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アニメ『ふらいんぐうぃっち』キャスト陣が津軽弁で生アフレコ!?

史上初!? 津軽弁でキャストが生アフレコ! 人間VS魔女で熾烈な戦いが展開した『ふらいんぐうぃっち』ファンイベント昼の部レポート

 2016年9月4日(日)、よみうりランドにて、「TVアニメ『ふらいんぐうぃっち』ファンイベント ~チトさん、今日はちょっと遠出してみませんか?~」が行われました! 『ふらいんぐうぃっち』は青森県を舞台に、修行中の女子高生魔女・木幡真琴が友人達とのんびりした毎日を過ごす物語として、2016年4月~6月の期間中にTVアニメが放送されました。現在、原作は別冊少年マガジンで連載中です。

 今回のイベントでは、チーム対抗のゲームコーナーやキャスト間での質問コーナー、津軽弁での生アフレコなど、本作ならではの内容となりました。本稿では、大盛況のうちに幕を下ろした昼の部の模様をお届けします!

【出演者】
篠田みなみさん(木幡真琴役)
鈴木絵理さん(倉本千夏役)
菅原慎介さん(倉本 圭役)
三上枝織さん(石渡なお役)
葵井歌菜さん(木幡 茜役)
日野まりさん(犬養役)
茅野愛衣さん(チト役)

▲左奥から、日野さん、葵井さん、菅原さん、三上さん 左手前から、茅野さん、篠田さん、鈴木さん

▲左奥から、日野さん、葵井さん、菅原さん、三上さん 左手前から、茅野さん、篠田さん、鈴木さん

 

メインキャストの知られざるエピソードや特技が続々と明らかに!?
 キャラクターの影ナレによってスタートしたイベントでは、真琴にちなんで箒を手に登場した篠田さんを筆頭に、続々とメインキャストが姿を現します。また千夏役の鈴木さんは赤いランドセルを背負って登場! まさに小柄な鈴木さんと千夏がマッチした姿に、会場からは盛大な歓声が沸き起こりました。また鈴木さんから、ガチガチに緊張していることを指摘された菅原さん。隣の三上さんからはいたずらっぽく質問を投げかけられ、戸惑いながら答える姿にファンも癒やされた様子でした。

 
 最初のコーナーは、日常で聞きにくい質問に指名されたキャストが答える「ふらいんぐめもりー」。様々な質問が飛び出す中、菅原さんから寄せられた質問は「三上さんがお小遣いを貰うためにしていたことはありますか? また劇中での圭の津軽弁はどうでしたか?」といったもの。

 お小遣いについては、定期的なバイトはしていなかったものの、青森県のしじみ貝が有名な土地で少しお手伝いして、お小遣いを貰っていたことを明かします。続いて、圭の津軽弁については「1話のとき津軽弁について聞かれましたが、私が言った言葉をそのままお芝居に反映させていたので、凄く飲み込みの早い殿方だと感じました」とコメントし、会場からは拍手が沸き起こりました。

 
 また、作中で酒豪の茜を演じる葵井さんは「お酒の席での面白い失敗談を教えてください」と日野さんに質問を投げかけます。すると、日野さんは「いっぱいあるんですけど、今回は“日野まり全裸で逃げられないの巻”をお話します」と、ステージと客席から不穏な声が多数上がりました。

 そのまま続ける日野さんは「ある日、遅くまで飲んでいたんです。記憶が曖昧ですが、最寄り駅まで着いたのは覚えているんです。そこでふと地震が起きて“逃げないと”と思ったんですけど、気がついたときには家に居て、しかも二日酔いで足腰が立たなかったんですね。しかも、シャワーを浴びようとしていたのか、そこで自分が裸であることに気が付いて、地震なのに全裸で這いつくばることしかできなかったんです(笑)」とまさかの大暴露。

