映画
『インフィニティフォース』関智一&村松和輝インタビュー

『Infini-T Force/ガッチャマン さらば友よ』劇場版BD/DVD発売記念! 鷲尾健役・関智一さん&モーションアクター村松和輝さん対談! お互いの演技が影響して生まれたものとは?

タツノコプロの人気ヒーロー4人が集結し、オリジナル3DCGアニメとして話題を呼んだ『Infini-T Force』。TVシリーズから引き続き、今年2月には『ガッチャマン』の鷲尾健をフィーチャーした『劇場版Infini-T Force/ガッチャマン さらば友よ』も公開! その劇場版がBD/DVDになって早くも8月2日に発売!

発売を記念して、健役を演じた声優・関智一さんと、健のモーションアクターを担当した村松和輝さんの「W健対談」が実現!『Infini-T Force』の撮影・収録秘話や作品への熱い想いをお聞きしました。

『Infini-T Force』の企画はいちヒーローファンとして楽しみだった

──『Infini-T Force』はタツノコプロの名作キャラが集結し、3DCGアニメとして新たなTVシリーズ作品と描かれたわけですが、この企画を初めて知った時の感想は?

鷲尾 健/ガッチャマン役・関智一さん(以下、関):僕はヒーローが好きなので、いちファンとしても興味をそそられたし、純粋に「どんなふうになるんだろう?」と楽しみでした。

モーションアクター・村松和輝さん(以下、村松):僕もヒーローが好きなのでワクワクしました。

僕は各作品をリアルタイムでは見られなかったんですけど、リアルタイムでご覧になっていた方はきっと僕以上の期待感があるんじゃないかなと思いました。

──ちなみにお二人が最初に触れたタツノコプロ作品は何ですか?

関:僕は『科学忍者隊ガッチャマン』(※1)ですね。

村松:僕は『天空戦記シュラト』(※2)で、シュラトの必殺技の修羅魔破拳が好きでしたね。「ナウマク・サンマンダ・ボダナン・ア・ビラ・ウンケン・ソワカ」っていう掛け声が大好きでした。

最初はタツノコプロ作品という意識はないまま、純粋に楽しんでいて、その後、気が付くと大好きなアニメはタツノコプロの作品が多かった気がします。

──お二人は『Infini-T Force』で健役を演じることについてはどう思われましたか?

関:まず出演できることがとてもうれしかったです。ただ、本当は『破裏拳ポリマー』(※3)の鎧武士をやりたかった。だから武士役を演じた鈴村健一くんがうらやましくて、うらやましくて(笑)。

村松:僕もうれしかったんですけど、『宇宙の騎士テッカマン』(※4)の南城二がやりたかったです(笑)。

僕も関さんと同様にオーディションを受けて、城二とダミアン・グレイ(※5)を狙っていたんですけど、まさか健をやることになるとは。

関:でも無いものねだりなところもあって。『人造人間キカイダー THE ANIMATION』(※6)でキカイダー(ジロー)役をやらせていただきましたが、自分ではキカイダー01(イチロー)のほうが合っているんじゃないかなと思っていました。

今回も武士がやりたかったのは、希望と自分に合っていると思ったこともあって。どちらかというとまじめなキャラのほうで採用されることが多くて、今回の健もジローもそれ。きっと自分が思っている以上に僕がまじめだからでしょうね、外に与える印象が。

一同:(大爆笑)。

関:お芝居って、素の部分を隠せないじゃないですか? それが嫌で、粗暴な役を一生懸命練習していたのに。僕は根がまじめなことは皆さん、ご存じでしょう?(笑)

※1:科学忍者隊ガッチャマン
1972年〜1974年まで放送されたTVアニメ。5人の少年・少女で結成された科学忍者隊が、世界征服を企む秘密結社ギャラクターと戦う物語を描く。タツノコプロを代表する作品でもあり、OVAや実写映画、派生作品であるTVアニメ『ガッチャマン クラウズ』なども制作された。『Infini-T Force』には、鷲尾健/ガッチャマン(CV:関智一さん)が登場。

