声優
芹澤 優さん2ndミニアルバムに込められた「意志」とは/インタビュー

2ndミニアルバムに込められた芹澤優の「意志」――『only you? only me!』発売記念インタビュー

2012年11月に声優とアイドルのハイブリッドユニット「i☆Ris」のメンバーとしてデビュー以降、声優としても、アイドルとしても大活躍してきた芹澤優さん。今年、2017年4月には、太田雅友さん(SCREEN mode)のプロデュースによるミニアルバム『YOU&YOU』をリリースして、ソロデビュー。11月29日には、2枚目のミニアルバム『only you? only me!』をリリースします。

i☆Ris加入前からの夢だったソロでの活動もスタートして約半年。アイドルとしての輝きをさらに増している中、リリースされる2枚目のミニアルバムには、どのような思いが込められているのか? さらに、その先にある大きな目標とともに、お話を聞いてきました!

 

「芹澤 優の意志」がすごく感じられる1枚
──2ndミニアルバム『only you? only me!』は、どのようなアルバムになりましたか? 全体のコンセプトなども教えて下さい。

芹澤 優さん(以下、芹澤):今回のアルバムは、私が好きな私のいろいろな部分を出せたアルバムになっていて、全体に「芹澤 優の意志」みたいなものがすごく感じられる1枚になったと思います。

タイトルも私が考えたんですよ。1stアルバムのタイトルは『YOU&YOU』だったのですが、「you」という言葉をもうちょっと付けようかなと思って。使い勝手が良いですし(笑)。

アルバムのタイトルは、私のありのままの姿を表したものが良いなと思ったのですが、私は「チョイわがまま」が通常運転なので。「優だけを見てよ」という私のわがままなところを入れたタイトルになりました。

1曲目の『PRINCESS POLICY』の歌詞にも「オンリーユー」という言葉は入ってくるんですよね。歌詞の「私だけ見て」は、「私だけ見ないと許さないよ!」という感じではなくて、「優だけ見てニャン♪」みたいな感じです(笑)。

 
──ジャケットやMVの猫耳の衣装も可愛いですね。

芹澤:『PRINCESS POLICY』をイメージした衣装なので、オサレカンパニーさんには、黒とピンクでレースを使った感じの可愛らしさとロックな雰囲気が両方ある衣装をお願いしました。

最初に頂いたデザインでは、猫耳ではなくベレー帽だったんですよ。でも、もう少しパンチが欲しいなと思って……。ちょうど、『PRINCESS POLICY』の振り付けも猫ダンスだったし、「猫耳なんてどうですかね?」って提案したら、「可愛いと思います」と言ってもらえて、猫耳になりました。

ただ、自分で提案はしたものの「さすがに猫耳は、ちょっとイタいかな……」という気持ちもあったんです(笑)。

でも、やっぱりインパクトが欲しいなとも思ったし、猫耳って、私の中ではすごくアイドルっぽいイメージがあって。ジャケ写で猫耳を付けた声優さんはいるのかなと思って調べたら、いなかったんですよ。


──だったら、やるしかないと?

芹澤:はい。声優であり、アイドルであることが私の良いところだと自分で思っているので。ピンク、レース、猫耳とか、私の思うアイドルのイメージをギュッと詰め込んだ衣装になりましたね。



「こういう詞にして下さい」というオーダーを自分で書いた
──収録された各曲への思いや制作時のエピソードなどを教えて下さい。ちなみに、曲や詞に関して、芹澤さんから提案したことは、あったのでしょうか?

芹澤:曲に関しては、前回のアルバムと同様、太田さんから候補として出してもらった中で「この曲が良いです」みたいな形で選ばせていただきました。

でも、歌詞に関しては、全曲「こういう詞にして下さい」というオーダーシートのようなものを自分で書かせていただいて。作詞家の方にお渡ししました。

1曲目は、前回の(1曲目の)『Voice for YOU!』同様、「まさに芹澤 優ってこうだよね!」って、お客さんにも納得してもらえるような曲になっていたら良いなと思っていて。歌詞も芹澤 優っぽい歌詞にして下さい、とお願いしました。それで、できたのが『PRINCESS POLICY』です。

男の子がちょっとドキッとしちゃうような感じもありつつ、「もちろん私? 当然だよね!」とか、「褒められたい“PRINCESS”」とか……。


──最初の数フレーズだけでも、「芹澤 優さんの曲だ!」と思いました(笑)。

芹澤:芹澤って感じしますよね(笑)。あと、私の中で王道が『Voice for YOU!』だったので、『PRINCESS POLICY』は、メロディーも含めて、ちょっと違う変化球な感じになったら良いなと思いました。

 
──「CD+Blu-ray版」に収録されている『PRINCESS POLICY』のMVについても教えて下さい。どんな映像になっているのですか?

