声優
森川智之さんから極上のおもてなし!30周年記念ディナーショーレポ

人との絆を貴ぶ森川智之さんから極上のおもてなし『森川智之30周年記念ディナーショー 冬の陽の暖かさに包まれて2017』レポート

 声優界のトップリーダーであり、「帝王」と名高い森川智之さん。そんな森川さんの芸歴30周年と生誕50周年を記念したディナーショー「森川智之30周年記念ディナーショー 冬の陽の暖かさに包まれて2017 」が2017年1月29日(日)、グランドプリンスホテル新高輪~飛天にて開催されました。

 2007年のデビュー20周年記念、2012年のデビュー25周年記念のディナーショーに続いて、3度目のディナーショーということで、いつも以上にドレスアップした800名のファンが集合。また、スペシャルゲストとして、これまでの森川さんのディナーショーにも登場した三木眞一郎さん、立木文彦さんが駆けつけ、ディナーショーをお祝いしました。

開演前からファン大興奮! 森川さんからのこだわりのおもてなし
 会場へ足を踏み入れると、観客を待ち受けていたのは、ディナーショーならではのきらびやかな世界。いくつもの大きなシャンデリアと宴会場らしいゴージャスなムードを感じながら、ファンは席に着きます。

 そして、テーブル名を見て思わず笑顔に。各テーブルに森川さんがこれまでに演じたキャラクターの名前がひとつずつ書かれています。84のテーブルには、初めて主人公を演じた「Dボゥイ」(『宇宙の騎士テッカマンブレード』)から、吹替作品の代表作「イーサン・ハント」(『ミッション:インポッシブルシリーズ』)、「オビ=ワン・ケノービ」(『スター・ウォーズ・シリーズ』)、そして最新作の「吉良吉影」、「川尻浩作」(『ジョジョの奇妙な冒険 ダイヤモンドは砕けない』)まで、様々なキャラクター名が書かれていました。

 正統派プリンスやダークヒールのキャラクターが席次表に名を連ねる中、「ゆに彦」(『だめっこどうぶつ』)や「ゴーヤーン」(『ふたりはプリキュア Splash Star』)といった個性派キャラクターの名前も発見。こうしたユニークで細やかなサービスも、ファンは嬉しいものです。

 テーブルには、ディナーショーには欠かせないお料理のメニュー表も。こちらは森川さんが考えたスペシャルメニューと、メッセージ&お手製イラスト入り。メニューからも、森川さんのおもてなしの気持ちが伝わります。

 実は開演前に行われたインタビューで、ディナーショーのポイントを聞いたところ、森川さんは「肉が美味しいです!」とコメント。森川さん自ら試食し、リクエストも盛り込まれたコース料理だとお話してくれました。

ファンひとりひとりと乾杯! ディナータイムが開幕
 期待値がぐんぐん上昇する中、いよいよ開演。黒のドレッシーなスーツで登場した森川さん。胸元のコサージュには、アクセルのイラストが描かれたプレミアムリングも飾られています。

 オープニングナンバーは「JOLLY ROJER」。ハイトーンボーカルと満面の笑顔が観客の心をしっかりとつかみます。そして、森川さんが「ようこそ、お越しくださいました! ありがとうございます!」とご挨拶。ディナーショー開催の喜びと感謝の言葉を伝えました。

 続いて、森川さん自らお料理の説明するシーンも。オリジナリティー溢れるメニューは、「大漁だぁ! アクセルが釣ったスズキさんのおすそ分け」、「アクセルはお預け! 帝王が毎日食べる元気の源・極上お肉」、「帝王の甘い囁き30周年プレミアムスウィーツ」、おなじみのスペシャルカクテル「アクセルの誘惑」、「アクセルのおさんぽ」など、メニューにもこだわりが感じられます。途中、森川さんがメニューを甘い囁きで読み上げると、ファンから黄色い歓声が起こりました。

 そして、ディナーショーの見どころのひとつでもある乾杯へ。グラスを持ってステージを降りた森川さん。各テーブルを全て回り、ファンひとりひとりと乾杯していきます。ファンから「おめでとうございます!」と声をかけられると、森川さんは「ありがとうございます!」と丁寧に答え、ファンとの写真撮影にも笑顔で応えていました。

クール&キュート&コミカル! 多彩なシーンでお届けするディナーショー
 1時間半以上かけて、来場者全員と乾杯をした後は、いよいよディナーショーへ。ショートドラマからスタート! ディナーショー会場付近が舞台のコミカルなストーリーで、森川さんがナレーション、街の人、悪役、ヒーローと登場人物全員を演じていきます。ドラマ内で、森川さんがこれまで演じてきたキャラクターたちの名ゼリフが飛び出すサービスも。ファン心をくすぐる演出に、観客から歓声と拍手が送られていました。

 そして、真っ白なスーツに衣装チェンジした森川さんが登場! 「Love me tender」(『今日からマ王!』)をしっとりと歌い上げ、その甘い歌声が会場に響き渡ります。

