『ダンまち』スペシャルイベント『神様の感謝祭（ヘスティア・パーティー）』レポート！　松岡禎丞さん、水瀬いのりさん、大西沙織さん、内田真礼さん等が登場！

　2016年2月21日（日）、かつしかシンフォニーヒルズモーツァルトホールにて、『ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか』スペシャルイベント『神様の感謝祭（ヘスティア・パーティー）』が行われました。イベントには、主人公ベル・クラネル役の松岡禎丞さん、ヘスティア役の水瀬いのりさん、アイズ・ヴァレンシュタイン役の大西沙織さん、リリルカ・アーデ役の内田真礼さんが登場！　さらに、イベント後半に設けられたライブパートでは、井口裕香さんと分島花音さんが登場し、それぞれOPテーマ『Hey World』とEDテーマ『RIGHT LIGHT RISE』の生歌をステージで披露してくれました！

■やはりあの名シーンが！　演じていて熱くなった、笑ったシーン！

　まず、初めに行われたのは、ヒューマンメールと題した、事前にファンの皆さんから募集した、四人への質問に答えるコーナー！　ひとつ目に選ばれた質問は「演じていて一番胸が熱くなった、また笑ったシーンは？」というもの。この質問に対して、それぞれ思い思いのシーンを上げてくれました！

　内田さんからは、劇中での特定の場面ではなく、「細谷佳正さんが演じる、ヴェルフが喋る度に笑ってしまうんです」という答えが。その理由は大西さんが度々披露する、ヴェルフのモノマネが原因とのこと。これに対し大西さんは、「ヴェルフは熱血で、台詞に全て濁点が付いているイメージがある」と説明し、実際にそのものまねを披露してくれました。今後会場でものまねを聞いたファンが、ヴェルフのセリフを聞く瞬間、ふと思い出して笑ってしまわないかちょっと心配です。

　水瀬さんは第3話「神様の刃（ヘスティア・ナイフ）」の“女神”としての格好良いヘスティアの姿に感銘を受けたとのことで、それまでの可愛いだけではないヘスティアの一面を垣間見たことで、その後の演技にも影響があったとのことです。

　大西さんは第8話「英雄願望（アルゴノゥト）」での、ミノタウロス戦を上げてくれました。第一話からのミノタウロスとの因縁を断ち切り、さらにアイズに守られまいとするベルが１人戦う、主人公としての成長を描いた作中屈指の名シーンです！　しかし、大西さんがこのシーンを上げた理由はというと、ベルが強くなってもなお、アイズがベルのことを守る側の立場にいられた事が嬉しかったから、だそうです。アイズを演じた大西さんだからこその理由かもしれません。

　松岡さんも同じく第8話のミノタウロス戦とのことでしたが、理由はまた違ったもので、ベルを演じたうえでの演技についてのお話をしてくれました。松岡さんの演技とバトルシーンのアニメが凄まじい迫力で展開していた名シーンですが、出来上がりは皆さんご存知の通りのハイクオリティ。この出来に感動したとのことです。これに対して、製作スタッフ側から「松岡さんの演技が素晴らしかったため絵を合わせました」とのコメントがありました。

　次に「ヘスティア・ファミリア以外では、誰のファミリアに入りたいですか」という質問が取り上げられました。これには水瀬さんと大西さんが2人でミアハを指名！　しかも指名した理由は2人共、その格好良さから！

　内田さんはタケミカヅチ・ファミリア志望で、真面目な雰囲気が格好良いとのこと。さらに、皆しっかりとしているので、自分もファミリアに入れば成長できそうというお話も。しかしここで松岡さんから「でも、モンスター押し付けられたよ（笑）」という、第10話『怪物進呈（パス・パレード）』で起こった、苦いエピソードが。劇中では和解こそしたものの、これには内田さんも「たしかに。リリ的にもちょっとアレでした（笑）」と、少々苦笑い。

　その松岡さんはというと、ヘファイストスを指名。理由は武器屋防具などの、ものづくりに魅力を感じてとのこと。さらにものづくりつながりで、美味しい酒を作るソーマ・ファミリアと迷ったとのことですが、あの酒は美味しいの範疇を超えた、飲む人を強い依存状態にするかなり危ない酒。劇中でも酒を巡り、ソーマ・ファミリアのメンバーは色々と問題行動を起こしていました。しかも松岡さんは実際にあの酒を飲んでみたいともおっしゃっていたので、かなり危険な選択肢との二択だったようです。ぜひヘファイストス・ファミリアで健全なものづくりを頑張っていただきたいです！

　次に取り上げられた質問は、結局誰が一番好きなんですか。というもの。これは劇中のベルに対する質問ですが、ここで会場ではベルによるヒロイン達との、フラグ乱立シーン集が上映されました！　片手で数えられない人数に対して、悪意なくフラグを立てまくるベルの姿に女性陣は微妙な雰囲気に……。

　そんな雰囲気を払拭する勢いで、松岡さんから、一番は神様との一言！　しかしそこに連なり、同格で一位のアイズ。さらに同格で一位なのが……と結局完全な逃げの一手でした（笑）。

