『ツキステ。』弥生春役・仲田博喜さんアニメイト1日店長レポート

『ツキアニ。』第3話を完全再現!? 舞台『ツキステ。』弥生春役・仲田博喜さんアニメイト池袋本店1日店長イベントレポート&インタビュー

 2017年3月23日(木)、アニメイト池袋本店にて、『ツキステ。』弥生春役・仲田博喜さんアニメイト池袋本店1日店長イベントが開催されました。イベントには多くのファンが駆けつけ、『ツキステ。』の舞台裏や当日の1日店長の心境について語ったトークショーをはじめ、お渡し会が行われました。

 本稿では、そんな1日店長イベントの模様をレポート! さらに、当日の業務終了後の仲田さんにインタビューも行ったので、併せてご紹介します!

 

『ツキアニ。』第3話を完全再現!? 弥生春1日店長を密着レポート
 当日の仲田さんは、店内アナウンスに挑戦したり、8Fで開催されていた『ツキステ。』オンリーショップ「月素的屋」を視察したりと大忙し! 「月素的屋」では、実際の公演で使用された小道具や衣装を眺めながら、感慨深く頷く一幕も見られました。

 
 トークショーでは、公演が終了したばかりの2.5次元ダンスライブ「ツキウタ。」ステージ TRI! 『SCHOOL REVOLUTION! Ver.BLACK』の話題が飛び出すと、「まだセリフも抜けていなくて、明日も本番なんじゃないかと思えるくらい、公演が昨日のように感じます」とコメント。

 
 改めて公演内容について「前回、前々回と比べてボリュームが増した公演になったと思います。既存のユニット曲・デュエット曲に加えて、今回はそれぞれのソロ楽曲をフルパートでパフォーマンスしました」と振り返ります。また「ダンスはカッコ良く、激しいものになっていたと思うんですけど……みなさんどうでしたか?」と会場に呼びかけると、実際に公演へ足を運んだであろう会場のファンから、盛大な拍手が送られました。

 
 さらに稽古や公演を経て、Six Gravityの絆が日を増すごとに深まったという仲田さん。「第二幕はProcellarumと同じ舞台に立つことに想像がつかなかったんですけど、実際に舞台に立ってみたらライバルでも兄弟でもあるユニットとして、非常に楽しく演じさせていただきました。また前回は殺陣やシリアスな部分があったので、今回の公演では、日常を描いた『ツキウタ。』ならではの世界観、キャラクターが存在していることをお見せできたと思います」と、メンバーやユニット同士の関係性を経た上での公演になったと語ります。

 
 そして、トークショーは1日店長の話題へ。TVアニメ『ツキウタ。 THE ANIMATION』第3話ではアニメイト池袋本店で1日店長を務めていた春ですが、当日はそのワンシーンを再現する形になりました。

 
 そんな1日店長の心境について、仲田さんに尋ねると「『ツキアニ。』第3話をリアルタイムで見させていただきましたが、まさか現実になるとは思ってもいませんでした。アニメの春さんほどしっかりできるかは分かりませんが、今日は弥生春として仕事を全うしたいと思います」と春のように優しく語りかけたところで、トークショーは終了。

 
 そのままお渡し会へ移ると、仲田さんはファンひとりひとりを真っ直ぐに見据えてブロマイドを手渡します。温かい一言を添えたり、ときに談笑したりと、仲田さんもファンも楽しげな雰囲気の中、お渡し会は進行しました。

 
 最後に、1日店長業務を終えた仲田さんにインタビューを実施! 当日の感想や振り返りはもちろん、2.5次元ダンスライブ「ツキウタ。」ステージ TRI! 『SCHOOL REVOLUTION! Ver.BLACK』ついても、お話を伺いました!

 
――本日はお疲れ様でした。まず最初に、1日店長を終えた感想をお願いします。

弥生春役・仲田博喜さん(以下、仲田):実際に『ツキアニ。』の第3話で、弥生春さんがアニメイトの1日店長をやっているのをリアルタイムで見ていたので、いつか僕もやってみたいなという気持ちはありました。それが現実のものになって、「アニメの春さんはこんな気持ちでやっていたのかな?」なんて思いながら、すごく楽しい経験をさせていただきました。

そして、実際にお越しいただいた『ツキウタ。』を好きでいてくださる皆さんから、直に気持ちを聞いたり、笑顔を見ていると、この作品に携われていることをすごく嬉しく思いましたし、そんな作品を取り扱っているアニメイトさんも素敵な環境だなと感じました。本当に貴重な経験をさせていただきました。ちなみにアナウンスは完璧でした!

 
――アナウンスは1日店長の始まりと終わりに2度されましたが、緊張しましたか?

仲田:アナウンスは失敗できないので、多少緊張はありました。ですが、アニメの春さんの演技を借りるような形でアナウンスさせていただいたので、そこまでではなかったです。舞台の上に立っているような感覚で、1日店長・弥生春としてアナウンスは出来ていたかなとは思います。


――1日店長の姿も、TVアニメの春と完全に一致していましたね。

仲田:どこまで出来ているかは分かりませんが、そもそもアニメで一度正解が出されていると思うんです。その正解に少しでも近づいた画をリアルでもお届けできれば、ご来場いただいた方には喜んでもらえるんじゃないかなと。なので、今回は弥生春という役に寄せてやらせていただきました。


――お渡し会もバッチリだったと思います。

仲田:いえいえ。思い返すと、もっと気の利いたコメントあったんじゃないかなぁと(笑)。ひとりひとりにそつなく返せるのがスマートな弥生春さんなので、もう少し役を引き出せればいいなと思ったんですけどね(笑)。

 
――今回は合計300人弱の方が参加されていましたが、お渡し会ではどういった内容を話されていたのでしょう?