※2:天空戦記シュラト
1989年〜1990年に放送されたTVアニメ。インド神話などをモチーフに、異世界・天空界を舞台にした戦いを描く。「神甲冑(シャクティ)」という鎧を身にまとって戦う様子が話題となった。

※3:破裏拳ポリマー
1974年〜1975年に放送されたTVアニメ。一見、冴えない探偵助手・鎧武士が様々な事件を解決する物語。武士は実は、頭脳明晰で格闘技の達人、さらに重化合物質「ポリマー」でできたヘルメットを被ることにより、破裏拳ポリマーへと変身する。『Infini-T Force』では、鎧武士/ポリマー(CV:鈴村健一さん)が登場。

※4:宇宙の騎士テッカマン
1975年に放送されたTVアニメ。数年で滅亡する地球から、全人類を別の惑星で移住させる計画がたちあがった21世紀が舞台。突如、地球を侵略しに来た「悪党星団ワルダスター」から地球を守るため、南城二が身体能力を飛躍的に高める装置「テックセットシステム」で「テッカマン」に変身し、戦いを挑む。『Infini-T Force』では、南城二/テッカマン(CV:櫻井孝宏さん)が登場。

※5:ダミアン・グレイ
『Infini-T Force』で登場した敵方のひとり。声を担当しているのは平川大輔さん。鎧武士に執着しており、徐々に本性を現していく。武士を呼ぶときの「たけぇ〜し」という特徴的なイントネーションが話題となった。

※6:人造人間キカイダー THE ANIMATION
1972年〜1973年に放送された特撮ドラマ『人造人間キカイダー』をアニメでリメイクし、2000年〜2001年にキッズステーションで放送された。人造人間のジロー=キカイダーと兄弟たちが行方不明になった光明寺博士を探す旅が描かれる。

モーションアクターの動きや表情からお芝居を引き出されることも

──……さて、村松さんは実写や舞台俳優としても活躍されていますが、モーションアクターとして参加されることについてはどう思われましたか?

村松:他にもモーションアクターのお仕事をしていたので、特別な気持ちはなかったです。ただ人間にはしゃべる時や動作などにムダな動きがあるもので、それを活かす場合、消す場合、どちらも要求されることがあって。

モーションアクターではそこを考えなくてはいけなくて、今回は細かい部分も活かしていただきました。

関:絵で描いたもの以上に血肉が通った動きや呼吸感などが感じられるので、お芝居がしやすかったです。また皆さんの動きを見て、お芝居を引き出されることもあって。

アニメで演じる時は絵に合わせ過ぎないように、絵を超えた表現をしなきゃ、2次元を3次元にしなきゃ、みたいな気持ちでやることが多いんですけど、今回は逆にシンクロしていこうという気持ちでやれました。

──収録方法もプレスコ方式だったそうですね。

関:先に村松さん達、モーションアクターの方に演じていただいて、それを見ながらアフレコして、その音声を聴いて、表情を付けてもらうというキャッチボールでした。

村松:僕はこういう形は初めてです。

関:モーションアクターの方は動きだけではなく、セリフも入れてくださっていたので、セリフ回しなどを完全にパクっていました(笑)。「このセリフの言い方、いいな」とか「おもしろいな」と思ったらそのままで。

村松:僕も関さんの演技をパクらせていただきました(笑)。

関さんは、ご自身のお芝居をのせてくださるので、改めて自分の動きと関さんの声で聴いた時に腑に落ちることが結構あって。

そのフィードバックがあるからこそ、その表情になる。得がたい体験をさせていただきました。1人の役を2人でやるということは基本的にはないことなので。

──各キャラにはそれぞれモーションアクターの方がいるのもこだわりを感じます。

関:更に声優とモーションアクターの方に加えて、アクション担当の方も別にいるので、厳密にいえば3人で1キャラを担当している形ですね。いわば『トリプルファイター』(※7)です。

──キャラがオリジナルの頃から成長して、年を経ていることもおもしろいなと思いました。健が大人になるとああなるのかと。

関:ちょい悪系で。あれでも24歳なんです。

──そうなんですか!?

