声優・内田真礼さんのライブに笑顔が咲き誇る！様々な視点で見え方が変わる2nd LIVE「Smiling Spiral」レポ

　『中二病でも恋がしたい!』の小鳥遊立花役や『俺、ツインテールになります。』のトゥアール役などで知られる声優・内田真礼さんが、2017年2月25日（土）代々木国立第一体育館にて、『内田真礼2nd LIVE「Smiling Spiral」』を開催しました。

　内田さんにとっては自身最大規模のライブ会場での開催だけでなく、2日連続公演で1万3000人を動員する快挙を成し遂げました。今回は初日25日の公演で、内田さんが至福なひと時を笑顔で表現したライブ模様をレポートします。

　

白い光が内田さんを迎え入れ、2ndライブが幕を開ける
　開演と同時に会場の照明が落とされ、オーディエンスが場内を白一色のペンライトで照らし出しました。オープニングアクトとして、Maaya Band(バンドメンバー)がバンドサウンドを掻き鳴らし、会場の温度感を高めていきます。

　音楽が終わり「内田真礼2nd LIVE「Smiling Spiral」」とタイトルコールが響き渡ると、ダンサーと共に赤色のオープンカーに乗った内田さんが姿を現しました。オープニングナンバー『Shiny drive, Moony dive』をパワフルに歌い、幸先のよいスタートを切って会場を盛り上げます。

　
「内田真礼です！　今日は最後まで楽しんでいきましょう！」とシャウトして、『クラフト スイート ハート』をホーン隊の奏でるサウンドに合わせて歌います。センターステージにスタンドマイクが用意され、マイクの前に立った内田さんは、サビでダンサーと一緒にアンサンブルで魅了し、観客に圧巻のパフォーマンスを見せました。

　ハンドマイクに持ち替えて『アイマイ☆シェイキーハート』に入ります。アップテンポのサウンドにフロアから掛け声が飛び交って、早くも会場に集まる人たちの気持ちを一つにしていきました。

　MCへ入ると「ようこそいらっしゃました！」と満面の笑みでオーディエンスを迎え入れます。メインステージに立つ内田さんは、「こんな大きなステージでライブができて、ここから見える景色に驚いています」と心境を語りました。

　
　次の曲では先ほどの赤色の衣装から、黒色の衣装へチェンジして熱いロックナンバーで観客を沸かします。間奏ではメインモニターに映る映像を駆使して、きらびやかな光景をオーディエンスの視界に飛び込ませます。

　その後、アップナンバーの『世界が形失くしても』で、フロア中をヒートアップさせました。さらに止まることなく、トロッコに乗ってファンの近くで『North Child』を歌います。後方席に座って参加するファンは、目の前に来た内田さんを前にして、さらに大きく喜びをあらわにしました。

　
　再びメインステージに戻ってくると、キレのある歌声で『創傷イノセンス』を歌い、会場を真っ赤な光に染め上げます。サビで内田さんが「誰にも触らせない」と一言放ち、観客の興奮を一気に上昇させていきました。

　一度姿を消した内田さんですが、再びステージに戻ってくると白色のワンピースにチェンジして登場。紙吹雪の舞うなかで『Moment』を歌って、穏やかな音色で観客の鼓膜を揺らします。

　花びらが舞うなかで歌う歌姫をイメージさせて、幻想的な空間を生み出していきました。曲の終盤では、アリーナに紙吹雪を舞わせるなど、粋な計らいで先ほどとは打って変わった雰囲気を見せます。

　そこから、巨大ボールが会場中に放たれるなかで、『TickTack…Bomb』を歌います。内田さんの澄んだ歌声としっとりした空間に、見る人の気持ちを心地よくさせます。さらに『5:00AM』では、先ほどの雰囲気を助長するかのように、メインステージに立って情感を込めた表情で歌い上げました。

　
「この場所で歌えることがホントに幸せ」と内田さんはMCに入るやいなや、幸せいっぱいな面持ちで話します。ロックナンバーを歌う彼女だけでなく、様々な内田さんを見ることができる、またとない機会が本ライブの見どころの一つ。

　その想いを連ねるかのように『金色の勇気』を歌い、穏やかな気持ちを感じさせます。動と静を併せ持ったセットリストに、内田さんの新たな一面が垣間見えました。

　そこから一転、和装風の衣装をまとって登場した内田さんは『モラトリアムダンスフロア』を歌います。テクノボイスと和太鼓という異色のコラボを見事にマッチングさせて、面白さを作り出しました。

