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『ガンスリンガー ストラトス2』第一次メディア越境作戦レポ

阿部敦さん、諏訪部順一さん、水樹奈々さんら多数の声優陣も参加! 『ガンスリンガー ストラトス2』第一次メディア越境作戦レポート

 2014年12月9日(火)、スクウェア・エニックスのアーケードゲーム『ガンスリンガーストラトス2』の発表会「第一次メディア越境作戦」が開催された。ここでアーケードゲームの続報やPCゲーム化などの展開が発表となったほか、『ガンスリンガー ストラトス』がアニメ化され、2015年4月より放送が開始ることも明らかとなった。

 また、発表会では諏訪部順一さん、大原さやかさんが司会を務めるなか、アニメ化発表パートで阿部敦さん、金元寿子さん、西田雅一さん、植田佳奈さん、小林由美子さん、藤田咲さん、水樹奈々さんによるトークも行われた。本稿では現在判明しているアニメの情報や、発表会内のアニメ化パートに関する情報を中心に当日の模様をお伝えしていこう。

●ストーリーの予想で大盛り上がり!? アニメ化発表パート

 発表会の流れとしては、最初にアーケードゲームの新情報が発表となったのだが、まずは気になるアニメの情報コーナーをまとめていこう。

 放送時期は冒頭でも触れたとおり2015年4月からスタート予定で、TOKYO MX、BS11、とちぎテレビ、群馬テレビにて放送となるほか、niconicoでの配信も行われる。スタッフは監督・江崎慎平さん、シリーズ構成・海法紀光さん(ニトロプラス)、キャラクターデザイン・横田晋一さん、音楽・小林哲也さんとなっており、アニメーション制作はA-1 Picturesが担当する。主要スタッフについては速報でもお伝えしているほか、記事の最後に改めて掲載するので、詳しくはそちらをチェックしてみて欲しい。

 キャストは、今回の発表会に参加した風澄 徹役・阿部敦さん、片桐鏡華役・金元寿子さん、片桐鏡華役・西田雅一さん、竜胆しづね役・植田佳奈さん、オルガ・ジェンテイン役・大原さやかさん、ジョナサン・サイズモア役・小林由美子さん、ξ988役・藤田咲さんが出演する。これまではキャラ名がなくオペレーター役として出演していた水樹奈々さんも、水潟九美という名を授かっての出演が決定している。

 アニメの物語は、ゲームと世界観を共有しながらもオリジナル要素を織り交ぜた展開になるようで、会場では3つのキーワードに沿ってキャスト陣が様々なトークを繰り広げた。一つ目のキーワードは「もう一人の自分」。出会うと死んでしまう、いわゆるドッペルゲンガーではなく、本作のようにもう一つの世界に存在する自分と対面したらどうしたいかがお題だ。最初に答えた水樹さんは「仲良くしたいですね」と前向きにコメント。生活環境が変われば性格も変わるはずで、どのように成長したのか、仲良くなって知っていきたい気持ちがあるようだ。

 ほかに藤田さんは「部屋の掃除をしてくれる都合のいい自分が欲しい(笑)」、大原さんは「お腹いっぱいのときに美味しいものをもう一人の自分が食べてくれれば嬉しいかも」と答えるも、辛い思いも美味しい思いも、どちらか片方の自分が体験する(あるいは体験できない)ことに悩んでいる様子だった。

 二つ目のキーワードは「死」という重いもの。トークを始める前に、司会の諏訪部さんから、アニメでは「どのキャラクターかが死ぬらしいです」とサプライズ情報が飛び出す。本作には虚淵玄さんが関わっているということもあり、誰もが納得の様子。ただ、やはり誰が死んでしまうのかは想像が付かないところ。阿部さんは「アーロンは誰かを守って死にそうですよね」、植田さんは「私(しづね)は鏡麿を守って、でも守りきれずに死にそう」、西田さんは「僕は(鏡麿が)鏡華を守って死ぬキャラだと思いつつ、しづねを守って死ぬんじゃないかな」と、それぞれが予想を口にしていた。

