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宮野真守さん、福田賢二さんが守るべきものとは!?

宮野真守さん、福田賢二さんが守るべきものとは!? ドラマ『マスケティアーズ パリの四銃士』インタビュー

 宮野真守さん、福田賢二さん、中村悠一さん、三宅健太さんら声優陣が出演していることでも話題のドラマ『マスケティアーズ パリの四銃士』シーズン1のDVD&ブルーレイが発売中です。3月3日(金)にはシーズン2のリリースも決定しています。

 本作は世界180を超える国で人気を博し、日本でも2016年4月からNHK総合で放送されたアクション・アドベンチャー。17世紀のパリを舞台に、国王と治安を守るために選ばれた国内最強の四人の銃士たちが、次々と巻き起こる陰謀と敵に挑みます。

 今回はリリースを記念して、ダルタニアン役の宮野真守さん、アトス役の福田賢二さんにお話をお聞きしました。四銃士を演じているということで、「守るべきものはありますか?」という質問にも答えてくれたお二人に注目です。

BBC(イギリスの公共放送局)ならではのハイクオリティー作品!
──ドラマ『マスケティアーズ パリの四銃士』に対する印象をお聞かせください。

ダルタニアン役・宮野真守さん(以下、宮野):『三銃士』の物語は、いろいろな形で作品が作られてきました。僕も何作品か観たことがあるんですけど、今回の『マスケティアーズ パリの四銃士』は、さらにそこを四銃士の形でフィーチャーさせて、独自の展開も見せていく様が非常に面白く、僕も楽しんで毎週収録させていただきました。

アトス役・福田賢二さん(以下、福田):やはり世界的にも有名な『三銃士』ということで、映画版を拝見しました。今回のドラマは、全体で話数が20話と広がりますから、細かい人物の背景などが描かれていきます。さらにいろんな事件が起こったり、そういったものを解決していくのが本作の魅力だと思いますね。

この作品は映像、音楽、ストーリーと全てにおいて、BBC(イギリスの公共放送局)ならではのクオリティーの高さを楽しみながら収録しましたね。

宮野:そうですよね。シリーズもののドラマで、あの映像のクオリティー。相当な気合の入った作品なんだなと、僕らにもその想いが伝わりました。衣装のクオリティーとかすごいですよね。作品の作り込まれ方がすごいなと思いました。


──おふたりが演じているキャラクターは、どのようなキャラクターだと感じましたか?

宮野:今回の作品は、ダルタニアンと三銃士の出会い方が独特だと思います。ダルタニアンは、父親の敵としてアトスを探して、そのうちに三銃士たちと行動をともにすることになります。その辺の成り立ちというのは、非常に新鮮で、ワクワクしながら作品を観ました。

その中で、ダルタニアンは若き銃士ということで、未熟さがやっぱり目立ちます。彼の熱い部分もそれに伴って出てくるので、未熟さゆえの想いや行動が彼の魅力にもなっています。ダルタニアンがどう成長していくのかというのも、見どころのひとつですね。

ダルタニアン役のルーク・パスカリーノさんがとても熱く演じていらっしゃって、僕もそれに応えられるように、声を乗せていきました。

福田:僕が演じているアトスは銃士隊のリーダー的なポジションにいる、お兄さん的な立場の役です。アトスは抱えている闇があって、囚われている過去に思いをはせながら、いつも酒を飲んでいます……(笑)。

宮野:いつもひとりで……(笑)。

福田:そうそう。ひとりで物悲しそう……。

宮野:みんなと飲んでいてもちょっと離れていたりしますから。

福田:トム・バークさんが演じているアトスというキャラクターは、とても魅力的な興味深い役でした。実はその後にも、『戦争と平和』という作品で、トム・バークさんの声を演じせてもらったんですけど、やはり役によって全然印象が違うんですよ。役者さんのことを観察しながら吹替えをやっていました。

レギュラーもゲストも 豪華な共演者たちが集合!
──本作にはアラミス役に中村悠一さん、ポルトス役に三宅健太さん、リシュリュー枢機卿役に大塚芳忠さん、そしてゲスト声優も豪華なメンバーが出演されていましたね。収録現場の雰囲気はいかがでしたか? 

