「煮こごりみたいなふたり」が友達になるべく奮闘！岩田光央さん、浪川大輔さん、鈴村健一さん出演「AD-LIVE 2015」大阪公演【1日目・昼】レポート

　6日間12公演という、過去最大規模で行われた「AD-LIVE（アドリブ）2015」。ツアー最後の場所となる大阪公演2日間にも豪華キャストが登場し、昼夜にわたって奇跡を生み出しました。本稿では、大阪公演1日目・昼の部の様子を振り返っていきましょう。

【出演者／10月17日＠メルパルク大阪】
岩田光央さん（過去5回出演）
浪川大輔さん（初出演）

鈴村健一さん

　岩田さんが出した“答え(昼ver.)”は、栗原信二という名の鳶職人。必要以上の事を話さないという寡黙なキャラクターで、会話のキャッチボールもなかなか成立しません。一切喋らないわけではないのですが、言葉での自由な表現を封じるのは、確かにアドリブ劇では攻めた選択。果たして、これは吉と出るのでしょうか？

　そんな栗原に「チョーしゃべんないっすね！」と言い放ったのは、浪川さん演じる田口正。その言葉からも感じられる通り、基本的にはフランクなキャラクターのようです。しかし一方で、「座面にティッシュを敷いてからでないとイスに座れない」「アルコール消毒液は必須」などの潔癖症すぎる面が。携帯電話の製造工場に勤務しており「無菌状態で仕事できるのが最高。天職ですね！」と明るく言いますが……なにやら大きな闇を抱えていそうです。難しそうなふたりに、さすがの最上も「煮こごりみたいなふたりだな……。心が固いな……」とボヤいてしまいます。

　ともあれ、友達になるべく出会った栗原と田口。最上の先導のもと、4つのステージに分かれたゲームやクイズに挑戦し仲を深めていきました。ここでは、寡黙なはずの栗原が向山(アシスタント)を見るなり「(俺の)後輩なんだよ！」と大興奮！　セカンドステージでは、ティッシュを忘れた田口がイスに座るハメになり大後悔……！などなど、彼らの性格にも紐付いた見どころが多数ありました。また、食事シーンではワインの味に栗原がまたも大興奮!!　「おいしいよ！　いやあおいしいよ！」と声をあげます。こういった段階を経て、心を開いていくふたり。煮こごりみたいな心は、徐々に溶けていきました。

　ちなみに、この日のアドリブワードは食事シーンで乱発！(以下、“”内はアドリブワード)　栗原と田口は、豪華な料理やワインに舌鼓を打ち「この美味さの前に“無力”です」(栗原)、「(ワインを)飲んだら“勇気”がでてきますね」(田口)と、ワードを使って褒めちぎりました。

　しかし、対する最上は「(フルーツ盛りを指し)南国の“3本のタイヤ”を使っております。要はパイナップルのことですね。形が似てますもんね」「噛み心地が非常に“とくになんでもない”」と謙遜(？)。さらに、デザートのホールケーキは「シェフの“知覚過敏”」と称し、観客のどよめきを誘いました。料理に対する評価が、ワードによって二分。これは運命のいたずらなのか否か？　とにもかくにも、「AD-LIVE」が奇跡を起こすことを証明する時間となりました。

　寡黙な栗原と潔癖症の田口。彼らは果たして、友達になれたのでしょうか？　また、ふたりがこの性格に至った理由とは何だったのでしょうか……？　そして、岩田さんの攻めたキャラ作りについて、3人はカーテンコールでどう語るのでしょうか!?　気になる方は、ぜひ3月に発売されるDVDで確認してみてください♪

　次回は、「AD-LIVE 2015」最終日となる大阪公演2日目・昼の部のレポートを公開予定です。この回も、驚きのキャラクターが登場したので、要チェック！

［取材＆文・松本まゆげ］


■「AD-LIVE 2015」第5巻
　岩田光央×浪川大輔×鈴村健一

■「AD-LIVE 2015」第6巻
　下野紘×福山潤×鈴村健一

発売日：2016年3月23日

[アニメイト限定版] 各8,000円＋税
-通常版＋特典DISC
-特典DISC：オリジナルDVD収録内容
・AD-LIVE2015 After Talk 各公演終了直後の出演者3名による対談映像
・Making of AD-LIVE 2015 [Kenichi Suzumura] 各公演日の総合プロデューサー・鈴村健一に密着したメイキング映像
を収録

《初回特典》
・「AD-LIVE 2016」チケット優先販売申込券

[通常版] 各7,500円＋税
-DVD2枚組
-特製ブックレット
-オーディオコメンタリー(夜公演)
-特典映像(CM、PV集) ※各巻共通

《初回特典》
・「AD-LIVE 2016」チケット優先販売申込券


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