　ちなみにベルとしてではなく、松岡さん本人としてはヘスティアが一番好きとのことです！

■細谷さんから特別メッセージが！

　ヒューマンメールのコーナーは終了かとおもいきや、なんとヴェルフ役の細谷佳正さんからスペシャルメッセージ兼質問が！　まず、細谷さん曰く、松岡さんのあまりフレンドリーな部分をあまりみれていないので、ネットで得た情報を元に質問したいことがあるとのお話が。その内容はというと、松岡さんの好きな色として挙げている青色に関して、なぜ好きなのかという。とても雑談チックなものでした。これに対し松岡さんは、空の色として青が好きという、少しロマンチックな回答が。そして、この質問を受けて松岡さんは「今度細谷さんにあったら、いい天気ですねって話しかけてみます」とのことで、今後のお2人の友好関係の進展にも期待です（笑）。

　次は質問ではなく、松岡さんがアフレコ中、マイクの前に立つと片足が上がるんですと言う情報とともに、その様子を会場のお客さんに披露してあげてくださいというお願いが。少し不思議なお願いですが、松岡さんが生で演技をしてくれるチャンスに会場は大きく湧きました！

　力の入る演技は足が上がるという松岡さんからの補足もあり、先ほどもお話に上がったミノタウロス戦でアイズに対して放った「ここでアイズ・ヴァレンシュタインに助けられるわけにはいかないんだ！」という台詞を披露してくれました！

▲見事に足が上がっています！　ちなみにマイクスタンドが無かったため、大西さんがマイクスタンド役に！

　最後となってしまった細谷さんからの質問は、内田さんに当てたもので、同じく声優をしている弟の内田雄馬さんと“普段どういう話をしているんですか？”という、もはやダンまちと一切関係の無いものでした。これに対し内田さんは「本人に聞けばいいのに！」という、的確なツッコミを入れつつ、姉弟の仲良しエピソードもいろいろとお話ししてくれました。

■ラジまちが一度限りの復活!?　ラジオ公開“非”録音!!

　続いては、ダンまちの応援ラジオ『ラジオに松岡との出会いを求めるのは間違っているだろうか』が今回のイベントのコーナーとして、一度限りの復活を果たしました！　イベントステージで行われるものの、録音はしないので“公開非録音”という、聞き慣れない存在に。イベント中のひとコーナーとはいえ、あくまで“ラジまち”ということで、このコーナー中は水瀬さんと大西さんがパーソナリティを務め、先程まで一緒にイベントを進行していた松岡さんと内田さんはゲストとなりました。

　ラジまちが復活ということで、ラジまち内のコーナーも復活！　まずはラジまち・ファミリアのコーナーです。このコーナーはリスナーから、自身の持つ能力を募集し、ファミリアのメンバーを集めるというもの。今回は特別編ということで、水瀬さん以外の3人が能力を考え、水瀬さんが神様としてファミリアに迎え入れるかジャッジするという内容に。

　まず、一番早く書き上がった内田さんの能力名は“ニーク・ジャーガ”。内容はおいしい肉じゃがをどこでも作れる、というもの。能力の説明の中で、何を作っても肉じゃが味になるという不穏な言葉も飛び出しましたが、水瀬さんのジャッジにより、ファミリアへの迎え入れが決定！　理由は、純粋に食事は重要だから、というもの。ただ、その後水瀬さんから「内田さんはかわいいので何を書いてもオッケーです！」という突拍子もないセリフが……！

　松岡さんの能力名は“エターナルフォースブリザード”。という、どこかで聞いたことのある必殺技の名前が!?　ちなみに効果は、相手は死ぬ。と、またもどこかで聞き覚えが（笑）。水瀬さんのジャッジは、内田さんに続き迎え入れることに！　その理由は、純粋に強そうだから！　確かに松岡さんが読み上げた“エターナルフォースブリザード”はとても強そうでした。

　大西さんの能力名は“イノスケあつめーる”。効果は水瀬さんをいつでも招集できるというもの。さらに大西さんから、水瀬さんは「呼べばいつでも来るんじゃないかなと」というつぶやきが。これには水瀬さんから「そんなに暇じゃない！　時間を作っているの（笑）」というツッコミと、「人の名前で滑らないで！」という辛口なお言葉が……！　というわけで、残念ながら迎え入れは“無し”ということに。

　ラジオ復活最後のコーナーは、こんなところで出会いを求めるのはまちがっているだろうか？　このコーナーは、ダンジョン並に難しいシチュエーションで出会った人がどうすれば仲良くなれるかを考え、そのシチュエーションに出会いを求めるのは間違っているのかどうか結論を出す、という内容です。今回のお題は“水浴びを覗いていた疑惑の男子と女子”というもの。字面だけ見てもかなりの難易度を感じるシチュエーションですが、松岡さんが疑惑の男子、女性陣3人が水浴び中の女子として、このお題に挑みます！

