東映の男性バーチャルアイドル『EoT』1stアルバム収録秘話

東映の男性バーチャルアイドル『EIGHT OF TRIANGL』アルバム収録秘話―サイキックラバー・IMAJOとのコラボ曲は神!?

 「東映」から誕生した初の本格的男性バーチャルアイドルユニット『EIGHT OF TRIANGLE (エイト オブ トライアングル)』(以下、エイトラ)の1stアルバム『THE TRIANGLE(ザ トライアングル)』が2016年3月23日に発売されます。同作ボーナス・トラックには「PSYCHIC LOVER」のIMAJOさんとのコラボ曲「Reflect∞(インフィニティ)」を収録。様々な表情を見せる楽曲が集まったアルバムに仕上がりました。本稿では、エイトラのお2人に収録秘話について語っていただきました!

 
■ デビュー前のものから最新のものまで! “彼らの音”が詰まったアルバム。

──ファーストアルバム発売が決まった時の率直な感想をお聞かせください。

Ray:え 本当!?って最初はポカンとしてましたね。でもその後から、体の奥の方から湧き出るように嬉しさとか楽しさとか不安とかワクワクとか、ごちゃ混ぜになった大きな感情の塊が押し寄せてきました。

Kazuto:アルバムを作ることは視野には入れていましたが、いざ言われると、いいのかなって不安はありましたね。でもアルバムを出すからには妥協はしたくないと思って気持ちを切り替えました。 


──制作を進めていくなかでお2人が特にこだわったことはなんですか?

Ray:やっぱり歌ですね。アルバムの一曲一曲と向き合ってこの曲にとっての正解ってなんなんだろうって何度も何度も歌い直して考えながら、答えに近づけていきました。

Kazuto:俺は、とりあえず曲を沢山創ってそこから削っていきましたね。創りすぎて、Rayやスタッフさんに沢山相談しました。

Ray:喧嘩とかはそんなしないんですけど、お互い譲らない所があるとずっと話し合い。でもそのおかげで、磨かれたなって思います。


──そんな本作の聴きどころ、アルバムのテーマなどがありましたら教えてください。

Ray:俺達の音、ですかね。俺らの軌跡や成長、楽曲への思いをデビュー前の曲から最新曲を通して、感じてもらえたら嬉しいです。

Kazuto:自分たちを知って欲しいという意味で、それぞれに雰囲気の違う曲を詰め込みました。色合いは違っているみたいにみえるけど、全部自分たちの今の音楽なので、ぜひ聴いて貰いたいですね。


──では、アルバムの中で一番自分らしさが出たと感じる一曲はどれですか? また、その理由もお願いいたします。

Ray:自分らしさ・・・自分で書いた曲って意味では「adagio」ですが、それ以外だと「The Triangle」かな。歌詞とか曲に俺らの遊び心とかファンタジーな要素がたくさん詰まってるんですよね。だから歌うのにもちょっと子供っぽさとかいたずら心が必要だったんです。でもレコーディングが始まったらスッとその感情を表現できた気がしたんで、得意なジャンルというか自分らしい曲だったのかなぁ…とは思いますね。



Kazuto:振り幅が広そうに見えて、どれも自分らしいと思います。逆にいつもの自分と違うなって曲は「Listen to my heart」ですね。普段の曲作りは情景を描いて音を拾い上げていくんですけど、この曲はメロディーがふっと降ってきて…。そういう体験が初めてだったので、とても神秘的でした。


──シングル曲にない新曲についてお聞きします。「Truth」は大人っぽいセクシーさを感じさせる一曲ですよね。略奪愛を歌ったものでしょうか? 歌う時に注意した点、曲作りでこだわった点などがあれば教えてください。

Ray:略奪愛ですか…? 激しいですね。そこまでは考えなかったけど、出口が見えないもどかしさみたいなのはありますね。正しいことが正義なのかっていう葛藤が見え隠れしてます。

Kazuto:「Truth」は、最初はもっとロック寄りの曲だと思ってたんですけど、今回のアルバムを進めるうちに、自分たちでもサウンドの中心がちょっと変わったので、それに合わせて歌詞も変えると、曲の形も変わっていって。アレンジも弄ってたら、最初の方に書いた筈のこの曲が一番最後に仕上がりました。

Ray:俺は、「Truth」のイントロに入っているボコーダー(声をミックス出来るロボ声っぽいシンセサイザー)の部分が好き。唯一、アルバムで聴けるKazutoの声!