 
 会場が爆笑に包まれたところで、続いてはフリークエスチョンのコーナーに突入。特に指名せずに、様々な質問が展開する……予定でしたが、一通目から「普段はおじいちゃんっぽい菅原さん。キレッキレのダンスが見たいです。『ふらいんぐうぃっち』を表現したダンス、お願いします」と名指しでのリクエストが寄せられました。

 これに対して菅原さんも動揺を隠せない様子ですが、いざステージ中央に立ち、OPテーマの「シャンランラン feat.96猫」が流れ出すと、キレのある即興ダンスを披露。普段のんびりした印象の菅原さんからは、全く想像できないダイナミックな動きでキャスト陣を騒然とさせます。ファンも最初こそ大きく驚くも、途中から手拍子や歓声で応援し、菅原さんはサビのワンフレーズを見事に踊りきりました。

 なお、仕込み・打ち合わせ等は一切なかったということで、茅野さんからも「これから踊った方がいいよ!」との激励が。菅原さんも「もう少しステージを広く使えれば……」とフラグとも受け取れる言葉を残したところで、「ふらいんぐめもりー」のコーナーは終了となりました。

 
茅野さんの気持ちでチトのベストショットを探し出せ!
 ここからはチームワークを競いながら本作を振り返るコーナー「ベストショット対決」が展開。本コーナーは、数枚並んだ場面カットの中から、茅野さんがチョイスしたチトさんのベストショットを当てるべく、チームで一致団結するコーナー。また、この対決で勝利したチームには、次のコーナーで有利になるお助けカードを獲得できるということで、各チームに緊張感が生まれます。気になるチーム分けは以下の通り。

【人間チーム】
鈴木さん、菅原さん、三上さん

【魔女チーム】
篠田さん、葵井さん、日野さん

 
 茅野さんの気持ちを考えながら正解を探っていく両チームですが、始まるや否や鈴木さんは「茅野さんはどれ選んだんですか?」とメタ発言。茅野さんも「それを当てるの!(笑) 9歳だから分かんないのかな……?(笑)」と優しく宥めながらも、徐々にシンキングタイムは過ぎ去っていきます。

 
 また、頭を抱える両チームに対し「すごくセリフっぽい感じで声を入れられたのが嬉しかったので、そのシーンを選びました」とヒントを出すと「分かった!」との声が。そして各キャストが8番、および9番と回答するも、茅野さんが選んだという正解は5番。チトさんの「ドヤァ」といった表情がお気に入りだそうで、客席からも納得の声が上がりました。

 
人間VS魔女!? 一足早い運動会で3本勝負!
 続いてのコーナーは、先ほどのチーム分けをしたメンバーで競う「ふらいんぐうぃっち 秋のちょこっと運動会」。優勝チームには豪華賞品が用意されているとのことで、キャスト陣のやる気も高まります。最初の競技は、巨大バルーンを客席に投げ込み、ファンの協力によってどちらの大玉が先に返ってくるかを競う「大玉でポンポン」。ステージから遠ざかるほど高さが増していく会場作りのため、かなり高いハードルとなりますがファンもやる気満々の様子。

 
 両チーム、ステージの左右に分かれて大玉を高く持ち上げたところでゲームスタート。キャスト陣は、客席で右往左往するバルーンを必死に目で追いかけながら応援していきますが、ファンも大玉の進行方向を上手くコントロールできないようです。途中、人間チームから「人間ファイト! 人間ファイト!」とどこか不思議な激励が贈られましたが、魔女チームの大玉が一足先にゴール。一戦目は魔女チームが白星を挙げて、10ポイントを獲得しました。

 
 二戦目は、劇中に登場する津軽弁をテーマにした「方言エチュード」のコーナー。この対決はランダムでカードに記載された津軽弁を元に、チームでエチュードを繰り広げるといった内容。最後に津軽弁の使い方が正しかったかを判定し、それに応じたポイントが授与されます。なお、青森県出身かつ津軽弁が堪能な三上さんは、茅野さんとバトンタッチしてMCに。

 先攻の人間チームが引いたカードは“ねほいる”という津軽弁。シチュエーションは“朝方”、用意された役割は“先生・生徒A・生徒B”とのことで、これらを元にエチュードが開始しました。

