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朴さん&浪川さん、ここまで言っていいの? 『牙狼』赤裸々トーク

ここまで言っていいの? 朴璐美さん&浪川大輔さんだから言える『牙狼 -紅蓮ノ月-』前半振り返り赤裸々トーク

 平安時代を舞台に、黄金騎士牙狼を中心とする魔戒騎士や魔戒法師と、人の魂を食らう魔物・火羅(ホラー)との戦いを描いたTVアニメ『牙狼 -紅蓮ノ月-』。2015年秋より連続2クールで放送中の本作も、年が明けて折り返し地点を迎えました!

 2005年に特撮TVドラマ第1作が放送されてから、昨年10周年を迎えた『牙狼<GARO>』シリーズ。TVアニメとしては、昨年放送の『牙狼〈GARO〉-炎の刻印-』に次ぐ2作目で、人気漫画家・桂正和氏がメインキャラクターデザインを担当していることでも話題を呼んでいます。

 そんな『紅蓮ノ月』より、星明役の朴璐美さん、袴垂役の浪川大輔さんにご登場いただき、前半の振り返りクロストークを実施! 『炎の刻印』から続けての参加となるお二人に、1クール目のご感想はもちろん、牙狼シリーズへの思い、そして2クール目の見どころなどもお話しいただきました!

 
■ 百戦錬磨の朴さんも、「萌え」は今回が初挑戦!

――いよいよ2クール目に入った『牙狼 -紅蓮ノ月-』ですが、1クール目を終えたご感想はいかがですか?

袴垂役・浪川大輔さん(以下、浪川):いきなりなんですけど、この質問は朴さんに助けて欲しいんです。なぜかと言うと……半分出てませんから!(笑) 検非違使(けびいし)だった藤原保輔が、第5話で盗賊の頭領・袴垂(はかまだれ)になりましたけど、そこから第11話まで出てないんですよね。

星明役・朴璐美さん(以下、朴):そうか~。試合放棄したね、今。

一同:(笑)

朴:私の場合、星明役のお話をいただいた時に、「宝塚の男役」のような感じでと伺っていたんです。「なるほど。だから私なんだ!」と思ったんですけど、いざ第1話のアフレコ現場に行ってみると、「ギャルでやってくれ」と言われ……。

浪川:あれは衝撃でした。

朴:まさかギャルをやれと言われることになろうとは……。20代、30代でも求められたことなかったので(笑)。でも、そういった新たな扉を開けるような役と出会える機会はあまりないので、頑張ろうと思いましたね。しかも、「萌え」も求められたんですよ! 思わず私、「萌えの定義を教えてください。萌えの定義を教えてください!」と……。

浪川:怖い怖い! 先輩、怖いっす! 圧がある(笑)。

朴:ごめんなさい。でも、萌えの定義を教えてください!

浪川:(笑)

朴:そうしたら監督から、「萌えの定義……うーん……朴さん、萌えの定義は……とりあえず“萌え”って感じで」と言われて。困らせてしまったなと猛省しました(笑)。

――(笑)。そこから星明の「萌え」は、すぐにつかむことができたんですか?

朴:つかめたかといえば、わからないですね。結局、萌えの定義も自分の中でよくわからなかったので。とにかく思いっきりやってみよう! 自分を振りきってみよう! と思いました。この歳になると、そうそう恥ずかしいことはしたくない……という気はするんですけど、恥ずかしい自分と対面しても、それでもやるんだ! と。そういう思いを持つことは、幾つになってもやっぱり必要だよねと思い、開き直ってやることにしました。

浪川:やってる背中はたくましかったですけどね……(笑)

朴:うるせえよ!

