声優
『蒼き鋼のアルペジオ』舞浜イベントレポート

Trident & Blue Steelsに加え、全12名のキャストが出演! 「『蒼き鋼のアルペジオ -アルス・ノヴァ-』Return of“BLUE STEEL”~“蒼き鋼”寄港記念式典~」レポート!

 2014年6月29日(土)、東京の舞浜アンフィシアターにおいて、テレビアニメ『蒼き鋼のアルペジオ -アルス・ノヴァ-』の単独イベント「『蒼き鋼のアルペジオ -アルス・ノヴァ-』Return of“BLUE STEEL”~“蒼き鋼”寄港記念式典~」が開催された。

 今回のイベントには、本作の主人公「千早群像」を演じる興津和幸さんや、声優ユニット「Trident」(渕上舞さん、沼倉愛美さん、山村響さん)をはじめとするメインキャスト陣、総勢12名が登壇。昼の部・夜の部の2回に分けて、ライブやトークを展開した。

 本イベントにおいて「本編の再構成+新作」および「完全新作」といった、2作の劇場版の制作発表が行われたのは、速報でお伝えした通りだ。本稿においては、イベント(昼の部)全体の内容を中心に、レポートをお届けしていく。

【イベント 登壇者】
※敬称略
・興津和幸
・Trident(渕上舞/沼倉愛美/山村響)
・内山夕実
・藤田咲
・津田美波
・山本希望
・宮下栄治
・松本忍
・東山奈央
・原紗友里

■ Tridentのライブステージがイベントの開幕を飾る

 当日は天候が少々不安定であったが、アンフィシアターの2000を超える席は完全に埋まり、朝の10時からスタートした物販にも、早い時間から長蛇の列が生まれていた。14時に“昼の部”がスタートする直前には、来場者は所定の席へと到達。物販で販売されていたタオルやサイリュームを携えながら、開演の時を待つ。

 時間になると、その期待に応えるようにステージが暗転。中央ステージから、Tridentの渕上舞さん・沼倉愛美さん・山村響さんらが登場し、お馴染みの番組エンディングテーマ「ブルー・フィールド」と「Innocent Blue」でイベントの開幕を告げた。いきなりのライブに驚かされつつも、しっかりと「All I see」(おーらいしー!)を全員でコールできるあたり、ファンの練度の高さが伺える。

 歌い終えたあとは、「あるぺじわー」とお馴染みの挨拶を交わし「Tridentです!」と、これまたお馴染みのポーズ。今回のプログラムは「たっぷり(歌を)聴いて頂いてから、トークライブになります!」(渕上さん)とのことで、まずはTridentによるライブステージが披露されることに。

 今回のライブは、6月25日に発売となったTridentの1stアルバム「Purest Blue」から、『Sweet Error』といったキャラクター個別の楽曲に加え、Tridentの新曲『Blue Sky』など、様々な楽曲が歌い上げられた。曲が移り変わるごとにキャラクターのイメージカラーへと切り替わる赤・黄・青のサイリュームも、会場の幻想的な雰囲気を作り上げる。ファンとの一体感は、こういったライブの醍醐味といったところだろうか。

 各楽曲の合間に挟まれたトークでは『アルペジオ』のイベントとしては初の、客席と連動した「ウェーブ」に挑戦するひと幕も。ここで実施されたウェーブは、正式名称を“トライデント・ウェーブ”(命名、山村さん)と呼ぶそうだ。これまで定着させてきたTridentの各種挨拶のように、この風習(?)も今後に繋がっていくかもしれない。ファン各位は、ぜひ覚えておいてほしい。

 
■ 登壇者総出演の生朗読ドラマコーナー

 ライブの終了に合わせ、本イベントのオープニングPVが上映。Tridentのアルバムにかこつけて「Blue Steels」を結成した、興津和幸さん、松本忍さん、宮下栄治さんの3名が登場。続けて、司会を務める興津さんが、今回の登壇者全員を呼び込んだ。

 最初に登場した男性陣は、Tridentのトライデント・ウェーブが若干羨ましかったらしく、ウェーブを真似してみたり、超重力砲を発射してみたりと、キャスト陣の呼び込み前に楽しく(好き勝手に)遊んでいた。

