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寺島拓篤さん、上松範康さん登壇!『うた☆プリ』7周年記念トークショーで“一十木音也“の秘密が明らかに……!

寺島拓篤さん、上松範康さん登壇!『うたの☆プリンスさまっ♪』7周年記念トークショーで“一十木音也“の秘密が明らかに……!

2017年9月9日に行われた「うたの☆プリンスさまっ♪7th Special Anniversary」。多くのグッズやビジュアルの展示が行われた本イベントには、多くの『うたの☆プリンスさまっ♪(うた☆プリ)』ファンが訪れました。

さらに、そのイベント内にて、一十木音也を演じる寺島拓篤さんと、原作・音楽プロデューサーを務める上松範康さん登壇のスぺシャルトークショーが開催! 7周年を迎えた心境や、キャラクターへの想いを語りました。

また、MCを務めたのは、自身も本作の大ファンであるというハライチの岩井勇気さん。声優、プロデューサー、ファンという違った立場で語られる“『うた☆プリ』愛”に、訪れたファンも共感を示す場面が多く見られました。

本稿では、そのトークショーの模様をレポートします!

7年前から大きな変化を遂げた『うた☆プリ』
ステージが開始されると、早くも一十木音也役の寺島拓篤さんと、原作・音楽プロデューサーを務める上松範康さんが入場。会場のファンからは盛大な拍手が起こりました。

最初の挨拶では、寺島さんが「『うた☆プリ』7周年! おめでとうございます!」と節目を迎えた作品にお祝いの言葉を述べます。上松さんは「あんまり『うた☆プリ』ファンの方たちと触れ合う機会はないので、こうしてみなさんの顔を見るとドキドキします」と、今回のトークショーへの緊張と期待の混じった挨拶を行いました。

7周年ということで、まずは2人が『うた☆プリ』の歴史を遡ります。そもそも、『うた☆プリ』のスタートとなったのは、グランドプリンスホテル高輪にて行われた、上松さんと一ノ瀬トキヤ役の宮野真守さんによる発表会でした。

当時のキャラクターはST☆RISHのメンバーだけで、ゲームが発売される前の段階のキャラクターを紹介するようなイベントだったそうです。そのイベントは50人程度の小規模なものでしたが、上松さんは「そこからファンの方々の応援と愛情で、ここまで大きなイベントを開催できるタイトルに成長できました」と当時を振り返りました。

プロジェクトが始動し、最初のゲームが発売された2010年。寺島さんは「ゲ—ムが難しかったですね〜」と初めて作品に触れた思い出を語ります。これまでにリズムゲームをいくつかプレイしてきた寺島さんですが、それでも本作は難易度が高く感じたそうです。

上松さん曰く、ゲームに音楽要素を取り入れて、プレイしてくれた人たちにアイドルたちの歌を感じてほしかったという狙いがあったとのことでした。

さらに、『うた☆プリ』が発売された当初のスタッフの思い出が紹介されます。「まだタイトルが知れ渡っていないころは、「うたのプリンセスさま」と呼ばれることが多くあった」「初めて作られたグッズはAクラス3人のポケットティッシュだった」「商品表記の際に記号が表示されない場合があった」など、今だからこそ言える当時のエピソードを聞くことができました。

“一十木音也”に込められた秘密とは!?
『うた☆プリ』が始まって以来、一十木音也を演じ続けている寺島さん。これまで演じて来た感想では「音也を演じてると、本人と1対1で向かい合っているような気分になるんです」と答えており、自分が音也になるのではなく、音也の声を代弁するかのような、少し特殊な感覚で役を演じてきたそうです。

悩んだ際は、一十木音也というキャラクター本人と対話を行っているとのことでした。

この感覚については、上松さんも完全に同意。上松さんは楽曲をつくる際に、まず真っ先に「アイドルたちが何を伝えたいのか」ということを意識するのを心がけているということでした。