――第7話『母娘』のラストシーンで、雷吼をおちょくりつつ言った星明セリフ、「お前は私だけの魔戒騎士だから」で萌えた視聴者は多いと思います。

朴:私もとても印象に残っているセリフです。第7話の収録は私だけ別録りだったんですけど、「このシーンはどうしても二人で録りたい」というスタッフさんの並々ならぬこだわりがありまして。「お前は私だけの魔戒騎士だから」っていうセリフだけは決まっているんですけど、そこに至るまではフリー演技で! と言われたんです。絵もまだできていない状態だったのでプレスコで、「尺とかありますけど完全に無視して下さい」と。だから麻聖くんと二人でアドリブで演じてるんですよね。そんなのアリ!? って思いました。この作品、すごいのよ!

浪川:まず、プレスコになるなんて滅多にないですからね。

朴:キャラクターが遠くにいたり、画面に写っていない時にアドリブで、ということはあっても、メインのシナリオでアドリブするというのはないよね。もちろん1回、こういう感じでというのを2テイクくらいやった後で、そのセリフを聴きながら一人ずつ別で録ったんですけれど。とっても貴重な体験をさせていただきました。

――「萌え」のほかにも、星明はお姉さんっぽい演技からシリアスな演技、ガラクタを愛でる時のちょっと抜けた演技まで、すごく幅が広い印象です。

朴:そうかもしれませんが、私はあまり演技の幅という風には考えてないですね。先の展開がわからないので、こうしてやろうああしてやろうというのは考える余裕がないというか。終わってみて「先週のあれはこういうことだったんだ!」って。知っていればなぁ……と思う自分もいるし、知らなくて良かったと思う自分もいるし。そこは半々です。

――『炎の刻印』でエマを演じた時も同じような感覚だったのでしょうか?

朴:たいてい私は、「これぞ!」みたいにがっちりつかんで演じているっていう気持ちを持ったことがないんです。不安症な人間だから……オンエアも怖くて見ないですし。1年以上は確実に寝かせないと。

浪川:長っ!

朴:やってる時に見ちゃうと、自分の演技もそこに振り回されて、凹んで、自分自身が嫌になっちゃうんですよね。私、割とあの……繊細なんです。あ、なんでそんな「繊細押し」してるんだって思った?

浪川:いえ、そんなことないです(笑)

■ 浪川さんが思う袴垂は、青さの残る「中学生」!?

――浪川さんは、1クール目で特に印象に残っているシーンなどはありますか?

浪川:第5話でこれまで検非違使だった藤原保輔が、盗賊「袴垂」になった瞬間はおもしろかったです。「我が名は袴垂」って、歌舞伎みたいに気持ちよくやったんです。「俺、こうなったぜ!」みたいな感じで。やりすぎだということで何回も録り直したんですけども(笑)。

朴:楽しんでやってたよね~。

浪川:実は保輔って、なぜ袴垂になったのかは描かれていても、性格はそれほど描かれていないんです。第11話で、師匠・天戒丸(CV: 大塚明夫)と出会って白蓮騎士ザンガになり、僕自身やっと袴垂というキャラクターが少し見えてきた感じがします。保輔のキャラをどう感じられるかは、逆に見ているみなさんに聞いてみたいところもあります。

――浪川さんの思う、保輔の印象はいかがですか?

浪川:『炎の刻印』のレオンは、わかりやすい性格でした。あくまで僕の想像になってしまうんですけど、保輔はとても気のいい人なんじゃないかと思っています。盗賊「袴垂」は自分の正義を通すためにやっているだけで、誰かに何かされたからというわけではないですよね。だから一本筋が通っているというか……「子供」だと思うんです。政府が守るって言ってるものは自分たちの仲間だけじゃないか! みんなを守るのが政府じゃないのか! と。それに反抗して、「じゃあ俺は盗賊になる!」って、中学生みたいなことを言うわけですよ。

朴:(笑)

浪川:袴垂になった後は、盗賊の頭領らしくビシっと演じようと思ったんですけど、意外と周りに馴染んでいくんです。雷吼や星明に対して「なんだあいつら」って嫉妬しながらも、番犬所の言うことを聞いて行動していきますし。だから保輔は、「良い子ちゃん」でもあるんだなと思います。こうしたい! ということはあっても、周りに流されるところがまだまだ青いなというか。これから話が進んでいくと、またどうなるかわかりませんが。

朴:たぶん今回、迷いなくがっちりと役をつかんでるのは(中山)麻聖くんだけかもね。

浪川:そうですね。見る側も雷吼視点で見るのが一番良いと思います。

■ 朴さん・浪川さんとも絶賛の、雷吼役・中山麻聖さん

――雷吼役の中山麻聖さんは今回が声優初挑戦です。一緒に演じてみていかがでしたか?