芹澤:猫耳を付けて、猫ダンスを踊っている芹澤の他に、オサレさんが撮影当日に作ってくれたリボンの髪飾りを付けたプリンセスの芹澤も出てくるんです。

プリンセスの私は、狼の執事を2人従えていて。お紅茶を飲ませてもらったり、2人にイタズラを仕掛けたり、ドヤ顔したり(笑)。お姫様だけど、ちょっとイタズラっぽい感じです。

そんな2人の私が出てくるんですけど、少し物語みたいになっていて。閉じていた本が開いたところからMVが始まり、閉じたところで終わるんです。狼が出てくるし、童話みたいな雰囲気もありますね。


──スタジオで髪飾りを作るというのもすごいですね。

芹澤:私が「猫耳だと、お姫様じゃないなあ」とちょっと言ってたら、オサレさんが作って下さったんです! ありがたいですよね。それも、すごく可愛い感じになって、テンションが上がりました。

 
ライブでみんなと盛り上がれる曲を前回よりも多く
──2曲目の『お願いWeekend』についても教えて下さい。

芹澤:ファンの人って、ライブでは汗水垂らして、熱くなりながら応援してくれているんですけど。平日には、パソコンをカタカタしながらお仕事したり、バイトをしてたりといった日常があって。

きっと、その日常があるからこそ、ライブとかの一瞬が楽しいんだろうなと思うんですね。その何となく過ごす日常に馴染む曲になるような歌詞を書いていただきました。

曲調はちょっと昭和テイストですけど、みんながまったり聴きながら「週末、ライブでセリコに会いたいな」と思ってくれたら良いなという気持ちと、私の「週末のライブで早くみんなに会いたいな」という気持ちの両方を入れた曲です。


──3曲目の『ハウ?トゥ!パーティー☆』は、またガラリと曲調が変わりますね。

芹澤:テーマではないんですけれど、今回のアルバムで1つ意識していたのがアップテンポのライブ映えする曲、ライブでみんなと盛り上がれる曲を前回よりも多くしたいということだったんです。この『ハウ?トゥ!パーティー☆』は、まさにそういう曲。

私は、i☆Risの活動もあって、声優の活動もあってという状況なので、今年もそんなにたくさんはソロのライブができなかったんですね。来年は、もっとソロでいろんなライブに出て行きたいし、その中でお客さんの盛り上がり方とかも固まっていけば嬉しいんですけど。

そんなに何度も何度もライブができない中、パッと聴いただけで、「ここに掛け声を入れられるな」とかイメージできる曲は欲しいなと思っていたんです。

前回の『Voice for YOU!』もそうだったんですけど、聴いてすぐに盛り上がれるような曲です。


──お客さんとの掛け合いをイメージした曲で、狙い通りのリアクションがあれば、気持ち良いでしょうね。

芹澤:嬉しいですよね~。今回は発売日の4日後がもうライブなので、みんなの真価が試されます(笑)。

でも、「Yeah! Yeah! Yeah!」とか、「叫んじゃえ! (叫んじゃおう!)」とか掛け合いになる部分はすごく多いですけど、難しくはないようにしてもらったので、わりと簡単に、一緒に盛り上がってもらえると思います!

 

「冬」「バラード」「ラブソング」の組み合わせは最強
──4曲目の『今夜も月がきれい』は切ないバラード曲ですね。

芹澤:この曲は、TRUEさんが作詞をして下さって、ありがたかったですね。実は、自分でも作詞をやりたいなと思って、1コーラス、詞を書いたんです。でも、やっぱり自信もなくて……。ソロ活動では、自分が納得したものをみんなに聴いて欲しいなと思ったので、自分で書いた詞は止めにして、TRUEさんに書いていただきました。

その詞の内容が深くて最高で、お願いして良かったなと思いましたね。『今夜も月がきれい』というタイトルは、夏目漱石が「I love you」を「今夜も月がきれい」って訳したという逸話があると聞いて、最高に素敵だな、めっちゃ情緒あるなと思って。

しかも、私、『満月をさがして』(種村有菜の漫画で、テレビアニメ化もされた)が好き過ぎて、この業界に入ったくらいなので、お願いをしたわけでもないのに、「月」をタイトルに入れてくれるなんて……。「もうTRUEさんハグ!」みたいな(笑)。なんで分かっちゃったんだろうって、超嬉しかったです。

「粉雪」とか季節的な言葉も入っている中で、私の好きなお月様もあって、切ないラブソング。「冬」「バラード」「ラブソング」の組み合わせは最強というのが自分の中にあるし、かなりこだわって、レコーディングもさせていただきました。一番、何度も歌った曲だと思います。

 
──ディレクションがあって歌い直したのではなく、芹澤さん自身の希望で歌い直したのですか?

