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テレビアニメ『精霊使いの剣舞』アフレコ現場レポート

古川慎さん、木戸衣吹さんら若手声優が多数出演! テレビアニメ『精霊使いの剣舞』アフレコ現場の模様をレポート

 2014年7月からテレビアニメの放送が開始となる『精霊使いの剣舞(ブレイドダンス)』。本作は原作・志瑞祐さん/イラスト・桜はんぺんさんによる人気ライトノベルを原作とした作品だ。

 清らかな乙女だけが可能な精霊との契約を、男にして唯一行える主人公、カゼハヤ・カミト。過去の因縁から彼に告げられたのは、精霊使いとして修行に励む“姫巫女”たちが集う「アレイシア精霊学院」に編入し、姫巫女たちとチームを組んで最強の精霊使い「精霊剣舞祭」に出場して優勝することだった。「精霊剣舞祭」で優勝すれば、どんな願いもひとつだけ叶えられるという。それを求めそれぞれの願いを秘めた姫巫女たちと、過去に抗うカミトの物語が描かれる。

 というのが本作の大まかなあらすじ。女の園にひとり放り込まれた主人公というシチュエーション、そして精霊の力を駆使したバトルありと、ライトノベルの王道とも言える展開だが、シリーズ累計で150万部以上を記録しており、その人気の高さが伺えるだろう。右を見ればお嬢様、左を見てもお嬢様、そして初心な子ばかり!というのも心惹かれるポイントだ。

 そんな本作の魅力を放送開始前に少しでも伝えるべく、アフレコスタジオにお邪魔させてもらったので、現場取材のレポートをお届けしよう。

●楽しい。でも全てに本気の収録現場

 梅雨の時期にしては晴れ間が多かった某日、本作の出演声優陣が続々とスタジオ入りした。この日の収録は、古川 慎さん(カゼハヤ・カミト役)、木戸衣吹さん(クレア・ルージュ役)、優木かなさん(リンスレット・ローレンフロスト役)、石上静香さん(エリス・ファーレンガルト役)、大西沙織さん(フィアナ・レイ・オルデシア役)、加隈亜衣さん(テルミヌス・エスト役)、日笠陽子さん(レスティア役)という、メインキャストがほぼ勢揃いと言える顔触れ。

 第1話の収録ではなかったため、すでに顔合わせや挨拶も済んでいるようで、キャスト陣が集まるごとにスタジオは賑やかさを増していった印象だ。その雰囲気は収録直前まで続いたが、いざアフレコ開始となると、鬼気迫るという言葉が思い浮かぶような集中力で演技に臨むキャスト陣たち。プロとして立っているのだから当たり前ではあるが、その切り替えは「これがプロか」と感じさせられる瞬間だった。


●ブレイドダンスはやっぱりアツイ!

 肝心のアフレコはテレビアニメ第4話の放送内容。1話目の収録では、キャストと監督ら制作陣で各キャラクターの演技方針やディレクションにも時間を多く割いたと思われるが、今回はいきなり前半部分となるAパートを通しで収録する流れになっていた。

 アニメ4話の内容は、原作1巻の第八章にあたる。つまり1巻のクライマックスシーンだ。シリアスな雰囲気から始まり、闘技場でのバトルシーンとあって、精霊たちの唸りや攻撃を受けた者の叫び声など、迫力ある展開が続く。もちろん、原作でも見覚えあるセリフも登場する。

「炎よ――我が手に舞い、踊れ!」
「私はカミトの剣。あなたの望むままに」
「俺がおまえの契約精霊になってやる」

 本作のオンエア情報などをチェックしている人であれば、放送を待ちわびているのは誰もが同じだと思うが、原作ファンにとってはすでに知っている内容がアニメでどのように表現されるか、そこも楽しみのひとつだろう。取材とはいえ、こうした収録風景を間近で見ると期待は膨らむばかり。

 Aパートの通し収録後はオンリーに加え、キャストとスタッフが再度録り直したいと思ったところをお互いに話し合いながら、キャストごとに収録していく作業がある。ここでも、監督たちから「今のセリフはもっと自分に入れる感じで」といった要望があったり、キャスト側からは再収録の予定がないところにも「○○のシーン声が裏返ってしまったのでもう一度お願いします」という希望が入ったりと、真剣なやり取りが行われていた。


