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GRANRODEO出演のアニメ『ぐらP&ろで夫』10月より放送!

GRANRODEOが挑むオリジナルアニメ『ぐらP&ろで夫』10月より放送スタート! 谷山紀章さんらキャスト陣にインタビュー

 ランティス初のアニメ作品にして、GRANRODEOを題材にしたオリジナルアニメ『ぐらP&ろで夫』が、2014年10月よりBSフジの「ロデオ倶楽部!」内にて放送決定!

 『ぐらP&ろで夫』は、GRANRODEOに憧れる普通の高校生・ろで夫が、未来から来た自称音楽プロデューサーのぐらP指導のもと、ロックスターを目指していくという短編アニメ作品。内容は完全オリジナルで、ろで夫と未知の生物であるぐらPによるコメディタッチの会話劇が見所だ。

 メインキャラクターのろで夫役は谷山紀章さん、ぐらP役はお笑いコンビ「キングオブコメディ」の今野浩喜さんが担当。サブキャラクターには、クロ子役に斎藤綾さん、ろで夫の母親・まだ子や親友・短パン役にお笑いコンビ「ヒカリゴケ」の片山裕介さん、さらにキャラ名はまだ未公開ながらゲストでe-ZUKAさんが出演することも決定している。

 また、作中のストーリーと合わせ、アニメでろで夫がステージに立つ際はGRANRODEOのライブも行うといったような、現実とのリンク感も重要視されている。このアニメと現実の連動部分についてはまだ予定の色合いが強いものの、アニメ内でオリジナル楽曲を発表したり、将来的にはミニアルバムをリリースするといったことも検討中だという。

 今回の発表に伴い、都内のスタジオでプレスコ(絵に合わせて声を収録するアフレコとは逆に、セリフなどを先に収録)を終えた谷山紀章さん、斎藤綾さん、今野浩喜さん、片山裕介さん、監督の新海岳人さん、そしてゲスト出演したe-ZUKAさんに話を伺うことができた。

●GRANRODEOのe-ZUKAさんが初めて声優にチャレンジ。その感想は……!?

――ご自身のバンドがアニメ化されるということで、お二人それぞれ感想をお聞かせください。

谷山紀章さん(以下、谷山):バンドがアニメ化というよりも、存在をよりポップにして裾野を広げたいという心の表れかなと思います。新アルバムの「カルマとラビリンス」が9月24日に発売される時期でもありますし。でもまさか、テレビで見ていた人たちに協力してもらってアニメができるとは思っていなかったですね。僕は声優で、顔を出さずに世を忍ぶ職業ですし、GRANRODEOもカルトな存在です。そういう部分からすると、今野さんたちを見ると「テレビの人だ!」という印象を持つんです。知名度的に効果がありそうで「ありがたい!」なんて思っています(笑)。

e-ZUKAさん:僕は今日初めて声優の仕事をさせていただいたんですけど……プロは恐ろしいなと思いましたね。家は親が電気屋さんをやっているんですが、小売店だと子供の頃から商売しているのが見えるじゃないですか。でもサラリーマンの子供だと会社で働いているのを見られない。そういうのを見てしまった気がしました。(谷山さんが)もっと怒られていればいいのにと思ったのに、そんな姿は全く見えなくて(一同笑)。「谷山君すごいな」と、これからの接し方に困るぐらい尊敬することばかりでした。僕はたぶんもう出ないと思います(笑)。


――本作の物語の魅力について教えてください。

谷山:物語……あるんですかね?(笑)

新海岳人さん(以下、新海):物語という意識はあまりないんですが(笑)、一話完結で話が進んでいき、ぐらPのちょっと変なプロデュースでろで夫が成長していく姿を描いています。例えばバンドを始めたり、自分で作った曲をみんなの前で披露したりとか、少しずつステップアップしていく要素は長い話の中で入れたいと思っていましたので、そこが物語になるかなと思います。

――オープニングとエンディングの曲はe-ZUKAさんが作られたとのことですが、作中でGRANRODEOの楽曲が使われるといったこともあるのでしょうか?