歌うキャラクターのことを思い浮かべながら、「〜はどうだろう?」のように提案をすると、実際にそのキャラクターが思っていることが頭に聞こえてくるそうです。

“あくまでキャラクターという存在であっても、その人間性と向き合って楽曲を作る”という意識。それこそが、アイドルたちが歌う魅力的な音楽を生み出す重要なポイントとなっているようです。

話のタネは尽きることなく、ここからさらに一十木音也の魅力迫ったトークが展開されます。寺島さんが音也の邪気が無い部分が大好きだそうで、それを聞いた上松さんは「苗字の一十木は、全ての文字が直線で成り立っていて、真っ直ぐな性格を表現してるんだよね」と、音也の名前に込められた秘密を明かしました。

名前に込められた意味はそれだけではありません。一十木の画数を合計すると7画。ST☆RISHの7人を現す7本の線で形作られているという意味になっており、上松さんは「音也の真っ直ぐな性格は、メンバーの支えによって成り立っていることを意味してるんですよ」音也の名前に込めた想いを語りました。

これまで作品について話せる場が少なかったということもあり、初めて聞く“一十木”という名前に込められた意味の多さに、寺島さんも含めた会場の全員が驚きと感動を覚えました。

キャラクター1人1人について語ってしまうと一晩あっても足りないという上松さんからは、原作者としての作品への愛が強く感じられました。

音也に新たな問題にぶつかる、第4期の“音也回”
しかし、第4期『うたの☆プリンスさまっ♪ マジLOVEレジェンドスター』では、そんな真っ直ぐな音也に苦悩が訪れる場面もあります。収録前に音響監督からは「今回はそれぞれのメンバーが問題を乗り越えていくことになります。頑張ってください」と予告をされたそうです。

そのときに寺島さんは「音也の問題はもう解決したし、何もないけどなぁ……」と思っていたところ、本人も驚きのまさかの展開が待ち受けていたとのことでした。

アニメで音也には新たな壁が立ちふさがりますが、見事その問題を乗り越えて、彼はまた一歩成長します。

寺島さんは「音也がぶつかる問題をファンの方が一緒に考えてくれたら嬉しいし、乗り越えたら喜んでもらえるといいなと思いました」と、当時思っていた感想を語りました。音也を演じ続けた寺島さんにとっても第4期の物語は、より音也を知ることができる良いきっかけになったそうです。

さらに、ここで音也の大ファンのMC 岩井さんの愛が爆発! アニメでの思い出のストーリーを振り返りながら、壇上の3人で音也トークに花を咲かせました。会場のファンも、しっかりと音也の良い部分を理解している岩井さんの着目点に納得の様子。繰り広げられる音也トークを聞きながら、うんうんと相槌を打つ方も多く見られました。

寺島さんの意外な一面が明らかに!
現在配信中のスマートフォンゲーム『うたの☆プリンスさまっ♪ Shining Live』。寺島さん、上松さんも自身でプレイをしているとのことで、楽屋では岩井さんを含めた3人で、一緒にガチャを回したり、お互いに遊ぶ様子を見たり、ゲームを楽しんでいたそうです。

音楽家であるにも関わらず音ゲーが苦手という上松さんに、寺島さんが「音ゲーは、独自のリズムを持った新しい楽器なんです!」と音ゲーのコツをレクチャーする場面もありました。

上松さんも驚くほどの腕前を持っているという寺島さん。その実力に迫っていくうちに、イベント「怪盗オトヤーヌの活躍記」では、なんと参加者の上位2%の中に入っているという驚きの事実が明らかになりました!