朴:とってもお芝居に真摯な子で、まっすぐですね! 大ちゃん(浪川さん)は麻聖くんの第一印象どうだった?

浪川:かわいい顔してるなって……。そういえば今日、麻聖くんに似てる顔の人がいるって朴さん言ってましたよね。やっとわかったって。

朴:そう、ルーク・スカイウォーカーだってわかったの! 顔じゃなくて、首から肩にかけてのラインがルーク! と思って。でもその後に画像検索したらそんなに似てなくて、結局わからなくなった(笑)。

浪川:(笑)。結局、中山麻聖くんは中山麻聖くんだったんですね。

朴:そうそう。場の空気もすごく読むし、大人な子だよね~。今の若者らしさを感じないというか、昭和のにおいを感じるよね。プライベートで俳句を詠んで……「俺、うめぇ」ってニヤついてそう(笑)。とにかく好青年です!

浪川:本当に好青年です。そういえばこないだ、朴さんがいらっしゃらない回で、麻聖くんが間違えて左右で違う靴下を履いてきたことがありました。朴さんに見せなきゃ! と思って、写真だけ撮ったんですけど……。

朴:なんで送ってくれないの? なんでそういうの忘れちゃうの? どうして私の存在忘れちゃうの?

浪川:やっぱりあの、牙狼っていうのはですね……。

一同:(笑)

浪川:牙狼は熱い作品なので、そういうことを忘れるほどに役に入ってしまうということなんです(笑)。麻聖くんは本当に素直ですね。

――中山麻聖さんにインタビューした際、「実写では相手と向かい合った演技ですが、アフレコでは相手が横にいて画面を見る演技。その点が初めは難しかった」とおっしゃっていました。お二人からアドバイスをするようなことはありましたか?

朴:実は第1話のアフレコが始まる前に、「麻聖くんは初めてだからよろしくね」って言われていたんですけど、難しさを感じていたことにビックリ! っていうくらい、麻聖くんは自然に演じていると思います。私も声優初めての人と共演するのはとっても楽しみだったんですけれど、蓋を開けてみると、別に横にいながらでもすっごい掛け合いする子だよね?

浪川:そうですね。朴さんはいつも麻聖くんがやりやすいように良い雰囲気を作り出してますよね。すごく良いコンビに見えます。

朴:なんていうんだろう。麻聖くんは尺に合わせてこようとしないというか、こっちが出せば、あっちもノッてくる感じがあって、とっても良いですね。

浪川:「声優」っていう括りでいうと初挑戦かもしれないですけど、別に違和感ないです。あと、柔和な顔で優しい感じですけど、すっごい負けず嫌いですよね。

朴:も~アホみたいに負けず嫌い! あの子、セリフを完璧に覚えてアフレコに来るんですけど、たまにセリフを間違っちゃうことがあるんですね。音響監督の久保(宗一郎)さんから、「麻聖さん、セリフが~」とか言われると、「あぁ…すいません。あぁーー……すいません。あぁーーー……」ってすごく悔しがって(笑)。

浪川:ありますね(笑)。

朴:子役の先輩としてどう? 大ちゃんも麻聖くんも、小さい頃からスタートして、今までやってきてるわけだけど。

浪川:いやぁ、あんな素直によく育ったなって……。

朴:あれ? 浪川大輔は?

