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『映画プリキュアドリームスターズ!』ピンクプリキュア3世代が集結

フローラ、ミラクル、そしてホイップへ受け継がれるプリキュアのバトン! 『映画プリキュアドリームスターズ!』嶋村侑さん&高橋李依さん&美山加恋さん 主演声優3世代インタビュー

春の定番『映画プリキュアオールスターズ』が、今年は一大リニューアル! 『キラキラ☆プリキュアアラモード』『魔法つかいプリキュア!』『Go!プリンセスプリキュア』の3作品・プリキュア12人にフォーカスした『映画プリキュアドリームスターズ!』となって、3月18日(土)に全国公開を迎えます。

悪い鴉天狗(CV:山里亮太)にさらわれた大切な友達・シズク(CV:木村佳乃)を助けるために、『キラキラ☆プリキュアアラモード』の世界にやってきたサクラ(CV:阿澄佳奈)。いちか(CV:美山加恋)、ひまり(CV:福原遥)、あおい(CV:村中知)、ゆかり(CV:藤田咲)、あきら(CV:森なな子)は、サクラと一緒に、『魔法つかいプリキュア!』と『Go!プリンセスプリキュア』のプリキュアたちにも助けを借りようと、それぞれの世界に飛び込んでいきます。

そんな同作の公開を前に、『Go!プリンセスプリキュア』春野はるか/キュアフローラ役の嶋村侑さん、『魔法つかいプリキュア!』朝日奈みらい/キュアミラクル役の高橋李依さん、『キラキラ☆プリキュアアラモード』宇佐美いちか/キュアホイップ役の美山加恋さんによる、3世代プリキュア主演声優インタビューが実現! 映画について、そして「プリキュアの主役」について思うところなどを語っていただきました。

▲写真左より、嶋村侑さん、美山加恋さん、高橋李依さん

▲写真左より、嶋村侑さん、美山加恋さん、高橋李依さん

 

嶋村さん&高橋さんからみた美山さんの演技
――嶋村さんは1年ぶり、高橋さんはテレビシリーズを終えたばかり、そして美山さんは初めてのプリキュア映画です。ご出演に際して、どんなお気持ちでしたか?

嶋村:まず、『オールスターズ』ではなくなるという衝撃が大きかったです。私としては、「またフローラたちに会える!」という喜びと、「新しいプリキュアさんたちはどんな感じなんだろう!?」という期待もあって、とても楽しみにしていました。

高橋:私も『オールスターズ』ではなく『ドリームスターズ!』だということにビックリしました。『映画プリキュアオールスターズみんなで歌う奇跡の魔法!』(2016年)のときに、先輩たちの背中がすごくかっこよく見えて、「今度は自分の背中を見てもらえるんだ! 春まで50話を走りきろう!」と、テレビシリーズに改めて気合いを入れたのがオールスターズだったので。先輩たちに会えないのは寂しくもありましたが、胸を張って立たなきゃなと、身を引き締める思いでした。



美山:オーディションの合格を聞いてすぐ、おもちゃの収録、映画のCGパートのプレスコ、(テレビシリーズの)挿入歌の収録……と怒濤のラッシュで、ただただ驚きのなかにいました!


――CGパートのプレスコは、かなり早い時期だったんですね。

高橋:秋でした! 『映画魔法つかいプリキュア!奇跡の変身!キュアモフルン!』(2016年)のアフレコと、ほぼ同じ時期だったかなぁ。



嶋村:私の代の『映画プリキュアオールスターズ春のカーニバル』(2015年)の収録は、テレビシリーズ1話のアフレコより後だったから比較的やりやすかったけど、『プリアラ』のみんなは今回大変だったね。

美山:これから役を作っていこうという段階だったので、スタッフの方に「ごめんね」って言われちゃいました(笑)。

嶋村:『まほプリ』のみんなも、まだまだテレビシリーズの途中だったんだよね。その段階で“(テレビシリーズが)終わったあとのキャラ”を演じるという……。私はその感覚を知らないので、「ミラクル大丈夫!?」って、ちょっと心配していました。

高橋:わ~先輩~! そんなふうに思っていただけて、暖かいです! 今回の映画のなかでミラクルがすごく良いことを言う場面があるんですけど、テレビシリーズでみらいがその段階まで成長するのか、やっぱり演じる上でまだ未知数だったので、現場でたくさんすり合わせをさせていただきました。

ちょっとしたニュアンスひとつで捉えられ方は変わるので、「みらいにはこんな意志があってしゃべています」と確信をもって言えるように観てくださるみなさんからみても、「ああ、やっぱりみらいがいる。みらいに会えた!」って思ってもらえるような姿でいたいなと。そこは意識してやらせていただきました。


――セルパートのアフレコは先日終えたばかりだそうですが、そちらはいかがでしたか?

