中島ヨシキさん＆田中貴子さんら登壇の『ヒナまつり』最終回放送直前イベントに高級な壺や大量のイクラが登場!?

2018年6月16日（土）、東京都・東京国際交流館（プラザ平成）国際交流会議場にて、現在放送中のTVアニメ『ヒナまつり』の最終回放送直前イベントが昼と夜の2部構成で行われました。

イベントには、田中貴子さん(ヒナ役)、中島ヨシキさん(新田義史役)、村川梨衣さん（アンズ役）本渡楓さん(三嶋瞳役)、日笠陽子さん(詩子役)、小澤亜李さん（マオ役）が登壇。イベント前日に放送されたばかりの第11話の生オーディオコメンタリーや、作品にちなんだ対決コーナーなどで会場を大いに盛り上げました。

本稿では、さまざまなサプライズ演出も飛び出した昼の部の模様をお届けします。

▲左から、日笠陽子さん、本渡楓さん、中島ヨシキさん、田中貴子さん、村川梨衣さん、小澤亜李さん

ステージに壺!?　大量のイクラ!?　サプライズ満載のお祭り騒ぎ！

オープニング曲「Distance」のメロディーとともに、出演者6名が一挙に登場。マオ役の小澤さんもいっしょに6人でイベントを行うのは初めてということで、小澤さんをはじめ出演者の皆さんも嬉しそうな様子。中でもヒナ役の田中さんはイベントが楽しみ過ぎて眠れなかったそうで、新田役の中島さんから「いくつになったのー？」とイジられる場面も。

オープニングトークから続いて、さっそく放送されたばかりの第11話を生オーディオコメンタリー付きでいっしょに見ることに。中島さんがオープニングにコールを入れたり、6名それぞれが思い思いに感想を話したり、ときにツッコミをいれたりと会場はかなりカオスな状態に……。ちゃんと見たい方はまた改めて見直してください、といろいろ諦めた発言も飛び出しました。

また、アンズの純真ないい子っぷりにみんなで感動する一幕もありましたが、そんなアンズに対する新田の言動について中島さんが非難されたり、詩子役の日笠さんからは「新田の声とヨシキ（中島さん）の声が被る」など、やや理不尽な言葉をかけられたりと、唯一の男子枠である中島さんのポジション的な苦労が垣間見えたりもしました。

生オーディオコメンタリーのコーナーが終わると、お次は“仁義なき3本勝負”のコーナーへ。田中さん、村川さん、小澤さんの超能力少女チームと中島さん、本渡さん、日笠さんのBar Little Songチームに分かれて、作品に絡めた対決を行います。なんと、勝利したチームには2万円相当の豪華賞品が与えられるとのことで闘志もみなぎり、まさしく“仁義なき戦い”となりそうです。

1本目の勝負は“生徒会選挙勝負”！　TVアニメ第7話にてヒナが生徒会選挙に立候補したときのように、選挙演説を行い、会場の拍手の数によって勝敗を決めようというものです。それぞれが演説するマニュフェストは、あらかじめ用意されているものの中からくじ引き。引いたその場で説得力のある演説を行う瞬発力が求められます。

また、この対決のために用意された演説台にはちゃっかり壺が置かれており……お値段が8万3千円もするとのことで、村川さんに対して「割っちゃダメだよ!?」「本当だよ？　本当だよ？」との振りにもとれかねない忠告が入ります。

そんなこんなで先攻は超能力少女チーム、挑戦者は村川さん。引いたマニュフェストは“サブが主役のスピンオフ作品を作ります”というなんとも支持の得られなさそうなお題……。「一見、需要がないように思われますが……」という入りで演説がスタート。最後に「特典をつけましょう！」と切り返しましたが、特典の内容について「サブ役の河西さん（河西健吾さん）の……」と言い淀んだところでタイムアップ。いったい村川さんは河西さんに何をさせようとしたのか……気になります。

これに対するBar Little Songチームは、本渡さんが“舞浜にヒナまつりランドを作ります！”というマニュフェストについて演説します。「舞浜だけはやめておいた方がいいんじゃないの？」と中島さんから心配の声があがりますが……。

そんな心配を踏まえてか、舞浜にある某夢の国の話から入った本渡さんは「（現実から）逃げていいの!?」と感情たっぷりに警鐘を鳴らします。そして、『ヒナまつり』ならではの"あいったー！　アトラクション"を提案。例として「ジェットコースターのシートベルトの締め付けが強い」などを挙げ、会場の笑いを誘います。最後に、「皆さんぜひ、ヒナまつりランドに来てください！　来てくれますよね!?」と呼びかけると、会場からも「行きまーす!!」と声があがり、大きな拍手も巻き起こりました。

