アリス十番 & スチームガールズ大特集!第1弾 アリス十番 VS スチームガールズ バトルトーク!! アリスプロジェクト頂上決戦、その幕開け~Part.1
連日、秋葉原P.A.R.M.Sを舞台に「劇場公演」を行っているアリスプロジェクト。公演には、毎回「アリス十番」、「スチームガールズ」、「OZ」の3ユニットが出演。その中でも、アリス十番とスチームガールズは、つねにトップの動員を競い合うライバル関係。その2つのユニットを今回は大特集。全部で11回に渡り、この2ユニットの魅力をたっぷりお伝えします。
第1回目となる今回は、アリス十番とスチームガールズのメンバーの中から選抜された各3名、森カノン、立花あんな、塩谷彩香(アリス十番)と、桜雪、小柳朋恵、神谷えりな(スチームガールズ)が、互いの印象をバトルしあってくれました。
■ 妹ユニットとして、勝てっこない相手に立ち向かわせるなんて、乱暴じゃない!?
――それまで先頭に立ちながら、アリスプロジェクトの顔として活動してきたアリス十番ですが。昨年9月下旬、突然スチームガールズというライバルが、ヤバい彗星のように姿を現しました。
森:もう、ひょっこり現れてきたよね。
――そのときって、どんな心境でした?!
森:後輩が登場するって話を聴いてたから、もともとライバル視はしてたんですけど。実際にステージを観たときには鳥肌が立ってしまって、「これはヤバい!」と思いました。
――どの辺に、その「ヤバさ」を感じました??
森:初ステージのときから、すごい勢いを感じたんです。アリス十番にはない魅力を持ってたと言いますか、アリス十番とはぜんぜん違う存在ですよね。
塩谷:ジャンルが違う。
立花:外国人と日本人みたいな?!
森:それは違う(笑)。ステージを観る前に、事務所でスチームガールズのメンバーが衣装を着ている姿を見たときから、わたしと彩香で「とにかく衣装が可愛い!!」って話をしてたんですよ。
神谷:えっ、可愛いですか?!
森&塩谷:かわいい!!
神谷:可愛いって、初めて言われました。
桜:うん、初めて言われたね。
森:アリスプロジェクトの数あるユニットの中では、わたし、スチームガールズの衣装が一番好き!!
神谷:エーッ!!
塩谷:もう観た瞬間,、「どうする?!」「ヤバいよ」って。
森:そう、「どうなるの、うちらの今後は」みたいな(笑)。その時点ではまだステージさえ観てないのに、衣装を見ただけですごいビックリしてたもんね。
――武器の威力も違いますしね。
森:そう、スチームを噴射するガンやガスマスクとか、そういった部分もアリス十番の演出とはまた違った感じが出てていいですよね。
塩谷:スチームガールズはアリス十番の妹分…とか言っておきながら、うちら、けっこうライバル意識を持ってると言ったほうがいいよね。
桜:スチームガールズは、一応、妹ユニットとはいえ、ライバルとしても誕生したわけじゃないですか。「そんな勝てっこない相手に立ち向かわせるなんて、なんかちょっと乱暴じゃないか?!」って気が最初はしてたんですけど。楽曲も増えだし、スチームガールズのコンセプトも自分たちのものに出来るようになり、スチームガールズのファンも少しずつ増えていくようになって、ようやく最近は、アリス十番と競いあうことでアリスプロジェクト自体を盛り上げていける、そういうユニットに少しずつだけど近づけているんじゃないかなって気がしています。
■ 「桜雪のガツガツ感は森カノンに似てる」ってtwitterに書かれてたりしますけど。わたし、カノンさんのガツガツ感を目標にしてやっているので、それ嬉しいことなんです。
――スチームガールズのコンセプトを聴いたとき、どう思いました?!
桜:どうなることかと思いました。
神谷:「なんだよ、ガスマスクって?!」「これ、どう使うんだろう?!」と思いました。
桜:事務所の人たちってマスク好きなんだなとも思いました(笑)。でも、マスクをかぶることで普通にしているときよりも…。
神谷:表現を偉そうにできるんですよ(笑)。
森:そこは一緒ですね。マスクをしてると何でも出来ちゃいます。
立花:そう、なんでも出来ます!
