声優
アニソンコンテスト&AKIBA美少女新撰組ライブレポ

次世代マルチ声優発掘オーディション『LOCK ON アニソンコンテスト』&新声優ユニット、AKIBA美少女新撰組が始動! レポート&インタビューが到着!!

 次世代のマルチ声優を発掘するための公開オーディション『LOCK ON アニソンコンテスト』の第1回と、新人女性声優ユニット、AKIBA美少女新撰組のデビュー公演が4月12日、東京・AKIBAカルチャーズ劇場にて行われた。

 遂にベールを脱ぐ2大プロジェクトの模様と、終演後のAKIBA美少女新撰組のコメントをお届けしよう!

●新進気鋭のワイスプロダクションが仕掛ける2大プロジェクト始動!

 『LOCK ON アニソンコンテスト』は斬新でアットホームなアニソンコンテスト『LOCK ON アニソンコンテスト』とは、日髙のり子さん、かかずゆみさんなど多くの名声優を手がけ、元氣プロジェクトを立ち上げたマネージャーが業界に新風を、という想いから設立したワイスプロダクションが次世代のマルチ声優を発掘するための公開オーディション。

 そして『LOCK ON アニソンコンテスト』と同時にワイスプロダクションが放つ新人女性声優6人のユニット、AKIBA美少女新撰組の結成も発表! 4月4日の秋葉原オクトーバーフェスのステージでメンバー3人によるプレイベントを経て、今回遂にベールを脱ぐ。その2つの気になるプロジェクトが始動したのが4月12日。『LOCK ON アニソンコンテスト』のオーディションと、間にAKIBA美少女新撰組のステージが行われる形だ。

 まず『LOCK ON アニソンコンテスト』からスタート。西郷隆盛風のメガ盛さんと坂本竜馬風おねえのいじ子さんが司会役として盛り上げるが、審査員の紹介で、チケットぴあの社員や元『アニメディア』編集長、プロ歌手などがそうそうたるメンバーに一気に会場の緊張感も高まる。

 今回のコンテストには30人がエントリー。課題曲はアニソンで、好きな曲、自信曲を次々に披露していく。ここで他のコンテストと違うのは、会場のお客さんが参加者全員のパフォーマンスをライブのように楽しんでいるだけでなく、歌い終わった参加者が客席に座るとサイリウムを振ったり、手拍子を振ったりしているところ。ライバルでありながらも、共に夢を目指すもの同士、またはアニソン好きということで、自分の出番が終わったら、純粋に楽しもうという気持ちが感じられるのが素晴らしいし、そんな仲間達の応援に勇気付けられるようにステージ上でのパフォーマンスもイキイキ。

 参加者の個性も豊かで、歌声だけで勝負する人、自分から手拍手を促したり、会場を巻き込んでいく人などさまざま。この日、一番湧いたのはダンボールで作ったコンバトラーVに全身を包んで歌った人。この時ばかりは真剣な表情だった審査員からも笑みがこぼれ、アットホームな雰囲気のコンテストとなった。また歌手、演出家として活躍する審査員のAGATAさんがハープを弾きながら、自身が演出する劇団の映像とのコラボレーションパフォーマンスも。

●AKIBA美少女新撰組が初のステージへいざ出陣! 圧巻のパフォーマンスを披露!!

 30名が歌い終え、審査員が審査に入るために別室へ。そこで会場が暗転すると、新撰組をイメージした衣装を身にまとったAKIBA美少女新撰組の6人の姿が。1曲目に歌うのはAKIBA美少女新撰組のテーマ曲「誠一筋~無情~」。メンバーのKurumiさんいわく「和テイストあふれるアッパーな楽曲で、歌詞は新撰組の意志や誠の道にすべてを捧げた想いが描かれた曲」。刀を手に、歌いながらも華麗に、時にエネルギッシュにステージを舞う。