 
「はい、おはようございます」と朝の挨拶をする菅原先生に、挨拶を返す生徒Aの茅野さん。すると茅野さんから「せんせー、絵理ちゃんがまだ来てません」との報告が寄せられ「なして?(※どうして?)」と隙を見逃さず津軽弁を使いこなす菅原先生。そこにランドセルを背負いダッシュで教室に滑り込む生徒Bの鈴木さんが。遅刻の理由を聞かれると「昨日『ふらいんぐうぃっち』を見ていたら“ねほいる”しちゃいました! ごめんなさい」との回答が。最後に「『ふらいんぐうぃっち』見てたなら……仕方ないよね!」と菅原先生が満面の笑顔を見せたところでエチュードが終了。

 
 短時間で練りこまれた熱演に驚きつつも、“ねほいる”の意味を三上さんが尋ねます。鈴木さんは自信を持って「“ねほいる”は“寝坊する”って意味です!」と回答すると大正解。意味や使い所、エチュードの完成度も非常に高かった人間チームには10ポイントが与えられました。

 対する魔女チームが引いた津軽弁は“こい”。シチュエーションは“畑”、役割は“畑を手で耕す人・畑を機械で耕す人・差し入れを持ってくる人”という難解な内容で、魔女チームは頭を抱え込みます。一方で「人間チームは“こい”の意味分かりますか?」と尋ねられると鈴木さんは「9歳でもこの味は知ってますね……」と自信たっぷりにドヤ顔。

「うちの畑は貧しいはんで! 機械を買うお金がないはんで!」と訛りつつ農作業をする葵井さんと、何故か機械を使い側で作業する篠田さん。そこに日野さんが差し入れを持ってきたと思いきや、「ビチビチ! ビチビチ!」と擬音を付けて魚のように寝そべります。そして最後に「うちで獲れた“こい”」と決めポーズで締めくくられ終了。

 
 シュールな光景を目の当たりにした三上さんが、恐る恐る意味を尋ねると「(魚の)鯉です」との回答が。当然ながらこれらは不正解となり、“疲れた”という正しい意味が明らかになりました。また三上さんは「手で耕せばたげだにこいじゃ(訳:手で耕すとすごく疲れるね)」という例文を披露し、会場からは感嘆の声が上がりました。


魔女の本領発揮! 勝負のカギは大人気キャラ・マンドレイク
 最後の対決は、作中屈指の大人気キャラクター・マンドレイクを引き抜く「マンドレイクを探せ」。この対決では10本の芽の中に3本だけ存在するマンドレイクを交互に引いて、より多くのポイントを獲得していく勝負。なお、残りの7本には、それぞれ罰ゲームが待ち受けているとのことで、両チームに緊張が走ります。

 
 先攻の人間チームが意気揚々と臨むも、早速ハズレを引き抜いてしまい罰ゲームの洗礼を受けます。気になる罰ゲームは「このゲーム中はネコミミを付けること」ということで、鈴木さん、三上さん、菅原さんは強制的に愛らしいネコミミ姿へ。客席から「可愛い!」との言葉が贈られつつも、ゲームは進行していきます。

 
 後攻の魔女チームは、役柄的に魔法に精通しているためか一発でマンドレイクを引き当てて10ポイントを獲得。さらに、次の順番でも二体目のマンドレイクを引き抜くと、ここぞとばかりに魔女の実力を発揮しファンを大きく驚かせます。

 しかし、その後マンドレイクを引き当てるのは難しく、両チームともに罰ゲームを連発。途中、人間チームは「オープニングをチーム全員でダンス」を引き当てると、冒頭のコーナーでキレッキレのダンスを披露した菅原さんに期待する声が。

