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『一週間フレンズ。』メインキャストへリレーインタビュー=その1=

一週間で記憶がリセットされる少女と、ひたむきな少年が辿り着く“ハッピーエンド”の形とは? 『一週間フレンズ。』山谷祥生さん、雨宮天さん独占リレーインタビューをお届け!

 TOKYO MXで4月6日(日)24:00より放送スタートとなるアニメ『一週間フレンズ。』。原作は月刊「ガンガンJOKER」(スクウェア・エニックス刊)で連載中、原作:葉月抹茶氏による青春グラフィティコミックです。

 本作品はごく平凡な男子高校生・長谷祐樹が、同じクラスの女の子と友達になろうとする日々を描く青春物語。だた、ひとつ普通ではなかったのは、その少女・藤宮香織は“一週間で友達との記憶がなくなってしまう”こと――。

 ひたむきさとせつなにあふれた本作の主演には、長谷祐樹役に山谷祥生さん、藤宮香織役に雨宮天さんというフレッシュなふたりの新人声優をキャスティング。加えて、クラスメイトのキャラクターには、桐生将吾役を細谷佳正さん、山岸沙希役を大久保瑠美さんが担当されます。

 アニメイトTVでは、そんな『一週間フレンズ。』のリレーインタビューを実施! 作品の見所をあますことなくお伝えしていきます。

 さて、その記念すべき最初のゲストは、主演を演じる山谷さんと雨宮さんのおふたり! 初主演に臨む意気込みや、『一週間フレンズ。』の魅力を語って頂きましたので、2回の記事に分けてご紹介していきます。

【●初主演が決まったことへの嬉しさとプレッシャー】

――最初に、初めて出演が決まった時の感想をお聞かせください。
山谷:出演が決まった瞬間は、素直に嬉しかったです! ただ、レギュラーの役を担当することが初めてなのに、主演という形での出演となり、とにかく責任の重さを感じました。『一週間フレンズ。』は原作がとても人気ですし、アニメも期待されている作品なので、ファンの方々をがっかりさせないよう、忠実に長谷くんを演じていきたいと思っています。

雨宮:オーディションでは「上手く演技出来なかったな」と思っていたので、決まったと聞いた時には電話に向かって叫ぶほど驚きました。経験のないヒロインという役柄なので、自分でしっかりと演じなければと、私もプレッシャーを感じています。これまで演じてきた役に比べて台詞も多いし、表現も問われてくる立場なので、第1話のアフレコはとにかく緊張しました(笑)。

――続いて、ご自身の演じるキャラクターの簡単な紹介をお願いします。
山谷:長谷祐樹くんは、高校2年生のごく普通な男の子です。たまたまクラス替えで同じクラスになった女の子、藤宮香織ちゃんと友達になりたいと思う所からこの物語はスタートします。ただ、藤宮さんは“一週間ごとに友達との記憶がなくなってしまう”秘密を抱えていて、仲良くなっても一週間後には赤の他人になってしまうんです。それでも、毎週、毎週、想いを伝えて1から始めようとする、本当に純粋で、まっすぐな男の子だと思います。きっと、僕には真似できません(笑)、

雨宮:私の演じる藤宮香織ちゃんは“友達との記憶が一週間でなくなってしまう”女の子で、友達を作らないよう他人に心の壁を作っています。そのため、普段話しかけられていてもそっけない態度をとっていますが、本当は感情が豊かで、純粋で、とっても明るい、いい子なんです!