桜:格好いいことだけじゃなくて、へんてこなこともけっこう出来ちゃいます。
――スチームガールズって、最初からいい戦績を残し続けていますよね。
塩谷:私たちアリス十番はもう1年以上やってるじゃないですか。でもスチームガールズは、まだ結成して何ヶ月だっていうのに、たまに動員面で越されちゃうときがあって。本当なら、まだまだ競うなんて早いと思うじゃないですか。そういう面でも、アリス十番はもっともっと先へ進んでてもいいはずなのに、今はすっごいスチームガールズをライバル視している部分があります。
――そんなアリス十番が、スチームガールズにはない魅力としているところは何処ですか??
立花:女をいっぱい捨ててヘッドバンキングをしたり、ボートでの航海はアリス十番だけなので、そういった面の違いはあります。
小柳:アリス十番のメンバーは、みなさんすごいガツガツしてるから、前に前にと出る姿勢はすごいなと思ってます。そこは、まだまだスチームガールズには足りないところなので。
桜:カノンさんを筆頭に。
森:アリス十番は、おのおの自己主張が強いからね。
立花:MCとか、たまにグチャグチャになりますけどね(笑)。
塩谷:そう、みんなが「前に、前に」って出てくるから。
森:そういうのを、うちのリーダーの桜のどかさんが、上手いこと綺麗にまとめてくれてます。
――スチームガールズって、そんなにガツガツしてないもんね。若干1名以外は(笑)。
桜:若干1名ってなんですか(笑)。
神谷:確かに、若干違う雰囲気の人が(笑)。
森:よくtwitterでエゴサーチをするんですけど。「スチームガールズの桜雪ちゃんに、森カノンと同じガツガツ感を感じた」みたいなことがたまに書かれてあって。
桜:確かに「桜雪のガツガツ感は森カノンに似てる」って書かれてたりしますけど。わたし、カノンさんのガツガツ感を目標にしてやっているので、それは嬉しいことなんです。
森:エェーーーッッ!!そうなの?!
桜:はい、そうなんです。
森:どうしよう、東大生にそんなこと言われて…。
――スチームガールズの、アリス十番にはここは負けてない面って何ですか?!
神谷:最年長のわたしが言うのもなんですけど、「若さ」は負けてないと思います。
アリス十番3人:言うねぇ?(笑)。
森:その言葉は、最年少の朋恵ちゃんに言って欲しかった(笑)。
桜:アリス十番はライブ感をすごく重視していますよね。アドリブとか煽りとかヘドバンとか、そういう躍動感をアリス十番が持っているのとは対照的に、静と動じゃないけど、スチームガールズは一人一人の個性を出すんじゃなくて、ダンスをピッタリ揃え、集団としてまとめあげたピシッと計算された感じを目標にしながら、アリス十番との違いを出していこうしています。
たとえばアリス十番が演劇だとしたら、スチームガールズは映画って言われるくらいに、「演出と計算されたものの違いを出しながら差別化を図っていこう」とみんなで言いながら練習をしています。
――さっきも発言がありましたが。やはりアリス十番も、スチームガールズを驚異には感じてるわけだ。
森:めちゃめちゃ意識してますよ!!
立花:毎回の動員争いも、ヒヤヒヤしながら開票しています。
■ 私たちのためにファンの人たちがチラシを作り、秋葉原の路上などで「ライブに来てください」と配ってくれたり。P.A.R.M.Sも、ファンの方々が応援し続けてくれたから出来たものだと思っています。
――秋葉原P.A.R.M.Sという常設劇場を作りあげるまでにも、ホントいろんな苦労や苦難をアリス十番は乗り越えてきましたよね。
塩谷:ここまでの道は長かったです。
立花:昨年1月頃から常設劇場をという話は出てたんですけど。それが実現するまでにはいろんなことがありました。正直、「出来ないんじゃないか?!」と思ってた時期もあったんですけど。どうにか、ここまで来れました。
森:私たちのために、ファンの人たちがチラシを作り、秋葉原の路上などで「ライブに来てください」と配ってくれたり。そのチラシをコピーして、さらにファンの人たちがチラシを配ってくれたり。しかも、私たちの名前を広めるため、ピンクのハッピを着て配ってくれてた方もいたり。ライブに来てくれるだけでなく、わたしたちの名前を広めるための活動までしてくれて…。だからこのP.A.R.M.Sも、ファンの方々が応援し続けてくれたから出来たものだと思っています。
――アリスプロジェクト自体がそうだけど。とくにアリス十番は、ファンの人たちと一緒に今の盛り上がりを作りあげてきたわけだからね。
立花:客席もステージだと思えるくらい、一緒に作りあげてます。
――アリス十番は常設劇場を作ることを目標にがんばり続けてきました。その姿を、スチームガールズのメンバーたちも見てきたわけだよね。
スチームガールズ3人:はい。
桜:いくらスチームガールズに勢いがあると言っても、それは、アリス十番がここまでがんばって来てくれたおかげなのは間違いないです。今までアリス十番がファンを作ってきて、そこに乗っかってスチームガールズが注目を集めていったわけだし。常設劇場の話だって、アリス十番ががんばってきたからこその結果のよう、今の私たちはアリス十番がないと、こんなにちゃんとライブはやれていなかったように、本当にアリス十番様様な気持ちでいっぱいです。
アリス十番3人:嬉しい!!
