【マチ☆アソビ】『つきねこ』スペシャルレポ~山編~

【マチ☆アソビ】今井麻美さん、喜多村英梨さん、阿久津加菜さん、五十嵐裕美さんの『つきねこ』4人組の活躍をスペシャルフォトレポート!~山編~ 闇夜の山上ステージを照らし出すサイリウムの海!

 2009年10月10日~12日、徳島市で「眉山秋フェスタ2009×マチ☆アソビ」が開催され、アニメ・ゲーム業界関連各社による出展や、声優・関係者らを招いてのイベントなどが多数行なわれた。前回に引き続き、ドラマCDやラジオなどで展開を続ける『つきねこ』に出演する今井麻美さん、喜多村英梨さん、阿久津加菜さん、五十嵐裕美さんの活躍と奮闘をフォトレポート!

 キングレコード(スターチャイルド)ブースでの突発お渡し会終了後、ここからは眉山山上が舞台。しかし、舞台が山上である以上、その移動さえもイベントのうちなのが「マチ☆アソビ」。ライブ定刻までにステージにたどり着くのがまず戦いなのだ。

 正規ルートは、もちろんロープウェー。坂本真綾さんのゆったりした案内音声を聞きながら登る6分間はあっという間だ。しかし、ロープウェーが普段の倍のハイペースで運行してなお、乗り場には大行列が。時間が気になるファンたちは、ある人は知らない同士タクシーで相乗りして、ある人は徒歩で、山上のステージを目指していた。この眉山、標高は低いが、外周の道は曲がりくねったワインディングロード。まっすぐ進むショートカットはまさに山道で、「日が落ちた帰りは絶対に歩いて帰らないで、危ないから!」と、ユーフォーテーブルの近藤社長が講演会で真顔で話していたほどだ。

 一方、ハードスケジュールを戦っている声優さんたちも大変で、移動前に15分間ほどの隙間ができると、今井さんは「それじゃ寝てくる…」と控室へ。ファンの前ではキラキラした笑顔しか見せない努力をしていた。それぞれに苦労しただけに、この日のイベントは一層忘れられないものになったようだ。そして、それだけの手間をかけても、山上をステージに選んだだけの価値はあった。

 歓声の中4人がステージに登場すると、喜多村さんは開口一番「みんなよくここまでたどり着いた!」。まずステージで行われたのは『つきねこ』の公開録音だ。前の公開録音からさほど時間があいてないが、その間にキングレコード(スターチャイルド)手売りの時の話など、新たなネタが増えているのが流石だ。ボードウォークで空の下で歌う気持ちよさについての話が出るなど、『つきねこ』を追いかけてきた人にはますます楽しめる内容だった。

 公録終了後は、「Refrain -call your dream-」の“You & Me!”のフレーズのフリの練習やトークなどを挟みつつ、いよいよライブへ!まずは日が傾き始めた夕方の「Refrain -call your dream-」からスタート。ここからは『つきねこ』キャラソンパートとして、阿久津さんが「さつき」の曲「LOVE MUSIC」、喜多村さんが「ゆうき」の「Crazy My Love」、今井さんが「まどか」の「JUMP!」、五十嵐さんが「のぞみ」の「ハートの予感」を披露。珍しくPPPHができる曲にテンションが上がる今井さんあり、緊張のあまりテンション下がりぎみの五十嵐さんありだったが、客席は熱い盛り上がりで双方を後押ししていく。五十嵐さんが無事に歌い終えると、阿久津さんがすす…と登場して「心配しちゃったよ」と一言。振りつけや踊りのフォローをしていたこともあり、先輩として気が気でなかったようだ。

 そしてここからは、阿久津さん、喜多村さん、今井さんがアニメなどで担当してきたキャラソンコーナー! こちらが思わぬボリュームで、ファンには嬉しいプレゼントとなった。まずは「しっぽりと歌いたいと思います」と宣言した阿久津さんが、『GUNSLINGER GIRL -IL TEATRINO-』のエンディングテーマ「doll」を歌う。しっとりとした透明感のある歌声が、森の中に響き渡っていく様に、客席は音もなく聞き入っていた。「みんなしっぽりしてくれた? 手を振ってくれるお客さんもいて、アクサス感動したよ。みんな優しいし、あたし徳島好きだ。みんな大好き!」(阿久津さん)。

