声優
劇場版公開直前の声優ユニット・ミルキィホームズにインタビュー

あなたは既にミルキィの術中にハマっている! 『劇場版 探偵オペラ ミルキィホームズ~逆襲のミルキィホームズ~』公開直前のミルキィホームズにインタビュー

 結成から6周年を迎え、決して進化を止めることのないメディアミックス作品『探偵オペラ ミルキィホームズ』。1月20日(水)に行なわれた「探偵オペラ ミルキィホームズ 2016 大!プロジェクト発表会」ではセカンドアルバムや2daysライブなど、続々と新プロジェクトが発表され、2016年もミルキィホームズは躍進を続けていきます。

 そんなミルキィホームズですが、2016年2月27日(土)には待望の映画『劇場版 探偵オペラ ミルキィホームズ ~逆襲のミルキィホームズ~』がロードショー! そして本稿では映画の公開に先駆け、声優ユニット・ミルキィホームズの三森すずこさん、徳井青空さん、佐々木未来さん、橘田いずみさんにインタビューを実施! 劇場版の見どころはもちろんのこと、映画のタイトルにもなっている“逆襲”についてなど、映画に隠された多くの“謎”を語っていただきました!

 
■ キャラクターがキャストに寄ってくるミルキィホームズの“謎”とは!?

――――最初に劇場版のお話を聞いたときの率直な感想をお願いします。

三森すずこさん(以下、三森):ミルキィホームズは今年で6周年ということで、アニメや武道館ライブなどたくさん活動してきましたが「そう言えば初期に劇場版やりたいって言ってたけど、あの夢まだ叶ってなかったね! 映画がまだあったか!」って感じでした(笑)。初期の頃に話した大きな夢の一つが6年間かけてやっと現実になって嬉しかったです。

徳井青空さん(以下、徳井):アニメも何シリーズか放送してきましたが、いよいよ劇場版が公開できて嬉しく思います。時間が空いてTVアニメの放送があったり、その間はラジオや実写の番組、ユニットで活動はしていたんですけど、こうやって劇場版が公開されて皆と一斉に新しいミルキィホームズが観られるのが嬉しいです。

佐々木未来さん(以下、佐々木):ミルキィホームズは今までいろんな活動をしてきたんですけど、まさか劇場版が叶うとは思ってもいませんでした。なんか劇場版っぽくないアニメと言いますか……第1期、第2幕とかギャグアニメみたいなので、まさか劇場公開されるなんて信じられなかったです(笑)。でも聞いたときは素直に嬉しかったですね。沢山の方に見ていただければと思います。

橘田いずみさん(以下、橘田):伝えられたときはサプライズでもなく「2016年は映画もあるし……」とサラッと言ったのを聞いたのが最初だったから「え!? 嘘!? やったぁ!」って喜びたかったです!(笑)

三森・佐々木・徳井:たしかに~!

橘田:武道館のときみたいに、私たちの知らないところでいきなり「劇場版やるよ!」って言われて「え!? 嘘でしょ!?」って展開を期待していたのに、それをサラリと伝えやがって上の人が(笑)

三森:なんか周りの人からじわじわ噂が聞こえてきたからね(笑)

徳井:社内の噂で聞いた、みたいなね~

橘田:だから最初は「え? 嘘でしょ?」と思っていて、いざアフレコの台本が来る頃に「あ、本当だったんだ。嬉しい~!」と時間差のある感じでした(笑)。今度劇場版の2回目があるときは、ぜひサプライズで教えてほしいなって思います!

 
――アニメの第1期や第2幕ではコメディ色が強かったですが、今回の映画ではどうなるのでしょう?

三森:第1期・第2幕のキャストとスタッフが集合しているので、それらを思い出させるカオスなギャグが満載になっています!

徳井:テンポが早いよね! ギャグが強いというか、むしろ100%ギャグみたいな(笑)

三森:ボケが多過ぎて1回見ただけじゃ自分の中で回収しきれないと思います(笑)


――そういったボケが見どころだと何度でも楽しめそうですね。

佐々木:もう止めて見たいくらいだよね!