 間髪入れずにディープパープルの名曲「スモーク・オン・ザ・ウォーター」のインストにのせ、今度は激しいダンス。スパニッシュ、フラメンコをほうふつとさせるダンスも。新撰組と洋風ダンスというギャップがおもしろい。また、新撰組の隊士同士のやり取りをサイレント映画のように声を発さずにお芝居だけで見せるゾーンもあった。6人はそれぞれ同じ劇団の中で演技の研鑽を重ねてきただけあって、表現力はさすが。ラストの「マイウェイ」のインストまで、新撰組の歴史を描いたようなダンスコーナーだった。

 ソロコーナーではユニットのリーダー、近藤勇を演じるAsamiさんが歌う「雪が舞う」ではスクリーンに映し出された幕末の背景と降る雪がシンクロ。山南敬助を演じるWキャストのMihoさんとNaoさんのデュオ曲「誠の花」はアイドルチック、土方歳三役のTomoeさんは客席後方から現れ、歌う曲「誓った夜に」も演歌チックと今度はコマ劇場のよう。途中にあったメガ盛さんとイジ子さんとのコント風の掛け合いも含めて。最後の曲「Bloody Pain」は沖田総司役のChiakiさんが、沖田が心優しき男が人斬りに変貌するまでを歌う。近藤役のAsamiさんと、土方役のTomoeさんもおり、より新撰組らしいリアルさが。

 30分超のステージだったが、小劇場やライブ、歌謡ショーなど様々な要素が取り入れられ、照明や曲によってスクリーンに背景が映し出される2Dと3Dの融合など、エンタテイメントショーとして構築されていた。プロデューサーいわく、「まだプレビューです」と今後の展開を匂わせるコメントと、デビューステージにして大きな衝撃とインパクトを残した6人の新人声優達に期待感高まるステージだった。

●次回『LOCK ON アニソンコンテスト』&AKIBA美少女新撰組は5月3日!

 AKIBA美少女新撰組の圧倒的なパフォーマンスの後に、コンテストの結果発表。グランプリは1番最初に「魂のルフラン」を歌ったオクムラさん。準グランプリは22番目という終盤に「ロミオの青い空」を歌ったサトウさん、審査員特別賞には「コンバトラーV」を歌ったカワグチさんが選ばれた。

 発表後、優勝者のオクムラさんは再度、フルコーラスで「魂のルフラン」を熱唱してコンテストは幕を閉じた。30人の歌を通して感じたのは、自分のストロングポイントがわかった上で選曲していたこと。自分の持つ声質に合う、得意なキーが出しやすい曲を選んでいる人が多かった気がする。コンテストとして楽しみつつも、自分をリアルに見つめる目に好印象を持った。

 年間チャンピオン、優秀者はCDデビュー予定。声優を真剣に目指す方はもちろん、たくさんのお客さんの前で歌いたいという方にも絶好の場所だ(AKIBAカルチャーズ劇場は多くのアイドルがライブをするアイドルの聖地!)。そして、劇場ではAKIBA美少女新撰組の人気投票が早速スタート! 人気上位はセンターやソロ曲のチャンスも! 推メンを決めて応援してみてはいかが?  更にAKIBA美少女新撰組に続く、3組のユニット候補生達も紹介された。果たして彼女達がステージに立つ、あるいはデビューするのはいつか? 興味は尽きない。次回の『LOCK ON アニソンコンテスト』は5月3日(土)。コンテストに参加したい人、AKIBA美少女新撰組のステージを見たい人はぜひ劇場へ!

●コンテスト受賞者インタビュー

■審査員特別賞・河口薫さん
 お客さんが客席にいるステージで歌えて、気持ちよくやれておいしかったです(笑)。次回はコンバトラーV以外のダイモスやライディーンを考えてます。今回の角が流用できますから(笑)。また頑張ります!

