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テレビアニメ『ログ・ホライズン』第2期アフレコインタビュー

テレビアニメ『ログ・ホライズン』第2シリーズのアフレコ現場で寺島拓篤さん、前野智昭さん、加藤英美里さんにインタビュー! 新キャラ・てとら役の藤井ゆきよさんも参戦

 2014年10月4日(土)より、NHK Eテレにて放送がスタートするテレビアニメ『ログ・ホライズン』第2シリーズ。本作は、小説投稿サイト「小説家になろう」にて連載中のライトノベルを原作とした作品だ。主人公シロエと、親友の直継、美少女暗殺者アカツキたちを中心に、近未来のMMORPG「エルダー・テイル」の世界を舞台とした冒険の物語が描かれる。

 テレビアニメの第1シリーズは、2013年10月からNHK Eテレにて2クールにわたって放送されていた。データ放送により、リアルタイムで視聴していた際には用語解説などが見られるといった試みが行われていたが、第2シリーズでもそのシステムは健在。MMORPGを題材にした作品らしく、ゲーム的な要素を取り入れての放送となる予定だ。

 この春から行われている第1シリーズの再放送も終盤近くになってきており、第2シリーズへの期待が高まるところ。そんな中、都内のスタジオにてアフレコが行われる合間に、シロエ役の寺島拓篤さん、直継役の前野智昭さん、アカツキ役の加藤英美里さん、新キャラクターてとら役の藤井ゆきよさん、そして監督の石平信司さんに話を伺うことができた。

●第2シリーズで描かれる成長はキャスト自身も楽しみに

――まずは第2シリーズへの意気込みや抱負、見所などをお聞かせください。

石平信司監督(以下、石平監督):今回は6人×4パーティの計24人で挑むフルレイドが見所になり、第1シリーズではそこで重要となる、キャラクター同士の関係を構築していく様子を描いていました。今回はキャラクターを絞っており、「友達とはなんだろう」といったお話になります。誰を描くかについて言うとネタバレになってしまうのですが……原作の7巻で語られた、ある人物の想いにだいぶ踏み込んでいます。原作で語られている間に起きたこと、気持ちの動きなど、いつも監修で参加していただいている桝田省治さんと橙乃ままれ先生にシナリオ会議に参加していただき、かなり密に組んでやっています。

 また、最初にお話したようにフルレイドでの戦いが見所となるのですが、ちょうど今日のアフレコでボス戦の収録がありまして、誰がどこにいるのやらといった感じで、なかなかすごかったです(笑)。とはいえ、24人というのはフレームにしっかり入る人数なので、全員にそれぞれお芝居をしていただいています。注意深く画面を見ていただくと、「このキャラクターはこの人の兼役かな?」といった、意外なことにも気付いていただけるかもしれません。

寺島拓篤さん(以下、寺島):チーム感が重要になってくるストーリーですが、そのチーム感の重要性はアフレコ現場にも活きています。監督から誰の兼役かというお話があったように、第1シリーズに出ていた役者陣が第2シリーズでは別のキャラクターで出ていたりするのですが、第1シリーズで作り上げてきたチーム感やアフレコの流れなど、チームワークはバッチリです。第2シリーズには現場のそういったポイントも活かされているので、いいお芝居が、いいレイドができていると、現時点で感じられるぐらいです。安心できるメンバーの中で、よりよい芝居ができるように頑張っていますので、ぜひ楽しみにしていてください。

前野智昭さん(以下、前野):直継は第1シリーズと変わらずムードメーカー的ポジションでやらせていただいています。おのずと戦闘が増えてくる第2シリーズでは、戦闘で直継が「ヤバイ!」といったら本当にヤバイ戦況なんだと伝わるよう、発言力の高さをより明確にできるよう意識しています。普段からのシロエやアカツキ、マリエールたちとの日常会話をより軽くといいますか、リラックスできる雰囲気で演じることで、戦闘との差別化をつけられたらいいなと思っています。

加藤英美里さん(以下、加藤):第2シリーズからチーム戦が始まるのですが、1話から各チームの現状が見られるようになっていますので、まずは1話を楽しみにいただきたいです。1話を見ていただいた時点で各チーム、たくさんのキャラクターが活躍していて、今度どういう行動を取っていくのか気になる始まりになっています。アカツキも第1シリーズと比べて成長していると思うところが多々ありますし、各チームがどのような成長を遂げるのかも楽しみにしていただけると嬉しいです。