Kazuto:全然オレの声じゃないでしょ、アレは(苦笑)。


■ コラボ曲の収録で童心に戻る!?

──そんな経緯があったんですね! では、「The Triangle」はいかがでしょう? アイドルらしいというか、ロマンティックで甘い曲に仕上がっていてとても素敵です。同曲はアルバムタイトルにもなっていますよね。また、グループ名でもある『Triangle』が入っていますが、何か理由やこだわりがある一曲なのでしょうか?

Ray:おとぎ話みたいな曲が欲しいね、って俺が言いだして、歌詞と曲それぞれ同時に書き始めました。

Kazuto:絵本を読んだりしながらイメージを膨らませて、ね。

Ray:それでどんな曲かな?って思ったら、すごいロマンティックで…「うわっ、そうくる?」みたいな(笑)。俺も負けてたまるかって、歌詞にたくさんキラキラしたものを詰め込みました。

Kazuto:Rayがそうくるから曲も歌詞に負けないほど仕掛けだらけで、必要な物を入れていったら自然とああいうアレンジになりましたね。トラック数(楽器の数)では100くらいだから、エイトラだったらそんなに特別に多くは無いかな? あ、多いですか?

Ray:二人で競い合うように創ったので、そういう意味ではエイトラらしい世界観を持った1曲になりました。

Kazuto:お互い好きなようにやって、意外と違和感なくひとつになったのは俺達らしいなと思います。それがこのタイトルの理由ですかね。


──なるほど。「Listen to my heart」も、とても爽やかな曲調なので個人的に好きなのですが、内容は少し切なく繊細なイメージを感じました。どういった想いで作られたのでしょうか?

Ray:この歌詞はいろいろ書きました。3種類くらいあって、どれも方向違うんだけど、どれも曲に合ってて。でも、その中で一番謎が多くて、いろんな意味に取れるモノに決めたんだよね。だから聴く人にとって違う風に歌詞が聞こえてたら嬉しいかな。でも、歌詞の方向性ってアレンジにすごく影響されるから、Kazutoは大変だったかも。(笑)

Kazuto:そうだね。曲が出来たときはフォークっぽさ、アコースティックな感じが強かったんだよね。まぁ、仮で付けていた歌詞がちょっとそういう自然っぽいところがあって。で、その内に歌詞の方向性が定まったきたら、やっぱりサウンドをもっとメロディを活かす感じにしたくて、慌てた風もイヤだけどノンビリじゃなくて、って悩んだらけっこう難しくて。最後までこれで良いのかな?って周りのスタッフさんにもけっこう感想を訊きましたね。

Ray:普段余り悩まないKazutoなのに、すっごく悩んでたよね。

Kazuto:この曲、思いのほか音の数が多くないな、いや、多くない方が勢いがあるかな…ってとにかく難しかったですね。だから今みたいなシャープでスピード感のあるアレンジに出来てすごく満足してる。


──「Reflect∞(インフィニティ)」は、疾走感がありとてもパワフルで聴いていて元気になってきます。さすが、PSYCHIC LOVERのIMAJOさんとのコラボ曲!と感じたのですが、制作裏話などはありますか? エイトラのお2人にとって初のコラボ曲かと思うのですが、楽しかった点や苦労した点などお聞かせください。

Ray:俺にとって凄い憧れの方なので、前日寝れないくらい、緊張しっぱなしでした!

