声優
『キラキラ☆プリキュアアラモード』&春映画の魅力を声優陣が語る

アニメ『キラキラ☆プリキュアアラモード』春映画との合同会見で声優陣がプリキュアへの想いやキャラクターの魅力を語る

 2017年2月5日(日)から放送が始まるTVアニメ『キラキラ☆プリキュアアラモード』と、3月18日(土)劇場公開となる『映画プリキュアドリームスターズ』の合同記者会見が2月1日(水)、東京国際フォーラムにて行われました。

 記者会見には美山加恋さん(宇佐美いちか/キュアホイップ役)、福原遥さん(有栖川ひまり/キュアカスタード役)、村中知さん(立神あおい/キュアジェラート役)、藤田咲さん(琴爪ゆかり/キュアマカロン役)、森なな子さん(剣城あきら/キュアショコラ役)という『キラキラ☆プリキュアアラモード』のメインキャスト5人に加え、映画にゲスト声優として参加する木村佳乃さん(シズク役)、南海キャンディーズの山里亮太さん(鴉天狗役)、お笑いコンビ・ライスの田所仁さん、関町知弘さん(赤狗・黄狗役)が登壇。それぞれ、作品にまつわるトークが繰り広げられました。

 本稿ではこの会見の模様をお伝えしていきます!

 

新キャストたちが“プリキュア”という作品への想いを語る
 まずは『キラキラ☆プリキュアアラモード』の会見からスタート。プロデューサーの田中昴さんが挨拶を行い、テーマとなる“アニマルとスイーツ”について解説しました。

 スイーツをテーマにした理由について「甘いものは贈り物として持っていく事も多くて、色んな思いや気持ちが込められていると思います。プレゼントであれば特別な相手への気持ち、お土産は訪れた先々での思い出ですとか、想いを込めて届けるという物がスイーツ」という考えが基にあることが語られます。本作の中では、沢山の想いがこもったスイーツに入っている元気になるエネルギー“キラキラル”をプリキュアが守るという作品になるようです。アニマルについては「人の個性やキャラクター性を表す道具としてアニマルを使いました」と明かされました。

 そして、いよいよメインキャストがステージに勢揃いします。それぞれ演じるプリキュアと共に登場したキャスト陣は、自己紹介ではキャラクターと共に口上も披露されました。

 質疑応答では演じる事が決まった時の感想が質問され、美山さんは『ふたりはプリキュア』を観ていた世代で「キュアブラックにとても影響を受けて自分の性格も形成された部分があるので、そんな歴史ある作品で主役を頂けて、聞いた時はビックリしました」と驚きを露わにしました。

 福原さんも『ふたりはプリキュア』世代ということで「私はキュアホワイトが好きだったんです」と明かし、役についても「決まった時から早くキュアカスタードの役作りをしたいと思って、必死でノートにメモをして役作りを考えていました」とやる気満々の様子で話しました。

 今まで中学生の女の子を演じる事が無かったという村中さんは、オーディションの時に初めてキャラクターの絵を観て少し戸惑ったそうですが、「挑戦したいという気持ちがずっとあって、全力で挑ませて頂きました。新たなプリキュアを担当させて頂く責任とプレッシャーを感じて、たまに1人で“アイス!”と言って役作りしています」と気合も感じられるコメントを残します。

 藤田さんは「女性声優にとってプリキュアって凄く大切な作品で一生に一度の宝物なので、いつか絶対プリキュアになりたいと思っていました」と、作品への熱い想いを語ります。オーディションに受かったという報告を受けた時は別作品の収録中だったということで、「その帰りにスキップをしながら帰りました」というエピソードも話されました。

 森さんもキュアショコラを観た時に「格好良くて綺麗で、このキャラクターを絶対にやりたい」と思ったそうで、受かったと聞いた時は赤信号を渡りそうになるほど嬉しかったとのこと。

 第4話までの収録を終えているということで、アフレコ現場の雰囲気が質問された際には、アフレコ自体にあまり慣れていない美山さんは「第1話ではフルメンバーでの出演じゃなかったんですけど、みんなが集まってくれてアフレコを見守ってくれました」と、早くもキャスト同士の絆を感じるエピソードも飛び出しました。

 そして、本作のテーマが“スイーツとアニマル”ということで、キャスト陣の好きなスイーツと動物が質問された際には、美山さんが「犬が好きですね」と回答すると、続けて村中さんも「私も犬派です」とコメント。それに犬がモチーフのキュアショコラを演じる森さんが「ありがとう」と切り返して笑いが起きるなど、キャスト陣同士の雰囲気も伺える一幕もありました。ちなみに森さんは猫派だそうです。

