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劇場版『牙狼〈GARO〉』スペシャルイベントのレポートが到着!

劇場版『牙狼〈GARO〉DIVINE FLAME』スペシャルイベントのレポートが到着! 超ディープな裏話で、大盛り上がり!

 5月21日(土)より、劇場版『牙狼〈GARO〉-DIVINE FLAME-』が絶賛公開中、21日の公開作品の中で一般客の評価が1位となるなど、牙狼ファンに限らずアニメファンにも高い満足度を獲得しております。そんな中、もっとディープに、もっとマニアックに牙狼を語りたいという要望から、林祐一郎監督ほかスタッフによるコアなトークショー付き上映イベントを5月31日(火)に開催しました。

 当日のオフィシャルレポートをお届しますので、ぜひチェックしてみてください。また、6月以降もイベント実施予定とのことで、まだまだ牙狼の勢いは止まらず、引き続き目が離せません!!

「GARO スペシャルイベント -DIVINE FLAME vol.1-」
【日時】5月31日(火)21:00~本編上映開始 上映終了後トークショー(40分)
【劇場】新宿バルト9 (シアター8)
【登壇】
監督:林祐一郎
演出:朴性厚
プロップデザイン:佐野誉幸
撮影監督:淡輪雄介
音響監督:久保宗一郎
MC:久保亨(プロデューサー)

 まずは、各スタッフが制作の過程でどのような役割を果たしているのか? 特に本作において、どのような点を重視したのかを紹介! 林監督は全体を統括する責任者であると同時に、自身で原画を描くことも。「今回、朴さんがアクション部分に関して全面的に参加してくださったので、そこは心配なかった。なので、僕はドラマ部分やキャラクターの表情、ニュアンスに集中することができました」と明かしてくれました。

 その朴さんは、絵コンテの演出、作画監督、そして自ら作画も担当していますが、林監督の言葉通り、本作ではアクション部分に注力! 特に3つの大きなアクションを挙げ「橋のシーンでのアクションでは、ゼムをどうかっこよく見せるか? 神殿でのシーンではレオンとヘルマンの共闘、親子の愛情を込めたアクションの表現、そして最後の湖でのバトルでは、監督からバイクアクションっぽいものをお願いされたので、スピード感をどうデザインするかが課題でした」と振り返りました。ちなみに、この湖のシーンでは、結果的に使用されなかったものの、林監督から「水中で戦う牙狼が見たい」というリクエストもあったという。林監督は「絵コンテは残っているので、いつか特典などでお見せできれば」と語り、ファンからは期待を込めた拍手がわき起こりました。

 また、どのようにアクションの動きをイメージし、組み立て構成していくのか? という質問に、朴さんは「映画が好きなので、マーベル作品のアクションのカメラワークなどを参考に、とりあえず実現できるかできないかは考えず、頭の中でカッコいい画面を作り上げます。絵コンテ制作で大変になるけど、淡輪マジックで何とかしてもらってます(笑)」と明かしてくれました。

 佐野さんが担当するプロップデザインとは、劇中の小道具のデザインや、その世界観を統一するポジション。『牙狼<GARO>』においては、魔戒騎士や暗黒騎士の鎧や様々な魔導具や魔導馬をデザインしているそう。様々なデザイン案を出し、最終的に採用されたものが当然、映画の中に登場するわけですが、佐野さんはこの日、決定稿の少し手前のアイディア段階のデザインをスキャンして持参してくださり説明! これにはファンも大興奮でスクリーンに映し出される、手書きの注釈やメモの文章が入った状態の画像を食い入るように見つめていました。

 撮影監督として、映像を作り上げていく淡輪さんも、スクリーンを使って実際にどのような工程で映像ができるのかを説明してくれました。林監督の手による絵コンテ、レイアウトにキャラクターや背景といった絵の素材を加えていき、さらにシーンに合わせて髪の毛のグラデーション、質感のためのモヤや光を加え、最終的な色味の調整を経て、ようやくひとつのシーンが完成!