関:オリジナルの時も18歳で、科学忍者隊のリーダーを任されていたので、元々大人びていたこともあると思うんですけど。

──今作の健は生来の正義感はそのままだけど、妙に人間くさいですね。おっさん呼ばわりされて怒ったり。

関:武士や城二、鉄也が浮世離れしているから地に足がついてますよね。彼らや笑みによく説教したり。

──この作品はこれだけのヒーローが集まっているのに、敵がすごく強くて。ダメージを受けたり、劣勢にまわるシーンが多かった気がします。

村松:何回締め上げられたことか(笑)。ヒーロー4人のパワーバランスは違うはずなので、それを1つの作品に集めたこともチャレンジだと思うし、敵側も魅力的だったからおもしろかったと思っていて。

関:確かに。

──毎回がギリギリの戦いを強いられていましたね。

関:制作がですか?

一同:(爆笑)。

関:映像のクオリティがあんなにすごかったのに、進行もすごく早くて、驚きました。

──正直、TVシリーズのクオリティではなく映画レベルで、それを12話しっかりキープしてやり切ったことにも驚きました。最終回の12話を終えた時の感想はいかがでしたか?

村松:ボロ泣きでした。

関:収録中に?

村松:完成した映像を見た時です。正確には10話の界堂笑のシーンからぐっときちゃって。

関:想像以上におもしろかったですね。最初は絵でもない、生身でもない、3DCGだったので、血が通っている感じが薄まる気がして。

演じている時も映像がないので、果たしてドラマとしておもしろいのだろうかと不安もありました。でもオンエアを見たら、ぐっとくるシーンが多かったり、泣いてしまうこともあって。

村松さんたちの演技だったり、監督の演出手腕もあると思うんですけど、何もセリフを言っていない場面のお芝居に結構くるものがあって。

今までのアニメでは感じたことがない感覚でした。だから必死にオススメしているんです。

村松:とにかく1回見てほしいですよね。

関:3DCGアニメというとハードルが高く感じる方もいると思いますが、3話くらいまで見てみると絶対ハマりますよ! 食材で言うとパクチーみたいな。クセが強くて、僕も苦手だったんですけど、食べてみたら全然平気で、むしろおいしくて。

この体験をしないまま、一生を終えてしまうのはもったいないです。

またオリジナルがある作品は、前作を知らないと楽しめないんじゃないかという風潮もあるけど、そんなところでは勝負してなくて、人間ドラマとしても楽しめると思います

──ヒーローものというとメカやアクションに目線が行きがちですが、心理描写も細かいですよね。村松さん達による顔の表情の演技も素晴らしくて。

関:だから変身後でも感情が見えるんですよね。でもテッカマンは変身後、顔も含めて全身覆われてしまうから損ですよね。そう考えたら城二じゃなくてよかったんじゃないですか?

村松:結果的にはありがたかったですね(笑)。

※7:トリプルファイター
1972年に放送された特撮ドラマ。地球を侵略してきたデビル星人と戦う早瀬3兄妹の戦いが描かれる。兄弟はそれぞれ、グリーンファイター、レッドファイター、オレンジファイターへ変身することができ、3人は合体してトリプルファイターとなる。

笑のためのヒーロー4人なので、女子にも自身を投影して見てほしい

──あと3DCGになって必殺技の迫力も何倍増しにも感じました。

村松:健なんて、オリジナルでは5人そろわなかった「科学忍法火の鳥」(※8)も1人で放てるようになりましたからね。

関:もう5人じゃなくていいんです。ただガッチャマンにとっては最大のアイディンティティを奪われるという(笑)。でもポリマー、テッカマン、キャシャーン(※9)に笑が他の科学忍者隊のメンバーの代わりと考えて。ねっ?

村松:そのとおりです(笑)。

関:あとTVシリーズではみんなの必殺技を連携したのはよかったですよね。ああいうのは燃えますよね。

──中盤で各ヒーローと鏡写しの偽物と戦ったり、見た目は同じだけど別のヒーローの能力を持っていたりと、敵の強さはインフレ状態で。

関:偽物はヒーローものの定番なので。惜しむらくは、偽物には黄色い手袋やマフラーをしていたり(※10)、目の周りが黒くなっていたら最高だったんですけど。

──僕のようなオリジナルを見ていた人間も楽しめましたが、ヒーローものに無縁だった女子も、3DCGのキャラがイケメンなので楽しめたのでは?