橘田:私この前チラッと見せてもらったときに巻き戻したもん(笑)

 
――ミルキィホームズが始動した当初、TVアニメとゲームとでキャラクターのギャップがすごかったと思いますが、当時はどのような心境でしたか?

三森:戸惑いましたね(笑)。声優を始めてまだ間もない時期に、初めて収録した作品がゲームの『探偵オペラ ミルキィホームズ』だったので「こういう雰囲気でしっかり探偵をやるアニメなんだ」と思っていました。でもアニメの台本を貰ったら「なにこれ!?」ってなりましたね(笑)。自分でも分からなくなって「シャロはどうすればいいの!?」ってなりました。その頃は別作品みたいな気持ちで取り組んでいたんですけど、今となってはそれも含めてミルキィかなって思いますね。でもやっぱり最初は戸惑いました(笑)


佐々木:収録はゲームの方が先だったので、やっぱりエリーのイメージもゲームで固めました。そこまでエリーは差がないんですけど、アニメでは色っぽいという個性が更に加わった感じですね。色っぽくやろうとは思ってはいなかったんですけど……。

 
――キャラクターが自分に寄ってくるというところで、徳井さんと橘田さんもそういったことを感じたときはありましたか?

徳井:ゲームは真面目でしたが、アニメではギャグになって全然違うなって思いましたね。でもほとんど初めてのアフレコだったので、世界観の違いに戸惑うことなく一生懸命やっていたら時間が過ぎていった感じでした。ネロがお金に執着のあるキャラクター性はアニメから出てきたので、今ではすっかり当たり前になっていましたね。


橘田:コーデリアさんはゲームとアニメで180度違うので、最初に台本を見た時はスタッフさんのところまで駆け寄って「私どうすればいいんですか?」って聞きに行きました。そうしたら「トイズをなくすと本当に頼りないお姉さんで変な人になる、と思っていただけければいいです」って言われて、じゃあゲームのことは一旦忘れようと思い演じてみました。アホなコーデリアさんを演じている時期って、プライベートでも頭がおかしくなることが多くて、真面目なコーデリアさんの時期は自分も心持ち真面目に生きている気がするので、5、6年一緒にいるとキャラクターにも引っ張られますね。でも作っている方々が、私をちょっと意識してコーデリアさんを描いているなっていうのが見えたりするので、今はもう私だと思って演じています。

 
■ ネロの左目に隠されたミステリアスな雰囲気の“謎”が明らかに!

――全体的な劇場版の見どころと、それぞれのキャラクターの見どころをお願いします。

三森:全体的には気軽さと言いますか、ミルキィホームズってすごく難しい設定があったり、壮大なバックボーンがあるわけではないので気楽に見てもらえると思います。初めての人でも難易度が高くないというか「こういう雰囲気のアニメなんだ」ってとっかかりやすい感じの作品だと思ってもらえればいいと思います。

 シャロの見どころは、すごくアホで全然ダメダメなんですけど、それでもネガティブではなく前向きで、他の3人のことを大切に思っていて仲間意識が高いところです。それ故に必死になっているシャロが劇場版で描かれているので、そういう姿に勇気を貰えるところが見どころだと思います。


――予告を見るといつもの可愛らしいシャロも描かれていましたが、アンリエット生徒会長とのシリアスなシーンもあるようですね。

三森:そうなんです! そういったシリアスな場面も見どころの一つですね!

 
佐々木:ミルキィらしさというのは「ギャグなところでドタバタしてる、ドタバタしてもミルキィが頑張る!」というところだと思います。もちろんギャグシーンもいっぱい出てきますし、涙もあります。そういうところが劇場版っぽくて面白いんだと思います。ずっとミルキィを見ている方も楽しめますし、初めてミルキィを見る方も分かりやすく面白い作品になっていると思います。エリーとしては……そうですねぇ……。


――やはり色っぽさですか?(笑)

佐々木:そうですねぇ……やっぱり色っぽさが……(笑)

三森:エリーは脱ぎます!(笑)

橘田:もうずっと脱いでます!