　
　さらに『からっぽカプセル』『クロスファイア』と活気のある展開へ持っていき、観客と楽しさを共有します。

　
　途中で火柱が上がると、オーディエンスの感情をより高ぶらせました。間奏では、内田さんがバットを手に持ちフロアに向かってボールを打ったり、バズーカ砲を放ったりするなど、いろいろなパフォーマンスで観客を楽しませていきます。

　
　ラストスパートへ入ると、白のドレス衣装に着替えた内田さんが『Hello,1st contact!』『ギミー！レボリューション』『Smiling Spiral』とキラーチューンを放ち、ライブの勢いを最高潮まで引き上げます。そして、オーディエンスとシンガロングする場景を最後に描いて、本編の幕を下ろしました。

　しかし、ここでオーディエンスの気持ちが収まることはなく、アンコールへと突入します。ライブTシャツに着替えた内田さんは『わたしのステージ』を歌い、ライブの余韻を忘れる前にライブの空間を戻していきました。

　
　その後、MCをはさんで『高鳴りのソルフェージュ』をトロッコに乗りながら歌います。ここから内田さんは“楽しい”を全身で表現していきました。歌い切ったあとには「サイコー！」と会場に集まるオーディエンスの笑顔に対して喜びをあらわにします。

　内田さんは「みんなが求めている心に応えていくことが、今回のライブで見えたと思います」と心境を明かしました。さらに「今日までライブがどうなるか不安だったけど、私すごい幸せだって思えました。これからも私について来てくれますかー！」と少しわがままを言ってオーディエンスを煽ります。

　そして、ラストナンバーに『Hello,future contact!』をセレクトすると、会場にいる全員で歌い、ダンスを踊り、大熱狂のステージを繰り広げます。最後はステージから会場の隅々まで手を振る内田さんを前にして幕を下ろしました。今回のライブは、内田さんがみんなをリードして楽しさを伝えてくれました。次のライブではどのようなステージパフォーマンスを見せてくれるのか期待が高まります。


［取材・文／野島亮佑］

UCHIDA MAAYA 2nd Live「Smiling Spiral」 セットリスト
2月25日（土）、26日（日） 国立代々木競技場第一体育館

M-1　Shiny drive, Moony dive
M-2　クラフト　スイート　ハート
M-3　アイマイ☆シェイキーハート
M-4　Resonant Heart
M-5　世界が形失くしても
M-6　North Child　（※25日公演）
M-6　Distorted World　（※26日公演）
M-7　創傷イノセンス
M-8　Moment
M-9　TickTack…Bomb
M-10　5:00AM
M-11　金色の勇気　（※25日公演）
M-11　Life is like a sunny day（※26日公演）
M-12　モラトリアムダンスフロア
M-13　からっぽカプセル
M-14　クロスファイア
M-15　Hello,1st contact!
M-16　ギミー！レボリューション
M-17　Smiling Spiral

EN-1　わたしのステージ
EN-2　高鳴りのソルフェージュ
EN-3　Hello, future contact!
W EN-1　Smiling Spiral (26日公演のみ)

ミニアルバム「Drive-in Theater」商品情報
■内田真礼 ミニアルバム「Drive-in Theater」【BD付・初回限定盤】
品番：PCCG.01566価格：￥3,800+税

■内田真礼 ミニアルバム「Drive-in Theater」【DVD付・初回限定盤】
品番：PCCG.01567
価格：￥3,200+税

■内田真礼 ミニアルバム「Drive-in Theater」【通常盤】
品番：PCCG.01568
価格：￥2,500+税

【収録内容】
　1. 「Shiny drive, Moony dive」　
　　　作詞・作曲：田淵智也（UNISON SQUARE GARDEN）／編曲：やしきん
　2. 「モラトリアムダンスフロア」　　
　　　作詞・作曲・編曲：大石昌良
　3. 「Moment」
　　　作詞・作曲・編曲：丸山真由子
　4. 「5:00AM」
　　　作詞：内田真礼、akane／作曲：mochilon／編曲：mochilon、y0c1e
　5. 「クロスファイア」
　　　作詞：山本メーコ／作曲・編曲：黒須克彦
　6. 「Smiling Spiral」
　　　作詞・作曲：田淵智也（UNISON SQUARE GARDEN）／編曲：eba


【封入特典】（※初回限定盤のみ）
・特典ディスク（「Shiny drive, Moony dive」「Smiling Spiral」MVほか収録）
・PHOTO BOOK

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