 この細かい作業を「約1300ある全てのシーンでやってます」という淡輪さんの言葉に客席からは感嘆の声が上がる。また、TVシリーズでは画面の縦横比が16:9だったのに対し、劇場版ではシネマスコープを採用しやや横長の約21:9に! 「サイドが伸びることで、広がりや奥行きが感じられ、アクションも奥に行く動きや手前に迫ってくる動きを感じてもらえると思います」と劇場版ならではの映像についても語ってくれました。

 音響監督の久保さんは、アフレコや音楽関連の収録の責任者。今回の劇場版に関して「画がしっかりと出来上がった状態で収録ができたので、僕らにとっては『画ができてないから』という言い訳ができない状況で気合いが入りました!」と明かし渾身の仕上がりに自信をのぞかせていました。

 ファンからの質問コーナーでは、あるファンから、「鎧の召喚の映像が実写特撮版のようだった」という感想が伝えられましたが、林監督は「TVシリーズのころから、冴島鋼牙みたいなモーションをやりたいと思ってて、劇場版でそれができました」と実写シリーズへのリスペクト溢れるコメントも飛び出し、客席の熱烈なファンも林監督の言葉に嬉しそうにうなずいていました。


■劇場版『牙狼〈GARO〉‐DIVINE FLAME‐』
2016年5月21日(土)公開

<INTRODUCTION>
“守りし者”たちは、何故、戦うのか
日本を代表するクリエイター雨宮慶太が生み出したヒーロー【牙狼〈GARO〉】。ファン待望のシリーズ最新作がついに完全新作劇場版アニメーションとして登場する。それがシリーズ10周年記念作品『牙狼〈GARO〉-DIVINE FLAME-』だ。

本作はシリーズ初のアニメ作品『牙狼〈GARO〉-炎の刻印-』(2014)の4年後を描くオリジナルストーリー。平和になったヴァリアンテ王国で。黄金騎士“ガロ”=レオンとアルフォンソ王子が直面する新たな危機。そして、世界でもっとも美しいホラー(人に憑依する魔物)の誕生にまつわる悲劇。劇場版ならではのドラマチックなストーリーを、ハイクオリティなビジュアルが盛り上げる。

監督はTVシリーズ『牙狼〈GARO〉-炎の刻印-』に引き続き新鋭・林祐一郎が担当。脚本には『進撃の巨人』や『ジョジョの奇妙な冒険』など数々のヒット作を手がける小林靖子、そしてアニメーション制作は『うしおととら』『神撃のバハムート GENESIS』『坂道のアポロン』などアクション・サスペンス・ドラマなど様々なジャンルを見事に映像化してきたMAPPAが担当する。2016年5月、アニメの枠を超えた映像プロジェクトを目撃せよ―。

<STORY>
 世界の崩壊を目論んだメンドーサが、魔戒騎士たちによって敗れ去ってから4年――。戦いで死んだレオンの父・ヘルマンがヒメナとの間に残した子供ロベルトは3歳になり、黄金騎士“ガロ”=レオンは、堅陣騎士“ガイア”=アルフォンソ王子とともに平和な日々を過ごしていた。ある日、魔戒騎士を束ねる「番犬所」のガルムが2つの異変を告げる。今はなき小国バゼリアの地に、史上最も美しいホラー「ニグラ・ヴュヌス」が現れ、男は喰らい、女は顔を剥いで殺していると言う。さらにメンドーサが残した禁断の魔導具「ツィルケルの環」が使われようとしていると。「ツィルケルの環」はホラーに喰われ、魔界に落ちた人間の魂を蘇らせることが出来る道具。使われれば自然の摂理が狂い、世界が滅びてしまう。