藤井ゆきよさん(以下、藤井):私はまだアフレコに2回しか参加できていないのですが、先輩たちが作ってくれた雰囲気がとても良くって、本当に楽しく演じさせていただいています。皆さんアドリブもすごく色々なことをしていて、第2シリーズから参加した人たちも笑いをこらえながら収録しているぐらいです(笑)。これに効果音が付いたり、絵が完成したらどうなるんだろうと、放送が始まるのをワクワクしています。第1シリーズの勢いをもっとパワーアップできるよう、私も頑張っていきたいと思います。

▲てとら/CV:藤井ゆきよ

▲てとら/CV:藤井ゆきよ

――第1シリーズと比べて、ご自身が演じたキャラクターはどんな風に変化、あるいは成長したと感じましたか?

寺島:実はこっそりゲーム的な意味でレベルアップされていたりと、ゲームの世界でもちゃんと生きているんだなと感じられるように作られています。人間的な部分については、目に見える部分に限って言えば、正直大きな変化はないと思っています。内面では仲間への信頼が生まれたり、誰かを頼ることができるようになっているので、人間的に少しゆとりが出てきていると思います。ただ、第2シリーズで挑むレイドは、その余裕をフルに使っても足りないぐらいの大きな戦闘になってくるので、さらなるシロエの成長が見込めるのではないかと、僕も楽しみにしています。

加藤:アカツキは第1シリーズでもかなり成長していて、一匹狼的なところがあった女の子が、仲間と一緒に助け合って絆というものを実感したりしてきました。仲間に頼ることを覚えたアカツキですが、第2シリーズになると、自分で考えて行動することが多くなってきますので、私自身、そういう部分をすごく楽しみにしています。

前野:レイドという厳しい戦闘が続く第2シリーズでは、直継はシロの一番の理解者として、彼を案じるシーンが増えてくると思います。そうしたところが第1シリーズからの変化かなと感じます。あと、直継は2年前の装備でずっと戦っているので(一同笑)、今後装備の改変がどの辺りで行われるのか、僕自身も楽しみにしているところです。


――藤井さんが演じるてとらは新キャラクターとなりますが、どのようなキャラクターなのでしょうか?

藤井:てとらは空気が読めるのに読まない子で、表情がコロコロ変わりますし、戦いが続く物語の中では直継と同じムードメーカーのような存在です。チームが危ないときでもニコニコしながら冗談を言えるような楽しいキャラクターでもあります。私がオーディションに受かった理由が、一番うざかったかららしく(一同笑)、うざいのも一周回れば可愛くなることを証明してみようと、頑張りたいと思います。


――監督はてとらをどのように描こうと意識されましたか?

石平監督:橙乃ままれ先生ともしっかりと話をしまして、一番女の子らしい女の子の可愛さをキチンと持っている人という風にしました。先ほどお話にもあったように、口を開くとイラっとする要素があるのですが、そこから可愛さに繋がるようコントロールしました。そうでなくては単にイラっとするだけのキャラクターになり、視聴者の方から嫌われてしまうだけなので。作画もかなり気合を入れて描いていただきまして、技をかけるシーンはハートや音符が飛び交う感じで、まるで別アニメかと思ってしまうような内容になっています(笑)。

 あと、直継とのコンビも面白いです。物理的に直継にくっついていて、正直なところ直継は困っているんですが、そこがまた可愛く見えますね。二人のでこぼこコンビなやり取りは、お芝居としての聞き応えもありますので、楽しみにしていただきたいです。


――可愛さといえば第1シリーズではアカツキが可愛いと評判でしたが、そのアカツキについてはいかがでしょうか?

石平監督:第1シリーズの最後のあたりでミノリという中学生の恋のライバルが現れるのですが、恋を自覚し始めた辺りから色々と成長していきます。今までは知っている人の間だけで関係を構築してきましたが、今回は友達を作り始める、より表に向けて活動を始めるというお話になっています。アカツキも好きなスタッフが多いので、どこからともなく逆さ吊りで現れたり、直継があるキーワードを言おうとすると遠く離れていてもアカツキの呪いがかかるとか、色々なネタも仕込んでいますので、そこも楽しみにしていてください。

>>アニメ『ログ・ホライズン』NHKサイト
>>アニメ『ログ・ホライズン』公式Twitter

(C)橙乃ままれ・KADOKAWA/NHK・NEP
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