佐々木:そうですね、もうずっと脱いでます(笑)。


――予告でもバスタオル一枚で鉄骨を振り回していましたね。

佐々木:そうなんですよ! 冒頭のストーンリバーさんと戦うところなんか、もうヒヤヒヤしちゃいますよ(笑)。パラって脱げないかドキドキしちゃうんですけど、そんなシーンがしばらく続きます! なので見どころはそこですね(笑)。

三森:エリーは裏切らないよね(笑)

佐々木:(笑)。そうだね、最初っからぶっ飛ばしてたよね(笑)

橘田:あれ考えた人天才だよね、エリーをバスタオルにしたいために……。あ、だから私たち冒頭からお風呂シーンなのかな(笑)

徳井:いやー、その可能性あるよね(笑)

佐々木:たしかに! 全然温泉関わってないよね(笑)

橘田:全然関係ない! 草津とかあんま関係ないよね!

徳井:「なんでヨコハマじゃないんだよ!」みたいな(笑)。

橘田:そうだよね! 万葉の湯とかでもなかったよね!(笑)

 
橘田:見どころはなんと言っても笑いが止まらないところだと思います。私も本編を観せてもらったら、休む暇がないほど一コマ一コマに笑いどころが詰まっていました! アニメだと30分の笑いですが、劇場版だと倍以上続くので、皆見終わった後に腹筋が疲れるんじゃないかなと思っています。そこは覚悟して観てほしいなと思います(笑)。

 コーデリアさんは久しぶりにたくさん歌うんですよね! 台本にも“歌って下さい”って書いてあったり、そういうのも懐かしく、そして楽しく演じさせていただきました。でも一番はコーデリアさんが物凄く下品なことをしている場面があって、女の人が人前では絶対にやってはいけない行為をしてるんです! やるならネロだと思うんですけど、そんなことをコーデリアさんがやっているシーンがあって、いきなり始めます! しかも皆が真面目な推理のシーンをしている中、1人だけしてるので、その下品なところを探してもらいたいなと思います(笑)


――すごいと言いますと、アニメの本編よりも壮絶だったりするのでしょうか?

橘田:あんなことをしたことないですね!

三森:どうしちゃったんだろうね(笑)

徳井:ぶっ飛び方がヤバい!

佐々木:そこの橘田さんのお芝居も凄いです。

橘田:私も“リアルに”そこを演じました……見れば分かります(笑)


徳井:今きっちゃん(※橘田さん)が言ったみたいに、笑いが止まらないというのは本当です! ギャグアニメの劇場版を私はあまり観たことないんですけど、映画って静かに観るものだし、普通の映画の中に笑いどころがあっても「これ笑っていいのかな?」みたいな空気になるじゃないですか。でもそうじゃなくて、最初から劇場にいる大人数の方々に笑っていただけることが楽しみです! なので「ここで笑ったらおかしいかな?」なんて思わずに、ずっと笑いっぱなしでいいと思いますし、遠慮せず笑えることが最大の魅力だと思います。

 キャラクターとしては、ネロも相変わらず目を$にして輝かせていたりするんですけど、第1期・第2幕のスタッフとキャストということもあり、懐かしいキャラクターもいっぱい登場します。だから色々なキャラクターとの絡みも、ぜひ観てほしいなと思います。


――ちなみにネロはキービジュアルで左目が隠れていて、非常にミステリアスな雰囲気が漂っていますよね。本編と何か関係性があったりは……?

徳井:これはキービジュアルで皆、真面目な顔をしているじゃないですか。他にも後ろに敵の影が見えたり怪しい影があったりとか、物悲しそうなコーデリアさんとかいますけど、それら全てがギャグで……。

 
――ギャグなんですか!?

徳井:はい、ギャグです! こんな顔をするシーンは全くないんですけど、その思わせぶりなところ、全てが前フリになっていますね!

三森:実際こんなシーンないよね(笑)

橘田:このネロの髪型を見ると何かのパロディなのかなって思ったりするけど……。

徳井:そんな感じで如何にも壮大な雰囲気“だけ”出すのがミルキィらしさかなって思いますね!

三森:そういうの得意だよね、ミルキィは(笑)。「逆襲開始」とかもうね(笑)


――本当ですか!? じゃあネロの隠れた左目も関係ないと?