 続いて、プリキュアと自分との共通点が質問されると、美山さんは「小学校の頃の自分に似ていて、テンションが高くなる時とか、(宇佐美)いちかはギャグも言う女の子なので、人を笑わせる時にする表情が自分が小学校の頃にしていた表情と似てると思いました」と回答。キャラクターの魅力については“人を引き付ける様な魅力のあるキャラクター”となるそうです。

 福原さんは有栖川ひまりの好きな事に対してまっすぐな姿勢や、マイペースだったり、ちょっと抜けているところが似ていると答えます。一方で、しっかり者というイメージも持ち合わせている有栖川ひまりのおっちょこちょいな部分や可愛い部分などを、魅力として引き出していきたいと話しました。

 八重歯が一緒ということで親近感が湧いていると話した村中さんは、「子供の頃から活発で、ヒーローごっことかをしていたタイプだったんですけど、立神あおいの過去から今になるまでのストーリーが似ているものがあるので、放送を楽しみにしてください」と期待感を煽るコメントを残します。魅力としてはツッコミキャラで「ふと見せる、いたずらっぽい笑顔が凄く可愛い」とのこと。

 藤田さんは「思った所をスバッと言う所が似ている」と回答。役作りの中で“ミステリアスな彼女をどう表現していくか”という所に注力している事を明かし、その部分にも注目となりそうです。

 元宝塚歌劇団の男役という経歴を持つ森さんは、男装の麗人という剣城あきらとビジュアルが似ていると答えます。そして、剣城あきらには体の弱い妹がいて、いつも妹にチョコレートを届けているような家族思いで、優しい所がキャラクターの魅力となっているそうです。

 役作りの際に気を付けた事が5人に質問され、「過去の作品を見返して、主役のあり方や変身する時のカッコよさを先輩たちから学ばせて頂きました」(美山さん)、「普段の有栖川ひまりちゃんと、変身後のキュアカスタードとのギャップを付けたい」(福原さん)、「ボーイッシュなんですけど、女の子らしい愛らしさは残すように役作りしています」(村中さん)、「美しい女性が鋭い事を言うと怖い人だと思われがちなので、女児にも分かる様にしたい」(藤田さん)、「収録時は必ずパンツスタイルで挑んでいます」(森さん)とそれぞれ回答。

 この魅力的なキャストたちが演じる『キラキラ☆プリキュアアラモード』がいまから楽しみになる記者会見となりました。

 
映画シリーズではお馴染みの“ライト”に新たな試みが!? 
 続いて、『映画プリキュアドリームスターズ!』の記者会見に移ります。まずは企画を担当した鷲尾天さんが登場し、本作のテーマが“話せる、盛り上がれる、覚えられる”となっている事が明かされます。

 “話せる”では、映画プリキュアシリーズといえば、入場者プレゼントのライトで、ピンチに陥ったプリキュアたちを応援するというのがお馴染みとなっていましたが、本作ではそのライトがスクリーンのプリキュアと対話出来るアイテムとして使用するという新たな試みがされていることを明言します。

 “盛り上がれる”ではお花見やスイーツなど、子供が喜ぶ物を集めた作品になっていることを話し、“覚えられる”では出演作品を3作品に絞って「映画を観た子供が親に“どのプリキュアが好き?”と聞かれた時に、全員の名前が言えるようにしました。全部好きという想いを子供が表現する時に、全員の名前を言える嬉しさや喜び、それを聞いた時の親の“この子はこんなに覚えられる様に成長したんだ”という喜びを共有することが映画の目的のひとつになっています」と説明。ライトの使われ方など気になる点も多いですが、そこは是非劇場で確認してみましょう!

 そして、『キラキラ☆プリキュアアラモード』のキャスト陣に加えて、映画でゲスト声優を務める木村佳乃さん、山里亮太さん、ライスの田所仁さん、関町知弘さんが登場。“和”をテーマとした映画ということで、人力車に乗って登壇した木村さんは「とっても乗り心地が良かったです」とコメント。すると、山里さんから「相当プリキュアがお好きなんでしょうね。待っている時に歴代のプリキュアのオープニングテーマをずっと歌ってましたよね」と、木村さんのプリキュア愛溢れるエピソードが明かされます。

 そんな木村さんは3歳と5歳の娘がプリキュアが大好きという事で、今回の出演には子供たちも喜んでいた事を明かしました。しかし、子供たちは木村さんがTVシリーズへのレギュラー出演と勘違いしていたらしく、「映画にしか出ないって事を説明したらガッカリしてて、だからたまに(TVシリーズに)出してくれませんか」とスタッフに向けて話し、会場の笑いを誘う一幕もありました。

