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【池袋シネマチ祭】『ドラマダ』トークショーレポ

【池袋シネマチ祭】私市淳さん&竹内良太さんが登場した『TVアニメ「DRAMAtical Murder」私市淳・竹内良太トークショー』レポート

 2014年6月7日~8日(一部映画館では6日から)の間で、池袋の5つの映画館などで開催された『池袋シネマチ祭』。本イベントは新しい映画の楽しみ方を提案する「街」と「映画」のファンを増やす映画祭だ。開催第1回となる今回はアニメをピックアップし、様々な劇場アニメの放映やアニメ業界を代表する多くの面々が登場するビックイベントとなっている。

 本稿では6月7日に行われた『TVアニメ「DRAMAtical Murder」私市淳・竹内良太トークショー』の様子をお届け! ステージでは、アニメ放送時期や主題歌の発表も行われ、ファン必見のトークショーとなった。最早お馴染みとなった私市さんと竹内さんの見事なコンビネーションをぜひご覧いただきたい。

●土砂降りの中、キャスト2人が登場登場!

 「おーい、待てよ待てよ!」と私市さん演じる蒼葉の声が聞こえてくると、私市さんと蓮のぬいぐるみを抱えた竹内さんが登場。会場に集まったファンからは「かわいい!」と歓声が巻き起こっていた。「この青い塊いいねー。なあ、蓮」と言いながら私市さんがぬいぐるみをあやすと、「やめてくれ」と竹内さんが蓮を演じながらそれに応える。息ピッタリな2人の様子はファンにとって見ていて飽きることがないだろう。

 今回のイベントは池袋での開催ということで、話題は池袋のお話へ。竹内さんは上京したてのころ埼玉に住んでいたことがあり、よく池袋には足を運んでいたそうだ。しかし、「サンシャイン通りでよく黒人のかたに、Hey! と声をかけられました。返事しないとダメかなって思って挨拶をし返して、そのまま洋服店についていっちゃったりしましたね(笑)」となんとも上京したての時期にありがちな経験をしてしまったとか。さらに「でも私市さんにオススメしたいのは、東急ハンズの上にある猫が触れるスペースですね。これが終わったあと、2人で行きますか?」と、お二人の仲睦まじい姿にファンもつられて笑顔になるのだった。

 「池袋シネマチ祭」と言えば外せないのが映画の話題だ。私市さんは「一生のうちに見た方がいいとまではいかないんですけど」と前置きしつつ、「学生時代には『ロッキー』とかジャッキー・チェンの映画を見ていましたね。『ダイ・ハード』や『ホームアローン』も好きですよ。名作ばっかりになってしまうんですけど、『ローマの休日』とか。あと、今公開中の『X-MEN』にアイスマン役で出演しているので、そちらもチェックしてもらいたいです(笑)」と名作ぞろいのラインナップを挙げつつ、さりげなくご自身の活動にも触れるコメントが飛び出した。対する竹内さんは「僕は『天使にラブソングを』が大好きで、映画に影響されてゴスペル科がある学校に入ったんですよ」と意外な一面も垣間見えた。


●キャラクターにかける思いがつながる

 トークショーの後半ではTVアニメ『DRAMAtical Murder』の作品紹介が行われた。本作は架空の島「碧島(みどりじま)」を舞台に、蒼葉と仲間たちがとある事件に遭遇したことがきっかけで、普段の日常が崩れていく……といったストーリーとなっている。作品には多くの近未来的オブジェクトが登場するが、その中でも欠かせないのが人工生命体オールメイトの存在だ。

 オールメイトは現在でいうところの情報電子端末が搭載されたコミュニケーションロボットのようなもので、竹内さんが演じる蓮もオールメイトである。「蓮はその中でもちょっと旧型なんだよね」という私市さんのコメントに、「すまない、蒼葉」と即座に蓮を演じて返答し、会場の笑いを誘っていた。

 続いては自身の演じるキャラクターについて。「蒼葉はすごく悩みました。蒼葉も含めて、『DRAMAtical Murder』に登場するキャラクターはみんな過去に重いものを抱えています。その過去の複雑なものによって、いろんな蒼葉が混在しています。様々なタイプの蒼葉をその状況に応じて演じ分けるのに苦労しましたね。蒼葉だけど、蒼葉じゃないみたいな」と私市さんは自分の役を演じる上で、相当な葛藤があったことが伺えた。

 その苦労もあってか、竹内さんは蒼葉のおかげで蓮という役を演じるヒントを得られたそうだ。「蓮って、一番蒼葉の近くにいる存在だと思うんです。誰よりも「蒼葉」と呼びかけるし、いろんな表情を見せる蒼葉に対して、その呼びかけも変化させました」と役者としてもパートナーシップを取ってお互いを高め合っていたようだ。