 三つ目のキーワードは「ドラマティック&シネマティック」なアニメになるという部分だ。金元さんは、アニメのティザームービーでも描かれている、人が灰になって消えていくシーンを見て世界観が気になる一方で、「鏡華は徹が好きなので、どちらかの世界の徹と結ばれて欲しい」との意見も述べる。それを聞いた諏訪部さんからは「徹と結ばれたところでサラサラ…って消えそうだよね。虚淵さんならやりかねない(笑)」と不穏な予想が飛び出す場面も。

 また、小林さんは内容もさることながら、「PVにジョナサンがいないのに気が付いて、自分の出番が気になります(笑)」と会場の笑いを誘う。キャスト情報にはしっかり小林さんの名前が載っているので、そこは安心できそうだ。

 トークは大いに盛り上がったが、コーナーの最後にはアニメ化以外のメディアミックス展開も明らかに。アニメの放送に先駆け、「電撃マオウ」4月号からコミックの連載がスタートするほか、ゲーム・アニメ・コミックの全てを詰め込んだ公式マガジン「ガンスリンガーストラトスMAGAZINE」が来春に発売予定となっている。

●12月11日のアップデートで新キャラ追加!アーケード版情報コーナー

 ここからはゲームの発表内容についてもお伝えしていこう。まずはアーケード版『ガンスリンガー ストラトス2』の新情報について。会場には一般来場者99名が招かれステージを見守るなか、本作のプロデューサーを務めるスクウェア・エニックスの門井信樹さんが登場し、今後の展開を順に発表していった。

 本作の特徴のひとつとして挙げられるのが、ゲーム内に登場するステージは渋谷など実在する都市を再現したものとなっていること。追加ステージの情報として、2015年1月上旬のアップデートにて「千葉ステージ」を追加予定であることが明かされた。

 千葉といえば……、そして本作とも馴染みのある人気キャラクターといえば……という繋がりから、ゆるキャラの「ふなっしー」がステージ内に登場することも判明。会場ではホラービデオ風の紹介映像でふなっしーの姿がピックアップされる一幕も。

 さらに新キャラクターの追加も決定。ダブルガンデバイスという二丁拳銃を使う本作はあるが、今回発表されたのは水影虎之丞(みかげ とらのじょう)というサムライの男性キャラクターだ。キャラクターボイスは藤原啓治さんが担当。気になる実装日はなんと12月11日、今週の木曜日だ。この急な発表には会場も大いに沸いていた。

●PCゲーム化、公式大会開催。盛り上がる『ガンスリンガーストラトス』

 この後は阿部さん、植田さんも進行に加わり、ゲームの新情報発表に。『ガンスリンガーストラトス』の"次なる一手”として明かされたのはPCゲーム化だ。スクウェア・エニックスでは、同じくアーケードゲームの『ロード オブ ヴァーミリオン』がMOBA系タイトルとして展開されたが、本作でもジャンルは違えどPCで遊べるようにしたいとのことで、今回のPCゲーム化にいたったようだ。

 PC版となる『ガンスリンガー ストラトス リローデッド』の紹介には運営プロデューサーの坂本慎治さんが参加。動いているものを見たいであろう参加者の期待に応え、開発中ながら実機を交え、アーケード版とは異なるゲームの内容について触れていった。

 PC版はWASDでキャラの移動、左クリックで攻撃、スペースでジャンプという、一般的なPCのTPSに近い操作体系となるようだ。ゲームの基本ルールは、両陣営のリスポーン地点にコアが追加され、敵陣のコアを攻撃して勢力ゲージを削っていくことが目的。アーケードよりも簡単にしていると話していたとおり、ゲームに不慣れな人でも把握しやすいシステムを目指して作られている印象だ。