浪川:僕は今、取り戻すかのように……。

一同:(笑)

浪川:あと、彼は絶対に言い訳をしないです。わからないことだらけで緊張もしてるでしょうけど、わからないことはちゃんと聞いてきます。「できない」っていう空気を出さない。

朴:そうだね。

浪川:かっこいいなと。若いのにすごいと思います。

■ 牙狼シリーズに連綿と流れるものは……「情念」!

――『紅蓮ノ月』のほかに、中山さんは実写の『牙狼 -魔戒の花-』、お二人は『炎の刻印』にも参加されています。牙狼というシリーズについて、どう思いますか?

朴:情念!

浪川:あ~、かっこいいこと言いますね!

朴:『紅蓮ノ月』もそうですけど、牙狼シリーズって、なぜこうも人間の汚いところというか、弱いところを浮き彫りにしていく作品なんだろうって思いますね。「ホラー」っていう設定がまずそうなんでしょうけど、情念だなぁ……。そう思わない?

浪川:はい。もちろん、派手なバトルや黄金の鎧のかっこ良さも牙狼のひとつの魅力ですけど、やっぱり朴さんが言ったような「人間っぽいところ」が、ずっしりきます。本当に、切なくもなるというか、「そこ……言います?」みたいな。牙狼シリーズが「大人の特撮」と言われてきた部分だと思うんですけど、普通に会話していたら絶対に避けるようなところも、えぐってきますからね。

――そういった部分は、演技にも関わってきそうですね。

浪川:魔戒騎士や魔戒法師たちって、人は殺さないですよね。でも、元は人だったホラーを討滅しなくちゃいけない。殺したくないけどやらなきゃいけない……やりたくない……でもやるんだ! っていう葛藤があって、やった後も落ち込んだり……。それってなんとも言えない感情じゃないですか。現場では「そこを思いっきり表現してください」って言われちゃう(笑)。

朴:そうそう!

浪川:「ええ!? 苦しいんですけど!」ってなりますよね。

――演じるにはエネルギーがいるんですね。

朴:「ちょっと集中させて!」ってなります。

浪川:整理できないところを、整理してしゃべらなきゃいけない感覚です。でも、整理したようには聞こえない風にしなきゃいけない。そういう何とも言えない部分がすごく熱いところで、牙狼シリーズのいいところだなと思います。

朴:あと、牙狼ってどこか昭和のにおいがするんだよね。ちゃんと「人」が作ってる感じがするというか。さっき浪川くんから「我が名は袴垂」の演技をやりすぎちゃったっていう話がありましたけど、「やりすぎ」をできる人がこの現場には集まっているんだなって思います。やりすぎって言われたら抑えればいいんです。もっとやって! って言われるよりも、やりすぎって言われたほうが良いじゃないですか。だからそういう熱みたいなものが、牙狼シリーズにはちゃんとある感じがして……。「手作り感」ともいえるのかな。

――ゼロから作っている……といったような感覚なのでしょうか?

朴:あるルールに則って、きっちり線路の上を走りましたっていう作品ではないんですよね。牙狼は、「今、突貫でレール引いてるんで!」「速攻で走ってきてください!」みたいな感じです。演じる側は「こんなところ速攻で走ったら……そこ崖じゃん!?」と思うんですけど、スタッフ側は「いいからいいから、作ってますから!」って言って、そこから良い物が生まれる感覚。そのアグレッシブな感じは、戦後の昭和のものづくりの感覚に近いような気がしますね。

■ 後半戦は、雷吼と星明の関係の変化に注目!?

――『紅蓮ノ月』は後半戦を迎えますが、お二人の思う見どころはどういったところでしょうか?

浪川:僕らもまだこの先の展開を知らないんですけど、第9話で闇を取り込んだ星明さんが、やっぱり大変なことになるんじゃないですか? 雷吼との関係もどうなるんだろう……。10話、11話までは仲よかったですけど。

朴:うん、お姉ちゃんと弟みたいな感じでね。でも、もう一人で召還できるようになったじゃない? なんかちょっと寂しいというか、もういいじゃ~んってなるじゃん?