▲水浴び中と言う設定で、除き疑惑のある設定の松岡さんから隠れる女性陣。

▲覗き疑惑の男子という設定の松岡さん。もはや疑惑の域を超える迫真の演技です！

　かなり無茶なシチュエーションなうえ、途中から松岡さんの迷走もあり、最終的に変質者として通報されてしまい、仲良くなるどころではない結末に。この結果から、「水浴びを覗いていた疑惑の男子と女子に出会いを求めるのは間違っている。」という結論に。ここでラジまちの復活も残念ながら終了。とはいえここからも、イベントは続行です。

■目指せ18階層！　大森先生1人に聞きました

　このコーナーは、原作者の大森藤ノ先生に事前に取ったアンケートを元に二択問題が出題され、その二択から大森先生の回答したものを当て続ければクリアというもの。ただし、途中で答えを間違えると、初めから同じ質問をやり直さないといけないという、単純ながらも厄介なルールが設けられていました。

　まず、一番初めの質問は「アニメ化して一番嬉しかったことは何？」というもの。これの回答となる選択肢は「書店でCMが流されているのを見かけた時」と「印税が増えたこと」の2つ。なんとも両極端な内容です。ここで4人の意見は早速割れかけますが、松岡さんが「どっちも嬉しいと思うけど、そこは世間体を考えて……」という大人な意見を提示し、「書店でCMが流れているのを見かけた時」を選択し、見事正解！　その後も「アニメ化された映像で特に良かったシーンは？」という質問に「一話のアバン」という答えや、「所属したいファミリア」は「ガネーシャ・ファミリア」等、正解を連続し、全く間違えること無く残すところ数問というところまで到達することができました。しかしここで事件が！

　次の出題は「アイズが饒舌になるときはどんな時？」というもの。回答の選択肢は「今、大西さんがファンの皆さんに何かサービスをしてくれたらきっと饒舌になります。」と「アイズは決して饒舌にはならない」というもの。キャラクターのイメージとしては後者かなと思う選択肢ですが、松岡さんから出た、サービスの方じゃないですか？　という声に客席から歓声が！　この反応に大西さんは、ためらいながらもサービスとして、アイズからのバレンタインメッセージを客席に向けプレゼントしてくれました。しかし、サービスはうれしいものの、回答としては不正解かと思われたこの選択はなんと正解。見事次の質問へ駒を進めることができました。

　しかし次の質問もなかなかの難物。質問は「リリルカ・アーデリックのリュックの中に入っている意外なものは？」というものですが、その回答の選択肢が「ソーマ・ファミリアのエンブレム」と「ポエム帳」。これはさすがにエンブレムではという声は上がりつつも、“意外”ということも汲み取りつつ「ポエム帳」を選択！　この質問もひとつ前の質問のように、内田さんによる、リリが書いたベルに対する惚気全開のポエムを読み上げることに。しかし、ここでまさかの不正解!!　初めから同じ質問に答えることに……。つまり大西さんによるサービスももう一度！　不正解ながら、客席からは歓声が起こるという不思議な事態に。

　その後はスムーズに進み、見事一度のコンティニューでクリアとなりました！

■井口裕香さんと分島花音さんによるライブパートも！

　こうしてイベントも終盤にさしかかりましたが、まだまだトップクラスの盛り上がりポイントが残されています！　そう、ここで井口裕香さんと分島花音さんによるライブパートの開始です！　ここまででもかなりの盛り上がりを見せていましたが、ライブということでその熱気は最高潮！　曲がスタートすると会場全体がサイリウムの光で埋まり、床の揺れを感じるほどでした。

▲先に登場したのはOPテーマ『Hey World』を歌う井口裕香さん。

▲分島花音さんが歌う『RIGHT LIGHT RISE』では、ミュージックビデオの旗揚げゲームが行われる一幕も。

■大森先生からキャスト陣への手紙の中には“OVA”の文字が!!

　最後に今後こういったイベントの場が無いかもしれないということで、大森先生から松岡さん、水瀬さん、大西さん、内田さんに対して、お礼のメッセージが書かれた手紙が読み上げられました。そして、なんとこの手紙の最後で新作OVAが発表!!　この発表に対して、松岡さんは「最後何を言おうかずっと考えていたんですけど、吹き飛びました（笑）。本当に嬉しいです！」と、驚きと喜びの入り交じったコメントを残し、他のキャスト陣や井口さん、分島さんからも喜びの言葉が。

　もちろん当日会場に訪れたファンの皆さんからも同様の声が端々から上がり、会場全体が歓声に包まれつつ『神様の感謝祭（ヘスティア・パーティー）』は終了となりました。

　初の単独イベントであり、かなり濃密な内容でしたが、それと同時に「最後の単独イベントになるかもしれない」という話題がトーク中に度々上がり、寂しさも感じる内容でした。しかし、最後には新作OVAの制作発表という、特大のうれしいサプライズ！　OVAはもちろんのこと、ダンまちの今後の更なる展開に期待して、盛り上がっていきましょう！

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