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あの制作会社シャフトの歴史がここに! MADOGATARI展レポ

『まどか☆マギカ』『〈物語〉シリーズ』だけでなく懐かしのあの作品も! MADOGATARI展 内覧会レポート

 2015年11月27日(金)より、『魔法少女まどか☆マギカ』『〈物語〉シリーズ』などでおなじみのアニメーション制作会社シャフト創立40周年の歴史に触れられるイベント「MADOGATARI展」が開催中! 本稿では、東京、大阪、札幌の3会場のうち、アーツ千代田3331にて開催の東京会場に潜入することができたので、その模様をお届け! 『まどか☆マギカ』や『〈物語〉シリーズ』だけでなく、『ぱにぽにだっしゅ!』や『荒川アンダー ザ ブリッジ』など、シャフトが制作を手掛けたあの作品の原画が見られる!?

 
■ヒロインたちで振り返る『〈物語〉シリーズ』の軌跡

 会場に入るとシャフト作品のキャラクターがお出迎えしてくれるトンネルエリア! そこを抜けたところでまずは『〈物語〉シリーズ』の展示コーナーに入ります。順路通りに歩いていくと主人公・阿良々木暦(CV:神谷浩史)をはじめとした『〈物語〉シリーズ』の人気キャラクターたちの声が聞こえてきます。

 その正体は、展示されている大きな本のなかから戦場ヶ原ひたぎ(CV:斎藤千和)や八九寺真宵(CV:加藤英美里)たち、シリーズのヒロインたちが本のなかからしゃべりかけてくるんです! こちらはヒロインたちが、展示されている本の挿絵のような形になっていて、代わる代わる訪れた人たちに語りかけてくる非常に凝った趣向で、『〈物語〉シリーズ』エリアのなかでも特に目立っていました。

 そこで各ヒロインたちからの歓迎を受けたところで、『化物語』第1章「ひたぎクラブ」から順番に『〈物語〉シリーズ』の流れを原画で追いかけて行くことに。空から落ちてくる戦場ヶ原さんや、「つばさキャット」にてブラック羽川(CV:堀江由衣)と阿良々木くんが対決、忍野忍(CV:坂本真綾)に助けを求めるシーンなど、各ヒロインの名場面を原画で細かく見ることができ、「するがモンキー」のエリアでは、阿良々木くんがボコボコにされたレイニーデヴィルとの戦闘シーンを、カットごとに原画と実際の動画とを比較しながら楽しめました。

 その他には、『偽物語』でも屈指の名シーンに数えられる、上の妹・阿良々木火憐(CV:喜多村英梨)との件の歯磨きシーン、「つきひフェニックス」エリアでは、大きな話題を呼んだプラチナかわいい下の妹・阿良々木月火(CV:井口裕香)の歌う『偽物語』OPテーマ「白金ディスコ」の原画も! さらに、遂に公開が決まった『傷物語』鉄血篇の絵コンテ&キャラ設定なども……。もちろん、戦場ヶ原さんや羽川さんだけでなく、現在放送中の『終物語』よりハウマッチこと、老倉育(CV:井上麻里奈)や、キメ顔は黒歴史な『憑物語』で活躍する斧乃木余接(CV:早見沙織)も個別に展示が用意されているので、彼女たちのファンだという方も見逃せませんね!

 『〈物語〉シリーズ』の最終エリアでは、ブラック羽川と阿良々木くんの対決シーンを中心に『化物語』最終話「つばさキャット 其ノ伍」の原画を展示。自身がメインのエピソードだけあって羽川さんの原画が非常に多い印象で、各ヒロインごとのコーナーとあわせて色々な彼女の表情を見ることができます。阿良々木くんに抱き付いてエナジードレインをするブラック羽川のあの場面など、もはや「つばさキャット 其ノ伍」を丸ごと原画だけで楽しめるくらいのボリュームがあったので、羽川さんファンは特に必見ですよ!  また、「友達を作ると人間強度が下がる」という阿良々木くんの声が聞こえていた、『傷物語』鉄血篇のPVが上映されている「〈物語〉シアター」のコーナーをはじめ、各所に『〈物語〉シリーズ』の原画を用いた映像などもありましたので、会場に足を運ぶ方は見落としが無いように気を付けてくださいませ。


■ 辿り着いたそこは、まさしくイヌカレー空間!? 魔女と魔法少女の饗宴が来訪者たちを魅了する!

 『まどか☆マギカ』エリアへたどり着くと、そこはまさしく魔女たちの世界! 照明のシャンデリアに劇中最大の敵“ワルプルギスの夜”の意匠が施されるなど非常に凝った空間となっていたのですが、これには劇中のダークな世界観を描き出した一端“劇団イヌカレー”さんが協力しているそうで、その世界観をその身で体験できます!

 原画の展示では、鹿目まどか(CV:悠木碧)や暁美ほむら(CV:斎藤千和)たち5人の魔法少女ごとに、『劇場版 魔法少女まどか☆マギカ[前編] 始まりの物語/[後編] 永遠の物語』、『劇場版 魔法少女まどか☆マギカ [新編] 叛逆の物語』を中心とした変身シーンなどの名場面を展示。設置されているモニターでは、そのシーンを映像でも見ることができるので、映像と原画を見比べてみても面白いかもしれませんね。また、なかにはまどかを演じる悠木さんが描いた作中に登場するあのイラストも……!?