芹澤:私のこだわりで、「もう1回、歌って良いですか?」と何度もお願いして、歌わせていただきました。やっぱり、ラブソングって共感がすべてだと思うんですよね。

だから、感情が入っていないのも嫌だけど、あんまり感情を爆発させ過ぎても、「おお……そんなに好きか……」みたいにちょっと引かれちゃうし(笑)。そのバランスがすごく難しかったです。

こういう切な苦しいバラードを歌うのは、実は初めてかもしれないなと思っていて……。あ、i☆Risだと『Defy the fate』はそういう感じなんですけど、ソロだとまた感覚も違って。程良い感情の震えみたいなものを良い感じに曲に乗せたくて、こだわりました。

 
私はライブが本当に大好きなんだと痛感
──5曲目の『No Regulation』は、また一転してロック調の曲ですね。

芹澤:小学校、中学校時代に私が感じていたことを徒然と詞にしてもらった曲です(笑)。「ゲージ」は教室で、「ルール」は校則、「大人」は先生、みたいな。

別に私はヤンキーではなかったんですけれど。学校のルールとかに縛られる感じ、みんな同じ制服を着て、整列させられて、とかは、ずっと息が詰まるなと感じていたんです。

そういう気持ちを思い出しながら、長い文章を書いて送ったら、こんなに素晴らしい歌詞にしていただきました。松井五郎さんには、前回のアルバムでも書いてもらったんですけど(『Imaginary』の作詞を担当)、さすがのセンスというか。まさに、これが歌いたかったという感じの詞になっています。


──芹澤さん、学生時代は、変装して学校に通っていたそうですね。

芹澤:それは高校時代なんです(笑)。高校の時には、もうこの『No Regulation』の時期を越えていて。他人の目とか気にするのを止めて、「声優になる!」って感じだったから、全然苦しくなかったんです。

でも、小学校、中学校の頃には、「みんなと一緒にしなくちゃ。ちゃんとルールは守らなくちゃ。……でも、守りたくない!!」みたいなバトルが自分の中であったんです。その頃の気持ちがまさに、この『No Regulation』で、絶対に共感してくれる人はいると思います!


──最後の曲『パラレルスターズ』についても教えて下さい。

芹澤:以前から古屋真さんの歌詞がすごく好きで、今回初めてお願いさせていただいたら、快く書いて下さいました。私、今年はいろいろなことをインプットしようと思って、アイドルさんのライブのDVDを買って観たりしているんですけど。

「これが最後に来るとアガるよね」みたいな、ライブの最後にやる定番曲ってあるじゃないですか。この『パラレルスターズ』がそういう曲になったら良いなと思っています。

詞も「次のライブまでの会えない時間、寂しい気持ちにならないで待っててね」みたいな内容にしてもらいました。「手と手が天に星を振りまくように 振って 振って」という手を振れる歌詞もあるので、ファンの方と一緒に踊って、楽しく終われる1曲になったら良いなと思いました。個人的に、一番たくさん聴いてる曲です。


──ソロ活動を経験した上での2枚目のミニアルバムということで、曲作りの中でも、ライブを意識したところが多かったようですね。

芹澤:このアルバムができあがってみて、やっぱり私はライブが本当に大好きなんだなって痛感しました。「ライブで楽しいように」とか、「ライブではっちゃけられるように」とかを、無意識だったのですが、制作段階からすごく考えていたので。

 
バースデーライブでは、みんなにプレゼントを用意!?
──12月3日には、バースデーライブ『Yu Serizawa 23rd Birthday Live ~#Love Letter~』が開催されます。どんなライブになるのか、もうイメージはできていますか?