関:そうですよね。ヒーロー4人が笑の家に下宿させてもらって、彼らの日常も見られる部分も宣伝的にもっと押し出したほうがよかったかもしれませんね。

村松:男4人が住む家に、笑ちゃんみたいなかわいい子がいたらドキドキしますよね。城二もメガネをクイっとかやっている場合じゃないですよ(笑)。

関:乙女ゲーム的な要素もあるよと。実際にイケメンたちが笑1人を守り抜こうと命がけで戦ってくれるわけですから。

村松:そう、いわば彼らは笑のためのヒーローなわけです。笑ありきの『Infini-T Force』なんです。だから女性のほうが響くのではないでしょうか?

関:女子の皆さん、オススメですよ!

──どんなきっかけであれ、一度見始めると止めることができないと思います。自分も1話を見たら、ぶっ続けで最後まで見てしまいました。

関:そうでしょ? 僕も完パケをいただいて見たら止まらなくなって、一気に見てしまいました。最終回まで見せてしまう力がある作品なんです。

村松:心を閉ざしていた笑の成長や、父親の界堂の笑への愛情など、素晴らしいドラマがあって、最後も素敵な結末で。

──最終回は続きを匂わせる終わり方でしたが、その続きを描いたのが2月に公開された劇場版でした。劇場版ではガッチャマンをフィーチャーしたストーリーになっています。

関:南部博士(※11)との敵対やジョー(※12)の登場などまさかの展開と、健の信じる正義のためにどう行動していくかが見どころの、まさに『ガッチャマン』ドラマですね。あと偽ガッチャマンがたくさん出てくるので、その戦いにも注目です。

村松:正直、劇場版が決まったと聞かされ、台本を読んだ時に「これは伝わるんだろうか?」と。劇場版になると壮大な物語になったり、戦闘が激しくなったりするのかなと想像してみたら結構、内面を深く描いたシリアスなお話で。

南部博士もジョーもどちらが悪いとも言い切れないところがあって、正義という言葉の曖昧さや危なさも見えて。

でも人と人との交わりの中でいろいろなものが見えてくる作品なので、今回、BD化するのをきっかけにたくさんの人に見てほしいんです。


※8:科学忍法火の鳥
『科学忍者隊ガッチャマン』に登場する必殺技。科学忍者隊の5名の個人マシンが合体して発動することができる。その名の通り、炎をまとった火の鳥となり、敵に体当りする大技。『Infini-T Force』では、仲間の力を借りた健がひとりで発動させるシーンがあり、ファンの間でも名場面として名高い。

※9:偽物には黄色い手袋やマフラーをしていたり
『仮面ライダー』シリーズの第一作目『仮面ライダー』の第92話と第93話に登場した仮面ライダーの偽物・ショッカーライダーのこと。仮面ライダーは銀色の手袋とブーツ、赤いマフラーを装着しているが、ショッカーライダーはすべて黄色になっている。

※10:キャシャーン
1973年〜1974年に放送されたTVアニメ『新造人間キャシャーン』。人間を支配しようとするロボット軍団「アンドロ軍団」と、不死身の「新造人間」として立ち上がった東鉄也/キャシャーンの戦いを描く。『Infini-T Force』では、東鉄也/キャシャーン(CV:斉藤壮馬さん)が登場。

※11:南部博士
『科学忍者隊ガッチャマン』に登場した南部。科学忍者隊の生みの親であり、様々な形で科学忍者隊をサポートする。『劇場版Infini-T Force/ガッチャマン さらば友よ』では、ある理由で健と対決することになる。

※12:ジョー
『科学忍者隊ガッチャマン』に登場したコンドルのジョー。科学忍者隊のサブリーダーで、健と衝突することもしばしば。『劇場版Infini-T Force/ガッチャマン さらば友よ』では、敵を追っている中、健たちと同様に現代の日本にワープしてしまう。

劇場版はブレなかった健の変化と南部博士のまさかのバトルシーンに必見!