 センターに菅原さんを置き、両側に鈴木さん、三上さんが位置すると、早速「シャンランラン feat.96猫」のサビがスタート。先ほどのリクエスト通り広いスペースを確保した菅原さんは、再び抜群のキレと輝かしい笑顔を振り撒きながら、ノリノリでダンスを披露。それに続く形で鈴木さんと三上さんも全力で踊り、3人で息の合ったコンビネーションを魅せつけると、会場からは盛大な歓声が贈られました。

 
 以上の他にも、チトさんに可愛く謝る罰ゲームで何故か土下座を披露する魔女チームや、猫語で話すルールを追加された人間チームなど、両者一歩も譲らない展開に。しかし、役柄的な部分があるのか、最後のマンドレイクを引いたのはなんと魔女チーム。全てのマンドレイクを引き抜く結果で、この対決に勝利しました。

 
 全ての競技が終了すると、ドキドキ(?)の結果発表に。より多くの罰ゲームでファンを魅了した人間チームは10ポイント、全てのマンドレイクを引き抜いて会場を驚愕させた魔女チームは40ポイントということで、本コーナーは魔女チームの勝利となりました。栄えある魔女チームには、作中に登場した“魔女の指クッキー”ならぬ、“魔女の指チョコ”が進呈されたところで、「ふらいんぐうぃっち 秋のちょこっと運動会」は幕を下ろしました。

 
分かったアナタは津軽人!? 名場面を津軽弁で生アフレコ!
 次のコーナーは、作中の名シーンを再現する「生アフレココーナー」。しかし、ただの生アフレコと思ったら大間違い。なんと普通のアフレコの後に続けて、全て津軽弁でアフレコするという本作ならではの内容で展開しました。なお、会場では以下のように様々な名シーンが披露されていました。

★第4話「桜の中の占い師」より、真琴が犬養のために薬を作るシーン

真琴:
これでできたじゃ。

(これで完成です。)

千夏:
これだっきゃ、こんぺいとうだけんたのぉ!!

(こんぺいとうみたーい!)

犬養:
これで治るんずぅ?

(これで治るの?)

真琴:
なんも、まるっと治るもんでもねぇけど、したばってこの薬っとば使えば、いっとこまだけど人の姿になれるうんでねべか。んだはんで、日っこ出てる時でも人のまんまのかっこでいられるびょん。

(いえ、完全に治せるわけではないです。でもこの薬を使えば一時的にですが人の姿になれるはずなんです。なので日の出ているときでも人の姿のままでいられます。)

犬養:
ねぇよりはましってことだべの。んだけど、ほんとに大丈夫だの?

(無いよりはましってことね……。ほんとに大丈夫?)

真琴:
いいはんで!! 成功するはんで!!

(大丈夫です!! きっと成功します!!)

チト(アドリブ):
にゃおるんず?

(治るの?)

――薬を飲む犬養――

千夏:
かえってまねぐなったじゃ?

(悪化しちゃったよ?)

真琴:
めやぐ!! めやぐ!! 本当にめやぐ!!

(ごめんなさい!! ごめんなさい!! ごめんなさい!!)

犬養:
どうすんだっきゃこれ……。

(どーすんのこれ……。)

真琴:
ひ……1粒だけだったはんで、いっとこまに元さもどるびょん!

(ひ……1粒だけだったのですぐに元に戻ると思います!)


 最後のコーナーは、篠田さんと鈴木さんによるライブコーナー。本作のエンディングテーマ「日常の魔法」を優しく柔らかい歌声で披露すると、会場は温かい空気に包まれます。最後はCDのジャケット写真よろしく、二人で仲睦まじく寄り添ったところで歌い終え、ライブコーナーはフィナーレを迎えました。

 
 再び残りのキャスト陣が登場すると、当日の感想やファンへのメッセージ、『ふらいんぐうぃっち』へかける思いを口にしたところで、盛りだくさんの内容が展開したイベントは終了しました。

[取材・文・写真:鳥谷部宏平]

>>TVアニメ『ふらいんぐうぃっち』公式サイト
>>TVアニメ『ふらいんぐうぃっち』公式Twitter

(C)石塚千尋・講談社/「ふらいんぐうぃっち」製作委員会
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