 そんな時、ロベルトが謎の男たちに誘拐される。ロベルトを追うレオンの前に黒曜騎士“ゼム”=ダリオが現れる。レオンを、ロベルトが連れ込まれた神殿へと案内するダリオ。神殿へと向かう道中、レオンの前に姿を見せたのは、死んだはずのレオンの父ヘルマンだった。一方、アルフォンソ王子は、同じく命を受け「ツィルケルの環」を追っていた魔戒法師エマと再会する。エマ曰く「ツィルケルの環」はバゼリアの湖にあるという。

 その頃、レオン達は神殿で巨大な敵と対峙していた。必死に戦うレオン、ヘルマン、ダリオ。三人の胸中にはそれぞれ“守りし者”としての想いがあった。「ツィルケルの環」、史上最も美しいホラー「ニグラ・ヴュヌス」、そしてロベルトの誘拐。すべての謎が今、その想いと繋がり一つになる。戦いの果てにレオンが目撃する真実とは!

◆「牙狼〈GARO〉」とは
『牙狼〈GARO〉』とはクリエイター雨宮慶太が生み出したヒーロー・サーガである。2005年に特撮TVシリーズ第1期が始まり、これまでに特撮シリーズ4作、アニメシリーズ2作が制作され、劇場版・ビデオ作品も合わせると全11作が送り出された。人にとりつくホラーと、それを滅ぼす魔戒騎士・魔戒法師の戦いを描くその内容はハードで、大人向けエンターテインメントとして幅広い層の人気を集めている。

<CAST>
浪川大輔 堀内賢雄 朴璐美 野村勝人
富田美憂 小宮有紗 萩原聖人

<STAFF>
原作:雨宮慶太 監督:林祐一郎 脚本:小林靖子
演出:林祐一郎 朴性厚 キャラクターデザイン協力:武井宏之
アニメーションキャラクターデザイン:菅野利之
美術監督:工藤ただし 色彩設計:鎌田千賀子
撮影監督:淡輪雄介 CG監督:陸川励
編集:廣瀬清志 音楽:MONACA 音響効果:倉橋裕宗 音響監督:久保宗一郎
主題歌:JAM Project「刃~The divine blade~」

制作:MAPPA/東北新社 配給・製作:東北新社

2016年/日本/アニメーション/シネマスコープ/78分

■入場者プレゼントが超豪華!【オリジナル・クリアしおり】
 2週目となる5月28日(土)~6月3日(金)は【ヘルマン・ロベルト バージョン】、3週目となる6月4日(土)~6月10日(金)は【魔戒騎士バージョン】を、入場者にプレゼントします!今週末28日(土)からは、堀内賢雄演じるヘルマンと富田美憂が演じるロベルトの【ヘルマン・ロベルト バージョン】、6月10日(金)からは、彼らが鎧を纏った黄金騎士ガロ、堅陣騎士ガイア、絶影騎士ゾロ、そして新キャラクター・黒曜騎士ゼムらによる【魔戒騎士バージョン】。それぞれ週変わりで来場者に先着プレゼントとなります。

■バルト9には、期間限定で【ガロカフェ】が開催中!6/3(金)まで!
 劇場版『牙狼〈GARO〉-DIVINE FLAME-』公開記念! 新宿バルト9にあるcafe oase(10階)にて期間限定の『GARO cafe(ガロカフェ)』がオープン。『GARO cafe』では、作品オリジナルのホットサンドメニューや、劇場版『牙狼〈GARO〉-DIVINE FLAME-』の世界感が楽しめます! さらには購入者限定の特別プレゼントも! 詳細は随時、公式サイト等で発表していきます。どうぞお楽しみに!

◆新宿バルト9 期間限定カフェ『GARO cafe』
期間:5/14(土)~6/3(金)
場所:新宿バルト9(10階)「 cafe oase カフェ オアゼ」内
【平日】8:00~23:00(22:30 L.O.)
【金・土・祝前日】8:00~26:00(25:30 L.O.)

>>劇場版『牙狼〈GARO〉‐DIVINE FLAME‐』公式サイト

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(C)2016「DIVINE FLAME」雨宮慶太/東北新社
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