徳井:もう全く関係ないです(笑)。だからこれも雰囲気で、キービジュアルを見た人が「これなんだろう? ネロに秘密があったりとか……!」と思わせた時点で完全にミルキィホームズの術中にハマっていますね!

三森:逆襲なのかっていうところもちょっと怪しいよね……(笑)

 
――ではタイトル通り本編で誰かに逆襲することとかは……?

橘田:逆襲……したっけ?(笑)

徳井:してます!

橘田:した記憶はないけど……したかな(笑)

徳井:でも一番の理由は“逆襲の”ってタイトルがカッコいいからだと思うんですよ! それが8割くらいですね(笑)

 
■ 他作品で“謎ミルキィ”が目撃される……予定!?

――ちなみにゲスト声優として真壁さんが出演されますが、プロレスと関わりのある声優ユニットってミルキィホームズさんくらいしかいないと思いますが、その点についてはいかがでしょう?

三森:ミルキィホームズってアニメから派生したユニットであることは確かなんですけど、ユニット自体の自由度がすごく高くて「ミルキィホームズだからこれはできません!」って括りがないんです。それこそプロレスや始球式もそうだし、競馬場で年末に歌うこともありました。アウェイな場所に行くことによって、4人がどんどん一致団結して絆が強くなっていったというのはありますね。

橘田:他のアニメに出たこともあったよね。

佐々木:そうだね! あるある!

三森:他のアニメのエンディング歌ったこともあるからね!

佐々木:面白ければいいみたいな(笑)

橘田:いろんなアニメに出たいよね!

徳井:それ新しいね!

佐々木:友情出演をしまくる!

三森:“謎ミルキィ”みたいな(笑)

 
――それでは最後に映画を観に来るミルキアン(※ミルキィホームズファンの総称)の方へメッセージをお願いします。

三森:今回は劇場版ということで“逆襲開始”と書いてあって「こりゃ大変だ、すごい大作かな~」と思いきや、すごく気楽に観れるし笑いが沢山なので、ミルキアンの皆もミルキィを観たことのないお友達を連れて、気楽に劇場に来てほしいなと思います!

徳井:とにかく楽しい映画になっているので、気楽に観に行ってほしいです! 皆が観て楽しいだけじゃなくて、ミルキィホームズの中の人も楽しそうな雰囲気が出ているので、お友達とか家族とか誘って皆で観に行ってほしいと思います。それがきっかけで、今までのシリーズを知ってもらえたらないいなと思うので、ぜひぜひ何度も劇場に足を運んでいただけると嬉しいです!

佐々木:ミルキアンの皆が大好きであろうミルキィホームズが帰ってきたので、ぜひ友達とかを誘って観てほしいと思います! 何回か観ないと分からないネタが散りばめられているので、もう何回でも見に来てほしいですね。

橘田:観に来てくれた人! 絶対面白いと思うんですけど、もし面白いと思ったらTwitterでつぶやきまくって宣伝しまくってください! そして1人が100人に広めてください!


――ありがとうございました。

 
◆公開情報

劇場版『劇場版 探偵オペラ ミルキィホームズ ~逆襲のミルキィホームズ~』
2月27日(土)より新宿バルト9、池袋HUMAXシネマズほか全国ロードショー

 
<STAFF>
製作総指揮・原案:木谷高明
原作:ブシロード・クロノギアクリエイティヴ
総監督:森脇真琴
監督:桜井弘明
脚本:ふでやすかずゆき
キャラクター原案:たにはらなつき・うさはらゆめ
キャラクターデザイン:沼田誠也
音楽:Elements Garden
アニメーション制作:J.C.STAFF
配給:ポニーキャニオン/ブシロードミュージック

<CAST>
シャーロック・シェリンフォード:三森すずこ
譲崎ネロ:徳井青空
エルキュール・バートン:佐々木未来
コーデリア・グラウカ:橘田いずみ

 
>>劇場版『劇場版 探偵オペラ ミルキィホームズ~逆襲のミルキィホームズ~』公式サイト
>>プロジェクト ミルキィホームズ公式Twitter

(C)劇場版ミルキィホームズ製作委員会
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