仲田:まずは普段の感謝の気持ちを、僕から伝えることですね。あとは、アニメイトさんでお買い物を楽しんでくださいと。ファンの方が話してくれるのは、『ツキステ。』の話題が多く、先日終わった第3幕の感想をいただきました。あの距離で感想を聞けたのは、おそらく6人の中で僕が一番最初だったので、とても新鮮でした。

 
――ファンの方の中にも、グッズのパーカーを着ている方が沢山いらっしゃいましたね。

仲田:今回ばかりは緑が多かったですね! 洋服も、蛍光色の緑や黄緑の洋服を来ている女の子を見ると、すごくかわいらしいなと思います。僕自身も弥生春のファンですし、尊敬しています。黄緑もそこから好きになりましたし、やっぱりああいうのを見ると話したくなりますよね。「素敵だね」って。

あとは、春さんといえばメガネなので、かけてきてくれる方が結構いました。春さんモデルをかけてきたときには、「どっちが本体だろうね?」みたいな話をしてみたり(笑)。そういう形で皆さんとコミュニケーションが取れたり、生の表情を見れたのは本当によかったと思います。

 
――オンリーショップ「月素的屋」の展示もご覧になっていましたが、いかがでしたか?

仲田:今回初めて見学させていただきましたが、春さんのビジュアルのまんまで見に行ったので、すごく楽しかったです(笑)。


――本当に「1日店長・弥生春」が視察しているような印象でした。

仲田:そんな風に見てもらえたら嬉しいです。『ツキステ。』の舞台で使っていた小道具とか、ムツキ君のロッカーとか、とても良かったですね(笑)。自分たちは舞台の上で見ていたものなんですけど、こうやって一般のお客様の目に触れる場所で見ると、また全然違う見え方ができると言いますか……恥ずかしくなるというか(笑)。でも、あんな距離で見ることはないと思うので。素敵ですね。

 
――トークショーでは「Ver.BLACK」公演について、グラビの仲がより深まったと話されていましたが、改めてどういった内容になったのでしょう?

仲田:第1幕、第2幕にも増して、グラビの6人の絆が本当に深まる作品になりました。僕たちは年少が一生懸命企画をしたり、生徒たちの色々な悩みを解決していく姿を見ていましたが、年少、年中が成長している姿を見ることができて、僕たち自身も作品・キャラクターと一緒に成長しているなと感じましたね。リアルタイムで僕たちの絆が深まっていくことを、肌で感じられるのが『Ver.BLACK』だった気がします。

第1幕はとにかく一生懸命で、がむしゃらにやっている部分が多く、第2幕はプロセラとの掛け合いを集中的に練習していました。そこから少し空いた上での公演は、改めて6人の関係性を確かめ合う重要な時間だったんだなと。稽古中も本番中も、どこを切り取ってもグラビと見てもらえるような立ち位置だったと言いますか。本当にひとりひとりが無理せず、無意識のうちにそういう関係性が出ていることを感じられる公演でしたね。学園ものが題材になっているからかもしれませんが、自然とそういうところが感じられましたね。

 
――時代劇、学園ものと来て、次回やってみたいシチュエーションやテーマはありますか?

仲田:世界に行ってみたいです。これは作品の内容としてというより、まずこの『ツキステ。』という作品が世界に広がっていってほしいという思いがあるので。今日も1日店長をやらせていただいて、アジアをはじめ海外から駆けつけてくれたファンの皆様が結構いらっしゃったんです。そういうお声を聞いていると、あちらの方にもたくさん応援してくださってくれている人がいるんだなと。なので、海外にも今の僕たちをお届けしたいです。

シナリオとしては、もう一回12人でやりたいですね。おそらくファンの皆さんも望んでくれていると思います。さっき言ったみたいに、一度空いたらその次の公演は関係性を確認しあえるので。12人の関係性も今回の公演で1回空いたので、また一緒にやってみたら新たな発見があったり、新たなドラマが生まれるかなと思います。まぁ、人が死ぬようなものじゃなければいいかな?(笑) やっぱり平和なものが良いですね。平凡な日常を切り取っているのが『ツキウタ。』の良さでもあるので。


――終始、笑顔でいられるような内容と。

仲田:そうですね。終始笑顔でいられるような作品でありたいし、シリアスな方へ行っても最終的には笑顔になれるような内容がいいです。春は特にそうですから。みんなを笑顔にできるような、包み込むような暖かさがあるキャラクターなので。どの作品をやっても、そういう風にやれればいいなと思います。

 
――では、最後にファンの方へメッセージをお願いします。

仲田:本日は1日店長、アニメイト池袋本店の方へご来店いただきまして、ありがとうございました。この作品は携われば携わるほど、本当に素敵な作品だなと感じています。もし自分が次回も続投という形になれば、今まで1年間みんなと築きあげてきた絆を絶やすことなく、『ツキウタ。』の素敵な世界観をキャスト一丸となって皆さんにお届けしていきたいと思います。

そして『ツキウタ。』といえばダンスがすごく素敵な作品ですので、今までやってきたダンスライブ以上のクオリティを、皆様にお届けできるようにがんばりたいと思います。また新たな楽曲が入ってきたりするかもしれないですので、楽しみにしていただければなと思います。これからもよろしくお願いします。ありがとうございました!

――ありがとうございました。

[取材・文・撮影/鳥谷部宏平]

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(C)ツキステ。製作委員会
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