芹澤:セットリストは決まっているので、こんな風になるだろうなというイメージはできてきました。去年のバースデーライブでは、アンコールの時にソロデビューを発表したので、ライブをちゃんと見せないと、ファンの皆さんにソロデビューすることを納得してもらえないだろうなってずっと思っていて。ある種、けっこうびびっていたし、ちゃんとやらなきゃという焦りみたいなものも強かったんです。

でも、今回は、そういう気持ちではなくて……。私は、自分の良さって、次に何をしでかすか分からない感じかなと思っているので。ファンのみんなと、ワクワクできるような空間を、もっと心から楽しんで、一緒に作れたら良いなと思っています。

演出も、飽きないように、曲ごとにいろいろと凝った演出をやらせていただいたりとか。前回のステージも派手だったんですけど、今回も派手な感じに作ってもらっています。


──去年のバースデーライブでは、ソロデビューの発表や、芹澤さんの憧れの存在である平野綾さんがゲストとして登場するなどのサプライズがありましたね。

芹澤:今年も考えていることはあるんですけど……。あと、ファンのみんなにもプレゼント……って、言えるのかどうかは分からないですけど、楽しいことを用意しているので、楽しみにしていて下さい。絶対に、みんなが「え!?」ってなると思います。


──楽しみにしています。楽しみと言えば、今年はバースデーライブの日が誕生日当日ですね。

芹澤:すごく嬉しいです! 去年の誕生日当日は、1人で焼肉を食べに行ってたので(笑)。twitterにも上げましたけど、あれ、マジなんですよ! 今年は、みんなと過ごせると思うと安心です(笑)。

 
こんなソロアーティストになりたいというものが見えてきた
──ソロデビューから約半年が過ぎましが、それ以前と今とでは、心境の変化などはありますか?

芹澤:ソロ活動することが決まってから、1stが出る頃までは、かなり焦っていたというか……「ちゃんと数字を残さなきゃ」とか、「ダメだったら、全部、芹澤のせいだ」とか、頭の中がけっこう「ワー」ってなってたんです。

でも、1stが出てからの半年くらい、いろいろな合同ライブとかに出させて頂いた中、ソロで歌っているアイドルで、こんなにもステージ上を走り回って、飛んで跳ねて、びちょびちょになるまで汗をかくみたいな人は、意外とそんなにいないんじゃないかなと思ったんですよ。

そういった、破天荒みたいな感じが自分の良さかなと感じているし、きっとファンのみんなもそんな私を待っているんじゃないかなって思うんです。

だから、ちゃんとやることも大事だけど、それよりも「芹澤、次は何すんの?」みたいなところとか、「ステージのあっちにいると思ったら、こっちにいる!」みたいな感じを大事にしたいです。

みんなをわくわくさせるためにも、まずは自分のわくわくを大事にしようという気持ちに、最近やっと変わってきました。ちょっとずつですけどね。

 
──ずっとソロデビューしたいと言ってきて、それが実現したわけですが。実際にソロ活動をする中で、感じたことも多かったのですね。

芹澤:たぶん、それまでソロ活動をした過ぎてせいで、「ソロ活動したら、やってやるぞ!」と意気込み過ぎて。最初は、自分で「こうしなきゃ」って空回りしていたところもあると思います。今は、やっと、こんなソロアーティストになりたいというものが見えてきた気はします。


──その理想のソロアーティストを言葉にすると?

芹澤:自分がアイドルであり声優であることは、すごく大事にしていて。「声優アーティスト」になっちゃダメだなとは思っています。「ソロアイドル」であることも、自分の中の前提として絶対に大事にしたいです。

今回の衣装の透け感とか、猫耳とかは、アイドルっぽいかなと思うし。ライブで汗だくになるのも、アイドルの好きなところなので。そういうところも大事にしていきたいです。

アイドルでもあるし、声優でもある。そこを大事にしながら、あっちこっちから良いところを吸収して、私のイメージする「芹澤 優」という1人の存在になれたらなって思います。

 
私は、観られたい意識の塊みたいな存在
──ソロ活動をしている喜びを特に強く感じるのは、どんな瞬間ですか?

芹澤:お客さんが私しか観てないなって感じた瞬間です(笑)。グループだと、私が目の前にいるのに、あっちばっかり観ちゃってるなんてことは全然あって。「まあ、サイリウムが私の色じゃないですもんね!」みたいな(笑)。合同ライブとかでも、みなさん、いろいろなところを観ていますし。

でも、ソロのステージでは、みんな私しか観てないじゃないですか。私、観られたい意識の塊みたいな存在なので、すごく快感です(笑)。


──みんなに観てもらえることで、さらにパフォーマンスを向上させたい、というモチベーションも湧いてきますか?

