【AJ2014】『アルドノア・ゼロ』ステージレポート

【AJ2014】花江夏樹さん・小野賢章さん・雨宮天さんが登場! 様々な新情報が明らかにされた『アルドノア・ゼロ』ステージをレポート

2014年3月22日(土)、東京ビッグサイトにて2日間にわたって行われた大型アニメイベント「AnimeJapan 2014」において『アルドノア・ゼロ』の最新情報を発表するステージイベントが実施された。

『アルドノア・ゼロ』は、監督をあおきえいさん、脚本を虚淵玄さんの『Fate/Zero』コンビが務める、2014年7月放送予定のオリジナルのテレビアニメ作品。作中では、地球勢力と火星勢力の戦争が描かれる。同監督としては初のオリジナル作品として注目を集めているタイトルである。

本ステージには、監督のあおきえいさん、プロデューサーの岩上敦宏さんに加え、イベント中にて発表となったメインキャストの花江夏樹さん、小野賢章さん、雨宮天さんらが登場。ステージイベントの様子を、その中で発表された情報とあわせてお届けしていく。

■ メインキャラクターが登場する最新プロモーション映像が公開

まずは、イベント開始とともに最新映像が公開され、その後に今回のゲストがステージへと登壇。



キャストはそれぞれ、花江夏樹さんは主人公の「界塚伊奈帆」役、小野賢章さんは「スレイン・トロイヤード」役、雨宮天さんが「アセイラム・ヴァース・アリューシア」役が、今回のイベントで初公開。本イベントが開始された時点において、『アルドノア・ゼロ』に関する詳細な情報はほとんど発表されておらず、キャストが公開されたのもこれが初。発表とともにキャストが登場し、ステージ前へ集まったファンからは驚きの声が上がっていた。

登壇者が揃うと、早速『アルドノア・ゼロ』に関する紹介や、新情報の発表が行われた。制作者代表として登場したあおきさん&岩上さんは、本作のキーワードとして「戦争」という言葉を挙げる。本作に登場するロボットの名称が、ローマ帝国が使用した重騎兵と同じ“カタフラクト”であることからも、何らかのコンセプトのようなものを感じ取ることができるかもしれない。

なお、余談ではあるが、この「カタフラクト」なる名称はなかなかの難敵らしく、PV内でこの単語を発する花江さんは「何度か噛んじゃいました……」と話していた。

■ 地球と火星の両勢力が戦う、壮大な戦争が描かれる

地球勢力と火星勢力の戦争が描かれる本作は、現在のタイトルとなる以前に『火星のプリンセス』なる仮タイトルが付けられていたそうだ。あおきさんは「去年の暮れくらいまでは仮タイトルでした」と話しており、そのタイトルには重要な意味合いが隠されていることを示唆していた。

『火星のプリンセス』は、同名の古典SF小説から取られた名前だ。本作においても「アセイラム・ヴァース・アリューシア」という“王女”が登場する。それだけに彼女は、本作のストーリーのキーパーソンとなりそうだ。

先に公開された「界塚伊奈帆」と「スレイン・トロイヤード」はそれぞれ、地球サイド・火星サイドの主人公として登場し、いずれかが完全な“敵”として描かれることはなく、ストーリーが進行するとのこと。この構図から、“王女”たる「アセイラム・ヴァース・アリューシア」がどのようにストーリーへ関わってくるのか、興味は尽きない。

虚淵玄さんの脚本については、以前に同氏が同じく脚本として関わった『魔法少女まどか☆マギカ』でもプロデューサーを務めた岩上さんが話してくれた。岩上さんは「『まどか』の時は、ほとんど脚本の改定をせずに作っていったのですが。今回は監督のあおきさんを含めたみんなで、意見を出し合って作っています」と語る。今回の脚本の方向性は、初めから決定されていたものではなく、話し合いのなかで作られているらしい。

また、スタッフに関してはメカデザインのI-Ⅳ(アイフォー)さんについても語られた。岩上さんは「I-Ⅳさんは、色々なメカを描ける人なんです。地球側と火星側で違う技術で作られている、ということを意識したデザインができる上に、それが表層的ではない。内部構造まで、それを描きながら説明してくれて……。I-Ⅳさんとの打ち合わせは楽しいですね」と語り、その技術を賞賛していた。まだ映像上に登場したカタフラクトの種類は少ないが、この話を聞く限りでは、ほかにも様々なカタフラクトが登場するようだ。

▲花江夏樹

▲花江夏樹

■ メインキャスト3名の仕事はこれからスタート!

作品設定に続いては、本作に登場するキャラクターについても話された。本作のキャラクターデザインを担当するのは、漫画『放浪息子』などの作者として知られる志村貴子さん。アニメ作品のキャラクターデザインに参加するのはこれが初となる。

あおきさんによると、志村貴子さん起用を提案したのは岩上さんとのこと。その理由として岩上さんは「ロボットアニメのイメージがないからこそ、という部分はあります。戦争というものに翻弄される少年少女のドラマを描くにあたって、(志村貴子さんの描くキャラクターは)新鮮に映るだろうし、面白いかなと」と話している。『魔法少女まどか☆マギカ』と同様の“物語とデザインのギャップ”を狙った演出手法が、今作にも適用されているということだろうか。それが実際にどんな効果を発揮するのか、放送時のお楽しみとしておこう。

そんなキャラクターたちを演じるキャストに関しては、いわゆる年齢制限などを設けない、幅広いオーディションによって選ばれたようだ。花江さんや小野さんなど、若いキャストが集まったのも、キャラクターに合わせた結果として決まったものらしい。

花江さんは、自身が演じる「界塚伊奈帆」について「感情の起伏が少なくて、あまり熱いものを表に出さないキャラクターと伺っていたのですが、先ほど、少しだけシナリオを読ませてもらったら、彼の人間味が増していまして。結構、普通の男の子のような印象を受けました」と話す。

さらに、このイベントが行われた時点では作品の内容について各キャストは「最初の方の脚本を読ませてもらった」という段階らしい。キャスト陣の仕事はこれから、といった具合だろうか。これから先、各キャストがどのようにキャラクターを演じるのか、期待しておこう。

以上のトークをもって、今回のステージは終了となった。現状では、まだその全貌が見えない『アルドノア・ゼロ』。今後の情報は、機密情報「A/Z REPORT」として、少しずつ公開されていく予定だ。今後の“レポート”発表情報は、公式サイトや公式ツイッターをチェックしつつ、最新情報を追いかけよう。

▲界塚伊奈帆<br>(CV:花江夏樹)

▲界塚伊奈帆
(CV:花江夏樹)

《キャスト》
界塚伊奈帆:花江夏樹
スレイン・トロイヤード:小野賢章
アセイラム・ヴァース・アリューシア:雨宮天

《スタッフ》
原作:Olympus Knights
監督:あおきえい
ストーリー原案:虚淵 玄(ニトロプラス)
シリーズ構成:高山カツヒコ
キャラクター原案:志村貴子
キャラクターデザイン:松本昌子
メカニックデザイン:I-Ⅳ・寺岡賢司
音楽:澤野弘之
制作:A-1 Pictures+TROYCA

《放送情報》
2014年7月よりTOKYO MX、BS11、ABC 朝日放送、niconico、とちぎテレビ、群馬テレビにて放送予定!

>>アルドノア・ゼロ公式サイト

(C)Olympus Knights/Aniplex・Project AZ
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