村川さんに負けず劣らず無茶なマニュフェストを引いた（無茶でないものが入っているのかどうかは諸説）本渡さんでしたが、それを補って余りある演説力によって会場を盛り上げました。これにはチームメイトの中島さん、日笠さんも揃って絶賛。会場からも改めて大きな拍手が送られました。

2人の演説が終わったところで会場からの投票タイムに。結果は本渡さんの勝利、Bar Little Songチームが1本目の勝利を得ました。

続いて2本目の勝負は、“イクラ893g当てま勝負”！　大量のイクラが入った容器から、それぞれイクラを自らの容器によそい、ピッタリ893グラムにしようというもの（より近かった方の勝ち）。ということで、ステージにはこれでもかと言わんばかりのイクラの山が登場！　「頭おかしいんじゃないの!?」と企画に対する驚きの声もあがります。

この勝負は、あえてイクラが苦手だという日笠さんと田中さんによって行われることに。イクラではなくウニがいい、などと贅沢な文句を言いながらもイクラをよそう日笠さん。そんな日笠さんにチームメイトの本渡さんから「多いと思ったら食べて減らしてもいいですよ？」との声が。「嫌いだって言ってるじゃん！」と返しつつも順調にイクラをよそいます。

ふたりいっしょによそい終わると、さっそく容器を秤にかけます。結果は、日笠さんが913グラム、田中さんが1024グラムと日笠さんがまさかのニアピン！　またしてもBar Little Songチームが勝利となりました。

3本勝負のうちすでに2本をBar Little Songチームが取ってしまいましたが、そこはバラエティのお約束。3本目を取った方の勝ちということに。最後の勝負は、中島さんと小澤さんによる"瞳のカクテルクイズ勝負"！　本渡さんと日笠さんがパーソナリティを務めるWebラジオ「ラジオ『ヒナまつり』 Little Song へようこそ！」でも行われているコーナーで、カクテルに関するクイズに正解した方の勝ちとなります。問題は以下の通り。

"オレンジジュース、レモンジュース、パイナップルジュースを合わせたノンアルコールカクテルには、とある昔話の名称が使用されています。その名前とは？　A.シンデレラ　B.かぐや姫"

ノンアルコールと聞いて露骨にテンションを落とすふたりに、日笠さんから「イベントで酒を飲もうとするな！」とツッコミ。気を取り直してクイズに取り組むふたりですが、なかなか答えを決めあぐねている様子。結局タイムアップとなってしまい、小澤さんがAのシンデレラ、中島さんがBのかぐや姫を選択。それぞれが選んだ答えのシェーカーを振ってカクテルを作るふたりの姿はかなり様になっており、会場からも「おおー」と感嘆の声が漏れます。

正解発表を兼ねてふたりいっしょに飲み干すと、小澤さんは顔をパッと輝かせながらもう1杯注ぎ始めました。対する中島さんは……なにやら渋い顔で天井を見上げています。どうやら中島さんの方は罰ゲームでお馴染みのセンブリ茶が入っていた様子。

なぜかその場の流れでシンデレラにちなんだギャグをやらされそうになる日笠さん。困り果てる日笠さんに中島さんが「シンデレラと言えば鉄板のやつが」と声をかけますが、「じゃあやって」ということで結局中島さんがやることに。

いやいやながらも引き受けた中島さんは田中さんにステージ上で寝てもらうと、「シンデレラが……死んでれら！」と鉄板のギャグを披露。会場からは笑いではなく勇気をたたえる拍手が巻き起こりますが、中島さんは「センブリも飲まされてギャグもやらされて……」と精神にかなりのダメージを負ったようでした。

そして勝負は、最後の1本を取った超能力少女チームが勝利！　2万円分のすし券が送られました。これにてコーナーは終了。イベントもエンディング、かと思いきや……ここでなんとアニメ第12話の先行上映が行われることに！　こちらはまだ一切放送されていないということで、生オーディオコメンタリーはなしで上映されました。

第12話の内容にはあえて触れませんが、上映終了後に「もうAパートのことは覚えてないですよ」という発言が出るほどインパクトのあるBパートであったことをお伝えします。

この上映を最後に、イベントはエンディングへ。中島さんがまとめの挨拶を述べると、出演者の皆さんはステージ裏へと戻っていき、イベントの幕が下り……ませんでした！