ドラマCD「宇宙戦隊キュウレンジャー」岐洲匠、山崎大輝、榊原徹士インタビュー

鈴木達央さんの一声でキャストが成長できた!? ドラマCD「宇宙戦隊キュウレンジャー 泣かせろ! タマキュウ一座大一番!」岐洲匠さん、山崎大輝さん、榊原徹士さんにインタビュー!

スーパー戦隊シリーズ41作品目としてテレビ放送中の『宇宙戦隊キュウレンジャー』。88の星座系の支配する宇宙幕府ジャークマターと、様々な個性を持つ宇宙戦隊キュウレンジャーの9人との闘いを描いた本作では、 中井和哉さん(ガル/オオカミブルー役)、大塚明夫さん(チャンプ/オウシブラック役)、小野友樹さん(バランス/テンビンゴールド役)、 M・A・Oさん(ラプター283/ワシピンク役)など、主要キャストに人気声優を起用していることでも話題を呼んでいる作品となっています。

そんな本作の番外編的ストーリーを描いたドラマCD「宇宙戦隊キュウレンジャー 泣かせろ! タマキュウ一座大一番!」が2018年1月26日に発売されます。

本稿では、ドラマCDに出演する岐洲匠さん(ラッキー/シシレッド役)、山崎大輝さん(ナーガ・レイ/ヘビツカイシルバー役)、榊原徹士さん(スパーダ/カジキイエロー役)が登場した囲み取材の模様をお届けします!

【あらすじ】
「お前だけじゃなく、全ジャークマターを泣かせてやるぜ !」

久しぶりの休日。
惑星ウィーグで芝居の公演をしている妹に会いに行くというスパーダに、ラッキー、ナーガ、ラプター、ショウが同行することに。

だが、惑星ウィーグの役者たちは芸術を嫌うダイカーン・チュウネンシャチューに捕らわれていた。彼らを救出するため、ラッキーたちは旅の一座に扮して芝居をすることになり ―― ! ?

それぞれの個性が光る作品に
──『キュウレンジャー』のドラマCD化のお話を聞いたときの感想をお聞かせください。

岐洲:参加する声優さんの名前を見てビックリしましたね。達央さん(チュウネンシャチュー役・鈴木達央さん)の名前があって。豪華なメンバーにさらに豪華な方が来たなと! しかも、スーパー戦隊シリーズで放送中では初のドラマCDということで感動しましたね。

僕が思っている以上に『キュウレンジャー』って頑張っているんだなって(笑)。

一同:(笑)。

榊原:お前もその一員なんだけどな!(笑)

山崎:もはや主だよ!(笑)

山崎:僕もドラマCDを出させていただけると聞いて嬉しかったですね。『キュウレンジャー』でドラマCDをやるって、なんか想像できたんです。

以前にもサントラに少し声を入れさせていただいたんですけど、今回は60分くらいあって、『キュウレンジャー』の新しい魅力に気づいていただけるんじゃないかなと思っています。みなさんのお手元に届くのが楽しみですね。

榊原:正直に言うと、「待ってた!」って感じ。『キュウレンジャー』って新しいことをやらせていただいています。

出演が僕ら3人なのもビックリしましたね。神谷浩史さんとM・A・Oさんがいて、それに達央さんがいらっしゃって、どういう内容になるのかなと思っていたら、「あ、こうなるのか!」と。

僕は声優さんのことが詳しくないので、達央さんのことを調べたら「めっちゃ有名な人やん!」って驚きました(笑)。今回のお話を聞いたときは、単純に僕達3人VS声優陣なのかなと思っていました。

──収録してみていかがでしたか?

