声優
内田真礼さん、『ボイス スイッチ』収録後インタビュー

“あの時”に諦めなくて、本当によかった――内田真礼さん、『ボイス スイッチ』収録後インタビュー

人気声優の“素顔”に迫ることが人気の、アニマックスで毎週日曜日の20時55分から放送されている番組『ボイス スイッチ』。この番組は人気声優を2週にわたって特集し、その素顔に迫る“インタビュー形式”のミニ番組です。1週目は“仕事”について聞く“ON”、2週目は“プライベート”を探る“OFF”をテーマにしてインタビューを行い、普段は顔の見えない声優の素顔に迫ってきました!

その最終回を飾る3月22日、29日のゲストは『中二病でも恋がしたい!』の小鳥遊六花役や、『アイドルマスター シンデレラガールズ』の神崎蘭子役などを担当する内田真礼さんです!

アニメ『さんかれあ』で初主演を獲得して以降、声優はもちろんアーティストとして大活躍している内田さん。収録では、「緊張しすぎて倒れた」という初仕事についてや、声優業界に入って一番嬉しかったことなど、約5年もの活動を振り返り。また、OFF編では子供の頃のエピソードや、日常の中にある至福の時間などについても、たっぷりとお話していました!

アニメイトTVでは、収録後の内田さんに独占インタビュー。当日の感想や、収録では語りきれなかったお話などを伺いました!


■ 本当の自分は自分でもわからない!?

――本日の収録、いかがでしたか?

内田:自分のことをカメラの前で、こんなにも語る機会はなかなか無いので、最初は「緊張するだろうなぁ……」と思っていました。ただ、始まってみると、とてもリラックスできる空気感だったので、楽しく、フラットな感じで話せたと思います。

――収録中、「ONの時は、キャラクターが自分に憑依する!」とお話していたのが印象深かったのですが、逆に自分自身がOFFに戻る瞬間はどういった時なのでしょうか?

内田:自分でもOFFになる瞬間はわかりません。仕事が終わっても、スイッチがOFFになっているのか、ONのままなのかすら曖昧です。

――では、自宅に戻っても、役が自分に残ったままということも?

内田:一度ONになると、なかなか抜けないですね。たとえOFFになっても、次の台本を読み始めたら、その瞬間にスッとその役が入ってきてしまいます。

――まさしく、役者ですね。

内田:でも、それがこのお仕事の楽しいところでもあります。役が影響して、日常の中でもお姉さんっぽくなったり、逆に妹っぽくなったりしてしまって、自分とは違う人生を体験している感じになることもあるんです。……それこそ、自分でOFFになっていると思う瞬間は、実家に帰ってお母さんと話したり、友達と電話で話している時くらいだと思います。

――なるほど。では、これまで声優としてのお仕事で一番楽しかったと思う仕事を挙げるとすれば何になりますか?

内田:ひとつに絞るのは難しいですね……。パッと思い出したお仕事なのですが、アニメ『さんかれあ』のニコニコ生放送で共演していた矢作紗友里さんと、原作者のはっとりみつる先生の3人でイベントをしたのは楽しかったです! それこそ、その頃の私はまだデビューしたてで「ニコ生!?なにするの!?なにすればいいの!?」って戸惑っていたんですが、先生に「みちゅるん」なんてニックネームをつけて呼んじゃったりして(笑)。

一同:爆笑

内田:とても緊張しましたが、終わった後には「頑張ったね!」と矢作さんに褒めていただいて嬉しかったです! ……こうやって思い返してみると、活動初期の頃の記憶が、多く残っている気がします。『アイドルマスターシンデレラガールズ』では2013年に「お願いシンデレラ」でハイタッチ会をやりましたし。あと、「印象的」という意味では、声優活動の初期に“雜誌をゲリラで手売りチャレンジ!”みたいな企画をしたことがあったのですが、それがまだ『さんかれあ』の放送前でして。

――そうなると、買う側は「誰だろう、この人」ってなりますよね。

内田:はい。結局その時は10冊くらいしか売れなくて「私、もう駄目かも」なんて落ち込みました……(笑)。

――つ、辛いですね。今でこそ笑い話ですけど(笑)。

内田:ただ、この話には続きがあって、そのリベンジ企画を、まさにこないだやったんです! その時には、もう数えきれないくらいのお客さんが来てくださって「こんなにも人が集まってくれるなんて……」と感動しましたし、自分自身の成長を実感できた気がします! 本当に、諦めずに頑張ってきてよかったです!


