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『ヘタリア TWT』キャラCD声優インタビュー:高坂篤志さん

『ヘタリア The World Twinkle』キャラクターCDシリーズ声優インタビュー! エストニア役・高坂篤志さん

 現在、dアニメストアほかで絶賛配信中のアニメ『ヘタリア The World Twinkle』。アニメはもちろん、キャラクターソングCDシリーズも好評リリース中です! 全8巻発売されるCDには1枚に2人のキャラクターのイメージソングが収録されており、計16人のキャラクターたちの魅力的な歌が楽しめる仕様になっています。


 これまで連続インタビューをお届けしてきたが、今回は10月7日に発売予定の「キャラクターCD Vol.6 フィンランド(水島大宙)、エストニア(高坂篤志)」で、キャラクターソング「僕いかがですか?」を歌うエストニア役の高坂篤志さんにインタビュー! レコーディングについてはもちろん、印象深いフレーズ、歌詞に秘められた思い、そして高坂さんが今年の夏にしたいことなど、たっぷりとお話いただきました。

※高坂篤志さんの「高」の正式な表記は「はしごだか」です。

エストニア初のソロキャラソンは「懇願」がテーマ!?

――レコーディング、お疲れ様でした。早速ですが、レコーディングを終えての感想をお願いします。

高坂篤志さん(エストニア役/以下、高坂):エストニア単独の歌というのは、じつは今回がはじめてなんですよ。今まで1度だけ、バルト三国で歌ったことはあるんですけどね。ソロは初でしたので、とても新鮮で楽しかったです。バルト三国で歌ったときは3人で歌いましたし、その分、自分が歌うパートが限られていたので、そこまで難しさとか大変さはなかったのですが、今回は全編僕1人ですので、キャラクターをきちんと出しつつ歌を歌う、というところがかなり大変でした。プロイセンとして歌うのは、高坂→プロイセンというスイッチがあるので切り替えがすぐにできるんですが、エストニアとしてはまだ即切り替え用のスイッチがない状態だったので、今日、高坂→エストニアという新しいスイッチができてよかったです。今までなかったというわけではないのですが、より明確に切り替えスイッチができたので、今後はもっとエストニアとしても歌いたいですし、しゃべりたいです。

――エストニアとして「ソロでキャラクターソングが出る」と聞いたときはどのような気持ちでしたか?

高坂:やった!って思いました(笑)。兼役のプロイセンはもちろん、ギリシャとしても単独で歌ったことはあったのに、エストニアはなかなかチャンスがなかったので、本当にうれしくて。それにカバー曲を歌うのではなく、エストニアのために作られた、エストニアのオリジナル曲を歌うわけですから感激しましたね。

――それでは仮歌を聞いたときの第一印象を教えてください。

高坂:エストニアのIT感がすごく出ていて、いい歌だなと思いました。

――冒頭からパソコンのキーボードをたたく音が入っており、おもしろい曲になっていますよね。

高坂:パソコンのキーボードの打音でリズムを刻むって、今までのキャラクターソングでもないですよね。そう考えるとエストニアの歌ってすごくないですか? 冒頭からカタカタ音がして、「あ、今、エンターキー押したな」って音の違いもわかりますし(笑)。聞いていてすごく楽しいです。

――IT感はエストニアらしさを感じさせるひとつのポイントでもあります。それ以外にエストニアらしいと感じたのはどの部分でしたか?

高坂:エストニアは人によって態度が変わる子なんですよ。ロシアさんに対してはおどおどしてますし、他の人には優等生らしく「ドヤァ!」ってしてますし。今回は「ドヤァ」感を出しつつも、北欧メンバーに対して「僕を北欧に入れてください……」という懇願している部分があったので、その部分を強調してエストニアらしさを出しました。

――「北欧に入りたい」という自己アピールがすごいですよね。

高坂:ものすごい片思いですけどね(笑)。

――ちょっとせつなさを感じさせる部分もあります。

高坂:こんなに明るい曲なのに、どうして歌詞はこんなにも不運なのかとしみじみ思いました。まぁバルト三国はいつもそんな感じですけどね(苦笑)。またカップリング曲がフィンランドなので、プロイセンに対するドイツのように、一言くらいは合いの手でもあるのかな? と思ったのですが、まったくなかったです。北欧メンバーにも「○○ですよね?」とか「どうですか?」と呼びかけている歌詞が多いのに、誰からの返事(合いの手)もないですし。つくづく不憫な子ですよ(笑)。

――キャラクターらしさはもちろん、歌詞のなかに1つのストーリーが描かれているところもおもしろいですよね。

高坂:本当にそうですよ。改めて『ヘタリア』のキャラクターソングっておもしろいなぁと思いました。あと、先ほどスタッフさんにお聞きしたのですが、リズムのなかにモールス信号で「SOS」というのが入っているそうなんですよ。じっくり聞いて、どこにSOSが入っているのか探してみるのもおもしろいかもしれません。エストニアの懇願が暗号としても入っているという仕掛けがすばらしいです。

――モールス信号がわかる人にとっては、「ここか!」とニヤニヤできますね。

高坂:ここか!見つけた!って、より楽しい気持ちになるかもしれません。もしかしたら、他にも何か仕掛けがあるかもしれませんので、気付いた方がいましたらぜひお知らせください!