●ガヤにだって全力投球

 終始真剣であることに変わりはないのだが、雰囲気はいたって和やか。セリフを読み違え「違った!」とキャラの声のまま喋ったときには思わず周囲からは笑い声が上がっていたこともある。面白いミステイクに対して音響監督が「いただきます(笑)」(今のセリフOKですの意)と返して場を和ますこともあった。4話の収録ということもあり、少しずつこうして現場の良い雰囲気も作られてきたのだろう。

 このタイミングでガヤの収録も行われた。台本にもいくつかガヤで喋るセリフのパターンが書かれていると思うが、尺が長くなってくると中々言葉が出なくなってくるものだろう。今回の収録では1分近くにもなるガヤもあったが、よくこれだけ即興で言葉が出てくるなあと、感心させられっぱなしだった。

 ガヤのバリエーションも歓声、逃げ惑うもの、嘲笑などさまざま。ここに挙げた逃げ惑う人たちのシーンでは、人々を誘導する兵士の声だけ別録りしたりと、名もない役にすら力を入れていることが伺えた。また、ガヤの収録にはメインキャストたちも参加していることもあり、こうした収録事情を知っていると、本放送でガヤを聞く印象が変わりそうな気もする。

 Bパートの収録内容は、前半から続きシリアスな場面もあるが、お色気やお笑いのシーンも出てくる。そうなると自然にスタジオも笑いの声が増えてくるものの、本気で取り組んでいることは当然変わらない。通しで聞いていても問題なく思えたところにさえ指示が入るのかと驚いたが、それを受けて演技しなおすと、明確に良くなっていると感じられるのだから、さらに驚きだ。

 1話1話どころか、ひとつひとつのセリフにさえ魂を込めて作っている現場を目の当たりにすると、本放送への期待がふつふつと沸いてくる。間もなくの放送開始、ぜひ楽しみにしていてほしい。

【ON AIR】
AT-X:2014年7月14日より毎週月曜日 夜8:30~
[リピート放送]
毎週水曜日 朝8:30~
毎週金曜日 深夜2:30~
毎週日曜日 昼12:30~

TOKYO MX:2014年7月14日より毎週月曜日 深夜0:30~
MBS:2014年7月14日より毎週月曜日 深夜3:35~
テレビ愛知:2014年7月15日より毎週火曜日 深夜2:05~
BS11:2014年7月17日より毎週木曜日 深夜0:00~

【STAFF】
原作:志瑞祐(MF文庫J『精霊使いの剣舞』/KADOKAWA メディアファクトリー刊)
原作イラスト:桜はんぺん
監督:柳沢テツヤ
シリーズ構成:吉岡たかを
キャラクターデザイン:藤井まき
総作画監督:藤井まき、岩佐とも子、ごとうじゅんじ
プロデュース:ジェンコ
制作:ティー・エヌ・ケー
製作:精霊使いの剣舞製作委員会

【OP&ED】
オープニングテーマ:『共鳴のTrue Force』原田ひとみ
エンディングテーマ:『精霊剣舞祭』にーそっくすす

【CAST】
カゼハヤ・カミト:古川 慎
クレア・ルージュ:木戸衣吹
リンスレット・ローレンフロスト:優木かな
エリス・ファーレンガルト:石上静香
フィアナ・レイ・オルデシア:大西沙織
テルミヌス・エスト:加隈亜衣
レスティア:日笠陽子
ジオ・インザーギ:松岡禎丞
グレイワース・シェルマイス:中原麻衣
キャロル・ナスターシャ:田中真奈美

【INTRODUCTION】
 累計150万部を超えるMF文庫Jの大人気ライトノベルが待望のテレビアニメ化決定! 清らかな乙女にのみ許された特権――精霊契約。元素精霊界(アストラル・ゼロ)より精霊を召喚し、その力を自在に使役する姫巫女たちを人々は精霊使いと呼んだ。ある日、男でありながら、その特権を有するカゼハヤ・カミトは、過去の因縁から姫巫女たちの学び舎へとやってくる。そこで告げられたのは、最強の精霊使いを決める《精霊剣舞祭(ブレイドダンス)》に出場し、優勝することだった。精霊と剣が舞い踊る最強のバトルファンタジー、ここに開幕!


>>テレビアニメ『精霊使いの剣舞』公式サイト
>>テレビアニメ『精霊使いの剣舞』公式Twitter
【推奨ハッシュタグ:#blade_anime】

(C)2014 志瑞祐・株式会社KADOKAWA メディアファクトリー刊/精霊使いの剣舞製作委員会
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