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新劇場版「頭文字D」3作目のみどころはキスシーン!?

みどころはキスシーン!? 宮野真守さん、小野大輔さんら登壇 新劇場版「頭文字D」舞台挨拶レポ

 2016年2月6日(土)、アニメーション映画『新劇場版「頭文字D」Legend3-夢現-』がついに公開! 三部作の完結編となる本作の上映を記念して、新宿ピカデリーで初日舞台挨拶が行われました。登壇されたのは、藤原拓海役の宮野真守さん、高橋涼介役の小野大輔さん、高橋啓介役の中村悠一さん、武内樹役の白石稔さん、中智仁監督、サンジゲン代表・CGクリエイティブブロデューサーの松浦裕暁さん。本稿では、その舞台挨拶の様子をご紹介します。

 
■ 豪華ゲスト登壇!

 まずは、MCもつとめる白石稔さんが登壇。「さんざん(会場を)温めてこいと言われた」という白石さんの前説の後、宮野さん、小野さん、中村さん、中監督、松浦さんも登壇。ひとことずつご挨拶がありました。特に宮野さんと小野さんは、このLegend3の公開を楽しみにしていたと挨拶されました。

 ひとことずつの挨拶の後、あらためて今の気持ちを問われた宮野さんは、三部作として走りだした新劇場版の最終章が製作できたということ、そしてそれを見ていただけることが嬉しいとコメント。また、短いながらもできたチームワークが反映されたLegend3になっていると続けた。「スペシャルゲスト、どうぞ!」と呼びこみをしてくれた白石さんについて「今日は司会ですけど、本当は出ているんです」と話すと、「いやいや、知ってる! みんな見てるから!」と白石さんのツッコミが入り、会場の笑いを誘いました。

 Legend3でついに主人公の対戦相手として登場した小野さんに話を振ると、なぜか「えっ!」とうろたえる小野さん。気を取り直して話を始めた小野さんからは、これまでは少し俯瞰で見ているようなところがあった涼介の熱い部分を見ることができたこと、“Project D”を拓海といっしょに進めていけるかもしれないと拓海の存在を認めたことが、拓海の熱量によって涼介が変えられた部分だと思うと述べた。

 CGクリエイティブプロデューサーの松浦さんは、3部作作ることは大変なことで、やっと終わって公開できたなというのが素直な感想だとおっしゃいました。

 
■ 原作・しげの秀一先生からのコメント到着

  ここで、MCの白石さんから、原作のしげの秀一さんからコメントがあると発表! 白石さんの代読で紹介されました。

◆原作者・しげの秀一先生より
  三部作の完結に相応しい、素晴らしい出来でした。
 新劇場版新シリーズの中では、Legend3が一番好きです。
 自分が生み出した原作をこんな形で新たに表現されて、「いやー面白いんだな『頭文字D』って。」 改めて、思いました。
 この世界観は永遠だと思います。
 全スタッフの方に“ありがとう”と言いたい、感無量です。

  これには出演者のみなさまも感動した様子で、「すっごい嬉しいコメントですね!」と宮野さん。Legend1が始まった頃にはかなり緊張も大きかったようで、しげの先生のコメントを心から喜んでいる様子でした。

 
■ みどころはキスシーン!? 爆笑のキャストトーク

 さらに、拓海の成長について聞かれた宮野さん。拓海が変わったというよりもいろいろなものに気付いて、自分の中の熱いものを見付け、さらにはその後の夢までを見付けるという流れが、本当に熱かったと三部作の構成に絶賛。最後に「あと、チューしました」と話すと、会場は爆笑。「感動しました」と続け、さらに笑いを誘っていました。

 Legend3で特に印象に残ったシーンを聞かれた小野さんは、たくさんあって迷った後、「やっぱキスシーンね」と宮野さんの話に乗ると、「内田さんと赤面しながらやりました」と宮野さん。さらに、「啓介との……」と話し始めた小野さんに、弟・啓介役の中村さんが「キスシーン?」とすかさずボケて、会場は大盛り上がり。さらに、販促用のイラストの話に飛び、上半身裸だった啓介の身体について「こいつは車に乗るヤツじゃない」とその筋肉について話が広がりました。

 劇中での話に戻り、涼介がいつか自分を抜かすと感じた存在は2人いて1人は啓介だと言ったことについて小野さんが話すと、「そしたらまたまた~、つって」とさらにボケる中村さん。「一人だけ見ているものが違う」とつっこまれていました。小野さんは中村さんとの絆が見えたそのシーンが好きだと語っていらっしゃいました。

 Legend3でかわいくなっている啓介について話を振られた中村さんは、小野さんと2人での収録だったそう。啓介は外に対してと兄弟での会話が違うんじゃないかとの考察から、家に帰ってきた涼介を出迎える啓介の声がかわいくなりすぎ、「それじゃ犬だね」とNGが出た話も明かされました。

 また、拓海と兄とのバトルについては、どちらにも勝って欲しい、負けて欲しくないという気持ちがあった中、同じ場所にレースを見に来た中里(CV:諏訪部順一さん)に対してフラストレーションを感じている部分をきっちり描かなければならないと思ったと、演技への思いも語られました。

 そして、中監督。今回の見せ場は、拓海、涼介、啓介の三角関係、そして拓海と涼介のバトルがいちばんのみどころだと述べた後、「頭文字D」全体を通して、拓海がライバルと出会って成長していくことはもちろんだが、車が好きだったり、車を取り巻く人や車の文化に触れて、ライバルたちの思いを背負ってバトルする部分がみどころでもあり、表現できたと思うと自信をのぞかせました。

 松浦さんからは、まさかの「3はあんまり関わっていないんです」と驚きの告白。もちろん仕事をしていなかったわけではなく、Legend3はお話が中心になるなど話に合わせた効果を監督も調整をしてくださっていたのだと明かしました。

 
■ Project Dはここから!