 こちらは実機ではなく設定画ベースになるが、PC版に登場する新キャラクターの情報も公開された。新キャラはアスマ・クロエとアカエ・クロエという双子の姉妹で、彼女らの性格や武器などは今後の情報をお楽しみにとのこと。なぜか彼女たちの衣装は現実で作ってしまったらしく、衣装を着たモデルさんの登場で盛り上がる場面も。

 また、この後はプロゲーマーのふ~どさん、ヌキさん、こくじんさんを招き、実記を用いての対戦も初公開となった。本作は4人対4人の対戦になるため、プロゲーマー3人にゲーム好きで知られる植田さんが加わり、開発チームと対戦を行うことに。普段はしづねを使わないという植田さんがしづねを使うレアシーンが見られたのに加え、ヌキさんはキーボードとマウスではなくコントローラを使ってプレイするなど、見どころの多いデモプレイとなった。

 なお、サービス時期については明らかにされなかったが、まずαテストが2015年2月6日に実施されることがアナウンスされた。発表会当日よりプロモーションサイトが公開されており、テスターの募集も同時にスタートしている。募集人数は5000名で、人数が超過した場合は抽選となる。気になる方は今のうちに登録しておこう。

 発表会の最後にはスクウェア・エニックス代表取締役社長の松田洋祐さんも姿を見せ、来場者に挨拶を述べた。ここでもひとつ大きな発表が用意されており、『ガンスリンガー ストラトス2』の公式大会「ガンスリンガーズ バトルアリーナ2015」が2015年夏に開催されることが明かされた。賞金総額は1000万円と、国内では超大規模といえる大会になる。ゲームのアップデート、アニメ化、コミック連載、PCゲーム化と様々な展開が行われ、その中での公式大会となることから気が早くも注目度の高い大会となりそうだ。

■『Gunslinger Stratos(ガンスリンガー ストラトス) -THE ANIMATION-』

【放送情報】
2015年4月よりTOKYO MX、BS11、とちぎテレビ、群馬テレビ、niconicoにて放送・配信開始

【スタッフ】
原作:スクウェア・エニックス
原案:虚淵玄(ニトロプラス)
監督:江崎慎平
脚本プロデュース:ニトロプラス
シリーズ構成:海法紀光(ニトロプラス)
キャラクターデザイン:横田晋一
音楽:小林哲也
制作:A-1 Pictures

【キャスト】
風澄 徹:阿部敦
片桐鏡華:金元寿子
片桐鏡磨:西田雅一
レミー・オードナー:沢城みゆき
竜胆しづね:植田佳奈
草陰 稜:保志総一朗
羅漢堂 旭:小山力也
オルガ・ジェンテイン:大原さやか
アーロン・バロウズ:子安武人
ジョナサン・サイズモア:小林由美子
ξ988:藤田咲
真加部 主水:秋元羊介
リューシャ:早見沙織
篠生 茉莉:伊瀬茉莉也
シュリニヴァーサ・セン:大川透
水潟九美:水樹奈々

【イントロダクション】
「2015年--- 僕は僕と、未来を奪い合う。」
二十二世紀。かつて日本という国が存在した列島は、「第十七極東帝都管理区」と呼ばれていた。
少しばかりの窮屈さと引き替えに、安楽な生活を保障された世界。明日が今日と同じであると誰もが信じる社会。
しかし、その社会は人知れず大きな危機を迎えていた。
「デグレイション」――生きた人間が砂のように崩れ消える奇病は、少しずつ、しかし着実に世界を侵食してゆく……。
平凡な学生「風澄徹」は、もう一つの世界「フロンティアS(ストラトス)」との争いに巻き込まれる。
それは、もう一人の自分との対決を意味していた。
衝突する二つの未来。 交錯する少年たち。
「二つの世界に救いはあるか?」


>>『Gunslinger Stratos -THE ANIMATION-』公式サイト
>>『ガンスリンガー ストラトス リローデッド』公式サイト
>>『ガンスリンガー ストラトス2』公式サイト

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