えしていますが、3は前編と後編に分かれているみたいですよ! なのであと2回かな?1年後とかにまたできれば嬉しいです。3の際には、また劇場にぜひ来てください。よろしくお願いいたします。

神谷:今日はご来場いただき、本当にありがとうございました。今回、僕が気に入っているシーンでカットニスとピータが2人きりのところがあるんですけど、「君は生きろ、僕はなにもないから。君は守るべきものがあるし、生き延びなきゃいけないよ」と覚悟を決めている台詞があるんです。あれが彼の本心なんだと思うんですよね。その気持ちを3につなげていきたいと思っています。皆さん、引続きよろしくお願いします!

水樹:最新作でさらに広がった人間関係、伏線がたくさんあって3はどうなるのか私自身とても楽しみにしています。ゲイルと一緒に戦う日は来るのか、そしてフィニックの水中戦があるのか期待しつつ、気合を入れてカットニスを演じたいと思っています。皆さん、よろしくお願いいたします。本日は、ありがとうございました!

<公開情報>
『ハンガー・ゲーム2』(原題:THE HUNGER GAMES: CATCHING FIRE)2013年/アメリカ映画
12月27日(金)よりTOHOシネマズみゆき座、TOHOシネマズ六本木ヒルズ他にて、全国ロードショー!

【作品情報】
生き残った少女に国家が仕掛けた、新たなるゲーム。
それは、歴代勝者による絶体絶命のサバイバル・バトルだった!
2012年に公開され、当時『アバター』以来となる全米4週連続第1位に輝き、さらには世界中でも大ヒットした『ハンガー・ゲーム』シリーズ待望の第2弾! 昨年、アカデミー賞主演女優賞を受賞したジェニファー・ローレンス主演、そして新たに監督に抜擢されたのは、『アイ・アム・レジェンド』や『コンスタンティン』など、SFアクションに定評のあるフランシス・ローレンス。歴代勝者たちが戦い合う壮絶なアクション、政府が闘技場に仕掛ける数々の死のトラップ、独裁国家への革命の炎が燃え広がっていく劇的なストーリー展開。前作を遥かに超えるスケールで描かれる、衝撃のサバイバル・ゲームがいま幕を開ける!

独裁国家パネムが毎年開催する<ハンガー・ゲーム>。それは、12の隷属地区から若い男女ひとりずつをプレイヤーとして選出し、全国にテレビ中継をしながら最後のひとりになるまで戦わせる究極のサバイバル・ゲーム。幼い妹の身代わりとして自ら志願した少女カットニスは、死闘の末に生き残り、ゲームの勝者として凱旋を果たす。そんな彼女の勇気ある行動をきっかけに、国家に対する革命の動きが国中に広がろうとしている中、節目の記念大会となる第75回<ハンガー・ゲーム>の特別ルールが発表される――。それは独裁者・スノー大統領がカットニスを抹殺すべく仕掛けた、歴代勝者たちを戦わせる絶体絶命のゲームだった。

■監督:フランシス・ローレンス『コンスタンティン』『アイ・アム・レジェンド』
■原作:スーザン・コリンズ「ハンガー・ゲーム(2)燃え広がる炎」(メディアファクトリー刊)
■出演:ジェニファー・ローレンス『世界にひとつのプレイブック』『X-MEN:ファースト・ジェネレーション』/ジョシュ・ハッチャーソン『センター・オブ・ジ・アース』/リアム・ヘムズワース『エクスペンダブルズ2』/ウディ・ハレルソン『グランド・イリュージョン』/レニー・クラヴィッツ『プレシャス』/スタンリー・トゥッチ『ラブリーボーン』/フィリップ・シーモア・ホフマン『カポーティ』/ドナルド・サザーランド『コールド マウンテン』
■日本語吹替声優:水樹奈々、神谷浩史、中村悠一、前野智昭、山寺宏一、釘宮理恵
<字幕・吹替同時公開>
■配給:KADOKAWA

>>映画『ハンガー・ゲーム2』公式サイト
>>映画『ハンガー・ゲーム2』公式Facebook
>>映画『ハンガー・ゲーム2』公式ツイッター(@hungergames_jp)

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