宮野:すごく楽しかったです。四銃士の4人はみんな年齢が近いので、すごく和気あいあいとした中で演じましたね。

そんな中でも、大御所の方々がゲストで来てくださって、収録現場はピリッとした瞬間もありました。偉そうな言い方になってしまうかもしれませんが、「バランスのいい現場」だったんだなと思いますね。ピリッとした瞬間がありながらも、若手が固まりすぎないように大塚芳忠さんが和ませてくれたりもしました。


──悪いと言ったら失礼ですが、大塚さんは作品の中では悪い役ですけどね。

福田:そうですね(笑)。

宮野:いや、とびっきり悪い役だと思います(笑)。

一同:(爆笑)。

福田:宮野さんがおっしゃったように、四銃士の年齢が近かったので、とてもやりやすく、和やかに演じられました。

宮野:和やかでしたね。

福田:やはり先輩も前半は大塚芳忠さん、後半になると堀内賢雄さん(シーズン2から登場するロシュフォール親衛隊長役)が現場にいらっしゃったので。

(敵役が)賢雄さんにバトンタッチするんですけど、これまた賢雄さんが……。

宮野:何の違和感もなく引き継いでいかれて……(笑)。

一同:(笑)。

宮野:また違う雰囲気の「和やか」ができたんですよ。本当に先輩方にも恵まれていたなと思います。

福田:先輩方の背中を見て、収録ができましたね。

宮野:ゲストがすごかったんですよ。池田秀一さんとか!(シーズン1・第6話に登場するマルミオン役)。

福田:うんうん。

宮野:大塚明夫さんとか!(シーズン1・第9話に登場するギャラガー役)。

福田:明夫さんもそうですね。素晴らしい配役と言いますか、役柄にピッタリな方で、「さすが先輩!」と思いました。

宮野:すごかったな~。やっぱり僕なんかは、アニメの現場も多いので、なかなかお会いできない方々と一緒に出演できることの幸せを現場で噛みしめていましたね。先輩方のお芝居にやっぱり圧倒されるんですよね。

福田:すごいキャスティングだったと思いますね。

宮野さんと福田さんの守るべきものとは!?
──四銃士は守るべきもののために戦っていますが、お二人の守るべきものは、どんなものですか?

宮野:僕はやっぱりこの仕事が好きなので、先輩方がかっこよく、バリバリやっているのを見ていると、やはり生涯現役で、役者としてしっかり突き進んでいきたいと思います。そういった役者としての信念は、貫き通していきたい、守っていきたいと思いますね。

福田:そうですね。やはり僕も仕事のことですけど、いいですか?


──もちろんです。

福田:真摯に取り組むということしかないかもしれないですね。あとは、世間のルールを守るとか……(笑)。

宮野:大事なやつですね(笑)。

福田:そういうものはもちろんなんですけど、やっぱり仕事に関しては、真摯に取り組むということだけだと思います。


──なるほど。おふたりはドラマ、映画、アニメと様々な作品の声を演じていらっしゃいますが、それぞれの媒体で演じる上でのポイントをひと言でいうとすれば、どんなことでしょうか?

宮野:う~ん……。(それを話すのは)5時間ぐらいかかりますね。

福田:ひと言ではとても……。

宮野:全然違うとも言えるし、違くないとも言える問題なので……。

福田:うんうん。

宮野:テクニカルな部分の違いっていうのは、専門的なことになってきちゃうので、簡潔に言うのはとても難しいですね。単に違うと言っちゃうと、違うんだと思われちゃう。
演じる上で心がけていることは、「いかにそのキャラクターになるために、自分の中で情報や思いを満たしていくか」っていうことかな。


──ドラマであろうと、映画であろうと、アニメであろうと、心がけていることは同じなんですね。

宮野:そういうことですね。それがたぶん真摯に向かうということなんだと思います。

福田:うまい!


──(笑)。ありがとうございました!

[取材・文/宋 莉淑(ソン・リスク)]

リリース情報
■『マスケティアーズ パリの四銃士』

発売日:2017年2月3日(金)
ブルーレイBOX3枚組 希望小売価格 9,400+税
DVDコレクターズBOX 希望小売価格 6,700+税

発売元:20世紀 フォックス ホーム エンターテイメント ジャパン

■ 『マスケティアーズ パリの四銃士 シーズン2』
レンタル・セル
3月3日(金)
ブルーレイBOX 3枚組 希望小売価格 ¥9,400+税
DVDコレクターズBOX 5枚組 希望小売価格 6,700+税

Des Willie(c)BBC 2015 Dusan Martincek(c)BBC 2015

発売元 20世紀 フォックス ホーム エンターテイメント ジャパン

>>公式サイト

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