【●最初に感じた「キラキラしてせつない雰囲気」を大切に演じたい】
――青春物語を“一週間で記憶のなくなってしまうヒロイン”という特殊な題材を用いて描く本作ですが、最初に作品の内容やご自身の演じるキャラクターを知った時はどんな感想をいだきましたか?
山谷:普段はファンタジー系などの作品を読むことが多いこともあり、触れたことのないジャンルの作品だったので、すごく面白かったです。原作を読んだ時に感じたのは、長谷くんはいまどきの主人公っぽくないということですね。

――主人公っぽくない……ですか?(笑)
山谷:大抵の作品だと、普段は怠惰な生活をしていても、ヒロインがピンチになったら活躍する、白馬の王子様的な要素があるじゃないですか。一方、長谷くんは気になるクラスメイトに、ひたすら話しかけようとする男の子。ただそれだけで、監督からも「長谷くんのイメージは、精神年齢が小学生で、ひたすら純粋な男の子を想像してください」とカッコいい表現を求められませんでした(笑)。ただ、彼のことを知っていくと、徐々に魅力が見えてくるんですよね……。不器用だし、おっちょこちょいだけど、香織ちゃんの記憶が何回リセットされても、始めからやり直すという健気さ。そんな“ダサかわいい”魅力を持った主人公だと思います。

――なるほど。雨宮さんはいかがでしたか?
雨宮:原作の絵を見て“かわいい”と思ったのが最初の感想です。読んでみても、そんなやわらかい雰囲気は変わりませんでしたが、せつなさや、キャラクターたちの感情がしっかり描かれていて、とにかく繊細で暖かいけど、せつない作品だと感じました。

――雨宮さんは一週間で記憶がリセットされてしまう特殊なキャラクターを演じるといことで、不安になりませんでしたか?
雨宮:不安でしたね。一週間積み重ねてきた思い出が、すべてリセットされてしまう心の距離感を、声だけで演じるわけですし、香織ちゃんは切なくても笑顔で泣いたりするので、感情と表情を合わるのが本当に難しい役だと思いました。ただ、その表現ができないと、私が原作を読んで感じた“キラキラしてせつない雰囲気”を壊してしまうので「一生懸命やらなくては!」と思っています。

――現在までのアフレコで、思い出深いシーンなどはありましたか?
山谷:僕は、長谷くんが「友達になってください」と話すシーンですね。何度もあるシーンですが、一週間ごとに言葉に込めた思いが変化していくので、特に大切にしたいと思っている台詞です。

雨宮:私は、1話で香織ちゃんが雨宮くんへ秘密を明かすところですね。涙を浮かべながら、笑顔で「長谷くんとの記憶は、全部消えちゃう」と話すので、原作を読んだときから印象的なシーンでした。笑顔だけど嬉しいわけではなく、ただ悲しいだけでもない……ここをどう表現するかは、自分の中でもすごく考えたシーンです。

【●ふたりの関係は、近すぎず、離れずがベスト?】
――まだまだ先の展開が解らない本作ですが、物語が進んだ先で、長谷くんと藤宮さんの関係はどんな結末を迎えると思いますか?
山谷:やっぱり、ハッピーエンドがいいですよね! 物語が進むに連れて、どんどんお互いの距離が縮まっているし、いつか藤宮さんの症状もきっと変化して、まわりとの関係性も増えていくと思います。原作もまだまだ結末は見えないですが、いつか「友達になってください!」ではない、台詞を長谷くんに言ってほしいです。

雨宮:やっぱり、長谷くんの力で記憶のことが解決して、ハッピーエンドですよね!
いまのふたりが好きなので、例えば友達以上の関係になることで長谷くんの健気さがなくなったりしたら嫌ですし……。この距離がいいなぁ、なんて(笑)。

山谷:あぁ……。その話を聞くと、「くっつかないほうがいいのかも」と思ってしまいますね。

雨宮:長谷くんには、一緒になっても、なんとも言えない距離感で頑張って欲しいと思っています!

――ハードルが高い要望ですね!(笑)。逆に、藤宮さんの記憶が消えなくなったら、彼女をとりまく環境も大きく変わりそうですよね。
山谷:かわいいし、明るいし、やさしいから、めちゃくちゃモテますよね(笑)。

雨宮:きっと、友達がいっぱいできますよね(笑)。

山谷:そしたら、かっこいい子もいっぱいよってくるから、長谷くんは危機感を覚えるでしょうね。そして、嫉妬して、それに自己嫌悪して……そのまま終わるのは主人公としてどうなの!?(笑)

雨宮:でも、記憶がなくならないなら、長谷くんの嫌な部分とががわかってきて「この人ちょっとウザいかも」なんて……。

山谷:ちょ、ちょっと、やめてくださいよ!(笑) でも、そう考えると、近づきすぎず近すぎず、離れずな関係がいいかもしれませんね(笑)。今後の展開が気になります!