浪川:(笑)。今回の『紅蓮ノ月』の雷吼は、圧倒的に強いですよ。でも雷吼は、序盤からずっと「星明! 星明!」って言ってるから、星明に何かあったら大変なことになりそう……。

朴:そんなこと言うならさぁ、最初から星明をもっと大事に扱いなさいよって!

浪川:そんなこと言うなら、俺の保輔ももっと大事に扱いなさいよって!(笑)。とにかくそこからどうなるのか、今後の展開が楽しみです。

――最後に、2クール目を楽しみにされている方たちにメッセージをお願いします!

浪川:キャラクター同士の関係性は1クール目で大分わかったと思います。それぞれの立場・役割も変わってきて……今後いったいどうなるのか。牙狼シリーズの熱い部分でもあるんですけど、急展開というか、このまま行くわけがない! というのがありますので。まだまだ謎めいたキャラクターもたくさんいますし、彼らがどう絡んでくるのか僕らも楽しみです。ぜひ最後まで見ていただけたらと思います!

朴:とにかくこれ、見てください。1話1話見ていくごとに疑問やらなにやら出てくると思うんですよね。前半戦14話までは、あれ? これ? どれ? なるほど! ん? ってみんな一生懸命、シナプスをつなげている状態だと思うんです。後半戦は浪川くんが言ってくれたように、つながりそうなシナプシスがもっとつながったり、もっと崩れたり……といったように、色々と形を変えていくと思うので。

浪川:どうなるの最後!?

朴:わからな~い! 熱いスタッフ陣の想いに応えられるように、我々役者陣も、その都度悩みながらもやっていこうと思います。一筋縄でいくようなお話にはなっていないと思うので、最終回までぜひぜひ、謎解きというか、ひも解きというか、そういうものも感じながら見ていただきたいなと思います!


──ありがとうございました!

◆ TVアニメーション『牙狼 -紅蓮ノ月-』作品概要

毎週金曜日 深夜1:23~テレビ東京 ほかにて連続2クールで好評放送中

<放送情報>
テレビ東京 毎週金曜 深夜1:23~
テレビ大阪 毎週金曜 深夜2:10~
テレビ愛知 毎週金曜 深夜2:05~
テレビ北海道 毎週金曜 深夜1:23~
テレビせとうち 毎週金曜 深夜1:53~
TVQ九州放送 毎週土曜 深夜1:55~
スターチャンネル(BS10ch)【無料放送】 毎週金曜 20:15~
CSチャンネル・ファミリー劇場 毎週土曜 20:25~

<STAFF>
原作:雨宮慶太
監督:若林厚史
メインキャラクターデザイン:桂正和
シリーズ構成:會川昇/井上敏樹
脚本:吉岡たかを/水上清資/和智正喜/猪爪慎一/村越繁
アニメーションキャラクターデザイン:海老原雅夫
プロップデザイン:新妻大輔
ホラーデザイン:後藤伸正/久保亨
美術監督:滝口勝久
美術設定:高橋麻穂
撮影監督:浅川茂輝
色彩設計:中村千穂
CG監督:難波克毅
編集:廣瀬清志
音楽:MONACA
音響監督:久保宗一郎
音響効果:山谷尚人
音響製作:東北新社
特別協力:サンセイアールアンドディ
制作:MAPPA/東北新社
製作:東北新社

<CAST>
雷吼:中山麻聖
星明:朴璐美
金時:矢島晶子
袴垂保輔:浪川大輔
藤原道長:堀内賢雄
蘆屋道満:関智一
稲荷(三狐神):鵜殿麻由/佐咲紗花/佐藤依莉子
ほか

<THEME SONG>
●オープニング主題歌「月華」
JAM Project
●エンディング主題歌「花蓮」
三狐神囃子(大橋彩香・佐咲紗花・鵜殿麻由・佐藤依莉子)