 続いて登場の喜多村さんは帽子をかぶって、熱くなるから、と上着を薄手のものに変えての戦闘モード。「今日はたくさん歌っちゃうよ!結構緊張してるんだけど、情熱的にやりたいと思うので心の限りちやほやしてくれるかな!?」と叫ぶと、客席は大歓声だ。1曲目は、手渡し会で今井さんが売りまくった「オレンジ」! 本来は「シトラスミックス」なのだが、今回は一人バージョン、徳島限定の「すだちミックス(喜多村さん命名)」だ。3人で歌う原曲の華やかさとはまた違う、凛とした美しさが印象的だった。

 歌い終わると「亜美ちゃんわかんない!」とおどける喜多村さんだったが、歌はどこまでも真剣でシリアス。自身の持ち歌「朔望-ミチカケ-」を歌う時には、日も落ちて会場は「夜」の時間へ。『かなめも』の「Where is gold?」、『瀬戸の花嫁』の「らせん」では、燃え上がるようなステージングを披露。“徳島”ならではの選曲に、客席も力の限りに盛り上がっていた。

 そしてソロパートのラストに登場したのは、今井麻美さん。衣装を眼鏡ミンゴスから、この春『アイドルマスター』4周年ツアーで着用した蒼い衣装に着替えての登場が、このステージへの気合の入り方を伺わせる。そして、歌には前フリ無し。いきなり歌いだしから入ったのは、『アイドルマスターMS03』収録曲の「arcadia」! 山上の野外がこれほど似合うものもない壮大な楽曲だけに、歌いだしでは客席からは形容しがたい感動の叫びが。一糸乱れぬ盛り上がりを前に、会場全てを惹き込むようなステージングを見せていた。

 続いては、『Ever17』のエンディング曲「The Azure~碧の記憶~」。眉山と徳島の海を意識して選んだとのことだが、作品の壁を越えて、これだけの「勝負曲」が立て続けに聴ける機会はめったにない。「会場がAzure(青)ですごく嬉しい!」と今井さんが語った通り、会場周辺はすっかり暗闇の中で、青いサイリウムが際立つ。周囲は深い森の中から、鈴虫の音色だけが聞こえてくる環境だ。

 そして最後の曲は、今まで一度ぐらいしか歌ったことがない、自分で作詞した曲との紹介、場所が闇夜の空の下ということで、ファンたちはもう何の曲を歌うかわかっている様子。「ここに集いし皆の声と共に、踏み鳴らす大地の音を、身体に染み入らせていきたいと思います」と歌詞の一部を引用して歌いだすのは、もちろん「月下祭 ~la festa sotto la luna~」!! 真っ青なサイリウムが照らし出す中、今井さんが見えない月に手を掲げて朗々と歌う姿は何かの儀式のように幻想的。憑かれたようなステージを終えた今井さんは、地鳴りのような歓声につつまれたのだった。

 ここでステージには、喜多村英梨さん、阿久津加菜さん、五十嵐裕美さんが再び登場。それぞれのソロ楽曲に酔いしれた会場だったが、このステージは『つきねこ』のもの。最後はやはり4人揃っての「Refrain -call your dream-」! 今度は日が完全に落ちて、4人念願の4色のサイリウムがきらめく中、ステージは締めくくられたのだった。

 ライブ終了後は、4人が物販ブースに出ての「CDお渡し会」も開催。ライブの興奮冷めやらぬ中、4人に直接感動を伝えたい観客たちの列は、いつ途切れるともなく続いていた。

 さて、「マチ☆アソビ」を通して活躍した『つきねこ』月猫座の4人。徳島や、運良く来れた遠方のファン以外が目にできないのはあまりにももったいない……と思いきや。『つきねこ』は徳島での好評もあり、今後の展開・活動の継続が決定したとのこと! 冬に向けて、様々な新展開が早くも動き出しているようなので、こちらも合わせて楽しみにしてほしい。

>>「マチ×アソビ」公式サイト
>>DiceNetworks-Entertainment

 

 

 

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