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新しい世界へ――『入野自由Live Tour2017』レポート

音楽活動8年間の集大成! 入野自由さんが新しい世界へ――『入野自由Live Tour2017 “Enter the New World”』レポート

 2017年1月7日(土)大阪・グランキューブ大阪 メインホール、11日、12日(木)、千葉・舞浜アンフィシアターにて『Kiramune Presents入野自由 Live Tour 2017』が開催されました。今回の公演は2015年に行われた2ndライブから、約1年半ぶりのステージ。

 ツアー最終日の千葉公演は、大阪公演(2017年1月7日(土)・グランキューブ大阪にて開催)から5日後に行われ、熱いステージが繰り広げられました。本稿では、ツアーファイナルとなる最終日の模様をお届けします。

8年の思いを歌に乗せて ツアーファイナルの幕開け!
 この日のライブは開幕のタイミングで、ステージ上の紗幕(白色の大きな幕)に、ギターを抱えた入野さんのシルエットが映ります。そして、入野さんの「行くぞ、舞浜!」というかけ声で、紗幕が降り、入野さんが登場! 光と影を使ったスタイリッシュな演出で、客席から歓声が飛び交います。1曲目は『Peppy Hopper‼』。アップテンポなナンバーでファンの心をグッとつかみ、パーティーの始まりを告げました。

 2曲目は疾走感のあるロックナンバー『Bing Bing Night』。疾走感のあるロックサウンドで、早くも会場は大興奮。レッドライトがステージを熱く照らす中、曲中の「きっと君だよ!」の歌詞のところで、入野さんが観客を指さし、ファンへサービス。その様子を見た客席のファンから「キャー!」と黄色い声が上がります。
 
 入野さんは「今日は楽しい時間を過ごしましょう。よろしく!」とまずはご挨拶。4歳から子役として活動してきた入野さん。ミュージカルソングで育ってきた入野さんは、人よりも遅れてロックを聞き始め、ここまで来たと話します。また音楽活動を始めて8年。「さまざまな方との素晴らしい出会いがあり、こんなに素敵な場所へ連れてきてもらうことができました。本当にありがとうございます!」と感謝の言葉を伝えました。

 その後は『Monster』、『流星のキミへ』、『アジサイの花束』、『Joyful』と続けて披露。熱い歌声がさわやかなメロディーに乗って会場を満たします。

入野自由が紡ぐ美しいバラードの世界
 続くMCでは、ステージと客席の距離の近さに「(観客へ向かって)できるだけ離れてもらっていいですか?」とジョークを飛ばしたり、ファンに拍手のお願いをしたかと思えば、「(拍手の)やりすぎ、やりすぎ!」と茶化したり、いたずらっ子の一面も垣間見えました。

 そして、2016年は様々なことに挑戦したと話し始める入野さん。その中で、一流と呼ばれるものに触れ、自分と比較して落ち込むこともあったと言います。そんな中、先輩たちからバラードやスローな楽曲が評価されたそう。「バラードやスローな曲が僕のひとつの個性になり得るんだと気づきまして、先輩たちの声でより確信的なものになって、もっともっと大切にしていこうと思いました」と思いを綴りました。

 MCが終わると、ピアノを効かせたスローテンポな楽曲『涙の水面』を披露。時に優しく、時に力強い歌声で繊細な音楽世界を表現。青色の照明に、足元にはスモークが現れ、幻想的な演出が入野さんの歌声に溶け込み、舞台の1シーンを観ているような感覚を見せます。

 『嘘と未来と』では切なさと温かさを歌声と指先で表し、ドラマチックに歌いあげる入野さん。穏やかなリズムの中に、入野さんの楽曲に込められた思いが歌を通してストレートに伝わってきます。ファンも入野さんの紡ぐ歌の世界に耳を傾け、酔いしれていました。

観客を魅了したダンスメドレー
 セットアップの衣装にチェンジした入野さんが4人のバックダンサーを従えて、再びステージへ。ダンスメドレーと称して『High Drive』、『Faith』など、8曲披露。バックダンサーとのタイミングもピッタリの美しく、しなやかで、力強いダンスを見せました。

 続いて、入野さんの愚痴から生まれたという楽曲『I am I』へ。ジャジーなリズムに合わせて、ラップやダンスを披露。途中、みんなで楽しもうと、客席のライトも少し明るめにして観客とセッションするシーンも。観客もかけ声や手拍子で応え、ステージと客席の距離がグッと近づきました。

入野自由が見せる新しい世界
 ダンサー紹介後は『ENTER THE NEW WORLD!』へ。ステージには「ENTER THE NEW WORLD」と書かれた巨大な電飾パネルが降りてきます。七色の光を浴び、キラキラと輝く入野さんが熱唱。ファンキーなディスコチューンに乗って、ファンのボルテージも一気に上昇。

 その後も『Crazy Love』、『HIGH FIVE』とアップテンポな楽曲が続きます。ステージで駆け回る入野さんと客席でジャンプするファンが一体になって、パーティータイムを楽しんでいました。

 ミドルテンポな『フレンズ』、『Melody』、ラストの曲『FrameとEdgeと、その向こう側』では、ファンと一緒に大合唱。会場の作り出すあたたかい風に乗って、入野さんの声が会場を駆け抜けていきます。

 MCでは、今日のライブを最後に、海外留学することが発表されたことについても言及。入野さんは「これから僕はちょっとお休みをいただいて、フラ~っとどっか行きますけど、すぐ戻ってきますから! みなさんも安心して待っていてください!」とメッセージを伝えました。

新しい世界へと進むために 旅立ちのアンコール
 会場中に「アンコール」、「自由コール」が響き渡ると、アコースティックギターを持った入野さんがステージへ再登場。ギターの弾き語りで、しっとりと歌った『朝焼け』、入野さん自身も「ここが一番の騒ぎどころだから!」と、弾けるナンバー『BANANA---BORT!』、2年前、入野さんが海外に行った時の気持ちを忘れないようにと制作された『見果てぬ世界、繋がる想い』を熱唱。

 観客も入野さんと一緒に楽曲を楽しみながら、入野さんの旅立ちに向けて、精一杯の声援を送り続けていました。こうして、全20曲を歌い切り、『入野自由Live Tour2017 “Enter the New World”』のツアーファイナルが締めくくられました。常に挑戦し続けるエンターテイナー・入野自由さん。私たちの前に帰ってきたら、新しいものを見せてくれることを期待しましょう。

[取材・文/宋莉淑(ソン・リスク)]

>>Kiramune公式HP

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