声優
『生放送アニメ 直感×アルゴリズム♪』発表会レポート!

世界初の日中生放送アニメで、何が起こるのか!?――『生放送アニメ 直感×アルゴリズム♪』発表会レポ&直前インタビュー

8月17日(木)から放送が開始される『生放送アニメ 直感×アルゴリズム♪(以下、直アル♪)』。

生放送アニメとは、声優さんが動き(モーション)と声(CV)を担当し、それをリアルタムでCGと融合しアニメにさせるという「演劇(生の演技と声)×3DCG=生アニメ」ともいえる新しい表現。以前にも、『みならいディーバ』や『魔法少女 なりあ☆がーるず』といった、生アニメの系譜がありますが、『直感×アルゴリズム♪』は、「生アニメ」という部分で、その流れを組みつつも最新の技術をつかって挑む最新の生アニメになります。

またビジネス目線でも、ドコモとチャイナモバイルが共同で製作しており、日中で同時に生放送されるという「日本のアニメ史上初?」とも言える、新しい挑戦のタイトルでもあるんです。

参加キャストは、『マクロスΔ(デルタ)』のヒロイン「フレイア」を演じた鈴木みのりさん(キリン役)と、中国語が話せる期待の新人声優岩井映美里さん(シー役)が担当です。そんな『生放送アニメ 直感×アルゴリズム♪』配信直前発表会が、8月3日に開催されました。その様子を、レポートにてご紹介します。

 

本当に新しいモノは言葉にして伝えにくい!? 放送後、視聴者が最後に作品を作る?
発表会では、鈴木みのりさん、岩井映美里さんに加え、脚本担当の西垣匡基さんが登壇しスタート。

▲写真左より、岩井映美里さん、鈴木みのりさん、西垣匡基さん

▲写真左より、岩井映美里さん、鈴木みのりさん、西垣匡基さん

西垣さんは、本作について「日中の架け橋になるようにアイドルが成長してくアニメです。生アニメとうたっていまして、生放送やネットとの連動など、番組を構成する要素が多いんです」(西垣さん)と紹介。製作者のひとりである西垣さん本人も、チャレンジの多さや、実際に放送が始まらないと見えてこない作品の本質を実感しているようです。

声優のお二人は、ご自身が演じるキャラクターについて語ります。

「キリンは日本語を話すキャラクターで、私も中国語は全くできないのですが、最近アフレコ現場で中国語の会話の“間”が少し分かるようになってきたと思います(編集部註:岩井さん演じるシーちゃんは、逆に中国語しか話しません)。また、収録を通じてキリンの個性が私なりにみえてきた感じがします」(鈴木さん)

「中国語でのお芝居が初めてで戸惑いばかりなんです。シーは、自分に似ている部分があるので、のめり込んで芝居ができています。(横にいる西垣さんから「おっとりしているとことろか似てるよね」のコメントがあり、それにかぶせるように)それがシーです」(岩井さん)

▲左:キリン(CV:鈴木みのり)、右:シー(CV:岩井映美里/歌:シャオ・ウー)

▲左:キリン(CV:鈴木みのり)、右:シー(CV:岩井映美里/歌:シャオ・ウー)

『直アル♪』は、アイドルの成長がテーマということで、曲も用意されており、西垣さんから「6曲が用意されていて、ダンスもオリジナルで作っています。曲は、日本語、中国語それぞれ交わる形になってます。物語と連動して、彼女たちの心境を語るような場面で流れていきます」とのコメントもありました。

かなり盛りだくさんのチャレンジな要素が詰め込まれている本作、ひとしきり説明した後にも「再び、要素が多いんですよ」と西垣さん。これは、製作者にとっても「完成が見えていない」ということのような印象を受けます。とすると、アニメファンにとっても観たことのない作品になる予想と、想像もしえないドラマが発生するかもしれない予感がします。

 
生アニメのデモンストレーションは、アニメの新しい未来を感じさせる!?
引き続き、発表会では、ゼスチャークイズとして、生アニメを使ったデモンストレーションを実施。

鈴木さんと岩井さんがお題にそって体を動かし、モニターに写ったキャラクターを見ながら中国移動通信集団公司の沙躍家副総裁、咪咕文化科技有限公司の劉昕CEO、株式会社NTTドコモの中山俊樹副社長らが当てていきます。

画面上のキャラクターは、非常になめらかで、二人の細かい動きに合わせて、髪や服もなびくように動きます。糸で吊られたような一拍間があるような感じでなく、キャストとキャタクターが一体となって動くような、不思議な感じ。

動きだけでなく、モデリングも美しく、以前にみた生アニメと較べても、技術の進歩を実感できるデモンストレーションでした。

 
放送まで、いったいなにが起こるのか、本当に分からない!?
記者会見の後は、スタッフ&キャストによる囲み取材が行われました。その様子を紹介してきます。

――キャストのお二人に伺いたいですが、『直感×アルゴリズム♪』の最初の印象はどのような感じでしたか?