新海:楽曲を使ってよければ使わせていただきたいなと。

e-ZUKA:今日収録していた内容を見ると、ほとんどショートコントのような感じで、そこに合う曲は……。

谷山:ないですよね。

e-ZUKA:結構ありますね。

谷山:ここにきて音楽性の違いが!(笑)

一同: (爆笑)

e-ZUKA:でもぜひ使っていただきたいなと思います。オープニングとエンディングについては、ギターだけで主張させていただいた曲になっています。


――本作の収録はプレスコということで、掛け合いがより重要だったと思いますが、メインキャストのお二人は実際に収録で関わってみていかがでしたか?

谷山:コンセプトがショートコントなので、ボケとツッコミが明確に分かれているですね。僕はそこと畑が違って素人なので、今野さんのようなプロの方にツッコミを入れていいのかというジレンマがありました。僕はお笑い芸人と漫画家を尊敬していますし、そういう意味でも躊躇いがありましたが、そこは割り切り、胸をお借りするつもりでやらせていただきました。

今野浩喜さん(以下、今野):僕は全然ボケ、ツッコミという意識はなく、台本どおりやろうと。

谷山:あれ、熱が低いですね?(笑)

今野:そういうことじゃないです(笑)。逆に僕は声優業をほとんどやったことがないので、お笑いのノリをぶつけていいか分かりませんでしたし、なるべく自分の意見を持たないように台本どおりやろうと心がけました。ベクトルが違うだけで、僕なりの温度は高いです(笑)。

――主人公のイメージや演じるにあたっての役作りについてはいかがですか?

谷山:風貌がこんな感じの学生君で、ティーンエイジャーで、といったことを考えて声のラインもある程度決めているんですが、結局ドタバタ劇なんですよね。なので、ツッコミの音色なんかは「あとは野となれ山となれ!」といった感じで、キャラを意識するより「こうしたほうが面白いだろう」とチョイスすることはあります。平たく言うと、キャラはほとんど考えていないです(笑)。たまに素が出たりもしますし、そこを面白がっていただければいいなと思っています。


――ろで夫の夢はロックスターですが、皆さんが高校時代に抱いていた夢はなんでしょうか?

斎藤綾さん:高校時代から演劇の勉強を始めていて、その頃から役者になろうと思っていました。こんな風に有名な方々と競演できたらいいなと、ぼんやり考えていました。そんな感じの高校時代で、舞台ばかりやっていましたね。

片山裕介さん:僕はお笑い芸人です。高校生のときからそう思っていました。

新海:その頃は漫画家になりたいなと思っていましたね。芸大に入ってMacに触れてアニメーションっていいなと思い、今ではこんな風に動きの少ない会話中心のアニメを作らせてもらっています。

今野:僕は『ぐらP&ろで夫』に出たいと思っていたんですよね……(一同笑)。本当はお笑い芸人です(笑)。

谷山:僕は体育教師になりたかったですが、すでに高校のときは声優という明確な目標がありました。

e-ZUKA:音楽と出会うまでは漫画家になりたかったです。絵も上手くて、よく美術部で4コマを描いては親戚のおばちゃんに売ったりしていました(笑)。そこからKiss(キッス)という洋楽のバンドに出会い、キッスになりたいと思ってギターばかり弾いていました。その頃は夢も何も考えてなかったんですが、大学への進学や就職を考えなければいけない時期が来て音楽の道に進もうと思い、東京に行って専門学校に入りました。そこからは流されてプロになって、流されているうちにここまできました(笑)。明確な夢はなかったんですが、ギターだけ好きでずっと弾いていましたね。


>>『ぐらP&ろで夫』ティザーサイト
>>ぐらP Twitter
>>GRANRODEO Official Website

(C)lantis/pits
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