 このくだりに関しては「(呼び込み前の遊びが)長いよ艦長!」(津田さん)や「トライデント・ウェーブ、パクらないでくれます?」(Trident3名)といった罪状から後ほどしっかりと怒られてしまっていたが、男性陣の顔に悔いは見えない。その清々しい笑顔に敬礼。

 ひとしきり、開幕の挨拶と男性陣への糾弾が終わると、さっそくステージのコーナーが開始されることに。最初に行われたのは、登壇キャストによる生朗読ドラマコーナーだ。昼の部では、イベント会場で先行販売された「一番くじ 蒼き鋼のアルペジオ ‐アルス・ノヴァ‐」の景品(E賞)であるドラマCDに収録されている「タカオ、愛のプロポーズ大作戦」が朗読された。

 ネタバレを含むために詳細の記述は避けるが、朗読されたストーリーは、テレビアニメ版の物語が終わった後の短編となる。本編のタカオを知るファンであれば、おおまかな内容はタイトルから推し量れるというものだろう。

 ステージ上で披露されたドラマも、流れこそドラマCDと同じではあったが、アドリブが満載(主にヒュウガ役の藤田咲さん)だったため、イベントならではの演技を楽しむことができた。

 
■ ガチ(すぎる)クイズコーナーで艦長が強権発動!

 朗読に続いては、「アニメ振り返り、ガチクイズ」と称されたゲームコーナーが開始された。そのタイトルからお分かりいただける通り「重箱の隅をつつくような」(興津さん談)問題が、多数出題されるとのこと。

 このコーナーでは、イ401の副長を務める「織部僧」役の松本忍さんが陣頭に立つ「人間チーム」5名と、Tridentをはじめとした「メンタルモデルチーム」6名の両チームに別れて争うこととなった。

 主人公「千早群像」役の興津さんが司会役に回る関係上、人間チームは人数が1人足りない状況ではあったが、松本さんは「401のクルーはできる人しかいません」と強気を崩さない。さすがはイザという時に頼りになる副長である。

 そんなわけでクイズが始まったのだが、事前に“ガチクイズ”と公言されていたとはいえ、その難易度が予想をはるかに越えて高いことが判明する(問題例:ハルナが「かんにんしてつかぁさい」を収集した時の収録番号は?)。

 それにより、得点はすべて司会役である興津さんのさじ加減次第という、なんとも独裁政権な状態へと移行。出演者各人の抗議を「俺が艦長だ!」の一言で収めたその姿には、カリスマ性あふれる艦長の風格が漂っていた……とも言えるかもしれない。

 すったもんだの末に勝利したのは人間チーム。勝者には、自衛隊の保有する艦船がネーミングされた「海上自衛隊カレー」シリーズの詰め合わせが進呈された。(この海上自衛隊カレーのレシピはネット上で公開されているので、興味がある人は調べてみよう)

 以上のコーナーをもって、イベントの全プログラムが終了。最後にはサプライズとして、男性キャスト陣によるユニット「Blue Steels」(興津和幸さん、宮下栄治さん、松本忍さん)による『蒼き空の下で』が歌われ、昼公演は終幕となった。

 テレビアニメは終了してしまったが、これから先の『蒼き鋼のアルペジオ』には、全2本の劇場版(本編再構成+新作&完全新作)も控えている。そちらに関する詳細はまだ公開されていないが、随時発表が行われるだろう。この先の発表を見逃さないためにも、公式サイトやニュースの情報は随時チェックしておきたい。

>>『蒼き鋼のアルペジオ -アルス・ノヴァ-』公式サイト

(C)Ark Performance/少年画報社・アルペジオパートナーズ
蒼き鋼のアルペジオ -アルス・ノヴァ- 関連ニュース
おすすめタグ
あわせて読みたい

蒼き鋼のアルペジオ -アルス・ノヴァ-の関連画像集

関連商品

おすすめ特集

今期アニメ曜日別一覧
2024年春アニメ一覧 4月放送開始
2024年冬アニメ一覧 1月放送開始
2024年夏アニメ一覧 7月放送開始
2024年秋アニメ一覧 10月放送開始
2024春アニメ何観る
2024年春アニメ最速放送日
2024春アニメも声優で観る!
アニメ化決定一覧
声優さんお誕生日記念みんなの考える代表作を紹介!
平成アニメランキング