鈴木:最初は、ほとんど分かっていることがなくて、キリンとシーちゃんが出演すること、日中共同のプロジェクト、ボカロPさんに楽曲を提供頂くことくらいしか知らなかったです。でも実は私、小学校の時にニコ厨だったくらいボカロ好きだったので、ボカロPの方々の楽曲が歌えるのは嬉しかったですね。制作が進んだ今は、いろんな細かい部分も教えて頂いていて、楽しく収録に参加させていただいています。皆さんにも楽しみにして貰えればと思います。

岩井:プレスコ(音声を先に収録する録音方式)の収録を進めているので、「お話も本当に面白い」と思えてます。ぜひ、みなさんに追いかけて観てほしいですね。

――本作は、収録パートと生放送が混在しているとのことですが、双方のバランスはどのようになっていますか?

西垣:話にそって考えているので明確には決まってませんね。「1話良くなかったよ」と聞こえてきたら、2話で、生放送を増やして改善を反映していこうかなと思ってます。

――生アニメという事で、意見がダイレクトに届きます。キャストのお二人は、どう受け止めていますか?

鈴木:気にする部分もあるとは思いますが、私とキリンは逆境でも下から上がっていくタイプだと思います(笑)。なので、どんどん精神を鍛え上げて、頑張りたいと思います(笑)。

岩井:わからないことだらけですが、放送を楽しみにしています。

西垣:また、二人以外にプロデューサーのうさぎ「Bunny P」が参加します。声は、劉セイラさんが担当します。劉さんが、日本語をしゃべるのか、中国語をしゃべるのかは、お楽しみの部分になっていますので、番組でぜひ確認してほしいですね。

▲Bunny P(CV:劉セイラ)

▲Bunny P(CV:劉セイラ)

――プレスコも実施されているようですが、現在の完成度はどんな感じですか? あと、どんなストーリーなんでしょうか?

西垣:山は超えたかなという感じです。ただ、1話目から生の収録がありますし、始まるまでは安心できないですね。ストーリーは、アイドルの成長の物語が軸になっていますね。ライブを目指して頑張っていく感じです。

――本編の生放送パートでは、どんな事をしていくかんじなんですか?

西垣:視聴者がやってほしいことを制限時間内にやっていきます。例えば、「タカシ」と呼んで欲しいと言われれば、放送中に「タカシ」って呼びます(笑)。アニメジャパンのステージにもあった、対決などもやっていきます。

――では最後に、番組でみなさんが楽しみにしていることはなんでしょうか?

西垣:エゴサーチをして番組を作っていきますので、終わるまでどんな番組になるか解らないというところですね。それこそ最後に、いまでは全然想像してない台本を書いているのではと思ってます。その部分は楽しみですね。

鈴木:今、プレスコが終わりかけているんですが、そこで掴んだキリンを生放送で表現できるかが楽しみです。

岩井:(生放送が)どういう風になるのかワクワク感もあります。中国語の生パートで日本語を「絶対出さないように!」と言われていて、それがちょっと怖いんです(笑)。でも、楽しみです。

本編の放送は、2017年8月17日(木) 21:00 (日本時間) より生配信開始予定! どんな展開になるのか、注目ですね!

作品概要
■『直感×アルゴリズム♪』

8月17日(木) 21:00-21:30
直感xアルゴリズム♪ 第1話

>> 直感×アルゴリズム♪ - ニコニコチャンネル


<キャスト>
Kilin(キリン):鈴木みのり
Xi(シー):岩井映美里/歌:シャオ・ウー
Bunny P:劉セイラ

<スタッフ>
監督・構成・脚本:池浦さだ夢(男肉duSoleil)、西垣匡基(ヨーロッパ企画)、大歳倫弘(ヨーロッパ企画)
キャラクターデザイン:KEI
制作プロデューサー:副島義貴、劉維、永松正、町田裕孝
制作ディレクター:田向太郎
CG・アニメディレクター:向井慎太郎
振付:池浦さだ夢
企画協力:上田 誠(ヨーロッパ企画)
絵コンテ:穴山里枝子
楽曲プロデューサー:池田俊貴
番組制作:㈱セガ・インタラクティブ(Powered by DL-EDGE)

>>公式サイト
>>公式Twitter(@algorithm_jc)

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