──アクションシーンのスピード感やリアル感も増して。今回は南部博士がすごく強くて。

関:変身しますからね。当時見ていた人はまさか博士が変身して、健の前に立ち塞がる日が来るなんて思いもしなかったでしょうから。

今回は健がヒロイン的な要素もあるので。その意味はご覧になっていただければわかっていただけるかなと思います。

──印象的なシーンを挙げるとすれば?

村松:健の決断ですね。予告でも「ガッチャマンは希望の象徴」という言葉があって、その希望という意味を理解していただけたら間違いなく楽しんでいただけると思います。

健がジョーに対して、「これは俺たちのやり方じゃない!」と言っていて、終盤では「これは俺のやり方じゃない」と言うシーンがあって。TVシリーズでは、ヒーローたちは一貫してブレていなかったけど、劇場版では物語の中で変わって、ある決断をするんです。

それはヒーローや笑がいてくれたから、できた決断だと思うので、それを感じ取ってほしいです。賛否両論あるのはわかっていますけど(笑)。

関:村松さんが熱く語ってくださったので、他にこの劇場版の良いところを挙げるとしたら冒頭にTVシリーズのダイジェストがあること。わかりやすくまとめられているので、劇場版からご覧になる方もすっと入っていただけると思います。

それも大変な決断ですよ。それだけ尺が取られてしまうわけですから。

──2つの決断に注目ということで(笑)。あとガッチャマンは健以外の4人がもういないということでしたが、ジョーの登場も驚きでしたね。

関:他の3人にも意味があったでしょうに残念ながらジョーだけで(笑)。健やジョーの過去も今回のお話に深く関わっていますから。でも一度、5人そろったところを見たいですね。

村松:いいですね!

関:スタッフの皆さん、次回作でぜひ実現してください!

──ポリマーやテッカマン、キャシャーンをフィーチャーしたお話やそれぞれのヒーローの世界線でのお話も期待したいですね。

関:あと南部博士を演じた船越英一郎さんのお芝居も素敵でしたね。仲間を失った絶望から狂気に至るまでのお芝居もよかった。

──ちなみに劇場ではご覧になられましたか?

関:もちろん! やっぱり大きなスクリーンで見るといいですね。

村松:表情など伝わる部分の情報量が違うので、やっぱり劇場版ってすごいなと思いました。音響も良くて。元々、『Infini-T Force』はTVシリーズでも音楽が良かったので、いいシステムで聴けたこともよかったです。

関:ただ大スクリーンゆえに見逃してしまった部分もあるかと思いますが、今回、BD/DVD化されることで細かい部分まで改めて見られるのでいいですね。

村松:あと特典映像としてモーションキャプチャーの撮影現場の様子も収録されていて。どうやってあのキャラ達が動いていたのかや、セリフを言っていたのかも垣間見れると思うので、併せて楽しんでほしいですね。

──モーションアクターの皆さんは今回やることが多かったのでなおさらですよね。

村松:そうですね(笑)。確かにやることは多かったですけど、その分、1役に集中できたのでよかったです。

関:モーションアクターの皆さんの活躍もぜひBD/DVDでご覧ください。あと特典映像には僕らが出演した初日舞台あいさつが収録されるほか、数々のタツノコ作品の生みの親・笹川ひろしさんと、メカニックデザインの神様・大河原邦男さんのレジェンド対談は僕も興味津々で。本編以外の見どころいっぱいですよ。

──では最後に皆さんへメッセージをお願いします。

関:タツノコプロの伝説のヒーロー4人が一同に会し、オリジナル3DCGアニメとよみがえった『Infini-T Force』は、キャストの僕らも、村松さん達モーションアクターの皆さん、作品に関わったすべての人のすごい熱量で、新たな1ページを開く、画期的かつ素晴らしい作品になりました。

たくさんの方の応援のおかげで劇場版にもなりました。

TVシリーズでは4人のヒーローがそれぞれクローズアップされるお話もありましたが、今回は健をフィーチャーしたお話なので、『ガッチャマン』ファンの方や健ファンの方には特に楽しんでいただけると思います。村松さんも大活躍でしたし。

村松:関さんも僕も頑張ったので見ていただきたいですね。メカやアクション、人間ドラマなども素晴らしいので、純粋な映像作品、エンターテイメント作品としても楽しんでいただけたら。