塩谷:(森カノンを見ながら)ちょっと、カノンさん、なんで泣いてんの?!
森:ここまでのことをいろいろと思いだしちゃって(そのまま泣き崩れてしまう)。
桜:エーッ!!
神谷:カノンさん……。
森:その言葉を聴いてたら、いろんな想いが込み上げてしまって……でも、すごく嬉しいです。
――ここへ至るまでの苦労は、本当にハンパないものがありましたからね。
塩谷:もともとアリス十番ってメンバーが17?18人くらい居て、それが一時期は半分以下になってしまったこともあったり。でも、みんなの中に「常設劇場を持ちたい」という夢や想いがありました。だけど連日のようにライブが続くことから、そういうことを考える余裕さえないくらいに忙しい時期があったり。いろんな事件があって、メンバーが減ってしまったこともありましたけど。でも、ファンの人たちは、それでも日々進化しながら応援し続けてくれてたんです。
新しいファンの方々が増えるきっかけだって、アリス十番とファンの人たちが一緒になって作りあげるパフォーマンスの数々を後ろから見てて好きになり、一緒に前で参加してくれるようになったという理由も多いですし。私たちも、ファンの方なしにあのステージは絶対に作りあげられないように、ファンの方々は本当に大切な存在なんです。
立花:いろんなパォーマンスも、ファンの方たちが自主的にいろいろ考えてくれたことなんです。ステージ上の私たちが、ファンの人たちの作るパフォーマンスに毎回驚いてしまうくらい、ホント、すっごくいろんなことを考えてくれてるから嬉しくなっちゃいます。
塩谷:ホント嬉しいよね。
森:あれは嬉しい!!
――スチームガールズのファンたちも、すごく熱い人たちが多いよね。
桜:いろんなことを考えてくれてるし、自分たちで楽しみ方を見つけるのが、みなさんすごく上手だし、ほんとイキイキしてる人たちばかりなんです。
神谷:自分たちが主役っていうくらいにね。
桜:そう。自分たちが主役かと思うくらいに、ファンのみんながイキイキしてるんですよ。自分たちがどうやったら楽しめるのかをすごく考えてるし。毎日ライブを演りながらも、それを飽きずに楽しめているのも、ファンの人たち自身が「自分たちがどうしたら楽しくなれるのか?!」「メンバーをどう盛り上げるか」を考えるのがすごく上手だからなんです。そういうヒューマンドラマを毎回感じているように、スチームガールズがアリス十番の妹分になれてホント良かったなーと素直に思ってます。
――メンバーが毎回全力投球だから、ファンたちも毎回真剣に楽しんでいく。その相乗効果がアリスプロジェクトのライブですからね。
桜:そうなんです。
――小柳さんも、命を賭けてライブをやってます??
小柳:いや、命は賭けてないです。
森:賭けてないんかい(笑)。
小柳:でも、汗だくになりながら全力でライブをやってます。
PHOTO:植田信/TEXT:長澤智典
【アリス十番 & スチームガールズ大特集】
>>【第01弾】 アリス十番 VS スチームガールズ バトルトーク!! ~Part.1~
《近日公開予定》
【第02弾】 アリス十番 VS スチームガールズ バトルトーク!!~Part.2~
【第03弾】 アリス十番・塩谷彩香 VS スチームガールズ・川村虹花
【第04弾】 アリス十番・藤崎麻美 VS スチームガールズ・亀田怜央奈
【第05弾】 アリス十番・桐谷真央 VS スチームガールズ・佐倉梨杏
【第06弾】 アリス十番・渡辺まあり VS スチームガールズ・澤田リサ&黒瀬サラ
【第07弾】 アリス十番・早瀬愛夢 VS スチームガールズ・月宮かれん
【第08弾】 アリス十番・桜のどか VS スチームガールズ・新矢皐月
【第09弾】 アリス十番・森カノン VS スチームガールズ・神谷えりな
【第10弾】 アリス十番・月村麗華 VS スチームガールズ・桜雪
【第11弾】 アリス十番・立花あんな VS スチームガールズ・小柳朋恵
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