芹澤:はい。観られているという意識は、絶対に悪い方には働かないと思うので。もっともっと可愛くなろう、とか。今度は、こんなことをしちゃうぞ、みたいな気持ちになります。

 
──声優としての活動と、i☆Risとしての活動に、ソロでの活動も加わって、きっとますます忙しくなったと思うのですが。意識の切り替えなどは上手くできるようになりましたか?

芹澤:全然ダメです! すごく下手っぴだなと思います!! だから最近、初心に返って、手にメモをしています(笑)。「あの声優雑誌の写真をチェックする」とか「ソロのあの曲を練習する」とか書いてます。

携帯とかにメモしていても、そのアプリとかを開かないと見ないじゃないですか。だから、手の甲が最強だなと思って、めっちゃメモしていますよ。まだ情報解禁されてないアニメのこととかは書かないように気を付けながら(笑)。


──すごくアナログな方法で意外でした(笑)。

芹澤;そうしないと、切り替え下手だから、忘れちゃうんです。アイドルに没頭してると、声優でやらなきゃいけないことを忘れちゃうし、声優に没頭してると、アイドルのことを忘れちゃう。良く無いことなんですけどね。

 
絶対にソロで武道館を埋める。埋めるまでは辞めない
──これまで、グループでも、ソロでも活動してきて。芹澤さんが最終的に目指すアイドル像とは、どんなアイドルですか?

芹澤:誰かが目標というのは無いんです。私は「最強の芹澤 優」になりたいので(笑)。「最強の芹澤 優」になるために、今、「ちょっと良い感じの芹澤 優」が頑張っているところなんですよね。とにかく、いろいろなことをインプットするのは止めないで、良いと思ったことを「芹澤 優」に付け足していって。ものすごい「芹澤 優」になれたらなと思います。具体的には……そうだなあ……まず絶対にソロで武道館を埋める! というか、私、埋めるまでは辞めないと決めてるんですよ。

昔、パパに「声優になれなかったら、大学に行っといた方が良いかな」と相談した時、「声優になれないって、いつ決まるの?」って言われたんです。


──芹澤パパ、カッコ良い!

芹澤:たしかに、自分が辞めなければ、できなかったとは決まらない。パパ、すごく良いこと言うなと思いました。それに、i☆Risでの武道館ライブがすごく楽しかったから、どうしても、またあの場所に行きたという気持ちもあります。

i☆Risでデビューした頃の気持ちを、もう一度、自分に落とし込むじゃないですけど。武道館というのは、自分の中での絶対の約束だと思っています。

あとは、学校の教室で話題に挙がる存在になりたいですね! 教室の中って、トレンドじゃないですか。だから、「いつも変なことしてるよね」とか、「また、そんなことするんだ!」とか思われる、みんなを飽きさせない存在になれたらなと思います。

 
──最後に、芹澤さんにとって、アイドルとして一番大事なことは何ですか?

芹澤:一番大事なこと……めっちゃ悩むなあ……。でも、やっぱり、自分であることじゃないですか? 声優は役とかがあるけど、アイドルをやっている時だけは、誰のマネもしたくないし、誰とも一緒になりたくない。自分の思ったことを嘘偽りなく言いたいし……。結局、いっつもそんなことばっかり言ってるんですけどね(笑)。

[取材・文・撮影/丸本大輔]

リリース情報
タイトル:「only you? only me!」
発売日:2017年11月29日(水)
CD+Blu-ray 4,500円(税抜)/ CD 2,300円(税抜)

「only you? only me!【CD+Blu-ray版】」には
「PRINCESS POLICY」Music VideoとOff Shot Movieが収録♪

★SCREEN modeの太田雅友氏プロデュース!
★茅野しのぶ氏(オサレカンパニー)が手掛ける衣装にも注目♪

▼CD+Blu-ray盤
◆収録内容
【CD】 全6曲収録
M1.PRINCESS POLICY
M2.お願いWeekend
M3.ハウ?トゥ!パーティー☆
M4.今夜も月がきれい
M5.No Regulation
M6.パラレルスターズ

【Blu-ray】
・ 「PRINCESS POLICY」Music Video
・ 「PRINCESS POLICY」Off Shot Movie

アニメイトオンラインショップでの購入はこちら


▼CD only盤
◆収録内容
【CD】 全6曲収録
M1.PRINCESS POLICY
M2.お願いWeekend
M3.ハウ?トゥ!パーティー☆
M4.今夜も月がきれい
M5.No Regulation
M6.パラレルスターズ

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