■4月準グランプリ・佐藤裕美さん
 オーディション前から胃が痛くて、ちゃんと歌えるか、そして「ロミオの青い空」を知っているのか、不安でしたが、お客さんやオーディション参加者の皆さんが盛り上げてくださってよかったです。次回は、最優秀賞を目指したいです。

■4月グランプリ・奥村真理さん
 出番が来るまでドキドキしながら待つのかなと思っていたらなんと一番手で。逆にこれはやるしかないなって。思い切り歌えましたが、発表までの時間が長くて。でも、他の人達の歌が聴きながら盛り上がったり、美少女新撰組の方達の素敵なステージを見ているうちにあっという間に過ぎていきました。発表の時はうれしさよりも驚きのほうが先でしたが、今は次回も連続チャンピオンへという前向きな気持ちでいっぱいです。そして美少女新撰組の皆さんのように、ステージや声優界で輝ける存在になりたいです。


●AKIBA美少女新撰組インタビュー

――デビュー公演を終えた感想を聞かせてください。

近藤勇役・Asamiさん(以下、Asami):全力を出し切った今は感無量です。ここまで支えてくれた家族やスタッフの皆さんへの感謝と、来てくださったお客さんに精一杯の私達をお見せしたいという一心でステージに立ちましたが、たくさんのきれいなサイリウムや手拍子で迎えてくださって。感動と、「ああ、やっとこれでスタートラインに立てたんだ」という実感が湧いてきました。パフォーマンス中は無我夢中でしたが、終わった後はいろいろ反省点も浮かんで。もっと頑張らなきゃという気持ちもありますが、今はとりあえずホッとしています。

近藤勇役・Tomoeさん(以下、Tomoe):今まで劇団公演などでステージに立ったことはありますが、感じたことのない歓声やサイリウムのまばゆい光、そしてソロ曲では会場最後尾から客席を通ってステージに向かいましたが、その途中にも声をかけていただいて。とにかく初めて尽くしの1日で、こんなに楽しいことがあるんだと今も喜びと興奮が収まりません。

山南敬助役・Mihoさん(以下、Miho):デビュー公演はとにかく楽しかったです! 一人ひとりのお客様の顔が見られて、目が合うとニコっと笑ってくださったり、終演後もロビーで「頑張ってください!」と声をかけていただけたことがすごくうれしくて。素敵な時間でした。

山南敬助役・Naoさん(以下、Nao):デビュー公演が始まる前は不安と緊張でいっぱいでしたが、ステージに立つとお客さんの拍手や歓声が温かくて、思わず1曲目から泣いてしまいそうになりました。でも、ぐっとこらえて、自分の一生懸命を出し切れたのでよかったです。

沖田総司役・Chiakiさん(以下、Chiaki):この日を迎えるまで、必死にレッスンしてきました。本番では緊張もしたし、失敗や反省もいっぱいあるけど、今は完全燃焼できたという充実感でいっぱいです。

沖田総司役・Kurumiさん(以下、Kurumi):朝起きた時から会場に入るまではまったく緊張しなかったのに、リハーサルが始まるとドキドキし始めて、どんどん緊張のボルテージが上がってきて(笑)。でも、いつも支えてくださっているスタッフさんに「大丈夫だよ! 練習だと思って頑張ってやればいいから」と言っていただいて、「そうか! 楽しめばいいんだ!」と。みんなで開演前に「今日は暴れようぜ!」と声をかけあって、私達らしいステージができた気がします。第一歩であり、次回につながる公演になったと思っています。

――AKIBA美少女新撰組の魅力、見どころとは?

Asami:一番のポイントは、私達は声優であり、近未来の新撰組で隊士が全員女性という設定や世界観を、ステージでは歌やダンス、体を使った演技というリアルと、アニメーションでも声をあてて表現していく、多角的なプロジェクトユニットということです。その第一歩が今回のステージで、歌やダンス、演技で新撰組の世界を表現しながらエンターテイメントとしても楽しんでいただけるのではないかなと思っています。

Tomoe:新撰組をイメージした白とあさぎ色、黒の袴など新撰組を意識した衣装で、それでいて実は近藤勇役のAsamiちゃんだけ上半身が白と黒なのは史実に基づいていたりという細かいこだわりもあって。

Kurumi:でも肩や足が見えたり、セクシーさや、かわいさもあって。きっとこの衣装を着こなせるのは私達しかいません!