嶋村:私はとにかく楽しく演じさせていただきました! 今回も『Go!プリンセスプリキュア!Go!Go!豪華三本立て』の『プリキュアとレフィのワンダーナイト!』 (2015年)でお世話になった宮本(浩史)監督ですし、なつかしい気持ちで収録に臨むことができましたね。

高橋:私も、みらいたちがまた動いているという喜びを、全身で噛み締めようと。観ている方にも、それが伝わればいいなと思っています。とにかく、みんなとの掛けあいがすごく楽しかったです。

美山:今回の映画は、「これから『キラキラ☆プリキュアアラモード』を応援してください! よろしくお願いします!」と言える大事なチャンスでもあったので、『プリアラ』代表として、とにかくしっかりやろうと思いました。テレビシリーズにも言えることなんですが、「みんなのために、大切な人のために頑張る!」というプリキュアらしい気持ちを、きちんと出していきたいと思っていて。戦闘シーンや、サクラちゃんと一緒に頑張るシーンは特に、ホイップの強い気持ちが出るようにやらせていただきました。


――先輩おふたりからみて、美山さんのキュアホイップの演技はいかがでしたか?

美山:えええ、(ふたりの回答が)こわい……。

嶋村:『プリアラ』はすごくポップでワイワイしてるイメージが私の中にはあって、現場の美山さんも「みんなの中心にいる女の子」って感じがして、とっても素敵でした。

美山:ありがとうございます……感無量です!

嶋村:あと、美山さん自身がすごくかわいくて感動した(笑)。

高橋:ほんとにかわいいですよね! ちっちゃくて、よしよしってしたくなる(笑)。

美山:(笑)

高橋:私は、テストや本番で少しずつ変わるお芝居の流れも、美山さんがニュアンスを汲んで返してくれて。周りのお芝居をすごく聞いてくれているのが、すごく楽しかったです。

美山:ありがとうございます!

高橋:本当に、みらいといちかでお話をしているみたいでした。美山さんもお芝居を楽しんでいる様子が伝わってきて、「わくわくもんだぁ!」という感じでした(笑)。

 
直近3世代に絞ったからこその楽しさも
――今回の映画は、登場するプリキュアを直近3世代に絞るかたちになりました。ドラマ面も『オールスターズ』とはまた違う魅力がありそうですが、みなさんの思う見どころを教えていただけますか?

美山:今回のお話は『プリアラ』組の日常から始まって、いちか&ひまり&あおいの中学生チームが『まほプリ』さんの魔法界に、ゆかりさん&あきらさんの高校生組が『ゴープリ』さんのノーブル学園にお邪魔します。その序盤の流れからすごく楽しくって、観ている方にも楽しんでいただけるんじゃないかと思います!

嶋村:3シリーズ間の交流も楽しいよね! たとえば、トワちゃんとはーちゃんに対して「(ふたりは)ちょっと似てるよね!」と、みんなで話す場面があったり。登場するキャラクターが絞られたぶん、やっぱり一人ひとりの描写が充実していると思います。リコのおもしろいところとか、モフルンのかわいいところとか、しっかり個別のキャラの掘り下げがあるんですよね。

高橋:『オールスターズ』の大集合する楽しさもあるんですけど、それぞれのシリーズの魅力も丁寧に描いてくださっているんです。『まほプリ』でいうと、みらい、リコ、はーちゃんのプリキュア3人だけじゃなくて、モフルンもきちんと登場していて。ミラクルがミラクルとしていられるのは、マジカルとフェリーチェと、やっぱりモフルンがいてこそなので、映画のなかでもそう描かれてうれしかったですね。

嶋村:各シリーズを大切にしているというのはサブキャラにも出ていて、今回の映画って、基本的にモブがいないんですよ! 全編を通じて、テレビシリーズで見たことのあるキャラクターばかり出てくるので、そこも見どころだと思います。

高橋:『ゴープリ』のキャラも、すごい贅沢!

嶋村:でしょ?(笑) ゆいちゃんはもちろん、ほかのノーブル学園の生徒たちも出てきます。

高橋:全員が身内! という感じですよね。『まほプリ』も、校長、教頭から、魔法商店街のメンバーまで登場します(笑)。『プリキュア』シリーズを愛してくださっている方には、そのあたりもぜひチェックしてほしいです。

 
嶋村さんと高橋さんから「主役の力を感じました」(美山さん)
――嶋村さんと高橋さんは、『プリキュア』の主役を1年間務められたわけですが、振り返ってなにか思うところなどはありますか? もし声優としてのご自身に何か変化などもあれば、教えていただきたいです。

