TVアニメ『フレームアームズ・ガール』声優陣がプラモ製作シーンに共感！『PSO2』コラボも発表された制作発表会・1話先行上映会レポ

　2017年3月9日(木)、東京・スペースＦＳ汐留にて、TVアニメ『フレームアームズ・ガール』(以下、FAガール)の制作発表会・1話先行上映会が開催されました。イベントには、轟雷役の佳穂成美さんをはじめとする声優陣のほか、作品プロデューサーや監督らスタッフ陣も登壇しトークを展開しました。

　『FAガール』は、フィギュア・プラモデルメーカー「コトブキヤ」が誇るオリジナルロボットコンテンツ「フレームアームズ」を、柳瀬敬之さん(『アーマード・コア』シリーズなど)、島田フミカネ氏(『ストライク・ウィッチーズ』など)ら、超豪華デザイナー陣が美少女化したスピンアウトシリーズ。原点となるプラモデルをはじめ、コミックやドラマCD、WEBラジオなど様々なメディアミックス展開が行われており、2017年4月からは待望のTVアニメが放送開始となります。

▲佳穂成美さん（轟雷役）

▲綾瀬有さん（スティレット役）

▲長江里加さん（バーゼラルト役）

▲杉山学プロデューサー

　そんなキャスト陣のフレッシュさを前に、会場全体に和やかなムードも漂う中、第1話を先行上映が行われることに。Aパートの上映が終了したタイミングで、キャスト陣が再登壇。趣味でよくプラモデルを作っているという長江さんが、アニメの中に盛り込まれていたプラモデル製作シーンに対して、「あるある！」と共感を抱いていたことなどの感想が語られました。

　上映終了後には、本作の監督を務める川口敬一郎さんと、脚本を担当する赤尾でこさんが登場。川口監督はプラモデルなどの玩具が大好きなのだそうで、打ち合わせのために毎週コトブキヤにいくのを楽しみにしていたのだとか。

▲川口敬一郎監督

　また、コトブキヤ本社のある東京・立川周辺はアニメ『FAガール』の舞台にもなっており、第1話にもいくつかの場所が登場していたのですが、今後も作中に実在の場所が次々と登場することも明かされました。

▲赤尾でこさん（脚本）

　一方、フレームアームズ・ガールたちの楽しい日常と、その中で変化していく生活の雰囲気を大事にしながらストーリーを作っていると明かす赤尾さん。これまでプラモデルに触れる機会はあまりなかった赤尾さんだそうですが、川口監督からは「自分にないものを出してくれる」と絶大な信頼を寄せられている様子。すでに脚本は全話分完成しているそうですが、元々なかった次回予告の台詞を、収録の直前に赤尾さんに考えてもらうという無茶振りも行われているようで、毎週変化する次回予告の台詞も注目ポイントになりそうです。

　またサプライズ情報として、セガゲームスの人気オンラインRPG『ファンタシースターオンライン2』(PSO2)とのコラボレーションが決定！　ゲーム内に、本作のキャラクターである「スティレット」のコスチュームと髪型、アクセサリが初夏に配信される予定とのこと。

　『ファンタシースターオンライン2』には、TVアニメ版を本作と同じく川口監督が手掛けていたり、キャストと呼ばれるフレームアームズ・ガールたちに近いデザインの種族が登場するなどの共通点もあるのですが、突然発表された予想外の情報に、客席も大いに驚いていた様子でした。

キャスト陣が続々登場！ 村川梨衣さんからのビデオメッセージも
　その後にはメインキャストの3人に加え、山崎エリイさん(マテリア シロ／クロ役)、山村響さん(アーキテクト役)、樺山ミナミさん(迅雷役)、そして今回のイベント中に新キャストとしてサプライズ発表された阿部里果さん(フレズヴェルク役)ら、フレームアームズ・ガールを演じる面々が勢ぞろい。

▲山崎エリイさん（マテリア シロ／クロ役）

▲樺山ミナミさん（迅雷役）

▲山村響さん（アーキテクト役）

▲阿部里果さん（フレズヴェルク役）

　それぞれが演じるキャラクターの魅力を、熱い口調で紹介していく中、双子のマテリア姉妹役の山崎さんは、一人二役を演じるのは初めてだったため、アフレコ時はかなり緊張していたと明かします。そんな苦労を経て生み出されたマテリア姉妹はスタッフやキャスト陣の間でも大人気らしく、中でもクロは杉山プロデューサーにとって特にお気に入りのキャラクターになっているとか。

　意外な裏話が飛び出したのが、山村さん演じるアーキテクトに関する話題。バトルステージの中に突如出現した、特殊な境遇を持つフレームアームズ・ガールです。

　このアーキテクトには「学習モード」と呼ばれる、うんちくを語り始めるモードがあるそうですが、このうんちくは実在する様々なメーカーに協力を依頼し、専門的な情報を元に作られたこだわりの内容になっているとのこと。

　杉山プロデューサーは「アーキテクトの台詞を覚えておくと、今後の人生に役立ちます！」と自信満々の様子で、TV放送の際にも注目ポイントとなりそうです。

　提示されたお題に対して、キャスト陣が抱いたイメージを公開する「イメージ！教えてガール」コーナーも実施。「あおとフレームアームズたちの日々を漢字一文字で表すなら？」という質問では、佳穂さんと山崎さんの回答が「笑」で一致し、客席から拍手が湧き起こります。他にも、樺山さんが「寿」とコトブキヤを連想させる回答をしたり、山村さんが得意の可愛らしいイラストを回答に添えて客席を沸かせる一幕もあり、コーナーは大盛り上がりとなっていました。

　イベントの最後には、本作の主題歌を担当する声優・村川梨衣さんからのビデオメッセージが上映され、その曲名が「Tiny Tiny」となることが発表されました。一つ一つの小さな力が集まり、やがて大きな力になっていくということがテーマになるそうで、パワフルなキャラクターで知られる村川さんらしい楽曲に期待できそうです。

　美少女・ロボット・プラモデルと、まさに男の子の大好きなロマンがこれでもかと詰まっている、夢の作品といっても過言ではない『フレームアームズ・ガール』。TVアニメを視聴した後には、コトブキヤのプラモデルを作りたくなること間違いなしです！

[文／米澤崇史]

>>TVアニメ『FRAME ARMS GIRL【フレームアームズ・ガール】』公式サイト