一同:「おお!」の声と拍手

Miho:よく言った! と言いたいところだけど、自分で笑ってるから(笑)。

Tomoe:また歌はすべて口パクでなく、生歌です。生の声と姿を、お客様に届けるということを大事にしています。

Miho:練りに練られたステージの構成です。6人が歌やダンスで盛り上がるOPから、殺陣の要素も交えたコンビネーションダンスや声なしの演技で魅せて、ソロやデュエットでは演歌風な歌謡曲、ポップ、ロックなどバラエティに富んだ歌が並んで。でもちゃんとどの曲でも新撰組の世界や隊士の心情が描かれていて、パフォーマンスだけでなく、歌詞にも注目してほしいです。

Chiaki:あとステージの照明や演出にもこだわっています。バックのスクリーンに新撰組、縁の地の映像が映し出され、その中で歌っていると私達も役に入り込めます。

Nao:そんな美少女達の真剣な表情と、曲間のトークなどで見せる笑顔です。そしてまだまだ新人の私達の成長を、毎月のステージで確かめたり、見届けることができることです。

Chiaki:そして何といっても最大の魅力は「絆」です。ユニットとして活動する前からみんなで長い間、頑張ってきて、時にはケンカしたりすることもあったけど、6人がお互いを信じあって、一つの目標に向かって突き進んでいく姿は、新撰組らしく、美しいのではないでしょうか。

一同: (拍手)

Asami:普段はこんな個性的でおもしろいメンバーですが、ステージではキリっとしているギャップ萌えも魅力かなと(笑)。

――では、走り出したAKIBA美少女新撰組として、今後への意気込みと皆さんへメッセージを。

Chiaki:まずは美少女新撰組をたくさんの方に知っていただくことですね。その上で各メンバーにも興味を持ってもらって、できればChiakiが好きと言ってもらえたら最高です!

Kurumi:さっき絆と言ったばかりなのに……でも会場で人気投票があるから私も1位になって、センターで歌いたいです!

Nao:競争意識が強いように見えますが、みんな、仲良しですから(笑)。この6人でいろいろな場所でライブをやって、たくさんの人に私達の声を聴いて、パフォーマンスする姿を見ていただきたいです。

Miho:いつか大きな場所でやれたらという希望もありますが、まずはここ、AKIBAカルチャー劇場が毎回、満員になるくらいのプレミアが付く公演にしたいです。その先に武道館とか『ミュージックステーション』とか。今から階段を降りる練習をしておきます(笑)。もちろん私達は声優なので、この美少女新撰組がアニメーションになって、私達が声をあてて、テレビや劇場で流れることが大きな目標であり、夢です。

Tomoe:声優になることも、子供頃にアイドルになりたいと思ったことも夢が叶いました。もちろんまだ発展途上、夢の途中であることは間違いないんですけど、私達の頑張る姿を見て、同じように夢を目指している人が元気付けられたり、背中を押してあげられたらいいなと思っています。そして今日、見た七色に輝くサイリウムの海をもっともっと見たいし、声援や拍手なども感じたいので、これからも応援よろしくお願いします。

Asami:今回、来てくださった皆さん、本当にありがとうございました。私達から皆さんに元気をお届けするつもりでしたが、私達のほうが皆さんからたくさんのパワーや元気をいただきました。すごくユニットの活動をしていく上で自信になったし、今回いただいたものを、必ず次のステージで倍以上にして届けたいです。まだまだつたない、新人声優の私達ですが、精一杯頑張りますので、劇場に来て、温かく見守ってください!


 次回の『LOCK ON アニソンコンテスト』は5月3日(土)東京・AKIBAカルチャーズ劇場にて18時スタート! 参加・入場方法など詳しくはワイスプロダクション公式サイトへ!!


>>ワイスプロダクション公式サイ
>> AKIBA美少女新撰組公式サイト

関連タグ
おすすめタグ
あわせて読みたい

おすすめ特集

今期アニメ曜日別一覧
2024年春アニメ一覧 4月放送開始
2024年冬アニメ一覧 1月放送開始
2024年夏アニメ一覧 7月放送開始
2024年秋アニメ一覧 10月放送開始
2024春アニメ何観る
2024年春アニメ最速放送日
2024春アニメも声優で観る!
アニメ化決定一覧
声優さんお誕生日記念みんなの考える代表作を紹介!
平成アニメランキング