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春アニメ『ゾンビランドサガ リベンジ』種田梨沙✕河瀬茉希✕徳井青空インタビュー【連載04】

アニメ『ゾンビランドサガ リベンジ』水野 愛役 種田梨沙さん✕紺野純子役 河瀬茉希さん✕詩織役 徳井青空さんインタビュー|グループ内での自身の存在に悩む純子が描かれた3~4話【SAGA_R:04】

2018年を代表するアニメの1つ『ゾンビランドサガ』のTVアニメ第2期、『ゾンビランドサガ リベンジ』2021年4月より放送中です。そしてアニメイトタイムズでは、第2期でもインタビュー連載企画「「ゾンビランドサガ広報誌R(リベンジ)」」を実施しています。

そして先日放送の3~4話では、愛と純子のフランシュシュへの想い、アイアンフリルの現センターの詩織による愛への加入オファーなどが描かれたアイドルアニメらしい展開でした。今回のインタビューでは水野 愛役の種田梨沙さん、紺野純子役の河瀬茉希さん、アイアンフリルの詩織役の徳井青空さんに3~4話について振り返っていただきつつ、披露された楽曲の解説などたっぷり語っていただきました!


 

アイアンフリルの元センターと現センターが対峙! グループ内での自身の存在に悩む純子が描かれた3~4話

――第3~4話を振り返った感想をお聞かせください。

水野 愛役 種田梨沙さん(以下、種田):遂にこの展開が来ちゃったかというお話だったなと。愛とアイアンフリルのエピソードがこんなに早くくるとは思ってなくて。詩織が思った以上に強気で。

詩織役 徳井青空さん(以下、徳井):確かに。現アイアンフリルメンバー的には、1期では曲が流れたり、絵ではいっぱい出たけど、あんまりしゃべったりする場面がなかったけど、今回はがっつり、みんなと登場できたので嬉しかったです。

種田:これまではアイアンフリルのキラキラした部分しか見てこなかったから、詩織がこんなに内に熱い想いを秘めてたのかというのも意外でした。だからこそ、センターなんだなと思いました。


――詩織にとって愛は、既にこの世にはいないから、ずっと超えることのできない存在のままなんでしょうね。

徳井:アイアンフリルをここまでずっと守ってきたし、超えようと努力し続けるメンバーの姿、愛がいなくなった後の空白の部分が見られたのでおもしろかったです。

種田:あとフランシュシュにとっても、思い返すと純子1人で引っ張ったことってなかったんだなと気付きました。

紺野純子役 河瀬茉希さん(以下、河瀬):純子にとって愛は同じ元アイドルということで対になる存在だったと思っていたけど、愛なしでライブすることになってすごく動揺したり、思い悩んでいましたが、私もきっとそうなるだろうなと。

もし種田さんなしでライブすることになったら「アツクナレ」とかどうしようと焦っちゃうと思うし。でも愛ちゃんに「よろしくね」と言われて、頑張ろうという表情を見せるのも純子らしくて。

種田:ただでさえ、純子はソロで活動していたわけだから。

河瀬:全部1人でやってきたから、グループとして、しかも引っ張る役を任されるのは難しいんでしょうね。


 

詩織に誘われる愛を目撃してしまった純子。愛のアイアンフリルへのこだわりも

――しかも復活を目指すフランシュシュにとって、アイアンフリルの前座とはいえ、たくさんのお客さんの前でのライブが持つ意味の大きさが純子もわかっているから余計にプレッシャーがあったでしょうね。その前に詩織が愛にアイアンフリルへ誘う場面を見てしまったら。

河瀬:純子が今のアイドルの形を考えたり、自分らしくやろうと思えたきっかけが愛で。しかも愛に代わってメンバーをまとめることもできず、アイアンフリルに勝つための演出も見い出せないままという状況の中での、愛がいなくなるかもということまで重なったらどうしようもないですよね。現場を目撃してもおどおどするのではなく、言葉もなく、ただうつむくだけという演出も素敵だなと思いました。

種田:愛にとって一番のライバルは他人ではなく、過去の自分という描写もしっかりとあって、自分がいた頃のアイアンフリルみたいにしなきゃという想いが無意識のうちに出てしまい、それを詩織に見透かされ、自分自身を追い詰めてしまっている描写もとても印象的でした。フランシュシュにはフランシュシュの良さがあって、決してアイアンフリルにはなれないのに。

――3話で愛がアイアンフリルの映像をチェックしているところからすごく意識していることは伝わってきました。

種田:愛はネット検索が得意なので(笑)。

一同:(笑)


 

純子が幸太郎の愛したエレキィを叩き折った時、幸太郎の心境は?

――でも幸太郎が愛をあえてハズしたところはプロデューサーとしての手腕を感じました。

種田:今回に限らず、フランシュシュが煮詰まったタイミングで良い采配をしてくれるよね?

河瀬:いいことも言ってくれて。でも幸太郎の熱いメッセージを勘違いして受け取って、戦友とさえ言っていたエレキィをステージ上で壊してしまったのは申し訳なかったなと。

――ネックだけのエレキィを抱えて、うずくまっていたほどだったのでかなりショックだったんでしょうね(笑)。

河瀬:「ぶち壊せ」と言われて手渡されたので、「そうか!」という気持ちになっちゃったんでしょうね。折った直後、幸太郎がステージを無言で見つめていたのも、純子の成長への想いというよりも「俺のエレキィが……」という気持ちが8割だったと思います(笑)。

種田:フランシュシュの数々の曲をエレキィで作ってきたからね。

河瀬:ライブ後に純子がボンドで修復していたので、めちゃめちゃ怒られたんでしょうね。でもボンドで直るものなのかな?(笑) この時に歌った「激昂サバイブ」にも幸太郎が言ってくれた言葉がそのまま入っていて、幸太郎が今の純子とフランシュシュのメンバーに向けて作った曲なんだなと思えたのが熱かったです。そしてたえちゃんのドラムも伏線になっていて、「どんな曲だろう?」と思わせて、スーパーロックな楽曲で。すごく誇らしい気持ちでした。

 

詩織がライバルとしてフランシュシュの名を挙げた胸アツなシーン

――あと4話終盤で純子が詩織に「3号はフランシュシュのメンバーです。絶対に渡しません」と言ったシーンや、詩織が記者に印象に残っている出来事を尋ねられてフランシュシュの名前を挙げて、「最大のライバルです」と答えたシーンも熱かったですね。

徳井:そうですね。でもアイアンフリルは今の日本のアイドルシーンではトップレベルにいるという設定なので、演じる身としては緊張して。強いけど、威張っているようにはならないように、気高い感じを出せたらと思いながら収録しました。

種田:詩織はこの3~4話で、一番印象が変わったキャラじゃないかなと思います。

河瀬:確かに!

――2回に分けてのいいお話でしたが、徳井さんとしては、もっとアイアンフリルのパフォーマンスのシーンも見たかったのでは?

徳井:そうですね。でも詩織以外のメンバーがしゃべるシーンもあったし、今まではステージ上のアイアンフリルしか見られなかったけど、今回は私服で現れたシーンではそれぞれのメンバーの個性もすごく見えました。今回のエピソードでアイアンフリルがどんなグループ、どんなメンバーなのかがわかったことが嬉しかったです。

(C)ゾンビランドサガ製作委員会
(C)ゾンビランドサガ リベンジ製作委員会
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