――どちらにせよ、長谷くんは大変ですね……(笑)
 

 初主演という不安もありつつ、作品へ込める人一倍真剣な思いを語ってくれたおふたり。次の記事では、山谷さんと雨宮さんの初対面時のエピソードや、長谷祐樹の親友・桐生将吾を演じる細谷佳正さんとの共演などについてお話を伺ったので、お楽しみに♪

<<作品情報>>

◆放送情報
TOKYO MX:4月6日(日)より毎週日曜24:00
MBS:4月7日(月)より毎週月曜26:35
テレビ愛知:4月8日(火)より毎週火曜27:05
BS11:4月13日(日)より毎週日曜24:30
AT-X:4月9日(水)より毎週水曜21:00
※リピート放送:金曜9:00/日曜27:00/火曜15:00
※放送時間は変更になる場合があります。

◆作品情報
テレビアニメ『一週間フレンズ。』
2014年4月6日(日)より、TOKYO MXにて放送スタート
MBS、テレビ愛知、BS11、AT-Xでも放送

【イントロダクション】
僕は重ねる、二人の記憶。 私は巡る、二人の記録。

高校二年生の長谷祐樹は、普段から人と関わろうとせず、いつもひとりでいるクラスメイト、藤宮香織と友達になりたいと思い、彼女に話しかける。
だが、彼女は「私、友達の記憶…一週間で消えちゃうの…」とそれを拒む。
少年との思い出を失い続ける少女と、その思い出をひとつひとつ紡ぎあげていく少年―。
たくさんの“切なさ”と“ひたむきさ”が詰まった、珠玉のストーリー。

葉月抹茶氏(掲載:月刊「ガンガンJOKER」スクウェア・エニックス刊)による青春グラフィティコミックがテレビアニメ化。
「一週間で友達との記憶が消えてしまう」という香織と、それでもひたむきに彼女と友達になろうとする祐樹。
このふたりの主人公の心の機微を、『夏目友人帳』のブレインズ・ベースが繊細かつ美しいアニメーションで描いていく。
まっすぐなキャラクターの祐樹を真摯に演じるのは山谷祥生さん、香織の複雑な心情を表現するのは期待の新鋭・雨宮天さんと、フレッシュな2人を抜擢。祐樹の親友・将吾は細谷佳正さんが、天然系のクラスメイト・山岸沙希は大久保瑠美さんが演じる。
彼らがキャラクターたちに命を吹き込み、彼らの心の機微を表現していく。

【CAST】
長谷祐樹:CV.山谷祥生
藤宮香織:CV.雨宮 天
桐生将吾:CV.細谷佳正
山岸沙希:CV.大久保瑠美
藤宮志穂:CV.中原麻衣
井上潤:CV.間島淳司
【STAFF】
原作:葉月抹茶(掲載:月刊「ガンガンJOKER」スクウェア・エニックス刊)
監督:岩崎太郎
シリーズ構成:菅 正太郎
キャラクターデザイン:山﨑絵里
美術:伊藤 聖
美術設定:ヘッド・ワークス
色彩設計:歌川律子
撮影:塩川智幸
編集:今井大介
音響監督:本山 哲
音楽:戸田色音
オープニングテーマ:「虹のかけら」昆 夏美
アニメーション制作:ブレインズ・ベース
製作:「一週間フレンズ。」製作委員会

>>『一週間フレンズ。』TVアニメ公式サイト
>>TVアニメ『一週間フレンズ。』公式ツイッター(@1weekfriends)

(C)葉月抹茶/スクウェアエニックス・「一週間フレンズ。」製作委員会
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