Kazuto:出だしからラストまで、スピード感のあるロックで完全に持ってかれましたね。IMAJO さんに曲を書いて頂いて、アレンジもやって頂きました。この曲みたいなギターでのスピード感、本当に憧れますね。Yoffyさんに入れて頂いたコーラスも最高にクールですし、ボーナス・トラックとして最高の1曲になりました。

Ray:ギターソロとか、ほんと凄いカッコよくて…歌ってみて、自分たちの歌とは違う意味でドキドキしました。

Kazuto:この曲で俺はシンセだけ弾いたのですが、エイトラの「ほぼ全部自分でやる」っていうのと違って、頼りになる大先輩の曲で自由に弾かせてもらえて、本当に貴重な体験でした。Rayは収録中ずっと戦隊ヒーローに憧れる子供みたいに目がキラキラしていましたね

Ray:だって、ヒーローが俺の目の前に居てギター弾いてるんだよ!? そりゃ興奮するでしょ!

Kazuto:IMAJOさんはスーパー・ギタリストなので俺も舞い上がってましたけど、何よりその録音クオリティとこだわりに圧倒されましたね。音楽業界の先輩としての素晴らしい姿勢に感銘を受けました。俺達も音楽に関しては手を抜いているつもりは無いんですけど、細部に至るまでその詰め方が素晴らしくて、本当に勉強になりました。

Ray:俺なんかが神様の曲に乗せて歌うなんて恐れ多いって最初は思っていましたけど、IMAJOさんやYoffyさんの音楽に対する姿勢を見て、そんな事言ってられないなと、そのプレッシャーを逆に楽しむことにしました。

Kazuto:あれだけ有名な方なのに、本当に丁寧で謙虚で、音の為には出来る事は全部する! 俺達もいつもそうありたいなと改めて思いました。

Ray:2人の神様との録音は勉強になりました。凄いスピードで録って行くのに、クオリティは凄く高くて…。おかげで、スペシャルな曲がアルバムに加えられて、本当に嬉しいです。


―――では最後に、ファンのみなさんへメッセージをお願いします。

Ray:ファンのみんなにはいっつもTwitterとか手紙とかでたくさんパワー貰って、とにかくすっごい感謝してます! それとスタッフ、関係者の方に俺らエイトラは助けて貰ってることを実感しました。何かお礼をしないとまずいぐらいお世話になってますよ、本当に……。

Kazuto:本当にRayが言うように、好きにやらせて貰って申し訳ないぐらいです。したいね、お礼。

Ray::んー。発売日に何かしない? このアルバムに関わってくれたスタッフさんに感謝の気持ちを込めて。

Kazuto:…なんだろうね、ホームパーティーでもやる?俺の家呼んで、

Ray:いいねー!それいいじゃん。俺、料理頑張るよ!

Kazuto:でも、スタッフさんだけじゃなくいつも応援してくれるみなさんにもお礼しないとだよな、みんなも参加する方法って何かないかな…

Ray:みんなKazutoんちに呼んじゃえばいいじゃん!

Kazuto:それは無理だろ、

Ray:でもさファンのみんなにも参加してほしくない?なんかないかな…どうするよ?

Kazuto:そうだな…例えばだけど、俺の家から生音配信ってどうかな?

Ray:いいねーやっちゃう! やっちゃおうよ!! したらさ!ファンのみんなもTwitterで参加できるし!! スタッフさんにも俺声かけてみるよ!!!

Kazuto:でもRay……その日俺ら夜、撮影じゃない?

Ray:マジか、じゃ…夜中か

Kazuto:…夜中だね、

Ray:エイトラ「さんかく祭り生音配信」開催だな!


★という訳で、3月23日(水)1stアルバム発売記念「さんかく祭り生音配信」が急きょ、実施決定! どんな内容になるのか……それは観てのお楽しみ♪ 詳細は公式Twitterにて!!