声優でありながらも、ゲーマーとしての一面も持っている寺島さん。トークの中には「ゲームを楽しむためにオートプレイは絶対にしない!」という話を聞いた際には、「いや、でもオートでやらないと限定の音也もらえませんよ」と答えたというエピソードも……。

作品を愛していながらも、ゲームはゲームとしてしっかりとやり込む……そんな寺島さんの新たな魅力が明らかになった瞬間でした。

10周年に向かって進み出した『うたの☆プリンスさまっ♪』の行方は?
その後も、メガネブランドZoffと『うた☆プリ』のコラボメガネを試着するなどを行いながらトークショーは進み、寺島さん、上松さん、そして岩井さんも含めた『うた☆プリ』トークによって会場はさらに盛り上がります。

楽しい時間はあっという間に過ぎていき、終演の時間が迫ると、寺島さん、上松さんから『うた☆プリ』の今後についてのコメントと、最後の挨拶が行われました。

今後の展望について、上松さんは、

「10年、20年とやっていきたいね……っていう話をしていたら、もう7周年ですよ。『うた☆プリ』を愛してくれる人たちがいる限り続けていく、っていうことは最初の頃から決めていました。応援が続く限りずっと続けていきたいという気持ちはありますので、それはここでファンの方々にお約束したいと思います」

と、今後の『うた☆プリ』の展開に期待できるコメントを述べました。そして、寺島さんは

「『うた☆プリ』は7周年を迎えましたが、作品の中では音也たちはまだ若手のアイドルです。彼らにはまだまだやれることがたくさんあると思います。なので、またキャラクター1人1人に問いかけたら「10周年とか、何言ってるの?」っていう感じで怒られちゃうかもしれませんね(笑)。これからも頑張ってやらなきゃと思います」

と、キャラクターと自分を1人の人間同士と意識しているからこそ感じた気持ちを語りました。

そして、最後の一言で寺島さんは、

「言葉にできないくらいの愛情をみなさんからいただいていて、これは僕を通して音也にも伝わっているはずです。『うた☆プリ』のみんなでその愛情を受け止めたいと思っています。これからも音也と向き合って、素敵な作品を作っていきますので、よろしくお願いします!」

と、ファンへのメッセージを残しました。加えて、「この景色を、最初の発表会に参加したまもちゃん(宮野真守さん)にも見てもらいたい」と語る寺島さんの耳には、一ノ瀬トキヤをイメージした紫色のピアスがついており、メンバーを思う気持ちとてもよく伝わってきました。

また、『うた☆プリ』の生みの親でもある上松さんは、

「7周年を迎えられたのは奇跡だと思っていて、最初から愛してくれた人にも、途中から愛してくれた人にも、感謝しています。これから色々な挑戦もあるかと思いますが、その理由は“これからも続けたいから”です。新たな挑戦をし続けていくことで、みなさんがアイドルたちと一緒に居られる時間を増やしたいと思っています。10年と言ってきましたが、それ以上に続けたいというのが自分の気持ちなので、みんなで楽しんで、盛り上げていけたらと思います」

と、ファンへの想いと決意を言葉にして、トークショーは幕を閉じました。

挑戦するのは、長く続けるため。長く続けるのは、ファンの応援に応えるため。今回のトークショーでは、寺島さんと上松さんの決意のようなものが見えたように思えました。

今年で7周年を迎えた『うたの☆プリンスさまっ♪』。果たして、3年後の10周年ではどのような進化を遂げているのでしょうか。

一十木音也をはじめとする、アイドルたちの今後の活躍に、ぜひご注目ください!


[取材・文/はら]


イベント概要
「うたの☆プリンスさまっ♪7th Special Anniversary」
【開催日時】2017年9月9日(土)・10日(日)
【時間】開場 10:00 閉場 18:00(予定)
(物販エリア/展示エリア 最終入場 17:00)

・9日 スペシャルトークショー 16:00開場・17:00開演
登壇者:寺島拓篤・上松範康(Elements Garden)
MC:岩井勇気(ハライチ)

・10日 倉花千夏先生サイン会 15:30開場・16:00開始
【開催地】池袋サンシャインシティ

ワールドインポートマートビル4階展示ホールA・文化会館4階展示ホール


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