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弐瓶勉氏のデビュー作『ブラム』の劇場アニメ上映会をレポート

SF(すばらしいフリ)のトークが満載! 弐瓶勉氏のデビュー作『BLAME!』の劇場アニメ完成披露上映会をレポート

 『シドニアの騎士』などで人気の弐瓶勉氏のデビュー作『BLAME!』が20年の年月を経て映像化され、劇場アニメとして5月20日(土)より2週間限定で全国公開されます。この劇場版の公開を記念して5月4日(木)丸の内ピカデリーにて、メインキャストを務める櫻井孝宏さん、宮野真守さん、雨宮天さん、本作の監督である瀬下寛之さん、副監督の吉平“Tady”直弘さんら豪華スタッフ・キャスト陣が登壇。そんな舞台挨拶付き完成披露上映会をレポートします!

キャストが作品への熱い思いと弐瓶先生の拘りを語る
 霧亥役の櫻井さん、捨造役の宮野さん、づる役の雨宮さん、監督の瀬下さん、副監督の吉平さんらが登壇すると会場からは大きな拍手が沸き起こりました。早速お話は作品の感想に。櫻井さんは実際の映像を見た際に展開が予想の斜め上を行き、ご自身が演じる霧亥がカッコいいと表現。雨宮さんはアフレコの際にラフ絵すらなく、どんなものが出来るのが全然わからなかったが、実際見てみるとハラハラする展開にいい意味で疲れを感じたと回答。宮野さんは実際に見てこんなにSFなのか、こんなにスリリングなのかと感動した、と語りました。キャスト陣は一様に驚きをもって作品を見ていたようです。

 対する監督陣のお2人は映像化は出来ないとずっと言われてきた作品だっただけに、こうしてきちんと映像にできて、ちゃんとお披露目が出来てよかったと表現し、嬉しさを滲ませていました。

 続いて、アフレコ現場の雰囲気や、演技に対する心構えに話題は移りました。 櫻井さんはアフレコ現場で宮野さんが現場づくりをしてくれたと表現。櫻井さん曰く、自分はそんなに喋る役ではないのでそういう役回りをやりにくかったと表現。雨宮さんはアフレコの時点で絵がないため、自分の演技に集中するだけでなく、周りの役者さんの演技を見て、そのテンションに合わせて演技をしたそうです。それを聞いて監督陣は、声優さんのお芝居から感情を読み取ってそれを基に絵をつけていて、絵よりも先にキャラクターの声を聞くことがより良い映像を作るヒントになったのだそうです。また、宮野さんはご自身のキャラクターである捨造が発する「へい」という一言がやけに好評で、特に櫻井さんはそのセリフを何度も繰り返し聞いたほどお気に入りのようです。

 そして、お話は女の子キャラの可愛さ、特に雨宮さん演じるづるの可愛さが凄かったと言うお話に。この部分の拘りは原作者の弐瓶先生の「づる可愛くないとだめでしょ!」という鶴の一声が決め手だったそうで、会場からは笑いが沸き起こりました。

 『BLAME!』は5月20日(土)より公開となります。ぜひ、お見逃しなく。

作品情報
STORY
過去の「感染」よって、正常な機能を失い無秩序に、そして無限に増殖する巨大な階層都市。都市コントロールへのアクセス権を失った人類は、防衛システム「セーフガード」に駆除・抹殺される存在へと成り下がってしまっていた。都市の片隅でかろうじて生き延びていた「電基漁師」の村人たちも、セーフガードの脅威と慢性的な食糧不足により、絶滅寸前の危機に瀕してしまう。少女・づるは、村を救おうと食糧を求め旅に出るが、あっという間に「監視塔」に検知され、セーフガードの一群に襲われる。仲間を殺され、退路を断たれたその時現れたのは、“この世界を正常化する鍵”と言われている「ネット端末遺伝子」を求める探索者・霧亥(キリイ)であった。

キャスト
霧亥:櫻井孝宏
シボ:花澤香菜
づる:雨宮天
おやっさん:山路和弘
捨造:宮野真守
タエ:洲崎綾
フサタ:島﨑信長
アツジ:梶裕貴
統治局:豊崎愛生
サナカン:早見沙織

<STAFF>
原作:弐瓶勉『BLAME!』(講談社「アフタヌーン」所載)
総監修:弐瓶勉
監督:瀬下寛之
アニメーション制作:ポリゴン・ピクチュアズ
製作:東亜重工動画制作局

>>劇場アニメ『BLAME!』公式サイト
>>劇場アニメ『BLAME!』公式ツイッター(@BLAME_anime)

(c)TSUTOMU NIHEI・KODANSHA/KOS PRODUCTION COMMITTEE
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