<STORY>
豪華絢爛、雅な貴族文化が花開き、
霊的結界によって厳重に守護されし都──平安京。

しかし、その栄華の様相は日暮れとともに変貌を遂げる。都に結界を張る呪術集団・陰陽師が実際に護るのは、都市の北端中央に位置する中枢部“光宮”のみ。市井の陰には、人の魂を喰らう物の怪“火羅(ホラー)”が住み着き、平安京の夜闇を跋扈していた。

光宮の護り手が陰陽師であるように、民の護り手となる者も存在する。
闇の世界で火羅を討滅せし者──それが“魔戒騎士”と“魔戒法師”。魔戒騎士は、鎧を召還して手にする圧倒的な戦闘能力で火羅と戦い、魔戒法師は、魔導力による法術を駆使し魔戒騎士をサポートする。

魔戒法師・星明(セイメイ)に拾われ、魔戒騎士として育てられた青年・雷吼(ライコウ)は、従者の金時(キントキ)とともに、都に暮らす人々を護るため日々奔走していた。
平安京に渦巻く闇から、次々と生まれ出でる火羅。はたして、雷吼たちが立ち向かう先にあるものとは──

<OUTLINE>
【『牙狼 -紅蓮ノ月-』とは】
牙狼新生。業界の奇才たちが創生する、幻想平安絵巻、ここに始まる──。

本作は、唯一無二の独創性を様々な分野で発揮するクリエイター・雨宮慶太が生み出し、10年の歴史と独自の幻想世界観を持つ実写ドラマ『牙狼<GARO>』シリーズのアニメーション作品第二弾。前作『牙狼<GARO>-炎の刻印-』の制作中に、続編ではなく、全く新しいアニメーションとして物語を創り出そうと企画がスタートした。時代も登場人物も一新し、黄金騎士が活躍する新たな舞台は──平安の都。

メインキャラクターデザインは、雨宮と旧知の仲であり、「ZETMAN」ほか数々の話題作を生み出す人気漫画家・桂正和。美麗かつ魅力的なキャラクターデザインが作品世界を彩る。脚本陣は、歴戦&実力派の面々が集結。その中心となるシリーズ構成として、アニメーション作品だけでなく特撮作品の脚本も数多く手がける會川昇と井上敏樹が参加。監督は、作画ファンに高い評価を得る注目アニメーターであり、「グイン・サーガ」で監督を務めたアニメーション演出家・若林厚史。そして、「うしおととら」「神撃のバハムート GENESIS」など圧倒的なクオリティを誇る新鋭のスタジオ・MAPPAと東北新社が前作に引き続きアニメーションを担当する。

【『牙狼<GARO>』プロジェクトとは】
古より闇に潜み、人の陰我を喰らう魔獣“ホラー”を討滅する使命を帯び、代々受け継がれし鎧を魔界より召還して戦う者を“魔戒騎士”、そして彼らをサポートする者を“魔戒法師”と呼ぶ。魔戒騎士の中でも最高位の称号“牙狼”の鎧を召還できるのは一子相伝。血のつながりのある男性しか受け継ぐことができない――

2005年にスタートし、黄金騎士ガロを中心とする魔戒騎士や魔戒法師たちと、さまざまなホラーとの戦いを描いてきた『牙狼<GARO>』シリーズ。これまでにテレビドラマ5作、劇場版5作のほか、スペシャルドラマやスピンオフ作品なども製作され、今世紀に入って誕生した実写ヒーロー作品として人気を集めている。2014年には、シリーズ初のテレビアニメーション作品として「牙狼<GARO>-炎の刻印-」が製作された。

>>TVアニメ『牙狼 -紅蓮ノ月-』公式サイト
>>アニメ牙狼公式【炎の刻印/紅蓮ノ月】 Twitterアカウント

(C) 2015「紅蓮ノ月」 雨宮慶太 / 東北新社
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