 山里さんも今回の出演に「光栄ですよね。プリキュアたちを苦しめる役回りですが、憎めないキャラクターなので全力で嫌われる事は無いと思います」と演じる鴉天狗についてコメントしました。ライスの関町さんは2歳の娘がいるとのことで「いつも家でも娘は全然話してくれないんですけど、プリキュアに出るって伝えた瞬間ちょっと話してくれるようになりました」と、今回の出演は親子仲を繋いだようです。

 木村さんは歌唱しているエンディングテーマについても話がされ、「今回シズク役を頂いた時に、お芝居の中で挿入歌を歌って欲しいと言われて“全然良いですよ”って言ったらエンディングテーマにもなるということで、緊張してレコーディングしました。とても良い曲で歌詞も心に届くので、カラオケに入った時には歌って子供たちを喜ばせたいなと思います」とコメントすると、「素敵なエンディングテーマの話からカラオケ展開の話までいくとは」と山里さんがツッコミを入れる場面もありました。

 イベントの最後のフォトセッションでは、会場に桜吹雪が舞うというサプライズ演出もされ、新作への期待が募るイベントは幕を閉じました。

[文/イソベアラタ 撮影:Re-Zi イソベアラタ]

作品情報
■新番組『キラキラ☆プリキュアアラモード』
2017年2月5日(日)スタート!!
午前8:30~9:00、ABC・テレビ朝日系列全国24局ネット



【スタッフ】
シリーズディレクター:暮田公平、貝澤幸男
シリーズ構成:田中仁
キャラクターデザイン:井野真理恵
美術デザイン:飯野敏典
音楽:林ゆうき
スイーツ監修:福田淳子
制作:ABC/ABC アニメーション/ADK/東映アニメーション
ネット:ABC・テレビ朝日系列全国ネット
時間違い:BBS
放送形態:HD、ステレオ、文字多重、データ放送
宣伝担当:ABC・多田香奈子、渡邉亜希子、阪本美鈴

【キャスト】
宇佐美いちか/キュアホイップ:美山加恋
有栖川ひまり/キュアカスタード:福原遥
立神あおい/キュアジェラート:村中知
琴爪ゆかり/キュアマカロン:藤田咲
剣城あきら/キュアショコラ:森なな子

【あらすじ】
 主人公の宇佐美いちかはスイーツが大好きな中学2年生。海外で働く母が帰ってくると聞いてショートケーキを作っていたところ、おなかがぺこぺこのペコリンに出会います。

 いちかの作ったショートケーキには想いがつまっており、スイーツに宿るエネルギー「キラキラル」があふれ出ていました。そこへ「キラキラル」を狙う悪い妖精が現れ、ショートケーキを真っ黒にしてしまいます。「大好き」という想いがつまったショートケーキを守るため、いちかは伝説のパティシエ・プリキュア「キュアホイップ」に変身するのです……!

「キラキラパティスリー」というスイーツショップでパティシエをしながら、想いのつまったスイーツを守る、プリキュア5人のストーリーが始まります!


作品情報
■『映画プリキュアドリームスターズ!』
2017年3月18日(土)全国ロードショー!



【ストーリー】
 さあ、一緒にいくよ! トビラをぬけてフシギな世界へ――3つの勇気で守ってみせる!

 わたし、宇佐美いちか!ある日ね、サクラっていう女の子に出会ったの!サクラがいたのはキラキラキレイでフシギな世界。だけどそこに<世界中のキレイなもの>を狙う鴉天狗っていう悪いヤツらが現れて、サクラのともだちを連れ去っちゃったんだ…。でも安心して!「GO!プリンセスプリキュア」と「魔法つかいプリキュア!」、そして私たち「キラキラ☆プリキュアアラモード」が絶対に助けてみせる!さあみんな、手をつないで!トビラを開けて!サクラの世界を助けにいくよ!!

【キャスト】
美山加恋 福原 遥 村中 知 藤田 咲 森なな子 かないみか 阿澄佳奈
高橋李依 堀江由衣 早見沙織 齋藤彩夏
嶋村 侑 浅野真澄 山村 響 沢城みゆき 東山奈央 古城門志帆
ゲスト声優:木村佳乃 山里亮太(南海キャンディーズ) ライス(関町知弘・田所 仁)

エンディングテーマ:「君を呼ぶ場所」歌:木村佳乃


>>『キラキラ☆プリキュアアラモード』朝日放送公式サイト
>>『キラキラ☆プリキュアアラモード』東映アニメーション公式サイト
>>『映画プリキュアドリームスターズ!』公式サイト
>>プリキュア公式YouTubeチャンネル

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