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『三ツ星カラーズ』結衣役・高田憂希さんインタビュー│高田さんに母性を与えたOP主題歌「カラーズぱわーにおまかせろ!』とは!?

OP主題歌「カラーズぱわーにおまかせろ!」は高田に母性をくれた曲です!(笑)――TVアニメ『三ツ星カラーズ』結衣役・高田憂希さんインタビュー

2017年1月より放送開始のTVアニメ『三ツ星カラーズ』。本作は、結衣・さっちゃん・琴葉の小学生3人組による正義の組織「カラーズ」が、平和な上野の平和を守るため日夜(嘘、夕方まで)、街を駆け回る月刊電撃コミック大王で連載中の作品です。

結衣役に高田憂希さん、さっちゃん役に高野麻里佳さん、琴葉役に日岡なつみさんが決定しており、監督は河村智之氏、制作をSILVER LINK.が担当します。

アニメの放送開始まで2か月を切った本作ですが、この度、結衣役の高田さんにインタビューを敢行! 高田さんが演じるキャラクターや原作漫画の魅力をはじめ、応援番組『天才!カラーズTV』でのエピソード、OP・ED主題歌の収録の感想など、様々なお話を伺いました!

カラーズの3人は“ジャンケン”のような関係
――まずは高田さんが演じている「結衣」についてお聞かせください。

高田憂希さん(以下、高田):結衣ちゃんは心優しくて、素直なところが魅力的なキャラクターです。本作に登場する警察官・斎藤さんにも「(3人の中で)こいつだけはマトモで逆にやりづらい」って思われていたり(笑)。

アフレコ時には皆さんに「こんな子が欲しいな」と思ってもらえるよう、意識しながら演じています。

――結衣の役づくりや演技面で特に意識されたところはありますか?

高田:結衣ちゃんは泣き虫だったり臆病者だったりするところがあるんですけど、3人の中ではツッコミ役に回ることが多くて。

――作中では「なんでさー!」というツッコミが印象的ですよね。

高田:「なんでやねん!」という強いツッコミをする子ではなく、いつも「なんでさー!」という疑問交じりなんですよね(笑)。結衣にしかできないような、特殊なツッコミ方を表現するのが難しかったです。

強くなり過ぎても、弱くなり過ぎてもツッコミとして成立しないので、そのバランスを調節しながら演じました。

――既にアニメのアフレコも始まっているそうですが、収録現場の雰囲気はいかがでしょう?

高田:まりんか(高野さん)と、なっちゃん(日岡さん)とは応援番組「天才!カラーズTV」で一緒だったので、現場はすごくアットホームな雰囲気ですね。

あとはスタッフさんたちの愛がとにかく濃くて(笑)。例えば一緒に食事をしている時にも『三ツ星カラーズ』の話が出てきたり。本当にこの作品を好きな人が携わってくださっているので、こちらとしてもすごく演じやすい現場です。

――たしかに、アフレコに先駆けてに収録していた「天才!カラーズTV」の段階で、関係値が出来上がっている印象を受けました。

高田:特に3人の掛け合いのテンポが重要な作品なので、番組のおかげでお互いの間合いを把握できたり、キャラクターと似ている部分を感じることができました。そういう意味でも演じやすく温かい現場です。

――原作コミック『三ツ星カラーズ』を読んだときの印象はどうでしたか?

高田:「上野に行きたい!」と思いました(笑)。もう3人娘がとにかく可愛くて! 読んだだけで心が和やかになるというか、ほのぼのとした気持ちになりました。

――アフレコも始まっていることから、原作を何度も読み返しているかと思います。きっとその度に新たな発見があると思いますが、作中でお気に入りのエピソードはありますか?