嶋村:私はネガティブな面もある人間なので、初めて『ゴープリ』の収録に臨んだときは、はるかのあまりにストレートでポジティブな言葉を、私の演技で本当に伝えられるのかが不安で。でもそういう私を、はるかが1年とおして引っ張って持ち上げてくれたような気がします。『プリキュア』のもつメッセージを私自分も感じることができましたし、前向きな気持ちをストレートに表現するパワーを、『プリキュア』からもらったと思っています。

高橋:序盤の話数でのみらいは「自分のワクワクをみんなに伝えたい」という方向性でしたが、だんだん「みんなの笑顔がつながっていくのがうれしい」というふうに変わっていって。その変化は、現場で演じる私も同じように感じていました。ほかのキャストさんやスタッフさん、観てくださるお客さんを含めて、この作品を通してみんなが笑顔になるのが心からうれしくて。『まほプリ』は、私をそんな気持ちにさせてくれました。


――そんな先輩おふたりのお話を聞いて、美山さんはどう感じられますか?

美山:いまはただひたすら、いちかとして生きるだけなんですが、一年後にそんなふうに言えるように、私も頑張りたいと思います!

――今回おふたりと共演されて、なにか影響を受けたり、参考にすることができた部分などはありましたか?

美山:ご一緒させていただくまで、「プリキュアの座長ってなんだろう?」「(プリアラの)5人で団結するには、楽しくアフレコするにはどうしたらいいんだろう?」と、すごく考えていたんです。形としては私が座長ですけど、5人のなかでいちばん声優歴が短いですし……。でも今回、嶋村さんが『ゴープリ』メンバーのなかで、高橋さんが『まほプリ』メンバーのなかで演じていらっしゃる姿を見て、主役の力、センターの力みたいなものが伝わってきて、とても刺激をいただくことができたと思っています。「これがプリキュアのセンターなんだ!」と、勝手に感動して、学ばせていただきました!

嶋村:でも芸歴でいうと、(美山さんが一番)先輩なんですよ!

高橋:そう! 美山さんは先輩なんです。

美山:ええ!?

嶋村:劇中での描かれ方としては“先輩プリキュア”なので、頼もしくいようとは思いますけど、『プリアラ』は『プリアラ』、『まほプリ』は『まほプリ』、『ゴープリ』は『ゴープリ』なので、私としてはあまり自分が先輩だとは思っていないんです。やっぱり、みんなすごいので。なんというか……「みんながんばれ! 私もがんばる! みんなで頑張ろう!」という感じだと思っています(笑)。

高橋:私も去年の春映画で『ゴープリ』のみなさんの背中を見て学ばせていただいたのですが、確かにそこから先は、空気感の違う、それぞれの世代ごとに頑張る感じですよね!『プリキュア』という大きな歴史はありますけど、それぞれの作品の座長の空気で、きっとチームができていくんだと思います。

美山:頑張ります!

嶋村:『ゴープリ』勢なんて、今回のアフレコの座る席バラバラだったよ!? 4人で座れそうなところは埋まっちゃってたから、「じゃあ、あっちとこっちで!」って(笑)。

高橋:『ゴープリ』は、それぞれに己がありますからね……ノーブルだから!

嶋村:そう! (ノーブルな声で)離れていても、心はひとつ!

高橋:私たち(まほプリ勢)は、隣でつながってないとダメかなぁ……(笑)。

[取材&文・小林真之輔]

 

作品情報

『映画プリキュアドリームスターズ!』
2017年3月18日(土)全国ロードショー!


さあ、一緒にいくよ!
トビラをぬけてフシギな世界へ――3つの勇気で守ってみせる!
わたし、宇佐美いちか! ある日ね、サクラっていう女の子に出会ったの! サクラがいたのはキラキラキレイでフシギな世界。だけどそこに<世界中のキレイなもの>を狙う鴉天狗っていう悪いヤツらが現れて、サクラのともだちを連れ去っちゃったんだ…。でも安心して!「GO!プリンセスプリキュア」と「魔法つかいプリキュア!」、そして私たち「キラキラ☆プリキュアアラモード」が絶対に助けてみせる! さあみんな、手をつないで! トビラを開けて! サクラの世界を助けにいくよ!!


原作:東堂いづみ
監督・キャラクターデザイン:宮本浩史
企画:鷲尾天
脚本:坪田文
総作画監督:中谷友紀子
作画監督:大田和寛
演出:佐藤宏幸、村上貴之
音楽:林ゆうき


美山加恋
福原遥
村中知
藤田咲
森なな子
かないみか
阿澄佳奈
高橋李依
堀江由衣
早見沙織
齋藤彩夏
嶋村侑
浅野真澄
山村響
沢城みゆき
東山奈央
古城門志帆


木村佳乃
山里亮太(南海キャンディーズ)
ライス(関町知弘・田所仁)

配給:東映

>>『映画プリキュアドリームスターズ!』公式サイト

(C)2017 映画プリキュアドリームスターズ!製作委員会
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