次元を越えた「おかえりなさい」がここに。ホログラムコミュニケーションロボット『Gatebox』
音声アシスタントやPepperくん、AIによるLINEアカウントなど、デジタルとのコミュニケーションが普遍的なものとなりつつある昨今、そのステージを一段階引き上げるかもしれないモノが登場しました。『Gatebox』です。
『Gatebox』がどんなものかは、このPVを見ればすぐにわかるはず。
「ただいま」というと「おかえりなさい」と返ってくる、その暖かさ。これは一人暮らしマンが大変なことになるぞ…。
『Gatebox』は世界初のホログラムコミュニケーションロボットで、画面の向こうにいたキャラクターが「次元を越えて逢いにくる」というコンセプトで開発されました。キャラクターは多様なセンサーでユーザー(主人)を認識し、ネットワークを介してニュースや天気、家電の操作などを実現します。
そう、『サイコパス』の立体ホログラム表示サポート人工知能、『ガッチャマン クラウズ』のX、ホログラム初音ミク…。そういったキャラたちとのコミュニケーションが実現するのです! 月並みだけどこう言いましょう、未来キタ、と!
コンセプトモデルでは逢妻ヒカリというキャラクターが登場しています。名前やエプロン的な衣装から察するに奥さんをモチーフにしているのでしょう。メイドやアシスタントよりももっと家庭に寄った、という感じがしますね。ファーストキャラクターということは今後新キャラの追加もあり得る…?
しかし、何がすごいってHey Siriとか言わないでも話しかけてくれるところですよ。多くのAIはユーザーからのアクションに柔軟に対するという部分が評価されていましたが、この若奥さん…もといヒカリは画像や音声認識、時刻、ネットなどの情報を元に能動的かつ癒し度高めにアクションを起こします。依存とかそういうアレもあり得そうなほどにリアルです。
『Gatebox』を開発した株式会社ウィンクルは、製品化に向けて2016年内のクラウドファンディングを目指しています。ホログラムAIと過ごす日常がもうそこまで迫っていますよ。
[文=ヤマダユウス型]
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