 歌い終わると、森川さんが「ようこそ! 12位の男です!(先日TV放送された「声優総選挙2017」での森川さんの順位)」と改めて、ご挨拶。トーク中でも、かっこいいだけでなく、どうしても笑いを入れてしまう森川さんの愛らしいキャラクターで、会場の雰囲気が和んでいきます。

 今回のディナーショーの楽曲ラインナップは、森川さんが歌う数多くの曲の中から、ファンのリクエスト上位20曲。ここにも森川さんのおもてなしの心が感じられます。続いての曲は、森川さんのロックバンドBLACK VELVET(以下、ブラベル)より「Velvet sky」、「ERA」。重厚なサウンドにハイトーンボイスがマッチした楽曲が続き、会場はロックの世界へ。

 そんなロックな世界から一変。ステージにはドレスアップしたモンチッチくんとモンチッチちゃんが登壇し、森川さんの記念すべきディナーショーをお祝いに来てくれました。モンチッチのPR映像『はんそくモンチッチーズ』で、ごうちっち役を森川さんが演じ、お誕生日も同じというご縁でやってきたモンチッチたち。エプロンをつけた森川ママが彼らと一緒に、「気ままにパンダママ」(『しろくまカフェ』)をキュートに歌います。

 その後も、森川さんがナレーションと全キャラクターを演じているアニメ『神々の記』のメジェド様がステージに降臨。メジェド様が見守る中、オープニング曲「神々を讃える唄」を初披露。といっても、番組が2分のため、曲もTVサイズ用に30秒。歌い終わると、森川さんが「はい、終わりました。一瞬でしたね~」と笑います。メジェド様とアイコンタクトを取りながら、「そうですよね、メジェド様。1回じゃねぇ~」と言いながら、再び歌唱。番組では見せないハイテンションなメジェド様に、ステージ上の森川さんも思わず笑いがこぼれ、そんなメジェド様と森川さんのやりとりに客席は大爆笑でした。

 森川さんが「今まではかわいい歌や楽しい歌を歌ってきましたが、かっこいいキャラクターソングもね!」と言って、「群青を射す光」(『幕末Rock』)を熱唱。激しいロックサウンドの楽曲をパワフルに歌い上げます。

 歌唱後、森川さんは「かっこいい歌は疲れるな。もう50(歳)だから……」とテレながらつぶやき、「20、30代ぐらいの時は人生の大先輩たちを見て、50代になったら先輩たちみたいに、大人になれるかなって思ってたんですけど……なれませんでした!」と笑います。そして「そんな僕が学校(アクセルワン付属声優養成所「アクセルゼロ」)やったり、ステージで歌を歌ったりといろいろしてますけど、何か不思議ですね……」と感慨深げに語りました。

ディナーショー専用のスーツでお祝い! ディナーショー恒例のゲスト(1) 三木眞一郎さん登場
 ここで、客席後方から三木眞一郎さんが登場! 観客から拍手と声援で送られながら、そのままステージへ。森川さんの20周年記念ディナーショー、25周年記念の際にもゲスト出演した三木さん。初めてのディナーショーの際に、イタリアで作ったというスーツ(袖を通すのはディナーショーのみ)を本日も着て、登場してくれました。そんなお話から、森川さんが「これからもディナーショーをやり続けなきゃいけないですね!」と話すと、三木さんは「やり続けていただきたいです!」と熱いメッセージを送りました

 長い付き合いのおふたりは趣味の話やお仕事の思い出話に花が咲きます。そんな中、三木さんが「お誕生日と30周年、おめでとうございます!」とお祝いの言葉を伝え、代表して特大ケーキを持参。イベントなどでも、クールなイメージが強い三木さんですが、この日はハイテンションでトーク。そして、自然に笑顔がこぼれます。

 さらに、三木さんが「僕、基本はあんまり歌わない方なんですけど……」と言いながらも、ファンとともにバースデ―ソングを歌い、森川さんへハグ。森川さんも「これからも日本中の女の子たちをお世話していきたいと思います!」と嬉しそうにコメント。帝王と呼ばれ、絶大な人気を誇る森川さんらしい発言に客席から拍手が起こりました。     

 その後も、森川さんが「いつまでも友達でいてね!」と三木さんへ言葉をかけると、三木さんも「長くね!」と返し、熱い友情を確かめ合ったのでした。

「2HEARTS」復活! ディナーショー恒例のゲスト(2) 立木文彦さん登場
 続いて、客席中央に設置されたステージにて「アンジェリーク」という作品に出会ったことにより、大きなステージに立つことができたという思い出深い「ANSWER」(「アンジェリーク」)、石川英郎さんとのデュエットソング「常夜灯」(「WILD ADAPTER」)、デビュー前(アマチュアロックバンド時代)から歌い続け、大切にしている「In the SKY」を披露。すぐ近くにいる森川さんの歌声に観客も酔いしれていました。