関:3DCGだからとか食わず嫌いはもったいない。55周年記念作品にふさわしいし、タツノコプロの本気の挑戦は見る価値があると思います。

また現実的な話として健がフィーチャーされたこの劇場版BD/DVDが売れてくれてないと、他のポリマー、テッカマン、キャシャーンをフィーチャーしたお話が制作される可能性も閉ざされてしまうわけです。

鈴村健一くんや櫻井孝宏くん、斉藤壮馬くんのファンの方にもぜひ買っていただきたい。そう、笑が自分自身の未来の可能性を手にしたように、『Infini-T Force』の未来を皆さんが繋いでください。

関・村松:お願いしま~す!

[取材・文/永井和幸]

「2018年8月2日(木)『劇場版 Infini-T Force/ガッチャマン さらば友よ』 BD&DVD のリリースが決定!!

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<パッケージ情報>
【タイトル】『劇場版 Infini-T Force/ガッチャマン さらば友よ』
【発売日】2018年8月2日(木)
【品番】Blu-ray:PCXP.50594 DVD:PCBP.53788
【価格】Blu-ray:¥7,000(本体)+税 DVD:¥6,000(本体)+税
【枚数】本編1枚
【収録分数】本編90分+特典映像50分
【特殊内容/特典】

●特典
・特製スリーブケース
・ポストカードセット(6枚)

●特典映像
・初日舞台挨拶
・レジェンドトークショー(笹川ひろし×大河原邦男)
・モーションアクタートークショー
・モーションアクターメイキング

劇場版 イントロダクション&ストーリー

◆イントロダクション
タツノコプロの誇る四大ヒーロー、『科学忍者隊ガッチャマン』、『宇宙の騎士テッカマン』、『破裏拳ポリマー』、『新造人間 キャシャーン』が現代の渋谷に集い、女子高生・界堂笑と共に世界の命運を掛けてかつてない強敵に挑む......。 TVシリーズ『Infini-T Force』は彼らが戦いの末にヒーローとしての使命を果たし、それぞれの世界に帰還することによっ て一旦の幕を閉じた......かに見えた。

タツノコプロ創立 55 周年を記念した一大映像プロジェクト『Infini-T Force』。今回の劇場版はTVシリーズで完結したかに見えた物語の続編として制作されている。TV シリーズからの4大ヒーローはガッチャマン:関智一、テッカマン:櫻井孝宏、 ポリマー:鈴村健一、キャシャーン:斉藤壮馬、そしてヒロインの笑:茅野愛衣は健在。劇場版から登場する健の盟友“コン ドルのジョー”に鈴木一真が、科学忍者隊の生みの親、南部博士には船越英一郎が抜群の存在感を見せる。3DCG制作には『デスノート Light up the NEW world』や『GANTZ:O』で世界的評価の高いデジタル・フロンティア。監督は緻密で大 胆な演出で名高い松本淳が務める。2018年2月、新たな歴史が始まる―。

◆ストーリー
戦いの末に自分たちの世界を取り戻し、それぞれが生きるべき場所へと戻ったガッチャマン=健、テッカマン=城二、ポ リマー=武士、キャシャーン=鉄也の四人。しかし彼らはある目的のため、笑と共に再び時空を超えて一つの世界へと降り立った。

そこは平和を脅かす人類の敵「ギャラクター」が猛威を振るい、それに対抗するガッチャマン率いる「科学忍者隊」が戦 い続けた世界。だが、その世界の様子に違和感を覚える彼らの前に、一人の男が姿を現す。それは科学忍者隊の創設者、 南部博士。見知ったはずの健に不審な表情を向ける南部は、ヒーローたちに思わぬ言葉を告げる。「どうやら君たちは私 の敵らしい」と......。

そして、その様子をビルの上から見つめる一つの影があった。それは健と共にギャラクターと戦い続けた、科学忍者隊のナンバー2。その名を“コンドルのジョー”。

4大ヒーローの新たなる激闘が、スクリーンで幕を開ける!

『劇場版Infini-T Force/ガッチャマン さらば友よ』公式サイト
『劇場版Infini-T Force/ガッチャマン さらば友よ』公式Twitter(@Infini_TForce )

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