至高の音響が2つの傑作を結ぶ！ 逢坂良太さん、洲崎綾さん、瀬下監督、岩浪音響監督、angelaら豪華ゲストがご登壇！「BLAME!×シドニア上映会」イベントをレポート

『シドニアの騎士』で第39回講談社漫画賞を受賞した弐瓶勉先生のデビュー作『BLAME!』が、20年の年月を経てついに映像化！　5月20日（土）より2週間限定で全国劇場で公開されます。

　これを記念し、5月13日(土)川崎チネチッタにて、"東亜重音"結成式付き「BLAME!×シドニア上映会」イベントが実施されました。当日は、『劇場版 シドニアの騎士』が再上映・『BLAME!』の本編冒頭部分を先行公開。さらに、"東亜重音"結成式と題し舞台挨拶イベントを実施。両作品を制作した瀬下監督と岩浪音響監督、両作品の主題歌を担当したangela、そして逢坂良太さん（シドニアの騎士　谷風長道役）、洲崎綾さん（BLAME!　タエ役/シドニアの騎士　星白閑役）の豪華キャスト陣が一堂に会しました。本稿ではこちらの模様をレポートします！

3Dアニメならではのアフレコに困惑した声優陣
　谷風長道役の逢坂さん、タエ、星白閑役の洲崎さん、瀬下監督と岩浪音響監督、angelaのお2人がご登壇すると、会場から大きな拍手で迎えられました。この『シドニアの騎士』メンバーが一堂に介するのは実に2年ぶり、プレスコは3年以上も前という事もあり、まずは収録時の思い出話からトークがスタート。第1期シドニアの11話までは普通のアニメと同じように絵コンテがあり、それを見ながら芝居をしていたものの、12話から先の絵が完全に無くなり、声優陣がざわついたと笑い話を披露。

監督や原作者を呼び捨て？　"あのラジオ"を振り返る
　続いて、洲崎さんと岐神海蘊役の佐倉綾音さんがパーソナリティーだった『ラジオシドニアの騎士～綾と綾音の秘密の光合成～』の話に。全員が口をそろえて「あのラジオは酷かった」と豪語する中、洲崎さんだけは「そんなことないですよー！」と否定。それもそのはず、洲崎さんと佐倉さんは番組にゲストとして出演した瀬下監督を「ひろゆき」、岩浪音響監督は、「よしかず」、逢坂さんは「谷坂さん」、そして原作者の弐瓶勉先生を「つとむ」と呼び捨てにしていたからです。

　そもそも、初めて二瓶先生と洲崎さんが顔を合わせた日、30分もしないうちに温厚な二瓶先生が「洲崎てめぇ……。」と興奮していたというお話を聞いて会場は大爆笑。おじさんをカチンとさせるのが上手いと岩浪音響監督、逢坂さんも「ホントそういうところあるよね」と、苦言を呈す場面も。

　しかし、angelaのatsukoさんは演者と監督、原作者という壁がある関係にあえて一歩を踏み込む、この大胆さがお仕事だけの関係を超えた身内感を生み出していて、これこそがシドニアの魅力であるとフォローを入れ、洲崎さんのラジオでの言動を褒めていました。

　5月20日（土）より劇場公開される『BLAME!』がヒットすればもしかしたら『シドニアの騎士』の第3期が実現するかもしれない！　ということで、監督陣やキャストも期待を寄せている様子でした。最後は洲崎さん、逢坂さんによる「BLAME!　見てくれるかなー？」という掛け声に「へい！」というお客さんたちの言葉がこだまし、イベントは無事終了しました。

作品情報
STORY
過去の「感染」よって、正常な機能を失い無秩序に、そして無限に増殖する巨大な階層都市。都市コントロールへのアクセス権を失った人類は、防衛システム「セーフガード」に駆除・抹殺される存在へと成り下がってしまっていた。都市の片隅でかろうじて生き延びていた「電基漁師」の村人たちも、セーフガードの脅威と慢性的な食糧不足により、絶滅寸前の危機に瀕してしまう。少女・づるは、村を救おうと食糧を求め旅に出るが、あっという間に「監視塔」に検知され、セーフガードの一群に襲われる。仲間を殺され、退路を断たれたその時現れたのは、“この世界を正常化する鍵”と言われている「ネット端末遺伝子」を求める探索者・霧亥（キリイ）であった。

キャスト
霧亥:櫻井孝宏
シボ:花澤香菜
づる:雨宮天
おやっさん:山路和弘
捨造:宮野真守
タエ:洲崎綾
フサタ:島﨑信長
アツジ:梶裕貴
統治局:豊崎愛生
サナカン:早見沙織

＜STAFF＞
原作：弐瓶勉『BLAME!』（講談社「アフタヌーン」所載）
総監修：弐瓶勉
監督：瀬下寛之
アニメーション制作：ポリゴン・ピクチュアズ
製作：東亜重工動画制作局

>>劇場アニメ『BLAME!』公式サイト
>>劇場アニメ『BLAME!』公式ツイッター（＠BLAME_anime）