山崎:いつもの東映のアフレコと違う場所だったので、まずそれに戸惑いましたね。なんかむず痒いというか。

テストで収録がはじまったら、いきなり12ページも読むことになって、「そんなにやるもんなんだ!」って驚きましたね。それにしてもいろんな発見があって勉強になりました。

収録を進めていく内に達央さんが出て来るシーンになって、達央さんが怪人の声を出したんですけど、その声がデカすぎて、響きまくっていて、本当にすごかったんですよ! その響きが心地よくて、「プロはすげぇ……」って思いました。

僕達も負けないように触発されてがんばれましたね。

岐洲:いつもの収録でも、神谷さんが収録しているのを聞いたりしているんですけど、「プロだな」と思うことが多いんです。今回もまた感じました。

いつもはプロの方々が僕達に合わせてくれているんですけど、今回はプロがやっていることを僕達がやらないといけないので、放り込まれた感じですよね(笑)。

僕はアニメが好きなので、「いつもこうやって収録しているのか!」と思ったら、めちゃくちゃ楽しかったですね。本当にプロの力を感じました。

榊原:今回は体の演技がなくて声の演技なので、未知の世界なんですよね。それを組み立てなきゃって思っている中で達央さんがバーンって声を出したので、僕達が萎縮しちゃって……(笑)。

山崎:「やべーのきたぞ!」って。登場した瞬間に怪人に負けてましたからね。

榊原:僕らが雑魚すぎるんだなって思いましたよ。でも、達央さんが優しすぎて。

達央さんに聞いたら、ドラマCDの収録は最初のところだけテストして、あとは全部本番の流れでやるみたいなんです。でも、僕らは雑魚すぎるので、「達央さん、すみません。一緒に全部テストでやってもらっていいですか?」って聞いたら、「全然いいよ!」って言ってくださって。しかも全力でやってくれるんですよ。

岐洲&山崎:そう!

榊原:それってめっちゃありがたいことだし、だったら僕らも全力でいかなきゃって。

本番は気合が入りすぎて空回りしたところもありましたけど、達央さんがテストに付き合ってくれたのもあって、すごく楽しかったですね。本編とは違うものが録れたと思うので、出来上がりが楽しみですね。すごくいいものが出来た気がします。

──『キュウレンジャー』でチャレンジしてみたいことはありますか?

岐洲:『キュウレンジャー』で30分のアニメを1話だけやってみたいですね。まぁ、それは実現しなかったんですけど……。

山崎:はえーな、おい(笑)。

岐洲:前から言っていたので、奇跡があるならやってみたいです。プロデューサーの頑張り次第のようです(笑)。

山崎:僕がやりたいことは2つあって、まずは予告。今まで40話分くらいあったんですけど、僕が1度もやったことがなくて。「え、なんでなんだろう……!?」って僕も怖くなってきちゃってて。「俺、なんか悪いことやったかな!?」みたいな(笑)。だから1回くらいはやりたいなって……。

もう1つは、アクションスーツを着てアクションをしてみたいなって思っています。スーツアクターさんたちが一体どれだけ大変なのかを体験してみたいです。

岐洲:じゃあ、予告とアクションスーツなら、どっちがやってみたいですか?

山崎:予告で(笑)。

一同:(笑)。

榊原:僕は、オープニングに登場するスパーダのキッチンで12人全員が使っているところを映ってみたいですね。ギチギチ撮影をしてみたい(笑)。あそこでのシーンはやったことがないんですよ。

山崎:俺、まだあるわ。

岐洲&榊原:出てくるね~。

山崎:キャラクターソングをやりたい! 各キャラクターでやりたいですね。


──ドラマCDの聴きどころはどこでしょうか?

