その思い出は億千万！1〜6までを収録したロックマン クラシックス コレクションが発売

みなさんは『ロックマン』って覚えていますか？　そうそう、青い正義のロボット？で、悪のロボットを倒すと、その特殊武器を自分で使えるようになっていく…というアクションゲームです。

「ああ、わかる！」という方、「やりこんだよ！」という方。そして「名前は知ってるけどやったいことはない…」なんて方、朗報です。ニンテンドー3DSで昔懐かしの初代『ロックマン』〜『ロックマン6』までファミコン時代のロックマンを収録した『ロックマン クラシックス コレクション』が発売されたのです。

■懐かしすぎて涙が出ちゃいそう

ロックマンが復刻される！と聞いて、少年時代の思い出がたくさん蘇ってきます。主に辛かった（難しかった！）思い出ですが、クリアーできた時の達成感たるや……。思わず両手を高く掲げてガッツポーズを繰り出したのを覚えています。いや、本当に難しかったんですよ。

僕がプレイしたことがあるのは初代『ロックマン』から『ロックマン4』まで。当時の記憶をたどりながら再びプレイしてみました。本作では初代〜6作目までのロックマンが収録されていますが、好きなタイトルからプレイすることができ、任意のタイミングでのセーブ・ロードも可能です。



「たしか初代ロックマンはガッツマンステージから進めると、エレキマンステージでマグネットビームが取れるから……」と、28年前の発売当時に培った知識を掘り起こして進めてみたものの、スタート直後の動く足場のギミックでいきなりゲームオーバーを連発。頭じゃわかってるのですが、体が、指がまるで追いついてきません。

ゲームオーバーの山を築きつつ、なんとかボスまで辿り着いたはいいものの、圧倒的なパワーの前に瞬殺。でも、そうこうしているうちに敵の攻撃パターンがわかってきて、倒せるようになっていくのです。

そうそう、これこれ！こういった「繰り返して上手くなっていく」という感覚が楽しいんですよ！



『ロックマン2』になると、利用できる武器が増えてさらに足場になったり乗って移動できるサポートメカが登場。ボスの数が８体に増えてステージのギミックもさらに多彩になりました。画面をスクロールしたら急に極太レーザーにやられたり、ベルトコンベアーの床に翻弄された苦い記憶が蘇り、まさにその通りにやられていきます。

そして、ついに未プレイだった『ロックマン5』、『ロックマン6』にも挑戦。やはり難易度は高めなのですが、トライ・アンド・エラーを繰り返し、ボスに挑んで、クリアーして……ガッツポーズ！　今遊んでもロックマンはやっぱり新鮮で面白い！　ステージ途中にも新たなギミックや演出があったりと、難しいアクションであると同時に、どれもアクションの楽しさを伝えてくれる名作です。

■イエローデビルともう一度戦いたい！

『ロックマン クラシックス コレクション』では、さまざまなミッションから成る「チャレンジ」モードが新たに搭載されています。ボスラッシュだったり、さまざまなステージがリミックスされたチャレンジだったりと、腕に自信ありの猛者たちのための追加モードです。



「チャレンジ」モードでは、攻略の難しいボスとも気軽に戦えます。歴代『ロックマン』の中でも屈指の強ボス、体を分裂させて襲い掛かってくる「イエローデビル」を倒すチャレンジなどもあり、思わず体が震えました。ここで会ったが28年目！　イエローデビル覚悟！（たくさんやられました）

■レアな資料を見られる「ミュージアム」モード

また、「ミュージアム」モードでは発売当時のパッケージやカセットの写真、説明書をはじめ、決定稿・ラフ・広告宣材、ボスキャラクター募集の告知に至るまで。さまざまな設定資料が収録されています。



リアルタイムにロックマンシリーズを遊んでいた世代には、心の涙腺に刺さる嬉しい要素。よくこんなのまで保存されていたなぁ……と関心させられるものもあり、資料としての価値の高さを感じます。

■アクションの楽しさをすべてのゲームプレーヤーに！



初代ロックマンが発売されてから28年。その年月を経た今遊んでも、ロックマンは同じ楽しみを与えてくれます。

挑んで、やられて。でも頑張って攻略して…、そしてガッツポーズ！

当時遊んだ方も、初めて遊ぶという方も。ぜひこの機会に名作『ロックマン』シリーズに挑んでみてください。難易度は高めですがセーブ・ロード機能も搭載されていますし、昔よりももっとカジュアルに楽しむことができますよ。

『ロックマン クラシックス コレクション』は2月25日（木）より発売中です。パッケージ版は4,309円（税込）、ダウンロード版は3,590円（税込）となっています。なお、ニンテンドー3DSパッケージ版の数量限定特典として、テーマ2種類のダウンロード番号が付属し、3DSのHOMEメニューを着せ替えて楽しむことができます。

［文=小暮ひさのり］

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