――エストニアとプロイセンの2役でキャラクターソングを歌われたわけですが、歌い分け、演じ分けをするうえで苦労したところはありましたか?

高坂:プロイセンは気持ち優先で表現するタイプなんですけど、エストニアはまじめですし「ちゃんと歌わなきゃ」と身構えていたんです。だから、最初はまじめにきちんと歌おうとしたのですが、ディレクターさんからは「役者としては気持ちが大事」というお話をしていただいて。そこからはいろいろなことを難しく考えず、歌詞の意味を理解して、気持ちを作って歌うようにしました。それに、エストニアは歌を聞いて、うるさい! と思われないようにしようと歌いました(笑)。プロイセンはそれがウリですけどね。プロイセンはプロイセンで別の意味で繊細なところもありますけど、エストニアは繊細さが多いので、その繊細な部分にも気をつけました。

――それでは高坂さんが歌ったなかで、一番気持ちがこもったのはどの部分ですか?

高坂:「許可ください」のところです。全体を通して懇願の歌詞なんですが、それまで「どうですか?」と丁寧に優しく、かっこよく歌っているのに、突然弾けたように「許可ください」と(笑)。エストニアがすべてをさらけだしたイメージで歌ったので思い入れがあります。全部を脱ぎ捨てたエストニア、みたいな感じです(笑)。

――そういえば、高坂さんだけが2役でキャラクターソングを歌っているんですよね。

高坂:本当にありがたいことです。シリーズ2枚目でプロイセン、6枚目でエストニアと僕が演じるキャラクターそれぞれの違いを楽しんでいただけるのも『ヘタリア』の楽しみだと思います。

高坂さんのプライベートを探る!

――お話は変わりますが、本CDが夏から秋にリリースされることにちなんで、今年の夏から秋にかけてやりたいこと、またやる予定のあることはありますか?

高坂:友達何人かで集まって、バーベキューをやる予定です。大きなキャンプ場で丸一日かけてやろうという話になっているので、今から楽しみですね。熱中症にならないように気をつけないとなぁと思っています。また去年は花火大会に行けなかったので行きたいですね。あと最近、プールに通っているのですが、これからも継続して通う予定です。

――プールに通っているのは体を鍛えるためですか?

高坂:体力作りの一環です。週に1度、1時間がっつり泳いでいます。今後、プロイセン、エストニア、そしてギリシャのキャラクターソングを歌い続けるため、そして役の幅を広げるために体を鍛えておこうと思いまして。

――夏のプールというと流れるプールを楽しむ、みたいなお遊びで行くイメージがあります。

高坂: (笑)。そうなんですけど、僕は体を鍛えるためにしっかり泳いでいます。泳ぎは小学生の頃にスイミングスクールでバタフライまで習いましたけど、バタフライを使う機会はなかなかないので、せいぜい平泳ぎくらいまでしかやりません。というか、エストニアっぽいエピソードじゃなくてすみません(笑)。

――今回の歌はエストニアが北欧メンバーに入りたいがために「自分にはこんな魅力がある」と自己アピールをしていますが、高坂さんがエストニアのように自己アピールをするとしたらどのように自分の魅力をアピールしますか?

高坂:え~難しいですね(笑)。何でしょう。めったに怒らないところですかね。あとはポーカーフェイスなところです。

――それでは『ヘタリア』のアフレコ現場のなかで、自分はこういうポジションだ! と自己アピールをするとしたら?

高坂:余計難しい質問に……(笑)。う~ん、いじるし、いじられるし、つっこむし、つっこまれるし。「この役をやって」と監督に言われれば即座に挑戦しなければいけないので、オールマイティーといえばオールマイティーな立場にいるところでしょうか。とはいえ、どの役者さんも僕なんかより優れたものを持っている方々ばかりなので、誰かと比べて、というわけではありません。超個性的なキャラクターを、超個性的で魅力的な役者さんが演じているなかで、何でもやらせてもらえる、何でもこなせるようなポジションだったらいいなと思います。

――ありがとうございました。最後にCDの発売を楽しみにしているファンへメッセージをお願いします。

高坂:エストニア単独のキャラクターソングがついに登場します。この歌を聞けば、エストニアというキャラクターをより深く理解できると思いますので、ぜひ聞いてください。聞いたあとに、エストニアに行ってみようと思うはずですよ。エストニアに行って、そのまま北欧を巡る旅なんていかがですか?また、カップリング曲はフィンランドの歌ですが、水島(大宙)さんが歌われていますし、きっとすてきな歌になっていると思います。そこにエストニアに対する答えがあるのかどうか……ぜひとも両方を楽しんでください。よろしくお願いします。

 

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商品情報

 
発売日:2015/10/07 発売
価格:1,200円+税

商品詳細はアニメイトオンラインへ。

(C)2015 日丸屋秀和・幻冬舎コミックス/ヘタリア製作委員会
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