岐洲:僕達3人は自分のキャラクター以外も演じているので、すごいことになっているんじゃないかなと思います。

あと、達央さんと僕達のやりとりに注目してもらいたいです。

山崎:いつもは映像ありきで音声を聴いていると思いますが、今回はドラマCDということで、想像の余地があるんじゃないかなと思います。

怪人はどんな格好をしているのかなとか、僕達がどんな表情をしているのかなとか、いろいろと想像してほしいです。

あと、音声だけなので、僕達の演じ方も少し違うと思います。声の抑揚が違ったりするので、しっかり聴いていただけると嬉しいです。

榊原:今回の内容がスパーダの家族に対する想いから派生して、キュウレンジャーの個性が出たものになっているので、そこが聴きどころですね。

さっきも話していましたけど、達央さんに教えていただきながらの収録だったので、もしかしたら後半になるに連れて上手くなっている可能性があります。60分という短い中でも僕達が成長しているかもしれないので、そこを楽しみにしていただきたいです。

いつも通りの笑いあり、涙あり、なんでもありな騒動がドラマCDでも行われているので楽しみにしてほしいですね。

鈴木達央さんに言われた「いっぱい遊びたいね」
──今回は声だけの演技となりましたが、お互いの演技で「いいな」と思ったところはありますか?

岐洲:スパーダのアドリブの部分があるんですけど、すごいなと思いました。「面白いことを言ったら(次の台詞の)ナーガが入っていいから」って言われていて、想像の10倍以上もずっと喋り続けていたんです。「やっぱりすごい人だな」って思い返しました。

山崎:しかも1人で何役もやっていて、俺が入るに入れないというね(笑)。徹士くんは流石だなって思いましたね。スパーダを活かしながら徹士くんの得意なポジションに持っていくみたいな(笑)。笑いすぎて次の台詞が言えなかったですから。

ラッキーは映像のときと一貫していて、「やっぱりレッドなんだな」と感じさせられましたね。お子さんが聴いても面白いなと思うポイントはラッキーが一番かなと思います。

榊原:2人のすごいところは色付けが上手いところですね。ラッキーがラッキーらしい、ナーガがナーガらしいんです。2人は勘が良くて、どう来るかわからないけど、どう来ても対応ができるんですよ。その柔軟さがすごいですよね。

──今回のドラマCDやこれまでの声のお仕事を通じて、ご自身が成長したと思うところはどこですか?

岐洲:オリオン号での撮影はずっと狭い空間にいるので、みんな頭がおかしくなってくるんですよ(笑)。そうしたらいろんな声を出して遊びだしたりするんです。その声を今回使う事ができたんです。オリオン号でふざけていたのをそのまま使えたので楽しかったですね。

今回、声優さんのイケボみたいなものをできたんです。めっちゃ恥ずかしかったんですけどね(笑)。

山崎:もともと声のお芝居はやりたいなと思っていました。それがまさか『キュウレンジャー』でやらせてもらえるとは思っていなくて。

1年間同じ役をやらせていただいて、「ナーガの場合」っていうフィルターをすぐ通せるようになった気がします。感情を知らない特殊なキャラクターなので、どう演じればいいのか難しいところもあったんですけど、しっかり出せるようになったんじゃないかなと思います。

今回のドラマCDではそういったところがデフォルメされて、「面白おかしくナーガがやったとき」みたいなのが「あー! そうなるよね!」っていう感じがよく出ていると思います。声の出し方とかはすごく気にするようになったので、そこも成長できたんじゃないかなと思います。他の現場でもやってみたいですね。

榊原:今日大きな成長を下さったのは達央さんですね。達央さんが「いっぱい遊びたいな」って言っていたんです。でも、「いっぱい遊ぶ」って武器を持っている人が言う台詞だと思うんです。僕達は武器が無い中でも、その遊びをやりたいじゃないですか。

今回はキャラクターを理解しているから遊べたんだと思うんです。それはこれだけの年月をやってきたから、達央さんきっかけでやることができたんですよ。今日の収録で「思ったよりできるかも」って思うところもあれば、「これ違うかも」って感じるところもあって、難しい遊びができるようになったんじゃないかなと思います。