高田:私は「弱点さがし会ぎ」(原作第1巻 第8話)の回が好きです。3人の中では、さっちゃんが周りをかき乱す人だと思っていたのに、「わりと結衣も振り回す側に立てるのでは……?」という新しい可能性を感じました(笑)。

カツヲ先生(『三ツ星カラーズ』著者)が以前、カラーズの3人は「ジャンケン」のような関係だという話をされていて。結衣はさっちゃんに弱い、さっちゃんは琴葉に弱い、琴葉は結衣に弱いという関係になっているんですよ。

ちょうど良いバランスで3人が成り立っているんだと感じられたのが、「弱点さがし会ぎ」の回だったんですよね。それと同時に「こんなに琴葉って取り乱したりするんだ」という新たな一面も発見できたので、読んでいて楽しかったです。

「もしかすると、将来は上野に移住するかもしれません」本作の聖地・上野の魅力とは
――アニメに先駆けて、応援番組「天才!カラーズTV」も放送・配信されました。秘密基地を作ったり駄菓子を食べたり、上野で遊んだりと、様々な企画に挑戦されていましたが、こちらを振り返ってみていかがでしょう?

高田:めちゃくちゃ自由な現場でしたね(笑)。「だるまさんがころんだ」や「おままごと」から始まり、童心に返るような楽しい企画をやらせていただきました。3人で一緒に何かをすることが、純粋に楽しかったですね。

そもそも、アニメが始まる前から作品に関する動画を作る機会は、なかなかないですよね。そういう意味では、本作にすごく力を入れていただいていると思います。

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――そんな「天才!カラーズTV」の中で、お気に入りのエピソードはありますか?

高田:スタッフさんが不忍池でボートを一生懸命漕いでいる様子を、私たちが高見の見物するという回があって、それは観ていて心が痛みましたね(笑)。

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――(笑)。

高田:あとは上野の摩利支天 徳大寺で、人生初の祈祷をさせていただいたのが印象に残っています。実際にお札を持って帰らせていただいたんですけど、スタッフさんがそのお札をアフレコブースに毎回持ってきてくださるんですよね。特に第1話のアフレコでは、私たちの席のすぐ隣に置いてあったりして(笑)。

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――かなり本格的に祈祷されていましたよね。

高田:そうなんですよ。なかなか映像だけでは伝わらないと思うんですけど。空気を切り裂くような音がしたりと、迫力がありました。

――上野の街の印象はいかがでしょう?

高田:本作の中でも描かれている通り、すごく温かい街だと思いました。商店街など歩いていたら、みなさん楽しそうに食事をされていたり、人と人との距離感が近い印象を感じましたね。

この作品に関わってからは、プライベートでも上野に行くようになったんです。街を歩くだけでもゆっくりした時間が流れているような気がして、本当に素敵な場所だと思います。もしかすると、将来は上野に移住するかもしれませんね(笑)。

楽しい仕掛けが散りばめられた“オモチャ箱”のような楽曲

――OP主題歌「カラーズぱわーにおまかせろ!」の収録を終えた感想をお願いします。

高田:カラーズらしさが前面に出ていて、めちゃくちゃ可愛い曲です。曲を聴いたり歌詞を読んでいると、3人の様子が頭の中に浮かんでくるような気がします。

――高田さんからご覧になった楽曲の聴きどころはどこでしょう?

高田:3人が掛け合っているような雰囲気がとても魅力です。カラーズが上野だけじゃなく、自分の街にいたら嬉しいと思うような歌詞が詰め込まれています。「カラーズぱわーで  なんとかしようっ」といった気持ちが湧き上がってくるような歌詞です(笑)。



――歌詞のパート割りもテンポが良く、まさに3人で仲良く一緒に歌っている印象でした。お気に入りのフレーズなどはありましたか?