<イベント情報>
■ 1stアルバム「THE TRIANGLE」コラボカフェ開催決定!
 秋葉原の男装喫茶『QUEEN DOLCE』にて1stアルバム「THE TRIANGLE」のコラボカフェが開催決定! 2016年3月23日~3月27日までの期間限定となります。詳しくはこちらをご覧ください。

 
◆リリース情報
■EIGHT OF TRIANGLE 1stアルバム「THE TRIANGLE」
発売日:2016年3月23日(水)
価格:2,000円(税別)

[収録曲] 全7曲
1.5 Truth
2.5 スノードーム
3.5 The Triangle
4.5 heart to erode
5.5 adagio
6.5 Listen to my heart
7.1 Snow Dome music box ver.

Bonus track
z.7 Reflect ∞ (インフィニティ)
by EIGHT OF TRIANGLE? featuring IMAJO(PSYCHIC LOVER)

>>全曲試聴サイト

★アニメイト購入特典情報
 全国のアニメイトでご購入いただいたお客様に、先着でアニメイトオリジナル特典「Ray+Kazuto 本人直筆サイン入りブロマイド写真」をプレゼント致します。さらに、スペシャル特典としてアニメイトオンラインショップでご購入のお客様には、上記特典プラス先着で「スペシャルアナログサイズジャケット」(315×315mm)もプレゼント!

さらにさらに!全国のアニメイト、アニメイトオンラインショップでご購入頂いたお客様に「抽選特典応募用紙」をお配り致します! 応募用紙に必要事項を記入し、官製ハガキに添付しご応募ください。
※応募先など、詳しい内容は、応募用紙をご確認ください。

[抽選特典応募用紙詳細]
1:アーティストからの直電話 10名 (詳細は当選者ご本人にご連絡致します)
2:お客様のお名前入れ+直筆サイン入りB2ポスター(Ray ver.) 100名
3:お客様のお名前入れ+直筆サイン入りB2ポスター(Kazuto ver.) 100名
※当選の発表は、発送をもって代えせていただきます。

■応募用紙配布期間
2016年3月22日(火)~2016年4月3日(日)まで

■応募期間
2016年3月22日(火)~2016年4月8日(金)消印有効
※詳しくは抽選特典応募用紙をご確認ください。
アニメイトオンライン

◆EIGHT OF TRIANGLEとは

音楽家を父に持ち、小学校の時に手にしたピアニカで音楽に目覚めた遠藤和斗は、大学時代にバンド活動を始め、音楽家を目指し卒業後に音楽作家の事務所の門を叩く。
君島零は、高校時代からバンド活動を行い、卒業後プロを目指しボーカルとしてバンドを続けたが、メンバーとのケンカが絶えず20歳の時に解散。
二人は、お互いが出演したライブで知り合い、零のバンドのラストライブで再会。零が一緒にやる事を呼びかけ,コンポーザーKazuto(遠藤和斗)、ボーカルRay(君島零)の二人からなるユニット「EIGHT OF TRIANGLE」が誕生した。

その頃、数々のライブイベントを手がけ、新たに音楽イベントへの進出を考えていた東映が、銀座でライブをやっている二人に出逢い、彼らなら今までに無い東映らしい音楽ライブイベントを実現出来ると東映への所属を説得。東映の新しいプロジェクトの第一弾アーティストとして2015年10月8日(トーエイの日)にデビューが決定。

デビュー曲は、作詞をボーカルのRayが手がけ、作曲はKazutoによる「heart to erode」。
この曲の他にも既に数曲のレコーディングが完了している。今後は楽曲の発表をしながら、ライブを中心とした活動を予定している。



>>EIGHT OF TRIANGLEの さんかくラジオ
>>「EIGHT OF TRIANGLE」公式サイト
>>「EIGHT OF TRIANGLE」公式Twitter(@ eightoftriangle)
>>遠藤和斗 Twitterアカウント(@ Endou_Kazuto)
>>君島 零 Twitterアカウント(@ Kimishima_Ray)

(C) TOEI
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