──少年時代に憧れていたヒーローはいますか? また現在、少年から憧れられるヒーローになった感想をお聞かせください。

岐洲:僕は『仮面ライダークウガ』が好きでしたね。スーパー戦隊シリーズだと『侍戦隊シンケンジャー』ですね。

高校生の頃とかもスーパー戦隊シリーズは見ていましたし、アニメでもヒーローものをよく見るんです。だから、本当にヒーローになれて、ただただ嬉しかったです。

レッドは最終オーディションが3回くらいあって、本当の最終オーディションの1つ前に母に「受かったよ」って連絡してしまったんです。そしたらまだもう1回あって、「うわー」ってなったんですけど、絶対にやり通してやると思って、本当になれたのでホッとしました。

僕が芸能界に入ったきっかけはジュノンボーイだったんですけど、僕と同じ代に『動物戦隊ジュウオウジャー』の國島直希くんとか、『仮面ライダーゴースト』の西銘駿くんとかがいて、「俺もなりたいな」って思ったからなんです。こうやってなれたのは奇跡ですね。

山崎:僕は最近になってヒーローという存在が出てきて、それは母なんです。いろいろやってくれたので、こうやって恩返しができればなと思っています。

僕はヒーローになってみて、「本当に自分がヒーローなの?」っていう感じがしたんですが、放送されて子どもたちから声をかけてもらえるようになって、「本当にヒーローになったんだ」って実感しましたね。

最近は、シアター G ロッソで公演をやらせていただいていて、僕達が倒れていて子どもたちに声をかけてもらうシーンがあるんです。そこで子どもたちが、会場が揺れるくらいに大きな声をかけてくれるんですよ。あれはヒーローになったものにしか味わえない感覚だと思います。

僕達は本当に倒れてはいけないヒーローなんだなと実感しますね。みんなのために宇宙を守っていきたいですね。

榊原:僕のヒーローは『忍者戦隊カクレンジャー』ですね。特にケイン・コスギさんがやられていたブラックが好きです。カクレンジャーの中でも異色で、アクションもすごくてかっこよかったんです。だから僕は必然的にレッドをやるポジションじゃないなって思うんです。

僕はスターじゃないけど、「スパーダ!」って呼んでくれる子どもたちがいるので、料理人でもヒーローになれるんだなって思いました。たぶん、誰でもヒーローになれるんだなっていうのを、僕が一番証明できると思います。

[取材・文/イソベアラタ]

作品情報
【ドラマCD】宇宙戦隊キュウレンジャー 泣かせろ! タマキュウ一座大一番!
【アニメイトオンライン】【ドラマCD】宇宙戦隊キュウレンジャー 泣かせろ! タマキュウ一座大一番!


タイトル:宇宙戦隊キュウレンジャー 泣かせろ! タマキュウ一座大一番!
発売日:1月26日(金)
価格:¥3,000+¥240(税)

特撮テレビドラマ 『宇宙戦隊キュウレンジャー』 がドラマCD化。

「お前だけじゃなく、全ジャークマターを泣かせてやるぜ !」

久しぶりの休日。
惑星ウィーグで芝居の公演をしている妹に会いに行くというスパーダに、
ラッキー、ナーガ、ラプター、ショウが同行することに。

だが、惑星ウィーグの役者たちは芸術を嫌うダイカーン・チュウネンシャチューに捕らわれていた。
彼らを救出するため、ラッキーたちは旅の一座に扮して芝居をすることになり ―― ! ?

テレビシリーズにも携わっている下山健人の書き下ろし脚本による完全新作音声ドラマ。

<キャスト>
ラッキー : 岐洲匠
ナーガ・レイ : 山崎大輝
スパーダ : 榊原徹士
ラプター283 : M・A・O
ショウ・ロンポー : 神谷浩史

[ゲスト]
チュウネンシャチュー : 鈴木達央

アニメイトオリジナル特典:
スペシャル座談会CDアニメイト版(岐洲匠、山崎大輝、榊原徹士、M・A・O、神谷浩史、鈴木達央)
※M・A・O、神谷浩史はメッセージ出演。
※特典は無くなり次第、終了とさせて頂きます。ご了承下さい。

>>『宇宙戦隊キュウレンジャー』公式サイト

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