 マスコミ用のフォトセッションの後、今回中心になった小野さんと宮野さんから最後の挨拶をいただきました。

 小野さんは、「頭文字D」の最終章を迎えられてとても嬉しい。涼介が拓海に「広い世界を知ってほしい」と言い、Legend3の終わりに「Project D、始動だ」と宣言することが、未来を示しているとコメント。これが終わりではなく、ここからが「頭文字D」の始まり。これからも「頭文字D」を愛して欲しい、できるだけたくさんの方に見ていただいて記憶にとどめて欲しいと締めくくりました。

 最後に宮野さんは、新劇場版「頭文字D」の話を聞いた時には驚き、緊張やプレッシャーが大きかったことを明かし、また、拓海の役をもらったときには自動車免許を持っておらず、Legend3までには間に合うようにと免許を取得したことにも触れ、キャラクタたちがすごいドラテク(ドライビングテクニック)で走るのは本当にすごいことなのだと肌で感じたのだそう。Project Dがここで終わってしまうのはとてもさみしい、最後の拓海の晴れやかで輝いた目の先を演じたいし、自分もその先を見たいと思った。今後も応援をお願いしますとの挨拶で舞台挨拶は終了しました。

 
■ 新劇場版「頭文字D」Legend3-夢現-
公開日:2016年2月6日(土)
原作:しげの秀一(講談社)
総監督:日高政光
監督:中智仁
脚本:関島眞頼
キャラクターデザイン:羽田浩二
音楽:土橋安騎夫
制作:新劇場版「頭文字D」Legend3-夢現-製作委員会
(講談社/エイベックス・ピクチャーズ/松竹/Sammy/ウルトラスーパーピクチャーズ)
制作プロダクション:サンジゲン×ライデンフィルム
配給:松竹
<キャスト>
藤原拓海:宮野真守
高橋涼介:小野大輔
高橋啓介:中村悠一
茂木なつき:内田真礼
武内樹:白石稔
中里毅:諏訪部順一
藤原文太:平田公明

<INTRODUCTION>
<解説>
そして、バトルの先にあるものは・・・?
 秋名山の藤原拓海とハチロクは今やもっとも注目される走り屋となった。FDを駆る高橋啓介は、野性的な鋭い走りで拓海に挑んだ。怪物マシン・GT-Rを操る中里毅は圧倒的なパワーで拓海に迫り、EG6の庄司慎吾はガムテープデスマッチというデンジャラスな戦いを仕掛けハチロクをクラッシュ寸前まで追い込んだ。拓海は強敵との戦いを乗り越え、走り屋として覚醒し、自分の中に闘争心が芽生えるのを感じた。『頭文字D』は平凡な高校生がひとりの男として成長する物語でもある。
 キャストはシリーズを通して、主人公藤原拓海を宮野真守。高橋涼介を小野大輔、高橋啓介を中村悠一、茂木なつきを内田真礼が演じ切る。
 拓海とハチロクのバトルは佳境を迎え、対するはFC3Sの高橋涼介。「赤城の白い彗星」と呼ばれる赤城最速の男だ。冷静沈着な理論派で、ハチロクの弱点を鋭く見抜く。ハチロク・拓海×涼介・FC3S。夢現の世界で、運命を決めるバトルの行方はいかに!?

<ストーリー>
「逃げる気はない」
 拓海は、赤城最速の男・高橋涼介とのバトルを前にして、そう呟く。拓海の脳裏には高橋涼介の姿が広がっていた。自分は走り屋ではないといい、家業の豆腐屋の手伝いで乗っていたハチロクには興味がなく、峠のバトルに熱意を示さなかった青年は自分のなかの変化に気付いていた。
 一方、高橋涼介はFC3Sの仕上げにかかっていた。彼の最終判断はマシンのスペックを下げること。340馬力から260馬力に下げ、パワーよりもトータルバランスを重視する。「屈辱だ」という涼介の口元からは笑みが消える。
 秋名の峠を舞台に、ふたりの運命を決定づける伝説のバトルが始まろうとしていた。ひとりが勝ち、ひとりが負ける。どちらが勝つのも負けるのも見たくない。その場の誰もが不思議な気持ちを抱えていた。
 公道に並んだハチロク、FC3Sの間に涼介の弟、啓介が立つ。運命のカウントダウンが刻まれる。勝負の時は拓海の未来とともに、今、走りだす!!

 
(C)しげの秀一/講談社・2016新劇場版「頭文字D」L3製作委員会


>>映画公式サイト

(C)しげの秀一/講談社・2016 新劇場版「頭文字 D」L3 製作委員会
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