高田:2番の「オトナって元気かな 元気じゃない コドモは元気だ じゃあさ ぜんぶおまかせて? カラーズはつよい!」という部分です。最初に聴いた時、何だか泣いてしまって(笑)。

「子どもたちはこんなに純粋に物事を捉えて……!」と(笑)。わが子がいたらそっと抱きしめたい、高田に母性をくれた曲です(笑)。

――なるほど、見出しが決まりましたね(笑)。

高田:それぐらいこの3人のやり取りが可愛いんですよ!(笑) 大人はこの曲を聞いて、どう感じるんだろうという(笑)。

――大人の方にこそ聴いていただきたいですね。続いてEDテーマ「ミラクルカラーズ☆本日も異常ナシ!」について、レコーディングを終えた感想をお聞かせください。

高田:めちゃくちゃ楽しい曲です! 良い意味でEDという感じがしないと言いますか、とても明るくて、3人らしい曲だと思います。早口の部分は大変でしたけど、そういった部分もカラーズっぽいと思いました。



――3人が駆けていくような気がしますよね。

高田:歌詞の部分も「チューチューカブリラ」とか「エクストラバージンオイル」など、本作に出てくるワードが含まれていて、作品にピッタリな曲だと感じていました。難しかったんですけど、歌っていて楽しかったです。

――曲調もどこかジャズのようなテイストも盛り込まれていて、聴いていると楽しくなります。

高田:お洒落ですよね。曲の最後の方では「ボヨヨン♪」といった、面白い音が響くんです。曲全体が一つのおもちゃ箱だと思えるような、楽しい仕掛けが散りばめられているところが素敵だと思いました。

――そんなED主題歌でお気に入りのポイントはありますか?

高田:2番の「おはよう、おやすみ、くりかえして みんなと毎日 笑いながら おとなになるまで 時間はたっぷりあるよ」という歌詞です。これから先、本当にキラキラしている未来を思わせてくれるような、子どもらしい歌詞なんですよね。

だから、あえてここに深い意味を問いたくないような気もします(笑)。「大人になるまで時間がたっぷりあるんだから、遊ぼうよ!」っていう話じゃないですか。こういった時間こそ大切というか、意外とかけがえのない物だったりすると思うんです。

中高生で言うところの、青春のようなものが入っている気がして好きですね。「大人なんて分かりません!」という気持ちで歌いました!

――最後にアニメの放送と、ユニット活動を楽しみにしているファンの皆さんへ一言お願いします。

高田:原作を読んでくれた方はお気づきだと思うんですけど、TVアニメ『三ツ星カラーズ』はただただ癒しの時間です(笑)。大人になれば嫌なこと、辛いことがたくさんあると思うんですけれども……そんなことを全く知らない子どもたちを、見たいとは思いませんか?(笑)

ひたすらに楽しく、友達と遊んでいた子どもの頃を思い起こしてくれるような作品になっているので、ぜひ放送を楽しみに待っていて下さい。

また「カラーズ☆スラッシュ」というユニットで、主題歌を歌わせていただきました。OP・EDともに、心がウキウキするような楽曲に仕上がっています。とっても可愛くて楽しい曲なので、そちらも聞いていただければ嬉しいです!

一緒に小学生になりましょう!(笑) どうぞよろしくお願いします!

――ありがとうございました!

[インタビュー・編集/鳥谷部宏平 文/島中一郎]

TVアニメ情報
TVアニメ『三ツ星カラーズ』

<イントロダクション>
上野の公園にひっそりと佇むアジト。そこにいるのは3人の小学生の女の子たち――。
そう、彼女たちこそ上野を守る正義の組織「カラーズ」!
結衣、さっちゃん、琴葉の3人は今日も平和な上野の平和を守るため、日夜(嘘、夕方まで)街を駆け回るのである!

<放送情報>
2018年1月より放送予定

<原作>
タイトル:「三ツ星カラーズ」
原作:カツヲ(「月刊コミック電撃大王」連載(毎月27日発売))

<メインキャスト>
結衣:高田憂希
さっちゃん:高野麻里佳
琴葉:日岡なつみ

<メインスタッフ>
監督:河村智之
シリーズ構成:ヤスカワショウゴ
キャラクターデザイン:横田拓己
アニメーション制作:SILVER LINK.

>>公式サイト
>>「カラーズ☆スラッシュ」公式サイト
>>公式ツイッター(@3boshi_anime)

(C)2017 カツヲ/KADOKAWA アスキー・メディアワークス/三ツ星カラーズ製作委員会
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