 客席中央のステージで森川さんがお話される中、ステージ前方には立木文彦さんが登場! 森川さんとともに、音楽ユニット「2HEARTS」のスローバラード「夢のありか」をしっとりと歌い上げます。中央ステージの白い衣装の森川さんと、前方ステージの黒い衣装の立木さんが向かい合わせる形で立ち、そのコントラストがステージをいっそう華やかに彩りました。

 立木さんは「トシ~、50ちゃい(歳)、おめでとう!」とお祝いの言葉を伝え、森川さんと熱いハグを交わします。そして、立木さんから森川さんへお誕生日プレゼントのサプライズ! 明るく、気さくな立木さんが自らプレゼントを開け、今治タオルのバスローブを森川さんの肩にかけてあげるシーンも。

 そして、再びトークから歌へ。「雨音のregret」、「RED HOT ROSES」、「BLUE STEEL KNIGHT」を熱唱。ロートーンのハスキーボイスの立木さんとハイトーンボイスの森川さんが美しいハーモニーを奏でていきます。パワフルかつ、艶やかなパフォーマンスは観客を圧巻。会場は大きな歓声と拍手に包まれました。

愛は歌声に乗って 森川さんからのハートフルメッセージ
 この日のために制作された新曲「小さな幸せを」を初披露。こちらは森川さんからの愛のメッセージがたっぷりと詰まったハートウォーミングなバラード楽曲。ブルーのライトをバックに、ホワイトのニンジャーライト(球体が動きながら輝くライト。森川さんのリクエストにより使用)が星のように輝き、幻想的な世界を作り出しました。

 歌う前に、ディナーショーのタイトル「冬の陽の暖かさに包まれて」について触れた森川さん。「冬の寒い日でも、日だまりの中で暖かさを感じた時に幸せだと思えるので、そういう“ふとしたこと”が幸せに感じられる人間でいたいし、そういうステージにしたいと思いました」と語ります。また、新曲についても「小さな幸せを感じられる人間でいたいなと思って、この曲を作りました」と楽曲への思いを明かしました。

 続く、愛犬アクセル(2009年永眠)を思って作ったという「I LOVE YOU」では、笑顔で優しく語りかけるように歌う森川さん。スローテンポな楽曲でも、表情や歌い方でそのあたたかい思いが会場に伝わってきます。途中、森川さんと一緒にファンも参加し、大合唱となりました。

 ラストナンバーは、2007年のデビュー20周年記念で制作された楽曲「そっとずっと」。スローテンポなナンバーを優しく、力強く歌う森川さん。陽だまりのような笑顔がはじけ、会場を明るく照らします。歌い終わると、手を振りながらステージを退場。観客の鳴りやまない拍手とアンコールが会場中に響き渡りました。

アンコール
  森川さんが再び、ステージへ。登場しても、「ありがとうございます!」と2度声をかけても、愛のこもった拍手はなかなか鳴り止みません。アンコールナンバーは、ディナーショーおなじみの「LONG」。各座席に歌詞カードが置いてあり、ファンとともに歌い、かけ合いも楽しんでいました。

 MCで、森川さんが30年前の自分はディナーショーができるとは想像もしていなかったと話し、ひとつの役をもらうために奔走していた、ひと言セリフをもらうだけでオーディションを頑張っていたと当時のことを振り返ります。続けて、「その積み重ねがあってこそ、30年経って、こんな素敵なステージに立たせていただけた。そして、この場に立っているのも、みなさんが僕を立たせてくれていると思っています」とこの日の思いを語りました。

 さらに、「30年といっても、まだまだ通過点でまだまだやりたいこともあるし、もっともっとお芝居も上手になりたいと思っていて、もっとみなさんに「帝王すごいな、まだまだやるじゃん!」と言われたいので、今後とも末永く宜しくお願いします!」とご挨拶します。最後に「まだまだ、森川智之は、日本全国の女の子たち、男の子たち、みなさんのお世話をしていくつもりなので、覚悟しておいてください! この席は誰にも譲らない!」と宣言。拍手喝采がわき起こる中、4時間を超える記念すべきディナーショーは終演となりました。

 終演後は、会場の外で森川さんがお見送りのご挨拶。長時間のステージでお疲れの中、ファンとひとりひとりと握手をしながら、笑顔で会話する森川さん。最後まで、ファンとのつかの間の時間を楽しんでいたのでした。

展示も充実していました!
 この日は会場のロビーにて、森川さんの私物や森川さんがお送りするバラエティ番組『森川さんのはっぴーぼーらっきー』に登場したアイテムなどを展示する「森川智之ミュージアム」も開催。ファンは森川さんの等身大パネルと一緒に写真撮影を行ったり、展示アイテムをじっくりと眺めたりと、開演前から森川ワールドを堪能していました。

>>森川智之オフィシャルブログ
>>森川智之公式Twitter

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