 そしてこの原画展示コーナーは、なんとなく作中のほむらちゃんの部屋っぽくも感じられ、『まどか☆マギカ』の世界を追体験している気分になってくるのですが、その気分をさらに高めてくれるのが、『まどか☆マギカ』エリアの見どころのひとつと言っても過言ではない、本作の世界観を作り上げる一助となっている“劇団イヌカレー”さんの素材展示のコーナー!

 薔薇園の魔女の使い魔が持っていたハサミなど、ここでは魔女たちの基となる素材を間近で見ることができました。こんな機会めったにないので、ついじっくりと見てしまい、あの世界がどのようにして生み出されたのか想像してしまいました。さらに上を見上げてみると、TVアニメ第10話の過去の時間軸で戦ったPatricia(委員長の魔女)戦を彷彿とさせる長い布が天井にディスプレイされているではないですか! これをよく見てみると『まどか☆マギカ』だけでなく、シャフトの各作品の場面カットが散りばめられているんです! もしかしたらあなたの好きな作品のキャラクターが、ここにいるかもしれませんね。

 そんなイヌカレー空間を抜けた先にある「まどかシアター」のコーナーでは、MADOGATARI展のために制作されたという『まどか☆マギカ』のコンセプトムービーが公開されています。劇場版『叛逆の物語』以降久しぶりの、『まどか☆マギカ』の新たな展開を予感させる映像になっていました!


■ アーカイブゾーンに、過去のシャフト作品の原画を楽しめるエリア! 『まどか』や『物語』以外にも見どころ満載!

 倉庫で眠っていたという過去作のお宝展示と共にシャフト40年の歴史を振り返ることができるのが、アーカイブゾーン! こちらでは、あの『十二戦支 爆烈エトレンジャー』からはじまり、『それでも町は廻っている』、近年の作品では『ニセコイ』や『まじかるすいーと プリズム・ナナ』などのパネル展示に加え、ショーケースの中にはシャフトが様々な賞を受賞した際のトロフィーや、『まどか☆マギカ』の台本など貴重なアイテムを多数展示。その中には、『ひだまりスケッチ』原作者の蒼樹うめ先生と『夏のあらし!』原作者の小林尽先生からと思われる色紙も展示されており、シャフトファンでなくとも必見の内容になっていました。

 続いてシャフトが40年の歴史のなかで手がけてきた数々の作品の原画をまとめて楽しめる、キーアニメーションゾーンでは、思わず圧倒されてしまいそうなほどの部屋中を埋め尽くさんばかりの原画の数々! 壁にそって各作品のオープニングなどの原画展示を見ていくことになるのですが、室内中央のエリアでは、シャフト作品でキャラクターが「走っている」シーンをコンセプトにした展示が行われています。

 TVアニメ『魔法少女まどか☆マギカ』のオープニングで、目覚めた心が走りだすあのシーンや『ひだまりスケッチ』のゆの(CV:阿澄佳奈)、オープニングが物語の進行によって変わっていくことが話題となった『ef - a tale of memories.』『ef - a tale of melodies.』のあのシーンも……!?


■ 待ち時間にはシャフト作品のオープニング映像を楽しめる!

 二階は物販コーナー! ここでは、『まどか☆マギカ』『〈物語〉シリーズ』それぞれのグッズだけでなく、このMADOGATARI展にちなんだ両作のコラボグッズが販売されています。このMADOGATARI展コラボ商品は特に必見ですが、ロールクッキーなどお値段も手ごろでお土産にもピッタリなアイテムも取り揃えていますし、商品は実際にショーケースにて展示されているのでご購入前に実物をしっかりと見ることもできます。そのほか、1万円以上の会計に限られますがクレジットカードを使えるレジも用意されていました!

 さらに設置されているモニターでは、『ニセコイ』や貝木泥舟(CV:三木眞一郎)と戦場ヶ原さんが歌っていたことが記憶に新しいあの映像など、シャフト作品のオープニングが流されており、物販にはつきものの会計までの待ち時間もしっかりと楽しめる気づかいが。そのほか、屋上には記念撮影コーナーもありましたよ!

 出口へと向かうと最後はエンドカードのコーナー。シャフト制作の作品ではもはやお馴染みとなっている放送後の提供などで見ることができるイラストがあり、最後の最後まで楽しさが高まりっぱなし! ここでは『まどか☆マギカ』や『〈物語〉シリーズ』だけでなく、さまざまな作品の見覚えのあるあのエンドカードが一挙に展示されているので、かなりの見ごたえでした。なお、シャフト作品の世界を体験できる本イベントですが、現在東京会場のチケットは残念ながら既に完売しています。ですが、来月12月の大阪、そして来年2月の札幌会場のチケットはまだ予約受付中となっているので、興味のある方は早めの予約をオススメします!

 そして最後に、ひとつだけ言わせてください。MADOGATARI展、本当にパナいの!


■「~シャフト40周年記念~ MADOGATARI展」開催情報
東京会場:2015 年 11 月 27 日(金)~12 月 2 日(水) 会場:アーツ千代田3331
大阪会場:2015 年 12 月 22 日(火)~12 月 27 日(日) 会場:ハービス HALL
札幌会場:2016 年 2 月 9 日(火)~2 月 14 日(日) 会場:サッポロファクトリーホール

>>MADOGATARI 展公式サイト
>>MADOGATAR 展公式Twitter(@MADOGATARI)

(C)SHAFT/MADOGATARI
(C)Magica Quartet/Aniplex・Madoka Movie Project Rebellion
(C)西尾維新/講談社・アニプレックス・シャフト
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