 竹内さんは蓮の役が決まったときにかなり戸惑ったそう。「蓮という役に決まったよと言われて事務所に台本を取りに行ったんです。そうしたら、蓮ってどのキャラクター? ってなってしまって(笑)。これだよと指されたのが犬でビックリしました。人間じゃないというのが第一印象でしたね(笑)。でも台本を読み進めていくと、蒼葉の重要なパートナーであって人間と変わらないなと思いました。なので一人の相棒として蒼葉に接しないといけないなと感じましたね」と懸命に蒼葉を支える存在として蓮を演じる竹内さんの姿勢には驚かされた。

 ここで初公開となるPV第2弾が上映された。放送情報や主題歌の発表など、盛りだくさんの内容にファンからの声援もより一層大きくなった。そして最後はお二人のコメントでイベントは締めくくられた。コメントをまとめてご紹介しよう。

■私市さんコメント
 雨の中ありがとうございます。みなさん風邪をひかないようにしてくださいね。健康な状態のままで『DRAMAtical Murder』のアニメやゲーム、ドラマCDなどを楽しみにしていてください。よろしくお願いします。今日はありがとうございました。

■竹内さんコメント
 ついに7月から『DRAMAtical Murder』のアニメ放送がスタートします。役者、スタッフ一同、みなさまに夢とライムとを(笑)、お届けできるように鋭意制作中です。私市さんも仰っていましたが、健康に7月をお待ちいただけたらなと思っています。もうしばらくお待ちくださいね! 今日はありがとうございました。

■テレビアニメ『DRAMAtical Murder [ドラマティカルマーダー)』



【ON AIR】
テレビ東京 7月6日スタート 毎週(日)深夜1:35~
テレビ大阪 7月11日スタート 毎週(金)深夜2:40~
テレビ愛知 7月7日スタート 毎週(月)深夜3:05~
※テレビ東京での第1話は深夜1:40~の放送となります。
※放送時間は変更になる場合があります。

AT-X 7月12日スタート 毎週(土)夕方6:00~
リピート放送:毎週(月)朝9:00~
毎週(水)深夜3:00~
毎週(金)午後3:00~

【STAFF】
原作:Nitro+CHiRAL
製作:DRAMAtical Murder製作委員会
監督:三浦和也
シリーズ構成:待田堂子×淵井 鏑(ニトロプラス)
脚本:待田堂子、関根聡子
キャラクター原案:ほにゃらら(ニトロプラス)
キャラクターデザイン:番 由紀子
サブキャラクターデザイン:岩永悦宜
総作画監督:番 由紀子、小峰正頼
色彩設計:大塚奈津子
美術監督:永吉幸樹(ヘッド・ワークス)
撮影監修:大山佳久(Assez Finaud Fabric.)
撮影監督:久野利和(Assez Finaud Fabric.)
3DCGプロデューサー:井野元英ニ(オレンジ)
3DCGディレクター:鈴木正史(オレンジ)
編集:高橋 歩(ジェイ・フィルム)
プロップデザイン:森岡賢一
音楽:林 ゆうき
音楽制作:DIVE II entertainment
音響監督:飯田里樹
音響効果:和田俊也
音響制作:ダックスプロダクション
アニメーション制作:NAZ
オープニングテーマ:GOATBED「SLIP ON THE PUMPS」
オープニングテーマ制作協力:GEORIDE

【CAST】
蒼葉(CV:私市 淳)
紅雀(CV:高橋広樹)
ノイズ(CV:日野 聡)
ミンク(CV:松田健一郎)
クリア(CV:中澤まさとも)
蓮(CV:竹内良太)
ミズキ(CV:高橋研二さん)
ウイルス(CV:間島淳司さん)
トリップ(CV:樋口智透さん)


【STORY】
 主人公・蒼葉は、日本列島の南西に位置する碧島で、ジャンクショップでアルバイトをしながら、祖母のタエと2人で暮らしていた。島では肉弾戦での縄張り争いを繰り広げる「リブスティーズ」、仮想空間でバトルを行う電脳オンラインゲーム「ライム」が流行していた。蒼葉はそのどちらにも参加せず、日々を過ごしていたが、ある日、突然に強制的にライムバトルに引きずり込まれてしまうのだった――。

>>テレビアニメ『DRAMAtical Murder』公式サイト
>>テレビアニメ『DRAMAtical Murder』公式Twitter

(C)Nitroplus/DRAMAtical Murder製作委員会
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