■ 経験したことがないことにチャレンジしていきます!

――今回は趣味についてお話する場面も多かったですが、特に音楽については熱く語っていらっしゃいました。なにか、音楽を好きになったキッカケなどはあったのでしょうか?

内田:なにかのキッカケがあったというよりは、気づいた頃には音のある生活が好きだったんです。音楽の音がないと落ち着かなくて、昔からヘッドホンやイヤホンに拘ったりしていました。

――ちなみに、内田さんの中で特にお気に入り楽曲などはありますか?

内田:幅広いジャンルの曲を聞くので「コレは絶対!」というものはあまり無いかもしれません。ただ、今現在でお気に入りの曲を挙げるとすれば『glee』という海外ドラマの曲で「Defying Gravity」です。あとは、昔から作曲家の光田康典さんが好きで、特に『クロノトリガー』とか『ファイナルファンタジー』の楽曲はお気に入りです。日常の中でも音楽に感情を乗せることが多くて、「今日は戦いの音楽で走ろう!」なんて、テンションを上げたりしています。

――なるほど。最近は内田さんご自身も、音楽面での活動を積極的に行っていらっしゃいますが、これからもアーティストとしての活動は増えて行くのでしょうか?

内田:そうですね、いろいろとチャレンジしたいという気持ちはあって、4月にはアーティスト活動が2年目に突入するので、みなさんにも成長した姿を見せて行きたいと思っています。収録でも少しお話しましたが、ライブなど、今までできなかったことにも、積極的に挑みたいです!

――では、そんな4月以降の活動で、なにか注目してもらいたい物はありますか?

内田:まさしく、4月1日(水)に3rdシングルとなる『からっぽカプセル』が発売されます。このCDには『アニメで分かる心療内科』のタイアップ曲も収録されているほか、ジャケットもこれまでとは雰囲気がガラッと違う物に仕上がる予定なので、ぜひ注目していただきたいです。あとは4月からは『山田くんと7人の魔女』や『えとたま』を始め、アニメやゲーム作品でもいろいろと出演します。

――それでは最後に、読者へのメッセージをお願いします。

内田:今回は、私自身が声優の私を一から振り返るようなインタビューになり、「もう、5年経ったのか……」という気持ちと、「まだ、5年なのか……」という両方の感覚が一緒に押し寄せてきました。いろいろなお話をさせてもらいましたので、『ボイス スイッチ』の放送でぜひご確認ください!。私も、もっともっとみなさんに応援していただけるよう頑張っていきますので、これからもよろしくお願いします!

――本日はお疲れ様でした!

ほんわかとした雰囲気で収録現場を和ませつつも、まじめな質問には役者としての芯を感じさせる言葉で、しっかりと想いを語っていた内田さん。
ご本人も「これまでの5年間を振り返るようなインタビューだった」という今回のオンエアを、みなさんお見逃しなく!

また、昨年の4月にスタートし、岡本信彦さん、神谷浩史さん、南條愛乃さん、鈴村健一さんなど、人気声優の素顔に迫ってきたボイススイッチも、内田真礼さんで最終回です。
見逃した方やもう一度見たい方は、アニマックスPLUSで配信中の特別版(ロングバージョン)をぜひチェックしてみてください!
 
>>アニマックス公式HP
>>ボイススイッチ公式サイト
>>ボイス スイッチ公式ツイッター



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